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Oracle® Fusion Middleware Oracle Site Studio Contributorの使用
12c (12.2.1)
E70068-01
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10 ネイティブ・ドキュメントの操作

Contributorを使用してWebページを作成および編集する以外に、独自のサードパーティ・アプリケーション(Microsoft Wordなど)を使用してネイティブ・ドキュメントを作成および編集できます。Oracle Site Studioでは、これらのドキュメントは、Webサイト上に他のWebページとともにシームレスに表示されるWebページに変換されます。

次の項では、Oracle Site Studio Webサイトでのネイティブ・ドキュメントの使用について詳細に説明されています。

10.1 ネイティブ・ドキュメントについて

ネイティブ・ドキュメントとは、Microsoft Word、ExcelまたはPowerPointなどのサードパーティ・アプリケーションで作成されたドキュメントのことです。このようなドキュメントは、それを作成したアプリケーション(ネイティブ・アプリケーション)で表示および編集することが意図されています。通常、これらのドキュメントはWebページとして表示することはできません。

Oracle Site Studio Contributorは、コントリビュータ・データファイルと同様に、ネイティブ・ドキュメントをコントリビューション・リージョンに割り当てます。ただし、コントリビュータ・データファイルがWebページですぐに表示できる(XMLで作成されているため)のに対して、ネイティブ・ドキュメントはHTMLに変換してからWebページに含める必要があります。

Oracle Site Studioでは、変換エンジン(Dynamic Converter)を使用してドキュメントを変換し、Web表示可能レンディションにします。この処理では、Dynamic Converterで設定されたルールまたはテンプレートが、Oracle Site StudioのWebサイトに自動的に適用されます。

サイトでネイティブ・ドキュメントを使用する理由は、いくつかあります。1つは、組織で用途が異なるドキュメントを追加できるためです。たとえば、人事部門の方針ドキュメントや開発部門の製品仕様を追加して、2つのバージョンのドキュメントを作成することなく、これらのドキュメントをWebサイトの一部にできます。

また、Microsoft Wordなどの特定のアプリケーションに習熟しているため、サイトのコンテンツをそのアプリケーションで編集することが望ましい場合もあります。編集後、ドキュメントを保存して閉じるのみでHTMLに変換され、サイトにすぐに表示されます。

10.2 ネイティブ・ドキュメントの要件

Oracle Site Studio Webサイトでネイティブ・ドキュメントを使用するためには、コンテンツ・サーバーでDynamic Converterが構成および実行されている必要があります。サイト設計者やサイト・マネージャがあらかじめこれらのステップを完了しておく必要があります。

また、ネイティブ・ドキュメントに適切なメタデータが割り当てられ、チェックインされて、サイトの一部として認識されている必要があります。詳細は、「ネイティブ・ドキュメントのメタデータ」を参照してください。システム管理者に問い合せることもできます。

10.3 ネイティブ・ドキュメントのメタデータ

ネイティブ・ドキュメントの場合は、チェックイン時に割り当てられるメタデータを制御できることがあります(Oracle Site Studio Contributorによってメタデータが割り当てられることが多いコントリビュータ・データファイルとは異なります)。このことは、特に、コンテンツ・サーバーまたはDesktop Integration Suiteクライアント上のチェックイン・ページを使用して、ネイティブ・ドキュメントをサイトに追加する場合に当てはまります(「コンテンツ・サーバーを使用したネイティブ・ドキュメントのチェックイン」を参照)。

メタデータ値は、サイトを移動、バックアップまたは公開したり、レポート生成に使用する場合に特に重要となります。これらの値は、Oracle Site Studioに対し、ドキュメントがサイトに属していることを通知します。

メタデータ・フィールド 定義
Webサイト コンテンツ・サーバーのOracle Site Studio Webサイトを特定します。
Webサイト・セクション コンテンツ・サーバーのOracle Site Studio Webサイト・セクションを特定します。
Webサイト・オブジェクト・タイプ Oracle Site Studio Webサイトでのファイル・タイプを特定します。

ネイティブ・ドキュメントをチェックインするときは、「Webサイト・オブジェクト・タイプ」として「ネイティブ・ドキュメント」を選択します。


以下の点に注意する必要があります。

  • ドキュメントをWebサイトの動的リストに表示するには、前述のメタデータの他に、カスタム・メタデータ値の入力が必要となることがあります。詳細は、サイト設計者またはサイト・マネージャに問い合せてください。

  • Oracle Site Studio Contributorの機能を使用してネイティブ・ドキュメントをWebサイトに追加する場合は、これらのすべてのメタデータ値が自動的にドキュメントに割り当てられます。ネイティブ・ドキュメントを別の方法(たとえば、コンテンツ・サーバーのチェックイン・ページやDesktop Integration Suiteクライアント)でチェックインした場合は、このメタデータがドキュメントに割り当てられるようにする必要があります。詳細は、「Webサイトへのネイティブ・ドキュメントの追加」を参照してください。

  • ネイティブ・ドキュメントのWebサイト・メタデータおよびWebサイト・セクション・メタデータを更新するには、コンテンツ・サーバーでそのネイティブ・ドキュメントのコンテンツ情報更新ページを開き、いずれかのメタデータ値の横にある「参照」をクリックし、目的のWebサイトまたはWebサイト・セクションを選択します。

10.4 Webサイトへのネイティブ・ドキュメントの追加

Oracle Site Studio Webサイトにネイティブ・ドキュメントを追加するには、いくつかの方法があります。最も使いやすい方法を選択できます。この項では、Webサイトにネイティブ・ドキュメントを追加するためのいくつかの方法について説明します。ただし、設計者がサイトをどのように設定したかに応じてサイトが異なることがあるため、ネイティブ・ドキュメントを追加する方法がまったく異なる場合があります。

この項の内容は次のとおりです。

10.4.1 Webページへのネイティブ・ドキュメントの割当て

Webページに割り当てることによって、ネイティブ・ドキュメントをWebサイトに追加できます(より具体的には、ページ上のコントリビューション・リージョンに割り当てます)。これは、ページにコントリビュータ・データファイルを割り当てる場合と同じく、コントリビューション・グラフィックを使用して行います。

詳細は、「コントリビューション・リージョンへのコンテンツの割当て」を参照してください。

10.4.2 リンク作成時のネイティブ・ドキュメントの追加

Contributorでネイティブ・ドキュメントへのハイパーリンクを作成することによって、Webサイトにネイティブ・ドキュメントを追加できます。Contributorでハイパーリンクを作成するときに、リンクの作成と、リンクが指すファイル(リンクのターゲット)の作成の両方を同時に行うことができます。

詳細は、「コンテンツ・サーバーにおける既存のファイルへのリンクの作成」を参照してください。

10.4.3 動的リストへのネイティブ・ドキュメントの追加

ネイティブ・ドキュメントを(設計者がサイト上に設定した)動的リストに追加して、Webサイトに追加できます。動的リストは、コンテンツ・サーバーで検索を実行し、その検索に一致するすべてのファイルをWebページに表示します。その結果、ページに、アイテムのリストとそれぞれのリンクが表示されます。

ネイティブ・ドキュメントを動的リストに追加する場合、次のいずれかの方法を使用してドキュメントをチェックインできます。

10.4.4 コンテンツ・サーバーを使用したネイティブ・ドキュメントのチェックイン

Oracle Site Studio Contributorには、Webサイトに新規および既存のネイティブ・ドキュメントを追加するオプションがありますが(「Webサイトへのネイティブ・ドキュメントの追加」を参照)、コンテンツ・サーバーで従来の方法の1つを使用してネイティブ・ドキュメントをチェックインした方が簡単な場合があります。次のものが必要となります。

  • コンテンツ・サーバーのチェックイン・ページ

  • Desktop Integration Suiteクライアント

  • コンテンツ・サーバーのフォルダ機能

ただし、これらのいずれかの方法を使用してドキュメントをチェックインする場合は、ネイティブ・ドキュメントのメタデータがWebサイトおよび動的リストで使用されるメタデータと一致することを確認する必要があります(「ネイティブ・ドキュメントのメタデータ」を参照)。


注意:

コンテンツ・サーバーへのアイテムのチェックインの詳細は、コンテンツ・サーバーのユーザー・マニュアルを参照してください。

10.5 ネイティブ・ドキュメントのオープンと編集

Webサイトにネイティブ・ドキュメントを追加した後は、1つずつドキュメントを開いて編集できるようになります。ネイティブ・ドキュメントの作業方法は、Oracle Site Studio Webサイトでも、それ以外の状況でもほぼ同じです。

主要な違いは、ドキュメントがWebサイトに格納されていること、したがってコンテンツ・サーバーに格納されているということです。このため、ドキュメントをその場所から開き、その場所に保存する必要があります。また、(スタイルを使用する場合は)スタイルの使用方法が多少異なり、リンクの作成方法も多少異なります。

Oracle Site Studio Webサイトからネイティブ・ドキュメントを開いて編集する方法は、Contributorを使用してコントリビュータ・データファイルを開いて編集する方法と同じです。また、コンテンツ・サーバーおよび各種のアドオン・コンポーネントを使用して、ネイティブ・ドキュメントをチェックアウトおよび編集することもできます。

Oracle Site Studio Contributorを使用してネイティブ・ドキュメントを開いて編集

これらの手順に従うと、Contributorは開かず、最初にファイルの作成に使用されたアプリケーションでネイティブ・ドキュメントが開きます(たとえば、.docファイルはMicrosoft Wordで開きます)。この方法でドキュメントをチェックアウトすると、ドキュメントを保存するたびに、リビジョンがコンテンツ・サーバー内に作成されます。ドキュメントを閉じると、リビジョンがコンテンツ・サーバーにチェックインされます。

コンテンツ・サーバーを使用してネイティブ・ドキュメントを開いて編集

Oracle Site Studio Contributorで使用可能な機能を使用する以外にも、コンテンツ・サーバー・インタフェースおよび各種のアドオン(Desktop Integration Suiteやフォルダ機能など)を使用して、ネイティブ・ドキュメントを開いて編集できます。

このためには、これらの製品で概説されている、コンテンツ・アイテム(この場合はネイティブ・ドキュメント)をチェックアウトし、開き、チェックインするための一般的な手順に従うのみです(「コンテンツ・サーバーを使用したネイティブ・ドキュメントのチェックイン」を参照)。Oracle Site Studio Contributor機能の使用時に通常行うようにサイトを参照するのではなく、コンテンツ・サーバーでネイティブ・ドキュメントを検索する必要があります。


重要:

コンテンツ・サーバーを使用してOracle Site Studio Webサイトを参照するときに、.xml、.hcsp、.js、.cssなどの拡張子が付いた馴染みのないファイルが表示されることがあります。これらのファイルはWebサイトにより使用されるもので、コントリビュータが編集することはできません。通常、自分で編集できるファイルは、.doc (Microsoft Word)、.xls (Microsoft Excel)、.ppt (Microsoft PowerPoint)など既知の拡張子が付いたファイルのみです。

10.6 ネイティブ・ドキュメントでのスタイルの使用

ネイティブ・ドキュメントを使用すると、ドキュメントのコンテンツの書式設定や編集の自由度が大幅に高められます。このことには長所と短所があります。ネイティブ・ドキュメントは制限なく編集できます。新しいフォントやフォント・サイズを導入したり、行間隔を大きくすると、作成されるWebページの外観が、同じサイトの他のページと異なってきます。

このような事態を避けるため、サイト設計者は、ドキュメントがWebページに変換されるときにHTMLタグにマップされるスタイル名を設定できます(このようなマッピングは、ドキュメントの変換に使用されるDynamic Converterテンプレートに実際に保存されます)。

この場合、ドキュメントのコンテンツを手動で書式設定するのではなく、ドキュメントにスタイルを適用します。

図10-1 Microsoft Word 2003のスタイル・メニュー

図10-1の説明が続きます
「図10-1 Microsoft Word 2003のスタイル・メニュー」の説明

たとえば、タイトル、本文およびフッターのスタイルを、HTMLやカスタマイズされたカスケード・スタイルシートに含まれる、対応するタグにマップできます。このようなスタイルを使用するかどうか、および使用方法については、サイト設計者やサイト・マネージャと調整してください。

10.7 ネイティブ・ドキュメントでのハイパーリンクの作成

ネイティブ・ドキュメントに対する作業のタスクの1つとして、ハイパーリンクの作成があります。ハイパーリンクには、別のWebサイト、作業中のサイトの別のセクション、別のWebページなどを指定できます。

ネイティブ・ドキュメントでのハイパーリンクの作成は、Contributorでのハイパーリンクの作成とは異なります。Contributorでは、リンク・ウィザードを使用します。このウィザードを使用することで、ハイパーリンクの作成プロセスがガイドされ、作成可能な異なるタイプのリンクが示されます(「リンク・ウィザード」を参照)。

ネイティブ・ドキュメントでは、そのドキュメントに関連付けられているアプリケーションで使用できる方法でリンクを作成します。たとえば、Microsoft Word 2003では、「挿入」をクリックした後「ハイパーリンク」をクリックし、リンク先のアドレスを入力して「OK」をクリックします。プロセスは、プログラムによって異なる場合があります。ここではネイティブ・ドキュメントでのリンクの作成方法を説明するのではなく、リンクに値として指定する内容(アプリケーションでは、リンク・アドレス、URLまたはターゲット・ファイルと呼ばれます)について説明します。

Webサイトの別の場所にリンクを作成するには、次の3通りの方法があります。

10.7.1 リンクに対してパスベースのURLを使用します。

パスベースのURLは、Webアドレスを読み取る簡単な方法です。通常、ドメイン名(mywebsite.com)の後にスラッシュ(/)、セクション名(news)、ファイル名(news1.htm)が続きます。

パスベースのURLを使用するには、次のタスクを実行します。

  1. Webブラウザを開き、リンクのジャンプ先となるWebサイトの場所を参照します。

  2. Webブラウザのアドレス・バーに表示されるアドレス(「http://www.mywebsite.com/news/」など)をコピーします。

    図10-2 Webブラウザのアドレス・バー

    図10-2の説明が続きます
    「図10-2 Webブラウザのアドレス・バー」の説明

  3. ネイティブ・ドキュメントのハイパーリンクにこのアドレスを貼り付けます(Microsoft Word 2003での例については、図10-3を参照)。

    図10-3 Microsoft WordでのURLベースのリンク・ターゲット

    図10-3の説明が続きます
    「図10-3 Microsoft WordでのURLベースのリンク・ターゲット」の説明

  4. ハイパーリンク機能を閉じ、ドキュメントを保存します。

ハイパーリンクでは、完全パスのかわりに相対パス(「../products/myfile」など)も使用できます。ただし、サイトの別の場所でネイティブ・ドキュメントを再使用する場合、その場所ではリンクが動作しないことに注意してください(これは、ドキュメントの場所に応じて相対パスが変わるためです)。

ファイルにリンクを作成するとき、ファイルのコンテンツIDと格納場所がわかっている場合は、サイトにアクセスしなくてもWebアドレスを予測できます。Webサイトのアドレス(「http://www.mywebsite.com」など)の後にスラッシュ(/)、セクション(「News」など)、スラッシュ(/)、コンテンツID (「NewsID」など)の順に入力します。完全なアドレスは、次のようになります。

http://www.mywebsite.com/news/NewsID

10.7.2 リンクでのOracle Site Studio Contributorトークンの使用

パスベースURLのかわりに、Oracle Site Studioに備えられているssLINKという特殊なトークンを使用することもできます。このトークンを使用すると、Webサイトの詳細やドキュメントの格納場所を知らなくても、別のドキュメントへのリンクを容易に作成できます。このトークンは、Webブラウザにページが読み込まれるときに、実際のWebアドレスに解決されます。

Oracle Site Studio Contributorトークンを使用するには、次のタスクを実行します。

  1. ネイティブ・ドキュメントのハイパーリンクを開きます。

  2. まずssLINKと入力し、その後にスラッシュ(/)、ドキュメントのコンテンツIDを続けます。したがって、コンテンツIDがMyDoc1というドキュメントの場合、次のように入力します:

    ssLINK/MyDoc1
    

    図10-4 Microsoft Wordでのトークンベースのリンク・ターゲット

    図10-4の説明が続きます
    「図10-4 Microsoft Wordでのトークンベースのリンク・ターゲット」の説明

  3. ハイパーリンク機能を閉じ、ドキュメントを保存します。

このようにリンクを作成すると、ドキュメントはそのドキュメントのxWebSiteSectionメタデータ・フィールドに定義されているWebサイトのセクションに表示されます。特定のセクションにドキュメントが表示されるようこの設定を変更する場合は、ssLINKトークンに目的のセクションのIDを追加し、その後にドキュメントのコンテンツIDを続けます。

たとえば、コンテンツIDがMyDoc1であるドキュメントへのリンクを作成し、そのリンクをIDが23のセクションに表示する必要があるとします。この場合、次を使用します:

ssLINK/23/MyDoc1

サイトの別のセクションへのリンクを作成するときにも、ssNODELINKトークンを使用できます。そのためには、リンク先のセクションのIDを知っている必要があります。たとえば、IDが23のセクションへのリンクを作成するには、次のように入力します。

ssNODELINK/23

セクションまたはWebサイトのIDを確認するには、コンテンツ・サーバーでコンテンツ・チェックイン・ページを開き、Webサイト・セクションの横にある参照をクリックします。「Webサイト・セクションの選択」ウィンドウで、目的のWebサイトを選択し、各セクションの横にあるカッコで囲まれたIDを確認します(図10-5)。

図10-5 セクションまたはWebサイトのID

図10-5の説明が続きます
「図10-5 セクションまたはWebサイトのID」の説明

10.7.3 リンクに対してクライアント側のJavaScriptを使用します。

パスベースのURLおよびOracle Site Studio Contributorのトークンにかわる手段として、クライアント側JavaScriptを使用してリンクを構成できます。このオプションは単純性と直観性に最も優れているというわけではありませんが、リンクがOracle Site Studio Contributorの以前のバージョンおよびそのバージョンで作成したWebサイトと互換性のあるものになります。(詳細は、サイト設計者またはサイト・マネージャに問い合せてください)。

クライアント側JavaScriptを使用するには、次のタスクを実行します。

  1. ネイティブ・ドキュメントのハイパーリンクを開きます。

  2. まずjavascript:linkというテキストを入力し、その後に開きカッコ、一重引用符、ドキュメントのコンテンツID、一重引用符、閉じカッコおよびセミコロンを続けます(これはJavaScriptの構文です)。したがって、コンテンツIDがMyDoc1というドキュメントの場合、次のように入力します:

    javascript:link('MyDoc1');
    

    図10-6 Microsoft WordでのJavaScriptベースのリンク・ターゲット

    図10-6の説明が続きます
    「図10-6 Microsoft WordでのJavaScriptベースのリンク・ターゲット」の説明

  3. ハイパーリンク機能を閉じ、ドキュメントを保存します。

このようにリンクを作成すると、ドキュメントが格納先のWebサイトのセクションに表示されます。これを変更し、ドキュメントが指定のセクションに表示されるようにする場合は、そのセクションのIDをネイティブ・ドキュメントのコンテンツIDに追加します。たとえば、コンテンツIDがMyDoc1というドキュメントへのリンクを作成し、IDが23のセクションにドキュメントが表示されるようにするとします。この場合、次を使用します:

javascript:link('MyDoc1','23');

サイトの別のセクションへのリンクを作成するときにも、javascript:nodelink構文を使用できます。そのためには、リンク先のセクションのIDを知っている必要があります。IDが23のセクションにリンクする場合は、次の構文を使用します。

javascript:nodelink('23');

セクションまたはWebサイトのIDを確認するには、コンテンツ・サーバーでコンテンツ・チェックイン・ページを開き、Webサイト・セクションの横にある参照をクリックします。「Webサイト・セクションの選択」ウィンドウで、目的のWebサイトを選択し、各セクションの横にあるカッコで囲まれたIDを確認します。