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Oracle® Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの管理
12c (12.2.1)
E67377-02
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4 Oracle WebCenter Portalの管理対象サーバーとアプリケーションの起動および停止

この章では、アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーを再起動する方法について説明します。Fusion Middleware ControlまたはWLSTを使用して行った、WebCenter Portal構成のほとんどの変更は、動的ではありません。変更を有効にするには、管理対象サーバーを再起動する必要があります。たとえば、バックエンド・サーバーの接続詳細を変更する場合は、アプリケーションの管理対象サーバーを再起動する必要があります。例外もあります。ポートレット・プロデューサおよび外部アプリケーションの登録は動的です。登録した新規ポートレット・プロデューサや外部アプリケーションは、アプリケーションで即座に使用可能になります。既存の接続に対して行った変更も即座に有効になります。

この章の内容は次のとおりです。

すべての起動および停止操作は、Oracle WebLogic Server管理コンソールからも実行できます。『Oracle WebLogic Serverサーバーの起動と停止の管理』のサーバーの起動および停止に関する項も参照してください。

注意:

Fusion Middleware ControlまたはOracle WebLogic Server管理コンソールを使用して、管理サーバー、管理対象サーバーおよびWebCenter Portalを起動および停止する前に、ノード・マネージャを実行している必要があります

あるいは、管理サーバーまたは管理対象サーバーを、startWeblogic.shまたはstartManagedWebLogic.shスクリプトをそれぞれ使用してコマンド行から起動できます。

権限

この章のタスクを実行するには、Oracle WebLogic Server管理コンソールでWebLogic ServerのAdminまたはOperatorロールが付与されている必要があります。

「管理操作、ロールおよびツールの理解」も参照してください。

4.1 ノード・マネージャの起動

Fusion Middleware ControlまたはOracle WebLogic Server管理コンソールを使用して、管理サーバー、管理対象サーバーおよびWebCenter Portalを起動および停止する前に、ノード・マネージャを実行している必要があります

startNodeManager.shを使用してノード・マネージャを起動する方法の詳細は、『Oracle WebLogic Serverノード・マネージャの管理』のノード・マネージャの使用に関する項を参照してください。

4.2 WebCenter Portalアプリケーションがデプロイされる管理対象サーバーの起動および停止

この節の内容は以下のとおりです。

4.2.1 Oracle WebCenter Portal管理対象サーバー

Fusion Middleware ControlまたはWLSTを使用して行った、WebCenter Portal構成のほとんどの変更は、動的ではありません。変更を有効にするには、アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーを再起動する必要があります。

管理対象サーバーを起動または再起動すると、その管理対象サーバーにデプロイされているすべてのアプリケーションは自動的に起動します。詳細は、表4-1 も参照してください。

表4-1 Oracle WebCenter Portal管理対象サーバーおよびアプリケーション

管理対象サーバー アプリケーション

WC_Portal

webcenter (WebCenter Portalアプリケーション)

webcenter-help (WebCenter Portalオンライン・ヘルプ)

analytics-collector (分析)

WC_Portlet

portalTools (OmniPortlet)

wsrp-tools (WSRPツール)

pagelet-producer (ページレット・プロデューサ)

WC_Collaboration

owc_discussions (ディスカッション・サーバー)

注意:

この項では、表4-1 に示すWebCenter Portal管理対象サーバーを起動および停止する方法を説明します。他のコンポーネントの管理対象サーバーを起動および停止するには、次を参照してください。

  • Oracle WebCenter Content管理対象サーバーは、『Oracle WebCenter Contentのインストールと構成』を参照してください

  • Oracle SOA Server管理対象サーバーは、『Oracle SOA SuiteおよびBusiness Process Managementのインストールと構成』を参照してください

管理対象サーバーに特定の起動順序はありませんが、複数の管理対象サーバーを起動する必要がある場合は、WebCenter Portalがデプロイされている管理対象サーバーを最後に起動することをお薦めします。

4.2.2 管理対象サーバーの起動と停止

Fusion Middleware Controlを使用してWebCenter Portal管理対象サーバーを起動、停止または再起動する手順は次のとおりです。

  1. Fusion Middleware Controlにログインします。
  2. 「ターゲット・ナビゲーション」アイコンをクリックし、「ターゲット・ナビゲーション」ペインで、「WebLogicドメイン」を開きます。
  3. 「wc_domain」を開き、起動または停止する管理対象サーバーを選択します(図4-2 )。

    管理対象サーバーのホームページが表示されます。

    図4-1 管理対象サーバーのホームページへのアクセス

    図4-1の説明が続きます
    「図4-1 管理対象サーバーのホームページへのアクセス」の説明
  4. 「WebLogic Server」メニューから:
    • 管理対象サーバーを起動するには、「制御」→「起動」を選択します。

    • 管理対象サーバーを停止するには、「制御」→「停止」を選択します。

    図4-2 管理対象サーバーの起動または停止

    図4-2の説明が続きます
    「図4-2 管理対象サーバーの起動または停止」の説明

    あるいは、「ターゲット・ナビゲーション」ペインで管理対象サーバーの名前を右クリックして、管理対象サーバーのメニュー・オプションにアクセスします。

コマンド行ツールを使用してWebCenter Portal管理対象サーバーを起動または停止するには、『Oracle Fusion Middlewareの管理』のOracle WebLogic Serverインスタンスの起動および停止に関する項を参照してください。

4.3 WebCenter Portalアプリケーションの起動および停止

Fusion Middleware ControlからWebCenter Portalを起動、再起動および停止する操作は簡単です。

あるいは、WLSTを使用することもできます。

Oracle WebLogic Server管理コンソールを使用してWebCenter Portalを起動することもできます。詳細は、『Oracle Fusion Middlewareの管理』のOracle WebLogic Server管理コンソールの表示に関する項を参照してください。

注意:

アプリケーション構成を変更したら、WebCenter PortalがデプロイされているWC_Portal管理対象サーバーを再起動する必要があります。詳細は、「WebCenter Portalアプリケーションがデプロイされる管理対象サーバーの起動および停止」を参照してください。

4.3.1 Fusion Middleware Controlを使用したWebCenter Portalの起動

WebCenter Portalを起動すると、ユーザーがアプリケーションを使用できるようになり、停止すると使用できなくなります。

Fusion Middleware Controlを使用してWebCenter Portalを起動する手順は次のとおりです。

  1. Fusion Middleware Controlで、WebCenter Portalアプリケーションのホームページに移動します。
  2. 「WebCenter Portal」メニューから、「制御」→「起動」を選択します。

    あるいは、「WC_Portal」を「ターゲット・ナビゲーション」ペインで右クリックして、このメニュー・オプションにアクセスします。

    進行状況メッセージが表示されます。

  3. 「閉じる」をクリックします。

アプリケーションのステータスが「稼働中」(緑色の矢印)に変化する様子に注意してください。

4.3.2 WLSTを使用したWebCenter Portalの起動

WLSTコマンドのstartApplicationを使用して、WebCenter Portalを起動します。コマンドの構文と詳細な例は、『WebLogic Server WLSTコマンド・リファレンス』startApplicationに関する項を参照してください。

WebCenter Portalアプリケーションの場合、appName引数は常にwebcenterになります。

WLSTコマンドの実行方法の詳細は、「Oracle WebLogic Scripting Tool (WLST)コマンドの実行」を参照してください。

4.3.3 Fusion Middleware Controlを使用したWebCenter Portalの停止

WebCenter Portalアプリケーションを停止すると、誰もそのアプリケーションを使用できなくなります。アプリケーションを停止してもそのソース・ファイルはサーバーから削除されません。停止したアプリケーションを後で再起動すると、再び利用できます。

WebCenter Portalを停止しても、WebCenter Portalアプリケーションがデプロイされている管理対象サーバー(WC_Portal)は引き続き使用できます。

Fusion Middleware Controlを使用してWebCenter Portalアプリケーションを停止する手順は次のとおりです。

  1. Fusion Middleware Controlで、WebCenter Portalのホームページに移動します。
  2. 「WebCenter Portal」メニューから、「制御」を選択します。

    あるいは、「WC_Portal」を「ターゲット・ナビゲーション」ペインで右クリックして、このメニュー・オプションにアクセスします。

  3. OK」をクリックして、続行します。

    進行状況メッセージが表示されます。

  4. 「閉じる」をクリックします。

ステータスが「停止中」(赤色の矢印)に変化する様子に注意してください。

4.3.4 WLSTを使用したWebCenter Portalの停止

WLSTコマンドのstopApplicationを使用して、WebCenter Portalアプリケーションを停止します。コマンドの構文と詳細な例は、『WebLogic Server WLSTコマンド・リファレンス』stopApplicationに関する項を参照してください。

WebCenter Portalアプリケーションの場合、appName引数は常にwebcenterになります。

WLSTコマンドの実行方法の詳細は、「Oracle WebLogic Scripting Tool (WLST)コマンドの実行」を参照してください。