この章の内容は次のとおりです。
権限
この章で説明するタスクを任意のポータルで実行するには、WebCenter PortalのAdministrator
ロールまたは次の権限を付与されているカスタム・ロールが必要です。
Portals: Manage Security and Configuration
ポータル・マネージャ(またはポータルの Administration: Manage Security and Configuration
またはAdministration: Manage Configuration
権限を持っている場合)は、『Oracle WebCenter Portalでのポータルの構築』のポータルの管理に関する項で説明されているように、そのポータル上でこれらのタスクを実行できます。
権限の詳細は、「アプリケーション・ロールおよび権限について」を参照してください。
WebCenter Portal管理の「ポータル」ページ(図38-1)からWebCenter Portalのすべてのポータルの編集および管理(ポータルのエクスポートとインポートを含む)にアクセスできます。
適切な権限が付与されていれば、ユーザーはこのページを使用してポータルを編集したり、管理できます。ただし、この章はすべてのポータルで管理アクションを実行できるシステム管理者を対象にしています。作成する個別のポータルや管理権限を持つそれぞれのポータルの管理の詳細は、『Oracle WebCenter Portalでのポータルの構築』のポータルの管理に関する項を参照してください。
Portals: Manage Security and Configuration
権限により、ポータルをエクスポートおよびインポートできます。詳細は、次を参照してください。
「ポータル」管理ページで、ポータルのアクティブ、オンライン、オフラインの状況、ポータルへの最近のアクセス状況、メンバー数がすぐにわかります。
ポータルに関する情報を表示する手順は次のとおりです。
他のユーザーとポータルを共有する場合は、他のユーザーのアクティビティ・ストリームに表示されるポータルにリンクを公開します。適切な権限を持つユーザーは、ポータルの表示名を指定するリンクをクリックして、ポータルに直接アクセスできます。
ポータルへの直接リンクを公開する手順は次のとおりです。
ポータルは、デフォルトでアクティブです。アクティブに使用されなくなったポータルをクローズできます。ポータルをクローズすると、そのコンテンツはアーカイブされます。ポータルをクローズすると、そのポータルはすべてのユーザーの「ポータル」メニューから削除され、ユーザーが「表示」リストから「クローズ」を選択する場合にのみホーム・ポータルの「ポータル」ページに表示されます。クローズしたポータルのコンテンツは、クローズ後もアクセスしたり検索して参照できます。ポータル・メンバーがそのポータルで引き続き作業するには、クローズしたポータルを表示するか、プリティURL (http://
host
:
port
/webcenter/portal/
portalName
)でアクセスします。
ポータルをクローズすると、そのポータル内で実行されるすべてのアクティビティがホーム・ポータルの「アクティビティ・ストリーム」に反映されなくなります。クローズしたポータルのホームページでのみポータルのアクティビティが表示されるようになります。
ポータルを一時的にクローズする場合は、ポータルをオフラインにします。「任意のポータルのオフライン化」を参照してください。
ポータルをクローズする手順は次のとおりです。
ポータルを使用しなくなった場合、クローズできます(「任意のポータルのクローズ」)。ポータルを再度開く場合には、再アクティブ化できます。
ポータルを再アクティブ化する手順は次のとおりです。
ポータルは、デフォルトでオンラインです。メンテナンスのためにポータルを一時的にオフラインにできます。たとえば、不適切なコンテンツに気付いた場合、ポータルをオフライン化してそのコンテンツを変更し、再びオンラインに戻すことができます。Portals: Manage Security and Configuration
権限により、オフラインのポータルにアクセスでき、再びオンラインにすることもできます。この権限がない場合は、ユーザーには「ポータルが使用できません」ページが表示されます(「システム・ページのカスタマイズ」を参照)。
再び使用しないポータルの永続的なクローズは、「任意のポータルのクローズ」を参照してください。
ポータルをオフラインにする手順は次のとおりです。
ポータルがある期間の間クローズされていたり非アクティブになっていた場合、WebCenter Portalから永続的に削除することも可能です。ポータルの削除は永続的です。削除後に復元することはできません。
ポータルを削除した場合:
そのポータルに関連付けられたすべてのページが削除されます。
そのポータルに関連付けられたリンク、リスト、注意、タグおよびイベントが削除されます。
ポータルのロールおよびメンバーシップが削除されます。
ディスカッションおよびお知らせにより管理されたコンテンツは、デフォルトのフォーラムやポータルで作成されたカテゴリに保存されている場合でも削除されます。デフォルト以外のフォーラムやカテゴリで管理されたコンテンツは削除されません(詳細は、『Oracle WebCenter Portalでのポータルの構築』のポータルのディスカッション・フォーラムの設定の変更に関する項を参照)。
Oracle WebCenter Portalにより自動的に作成されたポータルのメール配信リストが削除されます。ただし、ポータル・マネージャがカスタマイズした配信リストは削除されません(詳細は、『Oracle WebCenter Portalでのポータルの構築』のポータルのメール配信リストの構成に関する項を参照)。
コンテンツ・リポジトリ、メールなど外部サービスにより管理されるコンテンツが削除されます。
ポータル・マネージャがポータルの設定を編集中のときにポータルを削除することはできませんが、それ以外には制限はありません。
ポータルを削除する手順は次のとおりです。
なんらかの理由で削除のプロセスが失敗した場合、ポータルは「ポータル」ページから削除されません。この現象は、バックエンド・サーバーに接続できない場合に発生することがあります。「削除」を再度クリックすれば、ポータルは削除されます。