wcs_properties.json
ファイルのプロパティについて説明します。
WebCenter Sites用のCross-Origin Resource Sharing (CORS)メカニズムを構成するプロパティはCORSカテゴリの下に分類されます。これらのプロパティにより、WebCenter SitesリソースをWebCenter Sitesドメイン以外のドメインからリクエストできます。
WebCenter Sites以外のドメインからのリクエストがWebCenter Sitesリソースに対するものの場合、ブラウザはHTTP OPTIONS
リクエスト・ヘッダーを使用して、WebCenter Sitesからサポートされているドメイン・メソッドを要求することで、リクエストを事前に点検します。WebCenter Sitesから承認されると、CORSはHTTP
リクエスト・メソッドを使用してリクエストを送信します。WebCenter Sitesはクライアントに、リクエストとともに資格証明(CookieおよびHTTP認証データを含む)を送信する必要があるかどうかも通知します。
CORSプロパティにより、ドメイン、メソッドなどを制限することができます。プロパティ管理ツールまたはインポート/エクスポート・ユーティリティのいずれかを使用してこれらのプロパティを変更する場合、変更を有効にするためにサーバーを再起動する必要はありません。CORSの下に分類されたwcs_properties.json
ファイルのプロパティの詳細は、「CORSカテゴリのプロパティ」を参照してください。
表8-1では、CORSカテゴリに関連するJSONファイルの各プロパティについて説明します。
表8-1 CORSプロパティ
プロパティ | 説明 |
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クロス・オリジン・リクエストでユーザー資格証明(Cookie)が有効かどうかを指定します。 デフォルト値: |
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WebCenter Sitesドメイン以外のドメインからWebCenter Sitesリソースにアクセスできるオリジンのカンマ区切りリスト(形式: デフォルト値: |
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このプロパティを使用して、事前の点検リクエストの結果をクライアントによりキャッシュできる最大時間を示す整数を指定します。 |
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WebCenter Sitesによりサポートされるクロス・ドメイン・リクエストのHTTPメソッドを定義します。 デフォルト値: |