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Oracle® Fusion Middleware Oracle WebCenter Sitesの使用
12c (12.2.1)
E67374-02
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8 コンテンツの承認とパブリッシュ

アセットのパブリッシュの承認、個別アセットのオンデマンドでのパブリッシュ、ワークフローへの参加、およびリビジョンの追跡を行うことができます。

コンテンツの承認とパブリッシュの詳細は、次のトピックを参照してください。

8.1 承認、パブリッシュ、リビジョン追跡およびワークフローについて

WebCenter Sitesを使用する目的は、Webサイトにコンテンツをパブリッシュし、サイト訪問者がそのコンテンツを読み取ったり、対話したりできるようにすることです。アセットは、パブリッシュする前に、パブリッシュに向けて承認する必要があります。アセットを承認すると、アセットのコンテンツをパブリッシュする準備が整っていることを確認します。承認の準備が整っているアセットを追跡しやすいように、管理者はこれらをワークフローに割り当てることができます。ワークフローは、適切な時期に適切なユーザーにタスクを割り当てることによって、一連の編集タスクを通じてアセットをルーティングします。たとえば、ワークフロー・ステータスが"Ready to Edit"であるアセットは編集者に割り当てられますが、ワークフロー・ステータスが"Ready to Approve"であるアセットはレビューが完了しており、パブリッシュ用として承認する準備が整っています。

アセットを管理システムから配信システムに移動するプロセスをさらに支援するために、WebCenter Sitesにはリビジョン追跡機能が用意されています。リビジョン追跡はオプションの機能であり、サイト上のアセット・タイプに関してWebCenter Sites管理者が有効にする必要があります。リビジョン追跡を使用すると、アセットに対する変更を追跡および制御できます。

承認、パブリッシュ、リビジョン追跡およびワークフローの詳細は、次のトピックを参照してください。

8.1.1 承認プロセスについて

アセット承認は、手動または自動で実行できます。アセットのツールバーの「承認」アイコンをクリックすることにより、コンテンツ・アセットとページ・アセットを手動で承認できます。検索結果リストから直接、これらのタイプのアセットを手動で承認することもできます。フォーム・ビューを使用すると、プライマリ・アセット(操作中のアセット)を承認できます。Webビューでは、プライマリ・アセットと、プライマリ・アセットのWebページ・ビューに表示されるすべてのアセットを承認できます。承認しているアセットの中に、承認を必要とする依存アセットを持つものがある場合は、WebCenter Sitesでは、依存アセットのリストが表示され、一括承認できるようになっています。さらに、サイト・ツリーからサイト・ナビゲーションとナビゲーション・ページ(ページ・アセット)を手動で承認することもできます。

アセットは、自動承認することもできます。たとえば、管理者は、ワークフロー内のアセットを最終ステップで自動承認し、1つ以上の宛先にパブリッシュするようなワークフロー・プロセスを構成できます。

8.1.1.1 依存性

依存性は、アセットをパブリッシュできるかどうかを決定する条件です。アセットが他のアセットに関連付けられている場合、アセットの依存性が存在します。たとえば、製品アセットがデータシート・アセットとアソシエーションを持っているとします。データシート・アセットは、3つのイメージ・アセットとアソシエーションを持っています。これらのイメージのうちの2つは、記事アセットとアソシエーションを持っています。これらすべてのアセット間の親子の依存性は、このようなツリー階層によって形成されます。

アセットの承認ステータスは、アセットを安全にパブリッシュできるかどうか、つまり、どこにも依存性の矛盾が存在しないかどうかを示しています。アセットの承認ステータスは、そのアセットの依存関係(特定のアセットと関連付けられたすべてのアセットの承認ステータスを含む)と、そのような関連アセットの依存関係によって決定されます。

注意:

承認プロセス中に、サイト・ナビゲーションに依存アセットは存在しません。

承認時およびパブリッシュ時にWebCenter Sitesがアセットの依存性を計算する方法の詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Sitesの管理のパブリッシュに関する章を参照してください。

8.1.1.2 承認状態

アセット間に依存性があること、および依存性の本質にも起因して、アセットの承認には承認状態の概念が関係します。たとえば、「保留」は、アセットのパブリッシュが承認されたが、その依存アセットが未承認である場合の承認状態です。このような場合、そのアセットは、依存アセットが承認されるまでパブリッシュされません。

表8-1 に、アセットに対して設定されうるすべての承認状態と、各状態の意味を示します。


表8-1 承認状態

状態 意味

承認済

(情報)アセットは、そのアセットまたは依存アセットのいずれか(Exact依存関係)が編集されている場合を除き、この宛先に対してパブリッシュする準備が整っています。

保留

(アクションが必要)アセットは、依存アセットが承認されるまで保留されます。

承認が必要

(アクションが必要)アセットを承認する必要があります。「承認」をクリックして、承認プロセスを開始します。


アセットがパブリッシュできない承認状態になった場合、WebCenter Sitesでは、承認を必要とする依存アセットのリストが表示されます。すべてのアセットが承認されると、パブリッシュできるようになります。

WebCenter Sitesで使用されている承認とパブリッシュのメカニズムの詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Sitesの管理を参照してください。

8.1.2 Contributorインタフェースのパブリッシュ機能について

Contributorインタフェースのパブリッシュ機能は、WebCenter Sitesパブリッシュ・システムの一部であり、パブリッシャ・ロールを割り当てられたWebCenter Sitesユーザーに、個別アセットを管理システムから配信システムに移行する手段を提供します。また、WebCenter Sitesには、パブリッシュできるアセットを決定する承認システムも用意されています。アセットは、パブリッシュする前に承認する必要があります。WebCenter Sitesパブリッシュ・システムの詳細は、Oracle WebCenter Sitesの管理を参照してください。Contributorインタフェースからのアセットのパブリッシュの詳細は、「Contributorインタフェースのパブリッシュ機能の使用」を参照してください。

8.1.3 リビジョン追跡について

リビジョン追跡を有効にした場合は、チェックアウトと再度のチェックインによって、他のユーザーによるアセットの編集または削除を可能にするかどうかを制御します。アセットを手動でチェックアウトすることも、チェックアウト・プロセスをWebCenter Sitesによって自動的に行うこともできます。WebCenter Sitesでアセットを自動的にチェックアウトする場合でも、作業終了後にはアセットを手動でチェックインしなおす必要があります。

8.1.3.1 チェックアウトとチェックイン

リビジョン追跡が有効なときは、次のコマンドでアセットへのアクセスを制御します。

  • チェックアウト: いかなる時点においても1つのアセットをチェックアウトできるのは1人のユーザーのみです。他のユーザーがそのアセットをチェックアウトして変更しようとすると、WebCenter Sitesでは、アセットが他のユーザーによってロックされていると通知されます。

    ワークフローでアセットを割り当てられているユーザーがアセットをチェックアウト済の場合、アセットをチェックインしなおすまでは、そのユーザーは割当てを終了できません。

    アセットをチェックアウトすると、チェックインし戻すまでパブリッシュを承認できなくなります。

  • チェックアウトを元に戻す: アセットをチェックアウトした後、行った変更を保存しない場合は、チェックアウトを取り消したり元に戻すことができます。この場合、アセットは単純にロック解除され、変更は最新のバージョンにアセットまで戻され、新しいバージョンは保存されません。

  • チェックイン:チェックイン後のアセットは、他のユーザーが処理できます。また、ワークフローでそのアセットを割り当てられているユーザーは、割当てを終了できます。

    チェックアウトしたアセットをチェックインすると、チェックインのレコードが作成され、アセットの最後に保存したバージョンが新しいバージョンとして保持されます(保持されるバージョンの数は管理者が設定)。

    もう1つのオプションは、アーカイブ・バージョンを残すためにアセットをチェックインし、チェックアウトしたままにすることです。このオプションを使用すると、バージョンを作成しつつ、アセットを自分にチェックアウトしたままにできます。

自分にチェックアウトされていないアセットを編集すると、WebCenter Sitesで、そのアセットが自分に自動的にチェックアウトされます。編集したアセットを保存しても、WebCenter Sitesによってアセットがチェックインされることはありません。したがって、行った変更を保存した後は、新しいバージョンのアセットを手動でチェックインしなおす必要があります。同様に、自分にチェックアウトされたアセットに対する変更を保存しない場合は、チェックアウトを手動で元に戻す必要があります。

自分にチェックアウトされていないアセットを削除すると、WebCenter Sitesで、そのアセットがそのユーザーに対して削除用にチェックアウトされます。これにより、WebCenter Sitesから削除しようとしているアセットを他のユーザーが処理できなくなります。削除されたアセットは、システム内に存在しないため、チェックアウトされることはありません。

8.1.3.1.1 ロックされたアセットの解放

リビジョン追跡が有効なときにアセットを編集すると、そのアセットは自動的にそのユーザーにチェックアウトされます。このため、WebCenter Sitesインタフェースで作業をしているときに、アセットを誤ってチェックアウトする可能性があります。特定のユーザーにチェックアウトされたアセットは、ロックされ、他のユーザーが処理できなくなります。誤ってチェックアウトしたアセットを他のユーザーが処理できなくなることを避けるために、(「ホーム」タブにある)ダッシュボードの「チェックアウト」セクションで自分にチェックアウトされているアセットを確認し、ロックする必要のないアセットをチェックインします(または、データベースに対して変更をコミットしない場合は、アセットのチェックアウトを元に戻します)。

8.1.3.1.2 アセットを自動的にチェックアウトする機能

表8-2 で、アセットを自動的にチェックアウトするアセット管理機能について説明します。


表8-2 アセットを自動的にチェックアウトする機能

機能 リビジョン制御への影響

作成

アセットを作成するとすぐに、そのアセットは自分にチェックアウトされます。

編集

アセットをチェックアウトし、他のユーザーが編集または削除できないようにします。

コピー

アセットの新しいコピーを作成します。コピー操作中は、ソース・アセットはチェックアウトできません。アセットのコピーを作成するとすぐに、そのコピーは作成したユーザーにチェックアウトされます。


8.1.3.2 ロールバックとリビジョン履歴

チェックアウトしたアセットをチェックインすると、WebCenter Sitesでは、新しいバージョンのアセットが格納され、前のバージョンのリストに追加されます。後でアセットをこれらの前のバージョンの1つにリストアし、アセットのリビジョン履歴を調べることができます。

注意:

特定のアセットに関して保存するリビジョンの量が制限されている場合があります(管理者の構成による)。したがって、アセットの早期のバージョンは上書きされる可能性があります。この場合、上書きされたバージョンは、アセットのリビジョン履歴に表示されません。上書きされたバージョンにアセットをロールバックすることはできません。

  • ロールバックとは、アセットを前のバージョンにリストアすることです。チェックアウトしているアセットがある場合は、そのアセットを前のバージョンにロールバックできます(そのバージョンが上書きされておらず、かつ最初のSYSTEMバージョンでない場合)。ロールバックにより、アセットのコンテンツはリストアされますが、ステータス(作成済、編集済など)は前のバージョンの時点にリセットされず、ワークフローのステータスにも影響はありません。そのアセットがワークフローの一部である場合は、適切な権限を持つユーザーなら誰でも、前のバージョンにリストアできます。

  • リビジョン履歴。どのユーザーも、アセットのリビジョン履歴のリストを表示し、調査できます。リビジョン履歴には、該当するアセットを現在チェックアウトしているユーザーも適宜表示されます。アセットをチェックインしたユーザーがコメントを入力した場合は、リビジョン履歴表(図8-1 を参照)の「コメント」セクションで確認できます。

    図8-1 リビジョン履歴レポート表

    図8-1の説明が続きます
    「図8-1 リビジョン履歴レポート表」の説明

8.1.4 ワークフローについて

次のトピックでは、基本的なワークフローの概要および用語について説明します。

注意:

WebCenter Sitesでは、上記のトピックで説明されている機能に加えて、管理インタフェースを通じて次のワークフロー機能を提供しています。

  • ワークフロー・グループ: パブリッシュの前に、定義された一連のアセットがワークフロー・プロセスの最後までまとめて到達できるように調整された方法で、これらのアセットを管理できます。

  • ワークフロー・レポート: ワークフローでのアセットおよびユーザーの割当てに関する進行状況を追跡できます。

8.1.4.1 ワークフローおよびアセット

アセットは、サイトの構成方法に応じて、自動的に(たとえば新しいアセットの作成時)ワークフローに割り当てることもできますし、手動割当ても可能です。ワークフロー・システムによりWebCenter Sitesでは、ユーザーへのアセットの割当てを指示および追跡し、ユーザーの権限でそうしたアセットに行うことができる操作を指定できます。

アセットに対して実行される編集タスクのフローに加えて、ワークフロー内の各箇所でそうしたタスクを実行する権限を与えられたユーザーがワークフロー・プロセスによって定義されます。ワークフロー管理者は、アセット・タイプごとに必要に応じていくつでもワークフロー・プロセスを定義できます。

注意:

ワークフロー中に、ある個人から次の個人にアセットは電子的に転送されません。転送されるのは、アセットに対する権限です。アセット自体は、ワークフロー・プロセス全体を通じて、およびWebCenter Sitesでのその存在中に、データベース内の元の場所に残ります。

8.1.4.2 状態およびステップ

ワークフロー・プロセスは一連の状態を定義します。状態は、その時点でのアセットのステータスを表すワークフロー・プロセス内のポイントです(たとえば、"Ready to Edit"、"Ready for Approval"など)。

状態は、ステップごとに特定の順序で相互にリンクされます。ステップは、状態間のアセットの移動です。ワークフロー・ステップを作成することによりワークフローの状態が特定の順序でリンクされるので、ワークフロー・プロセスでステップを作成することによりプロセスが編成されます。各ステップで、アセットは開始(起点)状態から終了(終点)状態に移動します。管理者は、ワークフロー・プロセスの作成時に状態を定義し、そうした状態を適切なステップを通じてリンクします。

状態およびステップに名前があります。たとえば、FirstSite IIサンプル・サイトの場合、"Send for Approval"は、"Ready to Edit"状態から始まって"Ready for Approval"状態で終わるステップです。アセットは、複数のステップを介してある状態から別の状態に移動できます。たとえば、承認の準備が完了したアセットは事実上の実際のエラーまたはスタイル上の問題が原因で拒否される可能性があり、この場合、拒否のタイプごとに独自のステップがあります。

アセットはロール別にユーザーに割り当てられます。アセットがワークフロー内を通過する際に、次の状態のアセットの操作が認可されたロールを持つユーザーに対してアセットがステップごとに割り当てられます。各ステップでは、アセットに対する操作を完了するために少なくとも1つのロールが認可され、ワークフロー内を引き続き通過することが許可されます。場合によっては、適切なロールを持つユーザーがステップを選択できます。たとえば、承認者ロールを持つユーザーは、承認対象として自分に割り当てられたアセットを承認または拒否できます。

WebCenter Sitesにログインすると、ダッシュボード(「ホーム」タブ)上の「割当て」に現在のワークロードのサマリーが表示され、ここから、自分に割り当てられているアセットにアクセスできます。アセットに対する操作が完了したら、割当ての終了機能を使用して、ワークフローの次のステップを開始します。これにより、ワークフロー・プロセスでアセットが次の状態に移動し、適切なユーザーに割り当てられます。ステップは条件付きである場合があります。つまり、条件が満たされるまで特定のユーザーまたはすべてのユーザーがステップを実行できなくなる可能性があります。

8.1.4.3 ユーザー、ロールおよび参加者

WebCenter Sitesユーザーは、自身を識別しWebCenter Sitesにログインするために使用するWebCenter Sitesユーザー名を割り当てられた個人です。ユーザーの可能な操作、または可能でない操作は、管理者によってそのユーザーに割り当てられるロールによって決定します。

ロールは、ワークフローのコンテキストで特定の機能を実行する権限を付与することにより、CMサイトのユーザーの機能を記述および特定します。こうした権限は、機能権限と呼ばれています。

ワークフロー・プロセスは、(個人ユーザーではなく)ロールに適切な機能権限を付与します。アセットがワークフローに割り当てられた場合にのみ、機能権限が強制されます。機能権限は、ユーザーのロールだけでなく、アセットの状態およびアセットがユーザーに割り当てられているかどうかによっても異なります。

注意:

機能権限はユーザーのロールを通じてユーザーに付与されるので、ユーザー・レベルで管理者によって割り当てられるアクセス許可とは無関係に機能します。

たとえば、ユーザーは通常、コンテンツ・アセットを編集する権限を持たない場合がありますが、編集者ロールを持ち、コンテンツ・アセットのワークフロー・プロセスに参加し、編集するアセットが適切なワークフロー状態にあるときには、そのような操作を行う機能権限を有します。

ワークフロー・プロセスの特定のワークフロー状態により必要とされる各ロールは、参加ロールです。参加ロールは、ワークフロー・プロセス内の各状態について管理者によって選択されます。したがって、割り当てられたロールがそのワークフロー状態によって必要とされるロールと一致する各ユーザーは、ワークフロー・プロセス内の該当する状態に対する参加者になり、該当する状態から次の状態に至るワークフロー・ステップを行う権限が付与されます。

管理者が別途指定しなければ、ワークフローに配置されたアセットは、指定のロールに対して使用可能なすべての参加者に割り当てられます。ただし、管理者による特定のワークフロー・ステップの構成方法に応じて、各参加ロールで使用可能な参加者のうちから適切な割当て先を選択することによって、特定のアセットを使用可能なユーザーを限定できる場合もあります。

割当て先は、特定の割当てについて作業するために選択されたワークフロー参加者です。割当て先はワークフローにアセットを割り当てるときに設定されますが、アセットがワークフロー・プロセス内にある場合に異なる割当て先を選択できる場合もあります。ワークフロー・プロセスへの割当て先の選択方法は、管理者がワークフロー・プロセス内のステップに対して行う構成によって決定します。ワークフロー・ステップは、特定のロールを割り当てられたユーザーによる割当て先の選択が可能になるように構成できます。ただし、ワークフロー・ステップも、指定のロールを有するすべてのユーザー、またはアセットを作成したユーザーにのみアセットを自動的に割り当てるように構成できます。

ワークフロー内の指定アセットに対して割当て先が設定されている場合、ワークフロー・プロセスによりアセットの状態が変更される前に、選択された割当て先にのみ割当てリスト内のアセットが表示され、割当てを完了できます。

8.1.4.4 ワークフローの割当て

割当ては、選択された参加者(割当て先)が作業する(または作業することが想定される)アセットです。参加者がロールを実施する必要がある状態にアセットが進むとすぐに、そのアセットは参加者の割当てリストに表示されます。

標準的なワークフロー設計では、ワークフローの割当てが与えられたときに電子メール通知が生成されます。ダッシュボード(「ホーム」タブ内)の「割当て」セクションで、割当ての更新済リストをいつでも表示できます。

8.1.4.4.1 割当て期間

各ワークフロー状態には、関連する割当て完了予測時間(期限)があります。管理者が適切な権限を付与している場合、次の割当てのデフォルトの推定値をオーバーライドできます。

割当て期限が近づくと、予測完了時間を基準とする時間に基づくイベントとして、電子メール通知の形式で、関連する割当てアクションをトリガーできます。次に例を示します。

  • 割り当てられたユーザーは、割当ての期限日の1日前にアラームを受信します。

  • 割り当てられたユーザーおよびワークフロー開始者は、割当ての期限日に警告を受信します。

  • 開始者は、割当てが完了しなかった場合に、期日の翌日に通知を受信します。

8.1.4.4.2 割当ての投票

ワークフローに参加している場合、投票ができます。投票とは、現在のワークフロー状態によって必要とされるタスク(記事の編集など)を完了し、WebCenter Sitesデータベースへの変更を確定した後(アセットの保存)、現在の状態から次の状態にアセットを移動するワークフロー・ステップを実行することです。投票を行うには、「割当ての終了」機能(ダッシュボードの「割当て」ウィジェットで選択可能)を使用するか、アセットのステータスを表示して、「ワークフロー・コマンド」ドロップダウン・メニュー(アセットの操作中にメニュー・バーの「表示」「ステータス」を選択してアクセス可能)を使用して割当てを終了します。指定のロールを有する複数の参加者に割当てがある場合、管理者によってワークフローがどのように設定されたかに応じて、アセットを次の状態に移動する前に、1票またはすべての投票が行われている必要があります。

ワークフロー・プロセスでのロールに応じて、割当ての終了を投票するとき、たとえば自身が承認者であり現在の割当てがパブリッシュについてアセットを承認または却下することであるときに、割当ての終了時に選択に応じてパブリッシュについてアセットを承認するステップ、または実際のエラーにより却下するステップを選択するなど、実行するステップを選択できる場合があります。投票時に、選択したステップが自身と同じロールを持つ他の割当て先により選択されたステップと相違しなければ、アセットは次のワークフロー状態に移動します。

なんらかの理由で割当てを完了できない場合、その特定のロール、またはステップ、あるいはその両方について最後の(または唯一の)投票でないかぎり、投票を棄権できます。棄権しても、割当ては残りますが、アセットはワークフローにおいて続行できます。気が変わったときは、アセットが次の状態に移動していないかぎり、再び投票することにより棄権を撤回できます。

8.1.4.4.3 割当ての委任

割当てを処理するもう1つの方法は、自身と同じロールを有する別の参加者に割当てを委任することですが、この場合、委任するアセットが現在のワークフロー状態についてこの人物に割り当てられていないことが前提です。

(管理者によって設定された)機能権限によって、割当てを委任できるかどうかが決まります。また、必要であれば、管理者がユーザーまたは他の割当て先にかわって割当てを委任できます。

割当ての委任により、電子メール通知の形式で関連する委任アクションがトリガーすることがあります。次に例を示します。

  • 新規割当ての受信者に通知されます。

  • ワークフロー管理者には、割当ての委任について通知されます。

8.1.4.5 デッドロック

割当て先が特定のワークフロー状態について投票する(つまり、ステップを実行する)と、アセットはある状態から別の状態に移動します。管理者は、ワークフロー・プロセスを定義する際に、各ステップが全員投票であるか、つまり、アセットが次の状態に移動するにはすべての割当て先がそのアセットに投票する(ステップを実行する)必要があるかどうかを決定します。デフォルトでは、ステップは全員投票ではありません。つまり、特定のワークフロー内で投票する最初の割当て先がアセットのフローを決定し、このワークフロー状態の残りの割当て先の割当ては取り消されます。管理者がステップを全員投票対象として設定すると、すべての割当て先が投票するまでアセットは現在のワークフロー状態で保留され、全員投票が完了した時点で次の状態に移動します。

ステップに選択肢があり、各ステップが全員投票である場合、デッドロックの可能性があります。すべての割当て先が投票する必要がある場合で、実行するステップについて投票で同意されない場合にデッドロックが発生します。ワークフロー・プロセスには通常、電子メール通知をすべての割当て先宛に生成するためのデッドロック・アクションが含まれ、これによって投票数を示し再投票で多数側を支持するようにすべての割当て先にアドバイスします。デッドロックは、関連するすべてのユーザーに対して追加作業を発生させるので、可能な場合は必ず回避してください。また、作業の流れが妨げられないように、可能なかぎり迅速に解決してください。

8.1.4.6 サンプル・ワークフロー

FirstSite IIサンプル・サイトには、作成からパブリッシュの承認に至るまで、様々なタイプのアセットをガイドする6つのサンプル・ワークフロー・プロセスが含まれます。このサンプル・ワークフローは可能な5つのステップにより3つの状態を通じて遷移する単純なものですが、ワークフロー・プロセスがどのように機能するかを示すには十分です。この項は、FirstSite IIサンプル・サイトに含まれるFSII: Approval for Contentサンプル・ワークフロー・プロセスに基づきます。

FSII: Approval for Contentサンプル・ワークフロー・プロセスには、作成者、エディタ、承認者および管理者のロールが参加します。各ロールは、1人の参加者のみを持ちます(大半の場合、組織では複数のユーザーが各ロールに参加する、より複雑なプロセスが存在します)。こうしたロールのいずれかの参加者は、自動的にFSII: Approval for Contentワークフローに割り当てられるコンテンツ・アセットを作成できます。このアセットを作成することによって、ワークフローが起動します。次に、アセットは作成者から承認者まで移動します。承認者は、アセットを承認するか却下できます。承認者がアセットを却下した場合は、エディタに戻ります。管理者は、ワークフロー内の任意の時点で作成者、編集者および承認者の機能を実行できます。また、管理者は、承認されたアセットを、追加の変更を行うために編集者に返すこともできます。

8.1.4.6.1 サンプル・ワークフローの状態およびステップ

FirstSite IIサンプル・サイトには、FSII: Approval for Contentというサンプル・ワークフロー・プロセスが含まれます。プロセスの流れを図8-2 に示します。

図8-2 ワークフローのフローチャート

図8-2の説明が続きます
「図8-2 ワークフローのフローチャート」の説明

このワークフロー・プロセスのステップおよび状態を表8-3 に示します。


表8-3 状態およびステップ

アセットの状態... ステップ 説明 アセットの移動先の状態...

なし

作成

ContentAuthorロールを持つユーザーは、FSII: Approval for Contentワークフローに自動的に割り当てられるコンテンツ・アセットを作成します。

Ready to Edit

Ready to Edit

Send for Approval

ContentEditorロールを持つユーザーは、割当てに関する電子メール通知を受信します。エディタは、割当てを完了するためにアセットを修正します。

Ready for Approval

Ready for Approval

拒否

Approverロールを有するユーザーは、割当てに関する電子メール通知を受信します。

承認者は、実際のエラーを原因としてアセットを拒否することによって割当てを完了します。拒否により、編集者に対する通知がトリガーされ、編集者は修正を行い、承認のためにアセットを再発行する必要があります。

Ready to Edit

Ready for Approval

Approve and Lock

承認者は、アセットを承認することにより割当てを完了します。

選択した宛先について、WebCenter Sitesデータベース内でアセットに"ready to publish"のフラグが付けられます。

Approved and Locked

Approved and Locked

Return for Edit

(Workflow Adminロールを保持する)ワークフロー管理者は、アセットをレビューし、追加情報によりコンテンツを更新する必要があるかどうかを判断します。

次にワークフロー管理者は投票を使用して、リビジョンのためにエディタにアセットを戻します。

Ready to Edit


8.1.4.6.2 サンプル・ワークフローのシナリオ

この項では、FSII: Approval for Contentワークフロー・プロセスを通じたコンテンツ・アセットの標準的なフローについて説明します。

1. 作成者はアセットを作成し、コンテンツを書き込みます。

このプロセスは、作成者のコンラッド氏がコンテンツ・アセットを作成すると開始します。FirstSite IIサンプル・サイトのコンテンツ・アセット・タイプは、新規の各コンテンツ・アセットが自動的にワークフローに配置されるように構成されるので、コンラッド氏のアセットはFSII: Approval for Contentワークフロー・プロセスに自動的に配置されます。コンラッド氏はコンテンツを書き込み、コンテンツ・アセットを保存します。

コンラッド氏がアセットを保存すると、ワークフロー・プロセスによりアセットの状態が自動的に"Ready to Edit"に変更され、アセットがエディタのコニー氏に割り当てられ、コニー氏に新規の割当てに関する電子メール通知が送信されます。

2. エディタはアセットを編集し、承認のために送信します。

エディタであるコニー氏がログインすると、割当てリストを確認し、編集のためにコンテンツ・アセットを開きます。そしてコンテンツを読み、句読点をいくつか修正します。作業が終わったら、コニー氏は変更内容を保存した後、承認のためにアセットを送信する投票を行います。

ワークフロー・プロセスにより、アセット状態が"Ready for Approval"に変更され、それが承認者であるナポレオン氏に割り当てられ、ナポレオン氏に新規の割当てに関する電子メール通知が送信されます。

3. 承認者がアセットを承認します。

承認者であるナポレオン氏はログインしているため、電子メールを受信すると、ダッシュボード上の「割当て」ウィジェットにアクセスし、割当てリストを表示します。ナポレオン氏は、新しく割り当てられたコンテンツ・アセットを開き、確認します。問題がなさそうなので、このワークフロー・プロセスについてこのアセットを承認または拒否するために投票できます。ワークフロー・プロセスでは両方のオブジェクトが提示されます。

注意:

同じロールを有する複数のユーザーが指定のワークフロー状態で同じ割当てを持つ場合、最初の投票によりアセットの次の状態が決定します。

たとえば、FSII: Approval for Contentワークフロー・プロセスには、パブリッシュに対するアセットの承認時に、ともに投票可能な2人の承認者ユーザーが含まれていました。そして、2人の承認者ユーザーのいずれかによる拒否で、他方のユーザーの割当てが取り消され、アセットがエディタに戻ります。

管理者のワークフローの設定によっては、このような不同意によりデッドロック(「デッドロック」を参照)が生じる場合があります。こうしたデッドロックは、アセットを以前の状態に戻すか、次の状態に移動する前に解決する必要があります。

ナポレオン氏が投票によってアセットを承認したので、ワークフロー・プロセスはアセットの状態を"Approved and Locked"に変更し、データベース内でアセットに"パブリッシュ準備完了"のフラグを立てます。アセットは、Contributorインタフェースから即時パブリッシュすることも、次のパブリッシュ・セッション(管理者によってスケジュールされます)中にパブリッシュすることもできます。

4. ワークフロー管理者は、エディタに戻ります。

新しい情報が使用可能になった場合は、アセットにそれを追加する必要があります。この場合にワークフロー管理者は、レビューおよび更新のためにアセットをコニー氏に戻す投票をワークフロー・プロセスでできます。

ワークフロー・プロセスによりアセットの状態が自動的に"Ready to Edit"に変更され、アセットがエディタのコニー氏に割り当てられ、コニー氏に新規の割当てに関する電子メール通知が送信されます。

コニー氏が割当てを終了するときに、更新済アセットをWebサイトに再度パブリッシュするには、再承認が必要です。

8.2 承認タスクの実行

この項では、アセットに対して実行できる承認タスクについて説明します。

承認タスクの実行の詳細は、次のトピックを参照してください。

8.2.1 アセットのパブリッシュの承認

次の手順は、コンテンツ・アセットとページ・アセットのパブリッシュを手動で承認する方法を説明しています。アセットのパブリッシュを承認する前に、まずアセットをプレビューする必要があります。

アセットのパブリッシュを承認するには:

  1. Contributorインタフェースから、承認するアセットが含まれるサイトを選択します。
  2. パブリッシュを承認するアセットを見つけて開きます。
    • アセットが自分に現在割り当てられている場合、ダッシュボードの「割当て」セクションに移動し、承認するアセットの名前をクリックします。

    • アセットが自分に現在割り当てられている場合、Contributorインタフェースの「検索」機能を使用して、承認するアセットを検索します。検索結果リストからアセットを直接承認することも、アセットの名前をクリックして調査ビューで開くこともできます。

      手順については、「アセットの検索と編成」を参照してください。

  3. アセットのパブリッシュ先を選択します。次のいずれかを行います:
    • アセットまたは検索のタブのツールバーで、「承認」アイコンをクリックします。アイコンの下に開くメニューで、パブリッシュの宛先を選択します。

    • メニュー・バーで、「コンテンツ」「承認」を選択し、パブリッシュ先を選択します。

      注意:

      次のことに注意してください。

      • アセットは、一度に1つの宛先に対してのみ承認できます。アセットを追加の宛先に対して承認する場合は、この手順を繰り返してください。

      • コンテンツが、システムからどこに(宛先)、どのようにパブリッシュされるか(パブリッシュ方法)については、管理者に問い合せてください。

    次のいずれかが行われます。

    次に示す手順に進み、アセット(およびその依存性)を承認します。これらのアセットの承認を取り消すには、「戻る」をクリックします。

  4. 表の中で、承認するアセットを選択します。
    • すべてのアセットを選択するには、「すべて選択」をクリックします。

    • 一部のアセットのみを選択するには、[Ctrl]キーを押しながら各アセットの行をクリックします。

  5. 選択したアセットを承認します。次のいずれかを実行します。
    • 「依存性による承認」をクリックします。

      承認が正常に行われると、アセットとその依存性すべてを、選択した宛先にパブリッシュすることが承認され、アセットのステータスは「承認済」に変更されます。

    • 「承認」をクリックします。次のいずれかが行われます。

      • アセットに依存性がない場合、アセットのステータスは「承認が必要」から「承認済」に変更されます。

      • アセットにパブリッシュを妨げている依存性がある場合は、アセットのステータス(表の「ステータス」列内)が「保留」に変化し、依存アセットの数が「詳細」列に表示されます。依存アセットを承認するには、手順6に進みます。

  6. アセットの依存性によってパブリッシュができない場合は、次の手順を実行します。
    • 「詳細」列の「n ブロッキング・アセット」リンクをクリックして、依存アセットのリストを表示します。

    • 依存アセットのリストの上にある「すべて選択」をクリックして、リスト内のすべてのアセットを選択します。次に「承認」をクリックします。

      WebCenter Sitesにより、依存アセットが承認され、それらの依存性が計算されます。任意の依存アセットに独自の依存性がある場合、WebCenter Sitesには、依存アセットの依存性のリストが表示されます。「すべて選択」をクリックして、「承認」をクリックします。すべてのアセットの依存性がすべて承認されるまで、このプロセスを続行します。

    依存性がすべて承認されると、保留アセットのステータスが「承認済」に変更されます。これで、アセットとそれらの依存性を、選択した宛先にパブリッシュすることが承認されました。

  7. アセットを承認した宛先に関して管理者がパブリッシュ・イベントを構成している場合は、図8-5 に示すように、「宛先のイベント・パブリッシュ予定」リンクが表示されます。

    図8-5 「宛先のイベント・パブリッシュ予定」リンク

    図8-5の説明が続きます
    「図8-5 「宛先のイベント・パブリッシュ予定」リンク」の説明

    このリンクをポイントすると、選択した宛先のパブリッシュ・イベント・スケジュールのサマリーが表示されます。

8.2.2 サイト・ナビゲーションのパブリッシュの承認

サイト・ツリーから、サイト・ナビゲーション、サイト・ナビゲーションの下に配置されたページ、デバイス・グループおよびデバイス・アセットを承認できます。サイト・ナビゲーション・アセットの承認は、他のアセットには依存しません。ただし、サイトをパブリッシュ可能にするには、WebCenter Sitesシステム上にあるすべてのデバイス・グループに加え、サイト・ナビゲーションの下に配置されたページ・アセット、およびこれらのページに関連したコンテンツ・アセットを承認する必要があります。管理システムへのパブリッシュのためにサイト・ナビゲーションを承認する場合は、そのサイト・ナビゲーションに関連したデバイス・アセットもすべて承認する必要があります。

注意:

サイト・ナビゲーション、デバイス・グループおよびデバイス・アセットの詳細は、「モバイル・デバイス・コンテンツの使用」を参照してください。

サイト・ナビゲーションのパブリッシュを承認するには:

  1. Contributorインタフェースから、承認するサイト・ナビゲーションが含まれるサイトを選択します。
  2. ナビゲーション・ペインで、「サイト・ツリー」バーをクリックします。

    ナビゲーション・ペインのサイト・ツリーが開きます。

  3. サイト・ツリー内で、承認するサイト・ナビゲーションまたはページを右クリックします。配置済ページを承認する場合は、ページを配置する先のサイト・ナビゲーションの隣にあるプラス記号をクリックして、サイト・ナビゲーションを開きます。
  4. コンテキスト・メニューで、「承認」を選択し、パブリッシュの宛先を選択します。

    タブが開き、選択した宛先に対して承認する対象として選択したサイト・ナビゲーションまたは配置済ページのパブリッシュの詳細を示す表が表示されます(図8-6 を参照)。

    注意:

    サイト・ナビゲーション・アセットを承認する場合は、次のアセットが承認表に表示されます。

    • 承認する対象として選択したサイト・サービスを表すサイト・サービス・アセット。

    • WebCenter Sitesシステム上にあるすべてのデバイス・グループ。

      承認するサイト・サービスに関連したデバイス・アセット。

    • 承認する対象として選択したサイト・ナビゲーションの下に配置されたページ・アセット。

    • サイト・ナビゲーションの下に配置されたページに関連したコンテンツ・アセット。

    配置済ページを承認する場合は、そのページ・アセットのみが承認表に表示されます。

  5. 承認表に表示されるアイテムを絞り込む場合は、表の一番上にあるフィルタを使用します。次に示すチェック・ボックスを1つ以上選択して、リストをフィルタに掛けることができます。
    • すべて表示: サイト・ナビゲーションのパブリッシュの詳細とともに、そのサイト・ナビゲーションに関連した配置済ページ、デバイス・イメージ、およびデバイス・グループを表示します。

    • 配置済ページ: 承認対象として選択したサイト・ナビゲーションの下に配置されたページのみのパブリッシュの詳細を表示します。

    • デバイス: 承認対象として選択したサイト・ナビゲーションに関連したデバイスのみのパブリッシュの詳細を表示します。

      注意:

      サイト・ナビゲーションを管理システムにパブリッシュする場合のみ、デバイス・アセットを承認する必要があります。

    • デバイス・グループ: WebCenter Sitesシステム上にあるデバイス・グループすべてのパブリッシュの詳細を表示します。

      注意:

      デバイス・グループは互いに依存しています。1つのデバイス・グループを承認する場合は、依存するデバイス・グループをすべて承認する必要があります。

  6. サイト・ナビゲーション・アセット、ページ・アセット、コンテンツ・アセット、デバイスおよびデバイス・グループを承認します。次のいずれかを行います:
    • 承認表に示されているすべてのアイテムを選択して、「依存性による承認」をクリックします。

      承認が正常に行われると、承認表に示されているサイト・ナビゲーション、コンテンツ・アセット、配置済ページ、デバイスおよびデバイス・グループの選択した宛先へのパブリッシュが承認され、アイテムのステータスは「承認済」に変更されます。

    • 「承認」をクリックします。

      サイト・ナビゲーション・アセット、デバイス、コンテンツ・アセット、配置済ページ、デバイス・グループおよびデバイス・アセットのパブリッシュが承認されます(これらのアイテムのステータスが「承認が必要」から「承認済」に変更される)。

      承認するページ・アセットまたはデバイス・グループ・アセットに依存性があるために、これらをパブリッシュできない場合は、これらのアセットのステータスが「保留」に変更され、「詳細」列にアセットの承認を妨げている依存アセットの数が表示されます(図8-7 を参照)。

      図8-7 承認表: 依存性によらない承認

      図8-7の説明が続きます
      「図8-7 承認表: 依存性によらない承認」の説明

      依存アセットを承認するには、ステップ7を参照してください。

  7. 承認するページ・アセットおよびデバイス・グループ・アセットに、承認を妨げる依存性が存在する場合は、次の手順を実行します。
    • 「詳細」列で、承認が保留されているアセットの横の「nブロッキング・アセット」リンクをクリックして、依存アセットのリストを表示します。

    • 依存アセットのリストの上にある「すべて選択」をクリックして、「承認」をクリックします。

      WebCenter Sitesにより、依存アセットが承認され、それら独自の依存性が計算されます。任意の依存アセットに独自の依存性がある場合、WebCenter Sitesには、依存アセットの依存性のリストが表示されます。「すべて選択」をクリックして、「承認」をクリックします。すべてのアセットの依存性がすべて承認されるまで、このプロセスを続行します。

    • パブリッシュが保留されているアセットごとに、上記の手順を繰り返します。

    依存性がすべて承認されると、「保留」アセットのステータスが「承認済」に変更されます。これで、アセットとそれらの依存性を、選択した宛先にパブリッシュすることが承認されました。

8.2.3 アセットの承認ステータスの確認

アセットの承認ステータスを確認するには:

  1. Contributorインタフェースから、承認ステータスを確認するアセットが含まれるサイトを選択します。
  2. 承認ステータスを表示するアセットを見つけて開きます。「単純検索の実行」および「現在割り当てられているアセットのオープン」を参照してください。
  3. メニュー・バーで、「表示」「ステータス」を選択します。

    このタブには、アセットの承認ステータスに関する情報を示す、アセットのステータス・サマリー・フォームが表示されます(図8-8を参照)。

    図8-8 アセットのステータス・サマリー・フォームに表示されるパブリッシュのステータス

    図8-8の説明が続きます
    「図8-8 アセットのステータス・サマリー・フォームに表示されるパブリッシュのステータス」の説明
  4. パブリッシュ宛先名に移動して、アセットの承認状態を確認します。アセットの承認状態の詳細は、「承認状態」を参照してください。

8.2.3.1 現在割り当てられているアセットのオープン

現在割り当てられているアセットを開くには:

  1. 「ホーム」タブをクリックして、ダッシュボードにアクセスします。
  2. ダッシュボードの「割当て」セクションに移動します。

    ダッシュボードの「割当て」ウィジェットに、自分に割り当てられているすべてのアセットが表示されます。

  3. アセットのリストで、承認するアセットの名前をクリックします。

WebCenter Sitesでタブが開き、アセットの調査ビューが表示されます。

8.2.4 パブリッシュ・キューからのアセットの削除

承認したアセットをパブリッシュしない場合は、そのアセットを非承認にできます。非承認にすると、WebCenter Sitesはアセットをパブリッシュ・キュー(対象となる宛先の)から除去し、ステータスを「承認が必要」に変更します。非承認になったアセットが、パブリッシュ・キューに入っている1つ以上のアセットの子(参照先アセット)である場合、WebCenter Sitesは宛先のパブリッシュ・キューから親(参照元)アセットを除去し、これらのアセットの承認状態を「保留」に変更します。

パブリッシュ・キューからアセットを除去するには:

  1. Contributorインタフェースから、パブリッシュ・キューから除去するアセットが含まれるサイトを選択します。
  2. パブリッシュ・キューから除去するアセットを見つけて開きます。「単純検索の実行」および「現在割り当てられているアセットのオープン」を参照してください。
  3. 次の両方を実行してアセットを非承認します。
    • アセットのツールバーの「承認」アイコンをクリックし、アイコンの下に開くメニューからパブリッシュの宛先を選択します。

    • 承認表の「アクション」列から「非承認」をクリックします。

    WebCenter Sitesにより、パブリッシュ・キューからそのアセットが除去されます。表の「ステータス」列に示されるアセットの承認状態が、「承認が必要」に変更されます。アセットが、パブリッシュ・キューに入っている1つ以上のアセットの子(参照先アセット)である場合、WebCenter Sitesはキューから親(参照元)アセットを除去し、これらのアセットの承認状態を「保留」に変更します。

8.3 Contributorインタフェースのパブリッシュ機能の使用

基本的に、システム上で承認されたアセットすべての一括パブリッシュの実行またはパブリッシュ・イベントの再発のスケジュールによって管理システムから配信システムにアセットをパブリッシュすることは、WebCenter Sites管理者のジョブです。パブリッシャ・ロールが割り当てられている場合、Contributorインタフェースのパブリッシュ機能を使用できます。Contributorインタフェースのパブリッシュ機能は、他のパブリッシュの実行がスケジュールされていない期間中に1つ以上のアセットをオンデマンドで素早くパブリッシュするための機能です。個別アセットを「承認」ページから直接パブリッシュすることも、複数のアセットを検索結果リストからパブリッシュすることもできます。

次のトピックでは、Contributorインタフェースのパブリッシュ機能の使用について説明します。

8.3.1 承認済アセットのパブリッシュ

パブリッシャ・ロールを割り当てられている場合、アセットを承認した後、このアセットに対するオンデマンド・パブリッシュをトリガーできます。これにより、予定パブリッシュや管理者によるパブリッシュを待たなくても、変更内容をWebサイトに即時反映させることができます。WebCenter Sitesパブリッシュの詳細は、Oracle WebCenter Sitesの管理を参照してください。

承認済アセットをContributorインタフェースからパブリッシュするには:

  1. Contributorインタフェースから、パブリッシュする承認済アセットが含まれるサイトを選択します。
  2. パブリッシュするアセットを見つけて開きます。
  3. アセットのツールバーで、「パブリッシュ」アイコンをクリックします(このアイコンは「承認」アイコンと同じですが、パブリッシャ・ロールを割り当てられている場合、このアイコンの下にあるツールチップにカーソルを置いたときに「パブリッシュ」が表示されます)。「パブリッシュ」アイコンの下に開くメニューで、パブリッシュの宛先を選択します。

    注意:

    「パブリッシュ」アイコンが表示されない場合は、自分のユーザー名にパブリッシャ・ロールが割り当てられていません。この場合は、管理者に連絡してください。

  4. パブリッシュするアセットを選択します。
  5. 「承認およびパブリッシュ」をクリックします。

    注意:

    予定パブリッシュが現在進行中である場合、パブリッシュ・セッションはキューに入れられ、予定パブリッシュが完了すると同時に開始されます。

  6. ダイアログ・ボックスで、「はい」をクリックします。
    パブリッシュが進行中であることを確認するメッセージが開きます。
  7. アセットのステータスを確認するには、メッセージ・バーの「ステータスの確認」をクリックします。
    パブリッシュ・セッション・リストが開きます。パブリッシュ・セッション・リストの詳細は、「パブリッシュ・セッションのステータスの確認」を参照してください。

8.3.2 検索結果リストからのアセットのパブリッシュ

パブリッシャ・ロールを割り当てられているときに、Contributorインタフェースから複数のアセットをパブリッシュする場合、検索結果リストから一括パブリッシュをトリガーできます。

検索結果リストからアセットをパブリッシュするには:
  1. Contributorインタフェースから、パブリッシュするアセットが含まれるサイトを選択します。
  2. 「検索」フィールドで、パブリッシュするアセットに関連する検索条件を入力します。アセットの検索の詳細は、「単純検索の実行」を参照してください。
  3. 検索結果リストで、Contributorインタフェースからパブリッシュするアセットを選択([Ctrl]を押しながらクリック)します。
  4. 検索結果リストのツールバーで、「パブリッシュ」アイコンをクリックします。

    注意:

    「パブリッシュ」アイコンが表示されない場合は、自分のユーザー名にパブリッシャ・ロールが割り当てられていません。この場合は、管理者に連絡してください。

  5. 「パブリッシュ」アイコンの下に開くメニューで、パブリッシュの宛先を選択します。
  6. パブリッシュ・フォームで、パブリッシュするアセットを選択し、「承認およびパブリッシュ」をクリックします。

    注意:

    予定パブリッシュが現在進行中である場合、パブリッシュ・セッションはキューに入れられ、予定パブリッシュが完了すると同時に開始されます。

    「このリストをパブリッシュしますか。」というメッセージを含むダイアログ・ボックスが開きます。
  7. ダイアログ・ボックスで、「はい」をクリックします。
    パブリッシュが進行中であることを確認するメッセージ・バーが開きます。
  8. パブリッシュ・セッションのステータスを確認するには、メッセージ・バーの「ステータスの確認」をクリックします。
    パブリッシュ・セッション・リストが開きます。パブリッシュ・セッション・リストの詳細は、「パブリッシュ・セッションのステータスの確認」を参照してください。

8.3.3 パブリッシュ・セッションのステータスの確認

Contributorインタフェースのパブリッシュ機能を使用して少なくとも1つのアセットをパブリッシュした後、このパブリッシュ・セッションのステータスとともに、管理者によって管理インタフェースからパブリッシュ履歴コンソールが最後にクリアされた後にContributorインタフェースから実行した他の任意のパブリッシュ・セッションのステータスを確認できます。

パブリッシュ履歴を表示するには:
  1. WebCenter Sitesにログインし、Contributorインタフェースからアセットをパブリッシュしたサイトを選択し、Contributorインタフェースを選択します。
  2. メニュー・バーで、「表示」「公開中」を選択します。
    パブリッシュ・セッション・リストが開きます。
  3. パブリッシュ・セッション・リストで、Contributorインタフェースからパブリッシュしたアセットに関する情報を表示します。
    • 「名前」列: Contributorインタフェースからパブリッシュした各アセットの名前がリストされます。

    • 「ターゲット」列: アセットをパブリッシュしたパブリッシュの宛先の名前が表示されます。

    • 「ステータス」列: アセットのパブリッシュが成功したかどうかが表示されます。パブリッシュ・セッションが失敗した場合、パブリッシュ・ステータスの横に「メールの送信」リンクが表示されます。「メールの送信」リンクをクリックして、失敗したパブリッシュのステータスをWebCenter Sitesユーザーに送信します。

    • キューに入れられた日時列: ユーザーが承認およびパブリッシュ・ボタンをクリックした日時が表示されます。

    • 「開始日」列: WebCenter Sitesユーザーがパブリッシュ・セッションを開始した日時が表示されます。

    • 「期間」列: アセットのパブリッシュに要した時間に関する情報を示します。

  4. 「名前」列で、パブリッシュ・ステータスを表示するアセットを見つけます。
  5. 「ステータス」列に、次のいずれかのステータス・メッセージが表示されます。
    • 失敗 (メールの送信): アセットがWebサイトに正常にパブリッシュされなかったことを示します。「メールの送信」リンクをクリックして、失敗したアセットのパブリッシュ・ステータスをWebCenter Sites管理者に送信します。

    • 成功: アセットがWebサイトで正常に更新されたことを示します。

8.4 リビジョン追跡

この項では、リビジョン追跡およびアセットの追跡に使用する手順について、avisportsサンプル・サイトの例を使用して説明します。リビジョン追跡はオプションの機能であり、サイト上のアセット・タイプに関してWebCenter Sites管理者が有効にする必要があります。リビジョン追跡を使用すると、アセットに対する変更を追跡および制御できます。

リビジョン追跡を使用すると、次のことが可能です。

  • 一度に1人のユーザーのみがアセットを編集または削除できるように制限します。

  • 過去のバージョンのアセットおよびそのアセットを処理したユーザーを追跡して表示します。

  • アセットを前のバージョンにリストア(ロールバック)します。

この章の内容は次のとおりです。

注意:

該当するリビジョン追跡について不明点や懸念がある場合は、管理者に問い合せてください。

8.4.1 リビジョン追跡について

リビジョン追跡を有効にした場合は、チェックアウトと再度のチェックインによって、他のユーザーによるアセットの編集または削除を可能にするかどうかを制御します。アセットを手動でチェックアウトすることも、チェックアウト・プロセスをWebCenter Sitesによって自動的に行うこともできます。WebCenter Sitesでアセットを自動的にチェックアウトする場合でも、作業終了後にはアセットを手動でチェックインしなおす必要があります。

8.4.2 アセットのチェックアウト

この項では、フォーム・ビューとWebビューに表示されるアセットを手動でチェックアウトする方法を示します。

注意:

該当するアセットが別のユーザーにチェックアウトされている場合、アセットの編集やチェックアウトを行おうとすると、次のようなエラー・メッセージが表示されます。

アセットがすでにチェックアウトされているときに表示されるメッセージ。

アセットのチェックアウトの詳細は、次のトピックを参照してください。

8.4.2.1 フォーム・ビューでのアセットのチェックアウト

フォーム・ビューでアセットをチェックアウトするには:

  1. Contributorインタフェースから、チェックアウトするアセットが含まれるサイトを選択します。
  2. チェックアウトするアセットを見つけます。アセットの検索の手順は、「アセットの検索と編成」を参照してください。

    タブが開き、検索結果が表示されます。

  3. 検索結果リストで、チェックアウトするアセットの名前をクリックします。

    アセットの調査ビュー(フォーム・ビューまたはWebビュー)を表示するタブが開きます。

  4. そのアセットがWebビューで開かれた場合は、アセットのツールバーで「モード」スイッチをクリックして、フォーム・ビューに切り替えます。
  5. アセットのツールバーで、「チェックアウト」アイコンをクリックします。

    WebCenter Sitesで、アセットがチェックアウトされます。

8.4.2.2 Webビューでのアセットのチェックアウト

アセットがWebビューに表示されているときにチェックアウトする場合、そのアセットに関連するすべてのアセットに関するリビジョン追跡の詳細も表示されます。

  1. Contributorインタフェースから、チェックアウトするアセットが含まれるサイトを選択します。
  2. チェックアウトするアセットを見つけます。アセットの検索の手順は、「アセットの検索と編成」を参照してください。

    タブが開き、検索結果が表示されます。

  3. 検索結果リストで、チェックアウトするアセットの名前をクリックします。

    アセットの調査ビュー(フォーム・ビューまたはWebビュー)を表示するタブが開きます。

  4. そのアセットがフォーム・ビューで開かれた場合は、アセットのツールバーで「モード」スイッチをクリックして、Webビューに切り替えます。
  5. アセットのツールバーで、「チェックイン/チェックアウト」アイコンをクリックします。

    タブに「チェックインされるアセット」表が表示されます(図8-9 を参照)。この表には、プライマリ・アセット(Webビューで開いたアセット)およびすべての関連アセット(プライマリ・アセットのWebページ・ビューに表示されるアセット)に関するリビジョン追跡の詳細が含まれます。

    図8-9 「チェックインされるアセット」表

    図8-9の説明が続きます
    「図8-9 「チェックインされるアセット」表」の説明

    これらのアセットに対して実行可能なリビジョン追跡アクション(存在する場合)は、そのアセットの行の「アクション」列に表示されます。

    注意:

    アセットがリビジョン追跡されていない場合、そのアセットの行の「アクション」列は空になり、「詳細」列に「追跡されていません」というメッセージが表示されます。

  6. 表内で、チェックアウトするアセットを選択([Ctrl]を押しながらクリック)し、「チェックアウト」ボタンをクリックします。また、アセットの行の「アクション」列で「チェックアウト」リンクをクリックして、アセットを1つずつチェックアウトすることもできます。

    WebCenter Sitesで、アセットがチェックアウトされます。

8.4.3 チェックアウトの確認

現在自分にチェックアウトされているアセットのリストには、ダッシュボード(「ホーム」タブ内)からアクセスできます。

現在自分にチェックアウトされているアセットを表示するには:

  1. Contributorインタフェースから、チェックアウトしたアセットが含まれるサイトを選択します。
  2. 「ホーム」タブをクリックして、ダッシュボードにアクセスします。
  3. ダッシュボードの「チェックアウト」ウィジェットに移動します。

    ダッシュボードの「チェックアウト」ウィジェット(図8-10 を参照)に、現在自分にチェックアウトされているすべてのアセットが表示されます。

    図8-10 「チェックアウト」ウィジェット

    図8-10の説明が続きます。
    「図8-10 「チェックアウト」ウィジェット」の説明
  4. アセットを開く場合は、リスト内で名前をクリックします。

    アセットの調査ビューを(フォーム・ビューまたはWebビューで)表示するタブが開きます。

8.4.4 チェックアウトを元に戻す

この項では、アセットのチェックアウトを元に戻す方法を説明します。チェックアウトを元に戻すと、権限を持つ他のユーザーが、該当するアセットを処理できるようになります。

チェックアウトを元に戻す方法の詳細は、次のトピックを参照してください。

8.4.4.1 フォーム・ビューに表示されたアセットのチェックアウトを元に戻す

フォーム・ビューに表示されたアセットのチェックアウトを元に戻すには、次の手順を実行します。

  1. Contributorインタフェースから、チェックアウトしたアセットが含まれるサイトを選択します。
  2. ダッシュボード(「ホーム」タブ内)の「チェックアウト」ウィジェットに移動し、アセットの名前をクリックします。

    アセットの調査ビューを(フォーム・ビューまたはWebビューで)表示するタブが開きます。

  3. そのアセットがWebビューで開かれた場合は、アセットのツールバーで「モード」スイッチをクリックして、フォーム・ビューに切り替えます。
  4. アセットのツールバーで、「チェックアウトを元に戻す」アイコンをクリックします。

    「チェックアウトを元に戻す」ダイアログが開きます(図8-11 を参照)。

    図8-11 「チェックアウトを元に戻す」ダイアログ

    図8-11の説明が続きます。
    「図8-11 「チェックアウトを元に戻す」ダイアログ」の説明
  5. 「チェックアウトを元に戻す」ダイアログで、「はい」をクリックします。

    WebCenter Sitesで、アセットのチェックアウトが元に戻されます。

8.4.4.2 Webビューに表示されたアセットのチェックアウトを元に戻す

アセットがWebビューに表示されているときにチェックアウトを元に戻す場合、そのアセットに関連するすべてのアセットに関するリビジョン追跡の詳細も表示されます。

  1. Contributorインタフェースから、チェックアウトしたアセットが含まれるサイトを選択します。
  2. ダッシュボード(「ホーム」タブ内)の「チェックアウト」ウィジェットに移動し、アセットの名前をクリックします。

    アセットの調査ビューを(フォーム・ビューまたはWebビューで)表示するタブが開きます。

  3. そのアセットがフォーム・ビューで開かれた場合は、アセットのツールバーで「モード」スイッチをクリックして、Webビューに切り替えます。
  4. アセットのツールバーで、「チェックイン/チェックアウト」アイコンをクリックします。

    タブに、チェックアウトされるアセット表(図8-12 を参照)が表示され、この表には、プライマリ・アセット(Webビューで開いたアセット)およびすべての関連アセット(プライマリ・アセットのWebページ・ビューに表示されるアセット)に関するリビジョン追跡の詳細が表示されます。

    図8-12 Webビューで表示されるアセットの「チェックインされるアセット」表

    図8-12の説明が続きます。
    「図8-12 Webビューで表示されるアセットの「チェックインされるアセット」表」の説明

    アセットに対して実行可能なリビジョン追跡アクション(存在する場合)は、そのアセットの行の「アクション」列に表示されます。

    注意:

    アセットがリビジョン追跡されていない場合、そのアセットの行の「アクション」列は空になり、「詳細」列に「追跡されていません」というメッセージが表示されます。

  5. リビジョン追跡の詳細の表で、チェックアウトを元に戻すアセットを選択([Ctrl]キーを押しながらクリック)してから、「チェックアウトを元に戻す」ボタンをクリックします。

    WebCenter Sitesで、選択したアセットのチェックアウトが元に戻されます。

8.4.5 アセットのチェックイン

この項では、フォーム・ビューとWebビューに表示されるアセットをチェックインする方法を示します。アセットをチェックインすると、アセットの新しいバージョンが作成され、権限を持つ他のユーザーが、該当するアセットを処理できるようになります。

アセットのチェックインの詳細は、次のトピックを参照してください。

8.4.5.1 フォーム・ビューに表示されるアセットのチェックイン

フォーム・ビューに表示されるアセットをチェックインするには:

  1. Contributorインタフェースから、チェックインするアセットが含まれるサイトを選択します。
  2. ダッシュボード(「ホーム」タブ内)の「チェックアウト」ウィジェットに移動し、アセットの名前をクリックします。

    アセットの調査ビューをフォーム・ビューまたはWebビューで表示するタブが開きます。

  3. そのアセットがWebビューで開かれた場合は、アセットのツールバーで「モード」スイッチをクリックして、フォーム・ビューに切り替えます。
  4. アセットのツールバーで、「チェックイン」アイコンをクリックします。

    タブに「チェックインされるアセット」表が表示されます。この表には、アセットのリビジョン追跡の詳細が含まれます。

  5. 該当するアセットを含む行が選択されていることを確認して、「チェックイン」ボタンをクリックします。
  6. (オプション)「コメント」フィールドに、チェックインするバージョンに関連するコメントまたは指示を入力します。ここで入力したコメントは、アセットのリビジョン履歴に表示されます。複数のアセットをチェックインする場合、入力するコメントは、チェックインするすべてのアセットに適用されます。
  7. (オプション)アセットの新しいバージョンを作成してから、その新しいバージョンで作業を続行する場合は、「チェックアウトの保持」ボックスを選択します。
  8. 「チェックイン」をクリックします。

    WebCenter Sitesで、アセットがデータベースにチェックインされます。

8.4.5.2 Webビューに表示されるアセットのチェックイン

アセットがWebビューに表示されているときにチェックインする場合、そのアセットに関連するすべてのアセットに関するリビジョン追跡の詳細も表示されます。

  1. Contributorインタフェースから、チェックインするアセットが含まれるサイトを選択します。
  2. ダッシュボード(「ホーム」タブ内)の「チェックアウト」ウィジェットに移動し、アセットの名前をクリックします。

    アセットの調査ビューをフォーム・ビューまたはWebビューで表示するタブが開きます。

  3. そのアセットがフォーム・ビューで開かれた場合は、アセットのツールバーで「モード」スイッチをクリックして、Webビューに切り替えます。
  4. アセットのツールバーで、「チェックイン/チェックアウト」アイコンをクリックします。

    タブに、チェックアウトされるアセット表が表示され、この表には、プライマリ・アセット(Webビューで開いたアセット)およびすべての関連アセット(プライマリ・アセットのWebページ・ビューに表示されるアセット)に関するリビジョン追跡の詳細が含まれます。

    アセットに対して実行可能なリビジョン追跡アクション(存在する場合)は、そのアセットの行の「アクション」列に表示されます。

    注意:

    アセットがリビジョン追跡されていない場合、そのアセットの行の「アクション」列は空になり、「詳細」列に「追跡されていません」というメッセージが表示されます。

  5. リビジョン追跡の詳細の表で、チェックインするアセットを選択([Ctrl]キーを押しながらクリック)してから、「チェックイン」ボタンをクリックします。また、アセットの行の「アクション」列で「チェックイン」リンクをクリックして、アセットを1つずつチェックインすることもできます。
  6. (オプション)「コメント」フィールドに、チェックインするバージョンに関連するコメントまたは指示を入力します。ここで入力したコメントは、アセットのリビジョン履歴に表示されます。複数のアセットをチェックインする場合、入力するコメントは、チェックインするすべてのアセットに適用されます。
  7. (オプション)アセットの新しいバージョンを作成してから、その新しいバージョンで作業を続行する場合は、「チェックアウトの保持」ボックスを選択します。
  8. 「チェックイン」をクリックします。

    WebCenter Sitesで、選択したアセットがデータベースにチェックインされます。

8.4.6 リビジョン履歴の確認

リビジョン履歴を確認するには:

  1. Contributorインタフェースから、リビジョン履歴を表示するアセットが含まれるサイトを選択します。
  2. リビジョン履歴を表示するアセットを見つけて開きます。
    • アセットが自分に現在チェックアウトされていない場合、Contributorインタフェースの検索機能を使用して、アセットを検索して開きます。手順については、「アセットの検索と編成」を参照してください。

    • 該当するアセットが現在自分にチェックアウトされている場合は、「ホーム」タブをクリックしてダッシュボードにアクセスします。次に、ダッシュボード上の「チェックアウト」ウィジェットに移動し、アセットの名前をクリックします。

    調査ビューのアセットを(フォーム・ビューまたはWebビューで)表示するタブが開きます。

  3. メニュー・バーで、「編集」「バージョン」「バージョンの表示」を選択します。

    注意:

    アセットがフォーム・ビューで表示されている場合、「バージョンの表示」アイコンをクリックしてアセットのリビジョン履歴を表示できます。

    アセットのリビジョン履歴レポートがタブに表示されます。

  4. 表示するバージョンの横にある虫めがねアイコンをクリックします。

    選択したアセットのバージョンの調査ビュー(フォーム・ビュー)がタブに表示されます。

8.4.7 前のバージョンに戻す(ロールバック)

この項では、アセットを前のバージョンに戻す方法を説明します。

注意:

次のような場合は、アセットを前のバージョンに戻すことはできません。

  • 該当するアセット・タイプに関してリビジョン追跡が有効になっていない場合。

  • アセットが自分または別のユーザーによってチェックアウトされている場合。アセットをロールバックするには、チェックインする必要があります。

  • ロールバックする先のバージョンがアセットの最初の(SYSTEM)バージョンである場合。

リビジョン追跡または権限について不明な点がある場合は、WebCenter Sites管理者に問い合せてください。

アセットをロール・バックするには:

  1. Contributorインタフェースから、前のバージョンにロール・バックするアセットが含まれるサイトを選択します。
  2. 前のバージョンにロールバックするアセットを見つけて開きます。
    • アセットが自分に現在チェックアウトされていない場合、「検索」フィールドを使用してアセットを検索し、検索結果リストから開きます。手順については、「アセットの検索と編成」を参照してください。

    • 該当するアセットが現在自分にチェックアウトされている場合は、「ホーム」タブをクリックしてダッシュボードにアクセスします。次に、ダッシュボード上の「チェックアウト」ウィジェットに移動し、アセットの名前をクリックします。

    調査ビューのアセットを(フォーム・ビューまたはWebビューで)表示するタブが開きます。

  3. メニュー・バーで、「編集」「バージョン」「ロールバック」を選択します。

    注意:

    アセットがフォーム・ビューで表示されている場合、「ロールバック」アイコンをクリックしてアセットの前のバージョンにロール・バックできます。

    アセットのバージョンがすべて含まれる「ロールバック」フォーム(図8-13 を参照)がタブに表示されます。

    図8-13 「ロールバック」フォーム

    例8-13の説明が続きます
    「図8-13 「ロールバック」フォーム」の説明
  4. 表の「ロールバック」列で、ロールバック先のアセットのバージョンの横にあるラジオ・ボタンを選択します。
  5. 「ロールバック」をクリックします。

    WebCenter Sitesで、選択したバージョンにアセットがロールバックされます。アセットをロールバックすると、そのアセットの別バージョンがWebCenter Sitesによって作成されます。

8.5 ワークフローへの参加

この項では、ワークフローに関連する特定のタスクの実行方法に関するワークフローの概念と手順について説明します。

ワークフローへの参加の詳細は、次のトピックを参照してください。

8.5.1 ワークフローについて

次のトピックでは、基本的なワークフローの概要および用語について説明します。

注意:

WebCenter Sitesでは、上記のトピックで説明されている機能に加えて、管理インタフェースを通じて次のワークフロー機能を提供しています。

  • ワークフロー・グループ: パブリッシュの前に、定義された一連のアセットがワークフロー・プロセスの最後までまとめて到達できるように調整された方法で、これらのアセットを管理できます。

  • ワークフロー・レポート: ワークフローでのアセットおよびユーザーの割当てに関する進行状況を追跡できます。

8.5.2 サンプル・ワークフロー

FirstSite IIサンプル・サイトには、作成からパブリッシュの承認に至るまで、様々なタイプのアセットをガイドする6つのサンプル・ワークフロー・プロセスが含まれます。このサンプル・ワークフローは可能な5つのステップにより3つの状態を通じて遷移する単純なものですが、ワークフロー・プロセスがどのように機能するかを示すには十分です。この項は、FirstSite IIサンプル・サイトに含まれるFSII: Approval for Contentサンプル・ワークフロー・プロセスに基づきます。

FSII: Approval for Contentサンプル・ワークフロー・プロセスには、作成者、エディタ、承認者および管理者のロールが参加します。各ロールは、1人の参加者のみを持ちます(大半の場合、組織では複数のユーザーが各ロールに参加する、より複雑なプロセスが存在します)。こうしたロールのいずれかの参加者は、自動的にFSII: Approval for Contentワークフローに割り当てられるコンテンツ・アセットを作成できます。このアセットを作成することによって、ワークフローが起動します。次に、アセットは作成者から承認者まで移動します。承認者は、アセットを承認するか却下できます。承認者がアセットを却下した場合は、エディタに戻ります。管理者は、ワークフロー内の任意の時点で作成者、編集者および承認者の機能を実行できます。また、管理者は、承認されたアセットを、追加の変更を行うために編集者に返すこともできます。

8.5.3 割当ての表示

ワークロードを管理するために、(「ホーム」タブにある)ダッシュボードの「割当て」セクションにアクセスすることにより、現在の割当ておよびそのステータスのリストを確認できます。

注意:

インタフェースで作業しているときに、新規の割当てが与えられ、現在の割当てのいずれかを完了することによって、割当てリストが変更されることがあります。割当てを最新に維持するために、割当てリストを定期的に確認してください。

ワークフローの割当てのリストを表示するには:

  1. Contributorインタフェースから、ワークフローの割当てが含まれるサイトを選択します。
  2. 「ホーム」タブをクリックして、ダッシュボードにアクセスします。次に、ダッシュボードの「割当て」セクションに移動します。

    ダッシュボードの「割当て」セクションに、ワークフローの割当てリストが表示されます。

    図8-14 「割当て」ウィジェット

    例8-14の説明が続きます
    「図8-14 「割当て」ウィジェット」の説明

    このリストには、アセットの名前、ワークフロー・プロセスで実行するアクション、アセットを割り当てたユーザーの名前、および割当ての完了期限までに残る日数に関する情報が示されます。

  3. アセットの名前をクリックし、調査ビューでアセットを開きます(フォーム・ビューまたはWebビューのいずれか)。また、リスト内でアセットを右クリックして、アセットの編集ビューを開くかアセットをプレビューできます。

8.5.4 ワークフロー機能の使用方法

次の各項では、Contributorインタフェースで使用するワークフロー機能について説明します。これらの機能は、アセットの操作中にメニュー・バー(「表示」「ステータス」を選択)から使用可能です。機能権限に応じて、この項で説明した機能のいくつかが使用可能ではない場合もあります。

ワークフロー機能の使用方法の詳細は、次のトピックを参照してください。

8.5.4.1 ワークフローへのアセットの割当て

アセットは、自動または手動でワークフローに割り当てることができます。

管理者は、選択したアセット・タイプについて、自動ワークフローの割当てを設定します。こうしたタイプの新規アセットを作成する場合、アセットはアセット・タイプに割り当てられたワークフロー・プロセスに自動的に配置されます。自動ワークフロー割当てが設定されているアセット・タイプについては、管理者に問い合せてください。

選択したアセット・タイプにワークフロー・プロセスが割り当てられていれば、適切な権限を有するユーザーが手動でワークフロー割当てを使用できます。

ワークフローに手動でアセットを割り当てるには:

注意:

ワークフローにアセットを割り当てるには、管理者がまず対象のアセット・タイプのアセットに1つ以上のワークフロー・プロセスを割り当てる必要があります。そうでない場合、ワークフローにアセットを割り当てることはできません。どのワークフロー・プロセスがシステム上のどのアセット・タイプで使用可能であるかについては、管理者に問い合せてください。

  1. Contributorインタフェースから、ワークフローに割り当てるアセットが含まれるサイトを選択します。
  2. ワークフローに配置するアセットを見つけて開きます。アセットの検索の手順は、「アセットの検索と編成」を参照してください。

    アセットの調査ビューを(フォーム・ビューまたはWebビューで)表示するタブが開きます。

  3. メニュー・バーで、「表示」「ステータス」を選択します。
  4. 「ワークフロー・コマンド」ドロップダウン・リストで、「ワークフローの選択」を選択します。

    「ワークフローの選択」フォームがタブに表示されます。

  5. 「ワークフロー・プロセス」ドロップダウン・リストで、ワークフロー・プロセスを選択します。
  6. ワークフロー・プロセスに関連する各ロールの割当て先を選択する必要があるワークフロー・プロセスの構成では、「参加者の設定」ボタンが表示されます。次を実行します。
    • 「参加者の設定」をクリックします。

      このタブに「参加者の設定」フォームが表示されます。

    • 各ロールについて少なくとも1人のユーザーを選択した後、「参加者の設定」をクリックします。

      選択した各参加者は、このアセットに対して対応するロールの割当て先になります。

  7. (オプション)「実行するアクション」フィールドで、割当てを受ける個人の簡単な説明を入力します。
  8. 「ワークフローの選択」をクリックします。

    注意:

    管理者がワークフロー・プロセスの最初のステップで割当て先の選択を有効にしている場合、このタブには「割当て先の選択」フォームが表示されます。

    このような場合は、各ロールについて少なくとも1人のユーザーを選択した後、「割当て先の設定」をクリックします。

    タブに、アセットのステータス・サマリー・フォームが表示されます。「ワークフロー・プロセス」およびワークフロー状態フィールドには、ワークフロー・プロセス内のアセットのステータスが表示されます(図8-15 を参照)。

    図8-15 ステータス・サマリー・フォーム

    例8-15の説明が続きます
    「図8-15 ステータス・サマリー・フォーム」の説明

    この時点でアセットはワークフローに配置されます。次の状態で必要とされるロールを有する参加者は通常、その割当てに関する電子メール通知を受信します。

8.5.4.2 プロセスの期限の設定

プロセスの期限は、アセットがワークフロー・プロセスを通過するために割り当てられた全体的な時間です。デフォルトでは、プロセスの期限は設定されていません。この期限は、この項の後半で説明する割当ての期限とは関係ありません。つまり、個々の割当て期限を合計すると必ずしもプロセスの期限になるとは限りません。

注意:

期限は情報提供のみを目的としています。期限が超過してもシステムでエラー・メッセージが出力されたりペナルティが課されることはありません。

プロセス期限を設定するには、ワークフロー管理者がまず次のことを実行する必要があります。

  • このワークフロー・プロセスに対して、プロセスの期限を設定できるようにすること。

  • ワークフロー管理者のロールがワークフロー・プロセスに対して割り当てられているか、適切な機能権限が付与されていること。

前述の条件がともに満たされる場合にのみ、プロセス期限設定オプションを利用できます。適切な権限があるかどうか、および対象のワークフロー・プロセスに対してプロセス期限を設定できるかどうかについては、管理者に問い合せてください。

プロセスの期限を設定するには:

  1. Contributorインタフェースから、プロセスの期限を設定するアセットが含まれるサイトを選択します。
  2. (「ホーム」タブにある)ダッシュボードの「割当て」セクションに移動し、プロセスの期限を割り当てるアセットの名前をクリックします。

    調査ビューのアセットを(フォーム・ビューまたはWebビューで)表示するタブが開きます。

  3. メニュー・バーで、「表示」「ステータス」を選択します。

    タブに、アセットのステータス・サマリー・フォームが表示されます。

  4. 「ワークフロー・コマンド」ドロップダウン・リストで、「プロセスの期限の設定」を選択します。

    注意:

    ドロップダウン・リストに「プロセスの期限の設定」機能が表示されない場合は、ここで中止します。機能が管理者によって有効にされていないか、アクセスに適切な権限がありません。

    「プロセスの期限の設定」フォームがタブに表示されます。

  5. 「プロセスの期限の設定」フィールドで、「期限」ラジオ・ボタンを選択した後、日付ピッカーを使用して日付を選択します。

    プロセスの期限を設定する場合、ワークフロー・プロセス内でのアセットの位置、および残りステップの累積時間について考慮する必要があります。デフォルトでは、プロセスの期限は設定されていません。

  6. 保存」をクリックします。

    タブに、アセットのステータス・サマリー・フォームが表示されます。

8.5.4.3 割当て期限の設定

割当て期限は、アセットがワークフロー内を進捗する際に割当て先が割当てを完了するための割り当てられた時間です。この期限は、この項の前半で説明するプロセスの期限とは関係ありません。つまり、個々の割当て期限を合計すると必ずしもプロセスの期限になるとは限りません。

注意:

期限は情報提供のみを目的としています。期限が超過してもシステムでエラー・メッセージが出力されたりペナルティが課されることはありません。

割当て期限を設定するには、ワークフロー管理者がまず次のことを実行する必要があります。

  • このワークフロー状態に対して、割当て期限を設定できるようにすること。

  • ワークフロー管理者のロールがワークフロー・プロセスに対して割り当てられているか、適切な機能権限が付与されていること。

前述の条件がともに満たされる場合にのみ、割当て期限設定オプションを利用できます。適切な権限があるかどうか、および対象のワークフロー状態に対して割当て期限を設定できるかどうかについては、管理者に問い合せてください。

割当て期限を設定するには:

注意:

この手順では、アセットの調査ビューから割当て期限を設定する方法について説明します。また、アセットの割当てを完了するときに、割当て期限を設定できます。このような場合は、「割当ての終了」フォームには「割当て期限」フィールドが含まれます。

  1. Contributorインタフェースから、プロセスの期限を割り当てるアセットが含まれるサイトを選択します。
  2. (「ホーム」タブにある)ダッシュボードの「割当て」ウィジェットに移動し、割当ての期限を設定するアセットの名前をクリックします。

    調査ビューのアセットを(フォーム・ビューまたはWebビューで)表示するタブが開きます。

  3. メニュー・バーで、「表示」「ステータス」を選択します。
  4. 「ワークフロー・コマンド」ドロップダウン・リストで、割当ての期限の設定を選択します。

    注意:

    ドロップダウン・リストに「割当て期限の設定」機能が表示されない場合は、ここで中止します。機能が管理者によって有効にされていないか、アクセスに適切な権限がありません。

    「割当て期限の設定」フォームがタブに表示されます。

  5. 「割当て期限の設定」フィールドで、日付ピッカーを使用して日付を入力します。デフォルトの割当て期限は、ワークフロー状態の定義で管理者によって設定されます。たとえば、FSII: Approval for Contentサンプル・ワークフローでは、各状態に現在の日時からの1年間の期間が含まれます。
  6. 保存」をクリックします。

    タブに、アセットのステータス・サマリー・フォームが表示されます。

8.5.4.4 割当ての終了

割当て作業を完了した後、アセットがワークフローを通じて引き続き移動できるように、終了した旨をシステムに通知する必要があります。

アセットの割当てを終了するには:

  1. Contributorインタフェースから、終了する割当てが含まれるサイトを選択します。
  2. 該当するアセットの「割当ての終了」フォームにアクセスします。

    現在アセットで作業中の場合:

    • メニュー・バーで、「表示」「ステータス」を選択します。

      タブに、アセットのステータス・サマリー・フォームが表示されます。

    • 「ワークフロー・コマンド」ドロップダウン・リストで、「割当ての終了」を選択します。

    アセットが開いていない場合:

    • 「ホーム」タブをクリックして、ダッシュボードにアクセスします。

    • ダッシュボードの「割当て」セクションに移動します。

    • 割り当てられたアセットのリストで、アセットの行を選択した後、「割当ての終了」をクリックします。

    「割当ての終了」フォームが開きます。

  3. フォームに次のように入力します。

    注意:

    この手順は、(「割当ての終了」ボタンの隣にある)「取消」または(アセットのツールバーにある)「戻る」のいずれかをクリックすることにより、いつでも取り消すことができます。

    • ワークフロー・プロセスに複数の参加者のロールが含まれる場合、「割り当てられたユーザー・ロール」フィールドで、この割当てを終了するロールを選択します。

    • (オプション)「実行されたアクション」フィールドで、アセットに対して完了した作業の簡単な説明を入力します。

    • (オプション)「実行するアクション」フィールドで、アセットに対して作業する次の個人に関する簡単な提案を入力します。

    • ワークフロー・プロセスの次のステップで割当て期限の設定が有効である場合、「割当て期限」フィールドが表示されます。

      「割当て期限」フィールドで、次の割当てに対して割り当てられた時間をオーバーライドする場合は、「期限」ラジオ・ボタンを選択した後、日付ピッカーを使用して日付を入力します。日付を指定しない場合、割当ての期限は、次のワークフロー状態によって決定される時間内になります。

      注意:

      この機能は、ワークフロー管理者によって有効にされた場合にのみ表示されます。

      割当て期限を設定するために、ワークフロー・プロセスに管理ロールまたは他の適切な権限を含める必要があります。詳細は、「割当て期限の設定」を参照してください。

割当ての完了後の処理は、管理者による次のワークフロー・ステップの設定方法に応じて異なります。次の5つのオプションがあります。

  • 参加者リストからの割当て: 自身(または適切な権限を有する他のユーザー)がワークフローにアセットを割り当てると、アセットがロールを必要とするワークフロー状態になったときにその各ロールのどの参加者に割当てを適用するかを決定できます。これは、ワークフローを通じてアセットを移動するためのデフォルトのメカニズムです。

  • ステップ実行時に割り当てられるユーザーを選択: このオプションは、前述した「参加者リストからの割当て」オプションと似ていますが、どのワークフロー状態で誰に割当てが適用されるかをワークフローの最初に事前に決定するのではなく、ステップごとに次のワークフロー状態の割当て先をリアルタイムに選択します。

  • 割当て先ユーザーを「開始状態」に維持 — 次の状態へのアセットの移動時に割当てを維持します。これにより、その状態のアセットで引き続き作業できます。

  • 全員への割当て: 現在のワークフロー・プロセスに参加するロールを保持するすべてのユーザーにアセットは割り当てられます。

  • 割当てがありません — アセットが次の状態に移動すると、ワークフロー内に残り、ワークフロー・プロセスに対して定義された機能権限が強制されます。ただし、アセットは誰にも割り当てられません。また、参加者のロール単独で(割り当てられた機能権限を通じて)、アセットに対して誰がどのように作業できるかが決まります。

8.5.4.5 割当ての委任

割当てリストのレビュー時に、特定の割当てを完了できないことが判明する場合があります。たとえば、割当ての期日が予定していた休暇期間中に当たることに気付く場合が考えられます。このような状態で、別のユーザーがアセットに対して同じ割当てを持たない場合に、同じロールを持つ別のユーザーに割当てを委任できます。つまり自身および別のユーザーがともに編集者ロールを持つ場合、他のユーザーに編集者ロールを通じてアセットが割り当てられているときは、別のユーザーにアセットを委任できません。つまり自身および別のユーザーがともに編集者ロールを持つ場合、他のユーザーに編集者ロールを通じてすでにアセットが割り当てられているときは、別のユーザーにアセットを委任できません (このアセットは、異なるロールまたは別のワークフロー・プロセスを通じてユーザーに割り当てることができます)。

割当てを委任するには:

  1. Contributorインタフェースから、委任する割当てが含まれるサイトを選択します。
  2. ダッシュボード(「ホーム」タブ内)の「割当て」ウィジェットに移動し、別のユーザーに割り当てるアセットの名前をクリックします。

    調査ビューのアセットを(フォーム・ビューまたはWebビューで)表示するタブが開きます。

  3. メニュー・バーで、「表示」「ステータス」を選択します。
  4. 「ワークフロー・コマンド」ドロップダウン・リストで、「割当ての委任」を選択します。

    注意:

    ドロップダウン・リストに「割当ての委任」機能が表示されない場合は、ここで中止します。この機能にアクセスする適切な権限がないか、または割当てを委任できるロールを割り当てられたユーザーが他にいません。

    割当ての委任フォームがタブに表示されます。

  5. ワークフロー管理者のロールを持ち、ワークフロー・プロセスのこのステップに同じロールを持つ複数のユーザーが割り当てられている場合、「割当て先」フィールドにドロップダウン・リストが表示されます。「割当て先」ドロップダウン・リストで、別のユーザーにかわって割当てを委任する場合、割当てを委任するユーザーを選択します。それ以外の場合は、自身のユーザー名を選択します。
  6. 「委任先」フィールドで、割当てを委任するユーザーを選択します。
  7. (オプション)「実行されたアクション」フィールドで、アクションに関するコメントを入力します。
  8. 「委任」をクリックします。

    タブに、アセットのステータス・サマリー・フォームが表示されます。フィールド内にワークフロー履歴表が表示されない場合、「ワークフロー履歴を表示するにはここをクリックします」リンクをクリックします。委任は、委任した割当ての「タスク・ステータス」列に示されます。

    このアクションではまた、サイトがそのように構成されていれば、新規の割当て先に宛てた通知電子メールがトリガーされます。

8.5.4.6 投票の棄権

ワークロードの負荷が高すぎることや、場合によっては適切でないロールに任命されたことなどの理由で、特定の割当てを処理できないことがあります。このような場合、その特定のロール、ステップ、あるいはその両方に対して最後の(または唯一の)投票でないかぎり、投票を棄権(つまり、参加を放棄)できます。棄権しても、割当ては残りますが、アセットはワークフローにおいて続行できます。

割当てに対する投票を棄権するには:

  1. Contributorインタフェースから、投票を棄権するアセットが含まれるサイトを選択します。
  2. ダッシュボード(「ホーム」タブ内)の「割当て」ウィジェットに移動し、投票を棄権するアセットの名前をクリックします。

    調査ビューのアセットを(フォーム・ビューまたはWebビューで)表示するタブが開きます。

  3. メニュー・バーで、「表示」「ステータス」を選択します。

    タブに、アセットのステータス・サマリー・フォームが表示されます。

  4. 「ワークフロー・コマンド」ドロップダウン・リストで、「投票の棄権」を選択します。

    このタブには、「投票の棄権」フォームが表示されます。

  5. ワークフロー・プロセスに複数の参加者のロールが含まれる場合は、「割り当てられたユーザー・ロール」フィールドで、この割当てに対する投票を棄権するロールを選択します。
  6. (オプション)「実行するアクション」フィールドで、棄権に関する簡単な説明を入力します。
  7. 「投票の棄権」をクリックします。

    タブに、アセットのステータス・サマリー・フォームが表示されます。棄権は、ワークフロー状態フィールド(図8-16 を参照)に示されます。棄権によって割当てが取り消されるわけではないことに注意してください。

    図8-16 ステータス・サマリー・フォーム: 投票の棄権

    例8-16の説明が続きます
    「図8-16 ステータス・サマリー・フォーム: 投票の棄権」の説明

8.5.4.7 デッドロックの解決

デッドロックは、アセットを次の状態に移動するために複数のステップがあり、各ステップですべての割当て先が投票する必要がある場合に発生することがあります。単一ステップの賛意について投票が一致しない場合、デッドロックが生じます。

デッドロックの解決では、意見の一致を得るための割当て先間のオフラインによる通信および交渉が行われることが多く、デッドロックはそれ自体で全関係者に追加作業を発生させるので、可能な場合は必ず回避してください。デッドロックが発生した場合、ワーク・フローの遅延を最小限に抑えるために、可能なかぎり迅速に解決してください。

デッドロックを解決するには、同意の形成のために一部の参加者が投票を変更する必要があります。自身の投票によりデッドロックが生じた旨の電子メール通知を受信した場合は、デッドロックを解消するために再投票する必要があります。

デッドロックを解決するには、次のいずれかのことを行います。

  1. 「割当ての終了」の説明に従って、割当てに対する再投票で、割当てを終了するための選択を行います。
  2. 場合によっては、投票を棄権に変更して、アセットを次のワークフロー状態に移動できるようにすることで、デッドロックを解決することもできます(「投票の棄権」を参照)。

8.5.4.8 ワークフローからのアセットの除去

権限がある場合は、ワークフローからアセットを除去できます。ワークフローからアセットを除去すると、アセットの割当てがすべて取り消されます。

ワークフローからアセットを除去するには:

  1. Contributorインタフェースから、ワークフローから除去するアセットが含まれるサイトを選択します。
  2. ダッシュボード(「ホーム」タブ内)の「割当て」ウィジェットに移動し、ワークフローから除去するアセットの名前をクリックします。

    調査ビューのアセットを(フォーム・ビューまたはWebビューで)表示するタブが開きます。

  3. メニュー・バーで、「表示」「ステータス」を選択します。

    タブに、アセットのステータス・サマリー・フォームが表示されます。

  4. 「ワークフロー・コマンド」ドロップダウン・リストで、「ワークフローからの除去」を選択します。

    このタブには、ワークフローの除去フォームが表示されます。

  5. ワークフローからアセットを除去しても問題ないことを確認したら、「ワークフローからの除去」をクリックします。(そうでない場合は、「取消」をクリックします)。

    タブに、アセットのステータス・サマリー・フォームが表示されます。「ワークフロー・プロセス」フィールドに除去結果が示されます。アセットのすべての割当てが自動的に取り消されます。

8.5.4.9 アセットの参加者(割当て先)のリストの表示

アセットの参加者(割当て先)のリストを調べるには:

  1. Contributorインタフェースから、参加者のリストを表示するアセットが含まれるサイトを選択します。
  2. ダッシュボード(「ホーム」タブ内)の「割当て」ウィジェットに移動し、参加者のリストを表示するアセットの名前をクリックします。

    調査ビューのアセットを(フォーム・ビューまたはWebビューで)表示するタブが開きます。

  3. メニュー・バーで、「表示」「ステータス」を選択します。
  4. 「ワークフロー・コマンド」ドロップダウン・リストで、「参加者の表示」を選択します。

    注意:

    ドロップダウン・リストに「参加者の表示」機能が表示されない場合は、ここで中止します。管理者が機能を有効にしていないか、アクセスに適切な権限がありません。

    「参加者の表示」フォームがタブに表示されます(図8-17 を参照)。

    図8-17 「参加者の表示」フォーム

    図8-17の説明が続きます
    「図8-17 「参加者の表示」フォーム」の説明

    ワークフロー・プロセスの各ステップについて、「参加者の表示」フォームに次の内容が表示されます。

    • ステップ: アセットの現在のワークフロー・プロセスに含まれるステップ。

    • 認可ユーザー: アセットの割当てを持つ場合にワークフロー・プロセスの次のステップを実行する権限が付与されたユーザー。

    • 通知ユーザー: アセットの次の割当てを取得するユーザー。

  5. リストの確認が終了したら、アセットのツールバーの「戻る」アイコンをクリックして、アセットの調査ビューに戻ります。

8.5.4.10 ワークフローの参加者の設定

ワークフローにアセットを配置して、ワークフロー・プロセスの各ロールについて割当て先を選択した後、特定のロールの割当て先として指定のユーザーを含めていないことに気付く場合があります。また、特定のユーザーに対する割当てが誤っていることに気付く場合も考えられます。このような場合は、アセットがワークフローに配置されている間に、アセットの参加者のリストを変更できます。

ワークフロー参加者を設定するには:

  1. Contributorインタフェースから、ワークフロー参加者を設定するアセットが含まれるサイトを選択します。
  2. ダッシュボード(「ホーム」タブ内)の「割当て」ウィジェットに移動し、参加者を設定するアセットの名前をクリックします。

    調査ビューのアセットを(フォーム・ビューまたはWebビューで)表示するタブが開きます。

  3. メニュー・バーで、「表示」「ステータス」を選択します。

    タブに、アセットのステータス・サマリー・フォームが表示されます。

  4. 「ワークフロー・コマンド」ドロップダウン・リストで、「参加者の設定」を選択します。

    注意:

    ドロップダウン・リストに「参加者の設定」機能が表示されない場合は、ここで中止します。管理者が機能を有効にしていないか、アクセスに適切な権限がありません。

    「参加者の設定」フォームがタブに表示されます(図8-18 を参照)。

    図8-18 「参加者の設定」フォーム

    例8-18の説明が続きます
    「図8-18 「参加者の設定」フォーム」の説明

    このフォームで選択した各参加者は、このアセットに対して対応するロールの割当て先になります。

  5. 各ロール・リストでユーザーの名前を選択することにより、この割当てに対する割当て先を選択します。
  6. 「参加者の設定」をクリックします。

    タブに、アセットのステータス・サマリー・フォームが表示されます。新たに選択した割当て先が「ワークフロー状態」フィールドに示されます。

    注意:

    アセットがワークフロー・プロセスの各ステップを通過すると、参加者リストは更新されます。ただし、追加されたユーザーのロールに割り当てられたワークフロー状態にまだ到達していない場合にのみ、そのユーザーへの割当てが行われます。

8.5.4.11 アセットのワークフロー進捗状況の確認

アセットのワークフロー進捗状況を確認するには:

  1. Contributorインタフェースから、ワークフロー進捗状況を表示するアセットが含まれるサイトを選択します。
  2. ダッシュボード(「ホーム」タブ内)の「割当て」ウィジェットに移動し、アセットの名前をクリックします。

    調査ビューのアセットを(フォーム・ビューまたはWebビューで)表示するタブが開きます。

  3. メニュー・バーで、「表示」「ステータス」を選択します。

    タブに、アセットのステータス・サマリー・フォームが表示されます。

  4. アセットのワークフロー・サマリーを示すフィールドに移動します。
    • 「ワークフロー・プロセス」フィールドには、アセットが現在通過しているワークフロー・プロセスが示されます。

    • 「ワークフロー状態」フィールドには、アセットが現在ワークフロー・プロセス内のどこに位置するか、およびアセットが現在誰に割り当てられているかを示す表が示されます。

    • 「ワークフロー履歴」フィールドには、アセットに対してこれまで完了した割当ておよび各割当ての結果を示す表が表示されます。リストの各行は、単一の割当てを表します。アイテムの順序は、最後に完了した割当てがリストの先頭に示されます。

      「ワークフロー履歴」表が表示されない場合は、「ワークフロー履歴を参照するにはここをクリックしてください。」リンクをクリックして表を表示します。

    表8-4 は、「ステータス」およびワークフロー履歴リストに含まれる列すべての定義を示しています。


    表8-4 「ステータス」およびワークフロー履歴リストに含まれる列

    定義

    割当て先

    各割当ての割当て先のユーザー名。ユーザーのロールは、ユーザー名の後のカッコ内に表示されることに注意してください。

    割当て者

    アセットでの作業を終了しアセットを次の参加者に割り当てた割当て先のユーザー名。「ワークフロー履歴」リストで、(リストの最下部にある)この列の第1エントリには、ワークフロー・プロセスにアセットを割り当てた個人のユーザー名が表示されます。

    割当て日

    アセットがユーザーに割り当てられた日時。

    実行するアクション

    アセットを割り当てたユーザーからの説明。割当ての終了時にその個人が「割当ての終了」フォームに入力したものです(「割当ての終了」を参照)。テキストが列の幅より長い場合、テキストをクリックして全体を表示します。

    選択したステップ

    「割当ての終了」フォームで次のステップが複数存在する場合、割当てを完了したユーザーにより指示されたステップ。

    実行されたアクション

    アセットに対してこのユーザーが行った作業に関する情報(フォームに情報が入力されている場合)。テキストが列の幅より長い場合、テキストをクリックして全体を表示します。

    解決者

    アセットを次の状態に移動したアクションを行った個人。

    解決日

    アセットを次の状態に移動したアクションが行われた日時。

    タスクのステータス

    割当てのステータス。有効な値は次のとおりです。

    • 棄権: 割当て先は投票を棄権しました。

    • アクティブ: アセットは現在、いずれかのユーザーに割り当てられています。

    • 取消済: 最初の投票によりアセットが次の状態に移動しました。したがって、他の割当て先に対する割当てが取り消されたか、アセットがワークフローから除去されました。

    • 完了: 割当て先がステップを完了しました。

    • 委任済: 割当てが同じロールの別のユーザーに委任されました。

    • キュー: アセットは現在の状態に対して複数の割当て先を持ち、次のステップは全員投票ですが、まだ投票していないユーザーが存在します。(また、アセットがデッドロックしている場合にも表示されます)。