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Oracle® Fusion Middleware Oracle WebCenter Sitesの使用
12c (12.2.1)
E67374-02
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6 アセットの使用

avisportsサンプル・サイトを使用して、Oracle WebCenter Sites: Contributorインタフェースでのアセットの使用について説明します。

アセットの使用の詳細は、次のトピックを参照してください。

6.1 アセットに対して実行可能な機能について

コンテンツ・コントリビュータとして、アセットの作成、編集およびコピー、他のサイトとのアセットの共有、およびアセットの削除を行うことができます。自分のサイトで管理者によってロケールが有効化されている場合、ローカライズされたアセットや多言語アセット・セットを作成することもできます。アセットを作成したら、Contributorインタフェースの検索機能を使用して、使用するアセットを検索します。セッション全体にわたって同じアセットを使用する場合、WebCenter Sitesには、これらのアセットに簡単にアクセスするための方法が各種用意されています。これらの方法には、アセットへのブックマーク付け、「履歴」ノードからのアセットへのアクセス、類似コンテンツが含まれるアセットへのタグ付け、および検索条件の保存が含まれます。

また、WebCenter Sitesにはプレビュー機能が用意されており、アセットをパブリッシュしたときのWebサイトでの表示をプレビューできます。Webサイトは時々刻々変化しているため、WebCenter Sitesでは、将来プレビュー機能を使用して、将来の特定の時点でWebサイトに表示されるサイト・アセットを確認できます。

アセットを作成したら、(開発者によって構成されている)関連付けフィールドを使用してアセットを相互に、およびページ・アセットと関連付けることができます。また、子アセットを親アセットに割り当てることにより、アセットをさらに分類することもできます。また、アセットにCKEditor対応フィールドが含まれる場合、CKEditorツールバー上のWebCenter Sites固有のアイコンを使用して、CKEditor対応フィールド内で様々な方法でアセットをリンクできます。

Webサイト用のページを作成した場合、サイト・ツリー内のサイト・ナビゲーション・ノードの下でこれらのページを配置および配置取消しすることにより、Webサイトのナビゲーションを定義できます。

6.2 アセットの作成

アセットは、次の方法で作成できます。

  • アセットを完全に新規作成

  • 既存のアセットをコピーし、コピーしたアセットを処理

作成可能なアセットのタイプは、各自のロールに対して管理者がパーソナライズした「新規」メニュー(「コンテンツ」メニューから「新規」を選択)によって決定されます。「新規」メニューの内容をパーソナライズする目的は、各自のジョブを簡易化することです。たとえば、自分が作成可能なアセット・タイプのみが表示されます。

アセットの作成の詳細は、次のトピックを参照してください。

6.2.1 フォーム・ビューでのアセットの作成

フォーム・ビューでアセットを作成するには:
  1. Contributorインタフェースから、アセットを作成するサイトを選択します。
  2. メニュー・バーで、「コンテンツ」「新規」を選択し、作成するアセットのタイプを選択します。
  3. 管理者が、すべての新規アセットが作成後にワークフローに配置されるようにアセット・タイプを構成している場合は、割当て先の選択フォームを表示するタブが開きます。

    必要なロールごとに1人以上のユーザーを選択し、「割当て先の設定」をクリックします。これらのユーザーはだれでも、ワークフロー・プロセスの次の手順を完了できます。詳細は、「ワークフローへの参加」を参照してください。

    タブが表示され、アセットの作成ビューがコンテンツ・エントリ・フォーム(図6-1 を参照)として表示されます。

    図6-1 フォーム・ビューでの新規記事アセットの表示

    図6-1の説明が続きます
    「図6-1 フォーム・ビューでの新規記事アセットの表示」の説明
  4. アセットの作成ビューで、「名前」フィールドに、アセットの名前を入力します。アセットに名前を付ける際は、次の規則に注意してください。
    • 1-64文字までの英数字で指定する必要があります。

    • 次の文字は使用できません。一重引用符(')、二重引用符(")、セミコロン(;)、コロン(:)、疑問符(?)、パーセント記号(%)、小なり記号(<)、大なり記号(>)およびバックスラッシュ(\)。

    • 名前には空白を含めることができますが、空白で始まる名前は指定できません。

  5. アセットのコンテンツ・エントリ・フォームに入力します。フォームへの入力では、次に注意してください。
    • 必須フィールド。アセットを保存するには、すべての必須フィールド(アスタリスクの付いたフィールド)を入力する必要があります。その他のすべてのフィールドは、必要に応じて入力します。

    • WYSIWYGテキスト・フィールド。CKEditorなどのWYSIWYGエディタを使用すると、WYSIWYG対応のテキスト・フィールドが1つ以上表示される場合があります。これらのテキスト・フィールドでは、Microsoft Wordで使用されるようなコントロールを使用して、コンテンツを入力およびフォーマットできます。

      CKEditor対応のフィールドを処理するには、このフィールドをクリックして、CKEditorをロードします。詳細は、「CKEditorの使用」を参照してください。

    • 日付フィールド。日付を選択可能な1つ以上のフィールドが表示される場合があります。次に例を示します。

      図6-2 事後日付フィールド

      図6-2の説明が続きます
      「図6-2 事後日付フィールド」の説明

      「日付の選択」アイコンをクリックして、Date Picker属性エディタを起動します。詳細は、「Date Pickerの使用」を参照してください。

    • イメージ・ピッカー・フィールド。1つ以上のフィールドで、イメージ・ピッカー属性エディタでイメージ・アセット(作成するアセットに関連付けるためのもの)を選択するように要求される場合があります。このような場合は、図6-3 に示すように、ドロップ・ゾーンの下に「参照」ボタンが表示されます。

      図6-3 イメージ・ピッカー・フィールド

      図6-3の説明が続きます
      「図6-3 イメージ・ピッカー・フィールド」の説明

      「参照」をクリックし、アセットが表示されているタブの右側にあるイメージ・ピッカーをクリックします。イメージ・ピッカーには、選択元のイメージ・アセットの名前またはサムネイルが表示されます。詳細は、「イメージ・ピッカーの使用」を参照してください。

    • Clarkii Online Image Editorフィールド。Clarkii OIEを使用して、アセット・フォーム内で直接イメージを編集可能なフィールドが1つ以上表示される場合があります(図6-4 を参照)。

      図6-4 Clarkii Online Image Editorフィールド

      図6-4の説明が続きます
      「図6-4 Clarkii Online Image Editorフィールド」の説明

      詳細は、「Clarkii Online Image Editorの使用」を参照してください。

    • 「先行入力」フィールド。図6-5 に示すように、ドロップダウン・リストに「先行入力」というテキストが表示されたフィールドが1つ以上表示される場合があります。

      図6-5 「先行入力」フィールド

      図6-5の説明が続きます
      「図6-5 「先行入力」フィールド」の説明

      このフィールドにアセットを移入する場合は、フィールドに移入するアセット名の入力を開始するか、またはドロップダウン・リストを使用してアセットを選択します。このフィールドがサポートするアセットのタイプは、開発者によって定義されています。

    • アップロード・フィールド。図6-6 に示すように、ローカル・コンピュータからイメージ・ファイルをアップロードできるフィールドが1つ以上表示される場合があります。

      図6-6 アップロード・フィールド

      図6-6の説明が続きます
      「図6-6 アップロード・フィールド」の説明

      このようなフィールドに移入するには、「参照」ボタンをクリックして、ローカル・コンピュータからイメージ・ファイルをアップロードします。

    • アセット・アソシエーション・フィールド。ドロップ・ゾーンを表示するフィールドが1つ以上表示される場合があります。このフィールドではドラッグ・アンド・ドロップ機能がサポートされ、コンテンツ・ツリー, ワーク・ツリー、または検索結果リストからアセットを選択し、これをアソシエーション・フィールドにドロップするように要求されます。

      許容されるタイプのアセットをフィールド上に置くと、フィールドの周囲に緑の枠線が表示されます(図6-7 )。

      図6-7 アソシエーション・フィールドへのアセットのドラッグ

      図6-7の説明が続きます
      「図6-7 アソシエーション・フィールドへのアセットのドラッグ」の説明

      移入されたアソシエーション・フィールドは、図6-8 のようになります。

      図6-8 移入されたアソシエーション・フィールド

      図6-8の説明が続きます
      「図6-8 移入されたアソシエーション・フィールド」の説明

      アソシエーション・フィールドにドロップされたアセットは、WebCenter Sitesにより、現在処理中のアセットとリンクされます。アソシエーション・フィールドには、関連付けられたアセットの名前が表示されます。アセットの関連付けの詳細は、「アセットの関連付け」を参照してください。

  6. (オプション)タグフィールドに、アセットに付加する単一の語句または短いフレーズを入力します。手順については、「コンテンツ・エントリ・フォームでのアセットのタグ付け」を参照してください。
  7. フォーム・セクション・セレクタで次のセクションを選択して、手順5で説明しているように、各フィールドに値を入力します。手順を繰り返して、すべての必須フィールド(アスタリスクが付けられたフィールド)に値を移入します。必要に応じて、他のフォーム・セクションにも値を移入します。
  8. アセットの翻訳の作成を計画している場合、または作成するコンテンツの言語を指定する必要がある場合は、「ロケール」ドロップダウン・リスト(フォームの「メタデータ」セクション)からアセットのターゲット言語を選択します。詳細は、「多言語アセットでの作業」を参照してください。
  9. アセットに対してバニティURLを作成する場合は、フォームの「URL」セクションを選択します。「URL」フィールドで、アセットのバニティURLを指定します。手順については、「アセットのバニティURLの作成」を参照してください。
  10. アセットを保存するには、次のいずれかを実行します。
    • アセットのツールバーで、「保存」アイコンをクリックします。

    • メニュー・バーで、「コンテンツ」「保存」を選択します。

    WebCenter Sitesにより、次の場合を除き、アセットがデータベースに保存されます。

    • 1つ以上のセクションの1つ以上の必須フィールドが未入力

    • 1つ以上のセクションに対する入力値または選択値が無効

    このいずれかに当てはまる場合は、WebCenter Sitesでは、問題のフィールドを示すエラー・メッセージが表示されます。エラーを修正してアセットを保存します。

  11. アセットを調査するには、次のいずれかを実行します。
    • アセットのツールバーで、「調査」アイコンをクリックします。

    • メニュー・バーで、「編集」「調査」を選択します。

    タブにアセットの調査ビューがフォーム・ビューで表示されます。アセットを調査する場合、そのコンテンツを変更することはできません。

  12. アセットがワークフローに事前に割り当てられていないときに、ワークフロー機能を使用する場合は、「ワークフロー機能の使用方法」の説明に従って、アセットをワークフロー・プロセスに割り当てることができます。
  13. アセットをプレビューするには、アセットのツールバーにある「プレビュー」アイコンをクリックします。

    アセットにテンプレートが割り当てられていない場合は、「レイアウトの選択」ダイアログが開きます。レイアウトを選択して、「適用」をクリックします。

    アセットのプレビューがタブに開きます。アセットをプレビューする手順の詳細は、「アセットのプレビュー方法」を参照してください。

    さらにアセットを変更する場合は、次の手順を実行します。

    • アセットのツールバーで、「戻る」アイコンをクリックします。

    • アセットのツールバーで、「編集」アイコンをクリックします。

    アセットの編集ビューがタブに開きます。フォーム・ビューでのアセットの編集の詳細は、「フォーム・ビューでのアセットの編集」を参照してください。

  14. アセットの処理が完了したら、アセットを保存してタブを閉じます。メニュー・バーで、「コンテンツ」「保存して閉じる」を選択します。

    WebCenter Sitesにより、アセットが保存され、アセットを表示しているタブが閉じます。

6.2.2 Webビューでのアセットの作成

Webビューでアセットを作成するには:

  1. Contributorインタフェースから、アセットを作成するサイトを選択します。
  2. メニュー・バーで、「コンテンツ」「新規」を選択し、作成するアセットのタイプを選択します。

    アセットの作成」ダイアログ(図6-9 を参照)が開きます。

    図6-9 「アセットの作成」ダイアログ

    図6-9の説明が続きます
    「図6-9 「アセットの作成」ダイアログ」の説明
  3. アセットの作成」ダイアログの「レイアウトの選択」フィールドで、アセットに割り当てるレイアウトを選択します。

    選択するレイアウトによって、アセットの作成ビューがWebビューでどのように開くかが決まります。

  4. 「名前」フィールドに、アセットの名前を入力します。次のことに注意してください。
    • 1-64文字までの英数字で指定する必要があります。

    • 次の文字は使用できません。一重引用符(')、二重引用符(")、セミコロン(;)、コロン(:)、疑問符(?)、パーセント記号(%)、小なり記号(<)、大なり記号(>)およびバックスラッシュ(\)。

    • 名前には空白を含めることができますが、空白で始まる名前は指定できません。

  5. 続行」をクリックします。

    注意:

    管理者が、すべての新規アセットが作成後にワークフローに配置されるようにアセット・タイプを構成している場合は、「割当て先の選択」ダイアログ・ボックスが開きます。

    必要なロールごとに1人以上のユーザーを選択し、「割当て先の設定」をクリックします。これらのユーザーはだれでも、ワークフロー・プロセスの次の手順を完了できます。詳細は、「ワークフローへの参加」を参照してください。

    新しいタブが開き、アセットの作成ビューがWebビューで表示されます。

  6. アセットの作成ビューの様々な領域をポイントし、コンテンツが受け入れられる領域を確認します。

    ドラッグ・アンド・ドロップ機能およびその他のコンテンツ管理アクションをサポートする領域は、それらをポイントしたときに強調表示されます。

  7. 強調表示された領域をクリックして、各領域でサポートするコンテンツのタイプを決定します。表示される編集可能領域のタイプ、およびそれらの領域がアセットのWebページ・ビューにどのように表示されるかは、開発者がどのようにアセットのWebページ・レイアウト(テンプレート)をコーディングしたかによって決まります。

    アセットをWebビューで操作するときに表示される可能性がある領域の例を、図6-10 に示します。

    図6-10 Webビューでのスロット・フィールドおよびテキスト・フィールドの表示

    図6-10の説明が続きます
    「図6-10 Webビューでのスロット・フィールドおよびテキスト・フィールドの表示」の説明
  8. アセットの作成ビューに値を移入します。「アセットの作成ビューの編集可能領域の使用」を参照してください。
  9. 作成しているアセットに割り当てられたWebページ・レイアウト(テンプレート)が、特定のフィールド(「日付」および「ロケール」フィールドなど)をWebビューで表示するようにコーディングされていない場合、それらのフィールドはフォーム・ビューでのみ提供されます。これらのフィールドを移入するには、フォーム・ビューに切り替える必要があります。「フォーム・ビューでのアセットの作成」を参照してください。
  10. アセットを保存するには、次のいずれかを実行します。
    • アセットのツールバーで、「保存」アイコンをクリックします。

    • メニュー・バーで、「コンテンツ」「保存」を選択します。

    WebCenter Sitesにより、次の場合を除き、アセットがデータベースに保存されます。

    • 1つ以上の必須フィールドに値が入力されていない

    • 1つ以上のフィールドで許可されていない値の入力または選択が行われている

    このいずれかに当てはまる場合は、WebCenter Sitesでは、問題のフィールドを示すエラー・メッセージが表示されます。エラーを修正し、アセットを保存します。

  11. アセットを調査します。次のいずれかを行います:
    • アセットのツールバーで、「調査」アイコンをクリックします。

    • メニュー・バーで、「編集」「調査」を選択します。

    タブにアセットの調査ビューがWebビューで表示されます。調査ビューで開いているアセットのコンテンツを変更することはできません。

  12. (オプション)アセットがワークフローに事前に割り当てられていないときに、ワークフロー機能を使用する場合は、「ワークフローへのアセットの割当て」の説明に従って、アセットをワークフロー・プロセスに割り当てることができます。
  13. アセットをプレビューするには、アセットのツールバーにある「プレビュー」アイコンをクリックします。

    アセットのプレビューがタブに表示されます。アセットのプレビュー方法の詳細は、「アセットのプレビュー」を参照してください。

    さらにアセットを変更する場合は、次の手順を実行します。

    • アセットのツールバーで、「戻る」アイコンをクリックします。

      このタブでは、アセットの調査ビューが表示されます。

    • アセットのツールバーで、「編集」アイコンをクリックします。

      タブにアセットの編集ビューが表示されます。

    Webビューでのアセットの編集の詳細は、「Webビューでのアセットの編集」を参照してください。

  14. アセットの操作が完了したら、アセットを保存して閉じます。メニュー・バーで、「コンテンツ」「保存して閉じる」を選択します。

    WebCenter Sitesにより、アセットが保存され、アセットを表示しているタブが閉じます。

6.2.3 アセットの作成ビューの編集可能領域の使用

アセットを移入する場合、様々な編集可能領域を使用できます。

テキスト領域。テキストを入力できる1つ以上の領域が表示される場合があります。これらの領域には、入力する必要があるコンテンツのタイプを説明する事前定義済のサンプル・テキストが表示される場合があります。テキスト領域をポイントすると、図6-11 に示すように、その領域がグレーで強調表示され、カーソルがテキスト選択用のI型カーソルとして表示されます。

テキスト領域内をクリックして、コンテンツを入力します。テキスト領域内をクリックすると、次のいずれかが表示されます。

簡易テキスト・フィールド。簡易テキスト・フィールドにはテキストを入力できますが、そのテキストの書式は設定できません。

WYSIWYGテキスト・フィールド。テキスト領域で埋込みWYSYWYGエディタ(図6-12 に示すCKEditorなど)がサポートされる場合、そのWYSYWYGエディタが開きます。これらのテキスト・フィールドでは、Microsoft Wordのようなコントロールを使用して、コンテンツを入力したり、その書式を設定できます。

図6-12 WYSIWYG対応のテキスト・フィールド

図6-12の説明が続きます
「図6-12 WYSIWYG対応のテキスト・フィールド」の説明

日付領域内をクリックすると、Date Picker属性エディタがロードされます。詳細は、「Date Pickerの使用」を参照してください。

日付領域図6-13 に示すように、日付を選択できる領域が1つ以上表示される場合があります。

スロット。事前定義済のコンテンツまたは空のスロットが表示された1つ以上の領域を確認できる場合があります(図6-14 を参照)。これらの領域をポイントすると、青のオーバーレイで強調表示されます。

図6-14 移入されたスロットと空のスロット

図6-14の説明が続きます
「図6-14 移入されたスロットと空のスロット」の説明

スロットを使用するには:

  1. スロットをクリックして、そのツールバーを開きます。スロットがアセットに割り当てられたWebページ・レイアウト(テンプレート)内でどのようにコーディングされるかに応じて、図6-15 に示すように、次の1つ以上のコンテンツ管理オプションが表示される場合があります。

    図6-15 スロット・ツールバー

    図6-15の説明が続きます
    「図6-15 スロット・ツールバー」の説明

    ツールバー(図6-15 を参照)の左から右に、次のオプションが表示されます。

    編集: スロット内に含まれるアセットのコンテンツを、作成しているアセットのWebページ・ビュー内で直接編集できます。詳細は、「関連付けられたアセットのコンテンツの編集」を参照してください。

    新しいタブで開く: スロット内に含まれるアセットの調査ビューが表示されたタブを開きます。詳細は、「Webビューでのアセットのコンテンツの編集」を参照してください。

    コンテンツ・レイアウトの変更: スロットのコンテンツのレンダリングに使用するコンテンツ・レイアウト(テンプレート)を選択できます。詳細は、「コンテンツ・レイアウトの変更」を参照してください。

    スロット・プロパティ: スロットでサポートされるアセット・タイプのリストを提供します。

    スロットのクリア: スロットからコンテンツを削除します。詳細は、「アソシエーションの削除」を参照してください。

    次のオプションは、複数値スロットのツールバーでのみ提供されます。

    管理: 複数値スロット内に含まれるアセットの位置を管理できます。複数値スロットの詳細は、「複数値スロット内に表示されるコンテンツの位置の変更」を参照してください。

    スロットが複数値の場合、そのスロット内をクリックすると、スロットのツールバーに「編集」オプションおよび「管理」オプションが表示されます。「編集」をクリックして、図6-16 に示すように、複数値スロット内の個々のスロットにアクセスします。

  2. スロットでサポートされるコンテンツのタイプを確認します。スロット内をクリックし、そのスロットのツールバー内の「スロット・プロパティ」オプションをクリックします。

    図6-17 に示すように、スロット・プロパティ・ダイアログが開きます。

  3. 「コンテンツ・ツリー」「ワーク」ツリーまたは検索結果リストから目的のスロットにアセットをドラッグ・アンド・ドロップします。
  4. スロットの境界線が緑色に変わった場合、そのタイプのアセットはスロットで受け入れられます。この場合は、アセットをスロット内にドロップします。スロットの境界線が赤色に変わった場合、このタイプのアセットはスロットで受け入れられません。

スロットへのコンテンツの追加の詳細は、「アソシエーションの追加または置換」を参照してください。

図6-17 「スロット・プロパティ」ダイアログ

図6-17の説明が続きます
「図6-17 「スロット・プロパティ」ダイアログ」の説明

6.2.4 既存アセットのコピーによるアセットの作成

既存のアセットをコピーすることで、新規アセットを作成できます。このコピーを対象として、必要に応じてコンテンツを変更します。アセットが別のユーザーによってチェックアウトされている場合でも、このアセットをコピーできます。フォーム・ビューとWebビューの両方に表示されるアセットをコピーできます。

既存アセットのコピーによるアセットの作成の詳細は、次のトピックを参照してください。

6.2.4.1 既存アセットのコピーによるアセットの作成

既存アセットのコピーによって新規アセットを作成するには:

  1. Contributorインタフェースから、コピーするアセットが含まれるサイトを選択します。
  2. コピーするアセットを見つけて調査ビューで開きます。手順については、「アセットの検索と編成」を参照してください。

    コピーするアセットの調査ビューを表示するタブが開きます。

  3. メニュー・バーで、「編集」「コピー」を選択します。

    注意:

    「コピー」オプションが表示されない場合は、ここで終了してください。アセットをコピーするための適切な権限がないことを意味します。権限について不明な点がある場合は、管理者に問い合せてください。

    タブが開いて、コピーしたアセットの編集ビューがフォーム・ビューまたはWebビューで表示されます。コピーしたアセットの名前がアセット名_ランダムに生成された番号のコピーとしてタブに表示されます。

  4. アセットのコピーがWebビューで開かれている場合は、次のいずれかを実行できます。
    • コピーしたアセットをWebビューで処理します。「Webビューでのアセットの編集」を参照してください。

    • コピーしたアセットをフォーム・ビューで処理します。アセットのツールバーで「モード」スイッチをクリックし、手順5に進みます。

  5. コピーしたアセットの「編集」ビューで、各フィールドの内容を、作成する新規アセットの内容で置換します。

    「名前」フィールドで、アセットのシステム生成名を、コピーしたアセットを一意に識別する名前に置き換えます。アセットに名前を付ける際は、次の規則に注意してください。

    • 1-64文字までの英数字で指定する必要があります。

    • 次の文字は使用できません。一重引用符(')、二重引用符(")、セミコロン(;)、コロン(:)、疑問符(?)、パーセント記号(%)、小なり記号(<)、大なり記号(>)およびバックスラッシュ(\)。

    • 名前には空白を含めることができますが、空白で始まる名前は指定できません。

    必要に応じて、新規アセットのロケール指定を設定または変更します。

    • アセットのフォーム・セクション・セレクタで、「メタデータ」を選択します。

    ここで選択しない場合は、次のいずれかの結果となります。

    • ソース・アセットにロケールが指定されている場合は、新規アセットもソース・アセットのロケール指定を維持します。

    • ソース・アセットにロケールが指定されていない場合は、新規アセットもロケール指定を維持しません。新規アセットにロケール指定を手動で割り当てる必要があります。

    詳細は、「多言語アセットでの作業」を参照してください。

    残りのフィールドに、新規アセットのコンテンツを移入します。

  6. アセットのツールバーで、「保存」アイコンをクリックします。

    WebCenter Sitesにより、次の場合を除き、アセットがデータベースに保存されます。

    • 1つ以上の必須フィールドに値が入力されていない

    • 1つ以上のフィールドで許可されていない値の入力または選択が行われている

    このいずれかに当てはまる場合は、WebCenter Sitesでは、問題のフィールドを示すエラー・メッセージが表示されます。エラーを修正してアセットを保存します。

  7. アセットのツールバーで、「調査」アイコンをクリックします。

    アセットの調査ビューがタブに開きます。アセットを調査する場合、そのコンテンツを変更することはできません。

  8. (オプション)アセットがワークフローに事前に割り当てられていないときに、ワークフロー機能を使用する場合は、「ワークフローへのアセットの割当て」の説明に従って、アセットをワークフロー・プロセスに割り当てることができます。
  9. アセットのツールバーにある「プレビュー」アイコンをクリックしてアセットをプレビューします。

    アセットにテンプレートが割り当てられていない場合は、プレビュー・テンプレートの選択ダイアログが開きます。レイアウトを選択して、「適用」をクリックします。

    アセットのプレビューがタブに開きます。アセットのプレビュー方法の詳細は、「アセットのプレビュー」を参照してください。

6.2.4.2 複数のアセットの同時コピー

複数のアセットを同時にコピーすることにより、アセットを作成できます。

複数のアセットを同時にコピーするには:

  1. Contributorインタフェースから、コピーするアセットが含まれるサイトを選択します。
  2. コピーするアセットを検索します。手順については、「アセットの検索と編成」を参照してください。

    「参照」タブが開いて、ダブルクリックした親と関連付けられているアセットのリストが表示されます。

  3. アセットのリストで、コピーするアセットを[Ctrl]キーを押しながらクリックするか、[Shift]キーを押しながらクリックします。
  4. 強調表示されたアセットを右クリックし、コンテキスト・メニューから「コピー」を選択します。

    図6-18 に示すダイアログが開きます。

    図6-18 コピーの成功のメッセージ

    図6-18の説明が続きます
    「図6-18 コピーの成功のメッセージ」の説明
  5. ダイアログ・ボックスで、次のいずれかを実行します。
    • ダイアログを閉じて、コピーしたアセットを別のタイミングで使用する場合は、「OK」をクリックします。

    • コピーしたアセットのリストを表示するには、「コピーしたアセットの表示」をクリックします。

      「参照」タブが開いて、コピーしたアセット名のリストが表示されます。

    注意:

    コピーしたアセットの命名規則は、アセット名_ランダムに生成された番号のコピーとなります。

  6. コピーしたアセットを開き、各フィールドのコンテンツを、作成する新規アセットのコンテンツで置換します。手順については、「既存アセットのコピーによるアセットの作成」を参照してください。コピーしたアセットの名前がすべて変更され、それらのコンテンツが新規アセットのコンテンツに置き換えられるまで、これらの手順を繰り返します。

6.2.5 他のサイトとのアセットの共有

複数のサイトでアセットを使用する場合は、このアセットを共有することで、何度も同じものを作成しなくても、複数のサイト間でこれを管理できます。

注意:

他のサイトとアセットを共有する場合は、共有先のサイトで、このアセット・タイプが有効化されていることを確認してください。

他のサイトとのアセットの共有の詳細は、次のトピックを参照してください。

6.2.5.1 共有可能なアセットの条件

アセットを共有する際は、次の点を念頭に置いてください。

  • アセットを共有するための権限が必要です。

  • アセットを共有できるのは、アクセス権限を持つサイトのみです。アクセス権を持つサイトが1つのみの場合は、「コンテンツ」メニューの「共有」オプションは利用できません。

  • ページ・アセットは共有できません。

  • アセットの共有は、このアセットに含まれるコンテンツが、ターゲット・サイトで一意である必要がない場合にのみ行います。たとえば、会社のロゴを含むアセットの場合は、その会社の全サイトで同じイメージが使用されると考えられるため、共有が可能です。

    コンテンツの性質上、サイトごとに別の独自のバージョンが必要となる場合は、アセットを共有しないでください。かわりに、一意のバージョンのコンテンツを必要とするサイトごとに新規アセットを作成します。

  • アセット共有の性質上、1つの共有アセットを削除すると、共有先のすべてのサイトからこのアセットが自動的に削除されます。

  • アセットがワークフローに含まれる場合は、アセットのネイティブ・サイトで作業をしている場合にかぎり、このワークフローのステータスを変更できます。

  • アセットの共有は、パブリッシュの準備ができているアセットのみにしてください。つまり、承認されるまで、アセットの共有を待機することになります。

  • ローカライズされたアセットを別のサイトと共有する場合は、このアセットのロケールをターゲット・サイトで有効にする必要があります。

  • 依存関係を持つアセットを共有する場合は(共有アセットが記事アセットに関連付けられている場合など)、このアセットのすべての依存アセットをターゲット・サイトで共有する必要があります。こうしないと、共有するプライマリ・アセットの共有先サイトでのパブリッシュが正常に承認されません。

他のサイトとアセットを共有しようとする場合に、適切な権限がない場合は、WebCenter Sites管理者に問い合せてください。

6.2.5.2 他のサイトとアセットを共有する方法

他のサイトとアセットを共有するには:

  1. Contributorインタフェースから、共有するアセットが含まれるサイトを選択します。
  2. 他のサイトと共有するアセットを見つけて開きます。「アセットの検索と編成」を参照してください。
  3. メニュー・バーで、「コンテンツ」「共有」を選択します。

    「選択したコンテンツの共有」ダイアログ(図6-19 を参照)が開きます。

    図6-19 「選択したコンテンツの共有」ダイアログ

    図6-19の説明が続きます
    「図6-19 「選択したコンテンツの共有」ダイアログ」の説明
  4. 「選択したコンテンツの共有」ダイアログで、次の手順を実行します。
    • 「使用可能」リスト・ボックスで、アセットを共有するサイトを選択し、それらのサイトを「選択済」リスト・ボックスに移動します。

    • このアセットを、現在および将来のすべてのサイトで共有するには、「選択したコンテンツを現在および将来のすべてのサイトと共有。」チェック・ボックスを選択します。

    • 共有先のサイトで、アセットがアクセス可能になりました。

6.2.5.3 他のサイトと複数のアセットを共有する方法

他のサイトと複数のアセットを共有するには:

  1. Contributorインタフェースから、共有するアセットが含まれるサイトを選択します。
  2. 共有するアセットを検索します。「アセットの検索と編成」を参照してください。
  3. アセットのリストで、共有するアセットを[Ctrl]キーを押しながらクリックするか、[Shift]キーを押しながらクリックします。
  4. 強調表示されたアセットを右クリックし「共有」を選択します。

    「選択したコンテンツの共有」ダイアログ(図6-20 を参照)が開きます。

    図6-20 「選択したコンテンツの共有」ダイアログ

    図6-20の説明が続きます
    「図6-20 「選択したコンテンツの共有」ダイアログ」の説明
  5. 「選択したコンテンツの共有」ダイアログで、次の手順を実行します。
    • 「使用可能」リスト・ボックスで、アセットを共有するサイトを選択し、それらのサイトを「選択済」リスト・ボックスに移動します。

    • これらのアセットを、現在および将来のすべてのサイトで共有するには、「選択したコンテンツを現在および将来のすべてのサイトと共有。」チェック・ボックスを選択します。

    • 「保存」をクリックします。

      共有先のサイトで、アセットがアクセス可能になりました。

6.3 アセットの編集

アセットの編集は、権限に基づきます。サイト管理者によって、どのユーザーがどのアセットを処理できるかが決定されます。適切な権限を所持する場合は、Contributorインタフェースでアセットを編集できます。アセットの編集に必要な権限の詳細は、管理者に問い合せてください。

注意:

共有アセットを編集する必要がある場合は、アセットのネイティブ・サイト(アセットが最初に作成されたサイト)で編集する必要があります。

アセットの編集の詳細は、次のトピックを参照してください。

6.3.1 フォーム・ビューでのアセットの編集

該当するタイプのアセットがすべてフォーム・ビューで開くように、アセット・タイプが構成されている場合は、アセットのコンテンツ・エントリ・フォームが表示されたタブが開きます。フォーム・ビューでは、アセットのコンテンツ・エントリ・フォームの各フィールドに表示された情報を修正または置換することで、アセットのコンテンツを編集できます。

  1. Contributorインタフェースから、編集するアセットが含まれるサイトを選択します。
  2. アセットを見つけて開きます。「アセットの検索と編成」を参照してください。
  3. フォーム・モードでアセットの編集ビューにアクセスします。
    • アセットがWebビューで開く場合は、フォーム・ビューに切り替えます。アセットのツールバーで、「モード」スイッチをクリックします。

    • アセットのツールバーで、「編集」アイコンをクリックします。

      タブにアセットの編集ビューがフォーム・ビューで表示されます。

  4. アセットのコンテンツを変更します。フォーム・ビューでアセットを処理する場合に表示される可能性のある各フィールドへの情報入力の詳細は、「フォーム・ビューでのアセットの作成」を参照してください。
  5. アセットを保存します。次のいずれかを行います:
    • アセットのツールバーで、「保存」アイコンをクリックします。

    • メニュー・バーで、「コンテンツ」「保存」を選択します。

    WebCenter Sitesにより、次の場合を除き、アセットがデータベースに保存されます。

    • 1つ以上のセクションの1つ以上の必須フィールドが未入力

    • 1つ以上のセクションに対する入力値または選択値が無効

    このいずれかに当てはまる場合は、WebCenter Sitesでは、問題のフィールドを示すエラー・メッセージが表示されます。エラーを修正してアセットを保存します。

  6. アセットを調査します。次のいずれかを行います:
    • アセットのツールバーで、「調査」アイコンをクリックします。

    • メニュー・バーで、「編集」「調査」を選択します。

    タブにアセットの調査ビューがフォーム・ビューで表示されます。アセットを調査する場合、そのコンテンツを編集することはできません。

  7. アセットがワークフローに事前に割り当てられていないときに、ワークフロー機能を使用する場合は、「ワークフローへのアセットの割当て」の説明に従って、アセットをワークフロー・プロセスに割り当てることができます。
  8. アセットをプレビューします。
    • アセットのツールバーで、「プレビュー」アイコンをクリックします。

    • アセットにテンプレートが割り当てられていない場合は、「レイアウトの選択」ダイアログが開きます。レイアウトを選択して、「適用」をクリックします。

      アセットのプレビューがタブに表示されます。アセットのプレビュー方法の詳細は、「アセットのプレビュー」を参照してください。

6.3.2 Webビューでのアセットの編集

この項の内容は次のとおりです。

6.3.2.1 Webビューでのアセットのコンテンツの編集

Webビューでは、コンテキストに対応した編集が可能です。つまり、アセットのコンテンツをWebページ・ビュー内で直接編集できます。アセットのWebページのレイアウト(テンプレート)コードの記述方法により、Webビューで編集可能な領域が決まります。特定のフィールド(「日付」および「ロケール」フィールドなど)は、フォーム・ビューでアセットを処理している場合のみアクセス可能である場合があります。したがって、これらのフィールドのコンテンツを編集するには、フォーム・ビューに切り替える必要があります。

Webビューでアセットのコンテンツを編集するには:

  1. Contributorインタフェースから、編集するアセットが含まれるサイトを選択します。
  2. アセットを見つけて開きます。「アセットの検索と編成」を参照してください。
  3. アセットがフォーム・ビューで開く場合は、Webビューに切り替えます。
    • アセットのツールバーで、「モード」スイッチをクリックします。

    • アセットがテンプレート(Webページ・レイアウト)に割り当てられていない場合は、「レイアウトの選択」ダイアログが開きます。レイアウトを選択して、「適用」をクリックします。

      タブにアセットの調査ビューがWebビューで再表示されます。

  4. アセットを編集します。
    • アセットのツールバーで、「編集」アイコンをクリックします。

      タブに、アセットの編集ビューがWebビューで表示されます。

    • 任意の変更をアセットに加えます。

  5. 次のいずれかを実行してアセットを保存します。
    • アセットのツールバーで、「保存」アイコンをクリックします。

    • メニュー・バーで、「コンテンツ」「保存」を選択します。

    WebCenter Sitesにより、次の場合を除き、アセットがデータベースに保存されます。

    • 1つ以上の必須フィールドに値が入力されていない

    • 1つ以上のフィールドで許可されていない値の入力または選択が行われている

    このいずれかに当てはまる場合は、WebCenter Sitesでは、問題のフィールドを示すエラー・メッセージが表示されます。エラーを修正してアセットを保存します。

  6. 次のいずれかを実行してアセットを調査します。
    • アセットのツールバーで、「調査」アイコンをクリックします。

    • メニュー・バーで、「編集」「調査」を選択します。

    タブにアセットの調査ビューがWebビューで表示されます。アセットを調査する場合、そのコンテンツを変更することはできません。

  7. アセットがワークフローに事前に割り当てられていないときに、ワークフロー機能を使用する場合は、「ワークフロー機能の使用方法」の説明に従って、アセットをワークフロー・プロセスに割り当てることができます。
  8. アセットをプレビューします。
    • アセットのツールバーで、「プレビュー」アイコンをクリックします。

      アセットのプレビューがタブに表示されます。アセットのプレビュー方法の詳細は、「アセットのプレビュー」を参照してください。

    • アセットのプレビューが完了したら、「戻る」アイコンをクリックします。

      タブにアセットがWebビューで再表示されます。

6.3.2.2 Webページ・レイアウトの変更

アセットに割り当てられるWebページ・レイアウト(テンプレート)によって、アセットのWebページ・ビューに表示されるスロットおよび他の編集可能領域の位置が決まります。アセットの異なるレイアウトを選択すると、Webページ・レイアウトのコードがどのように記述されているかによって、スロットとその他の編集可能領域が異なる位置にレンダリングされます。この項では、アセットをWebビューで操作するときに、そのアセットの異なるWebページ・レイアウト(テンプレート)を選択する手順を説明します。

アセットのWebページ・レイアウトを変更するには:

  1. Contributorインタフェースから、Webページ・レイアウトを変更するアセットが含まれるサイトを選択します。
  2. アセットを見つけて開きます。「アセットの検索と編成」を参照してください。
  3. アセットがフォーム・ビューで開く場合は、Webビューに切り替えます。
    • アセットのツールバーで、「モード」スイッチをクリックします。

    • アセットがテンプレート(Webページ・レイアウト)に割り当てられていない場合は、「レイアウトの選択」ダイアログが開きます。レイアウトを選択して、「適用」をクリックします。

    タブにアセットの調査ビューがWebビューで再表示されます。

  4. アセットのツールバーで、「編集」アイコンをクリックします。

    タブに、アセットの編集ビューがWebビューで表示されます。

  5. アセットのWebページ・レイアウト(テンプレート)を変更するには、次のいずれかを実行します。
    • アセットのツールバーで、「ページ・レイアウトの変更」アイコンをクリックします。

    • メニュー・バーで、「編集」「ページ・レイアウトの変更」を選択します。

    ページ・レイアウトの変更ダイアログ(図6-21 を参照)が開きます。

    図6-21 ページ・レイアウトの変更ダイアログ

    図6-21の説明が続きます
    「図6-21 ページ・レイアウトの変更ダイアログ」の説明

    アセットに割り当てるWebページ・レイアウト(テンプレート)を選択し、「適用」をクリックします。

    WebCenter Sitesによって、アセットのWebページ・レイアウトが、選択したレイアウトに更新されます。選択するWebページ・レイアウト(テンプレート)によって、スロットの位置と、アセットの他の編集可能領域が決まります。

  6. 次のいずれかを実行してアセットを保存します。
    • アセットのツールバーで、「保存」アイコンをクリックします。

    • メニュー・バーで、「コンテンツ」「保存」を選択します。

    WebCenter Sitesにより、次の場合を除き、アセットがデータベースに保存されます。

    • 1つ以上の必須フィールドに値が入力されていない

    • 1つ以上のフィールドで許可されていない値の入力または選択が行われている

    このいずれかに当てはまる場合は、WebCenter Sitesでは、問題のフィールドを示すエラー・メッセージが表示されます。エラーを修正してアセットを保存します。

  7. 次のいずれかを実行してアセットを調査します。
    • アセットのツールバーで、「調査」アイコンをクリックします。

    • メニュー・バーで、「編集」「調査」を選択します。

    タブにアセットの調査ビューがWebビューで表示されます。アセットを調査する場合、そのコンテンツを変更することはできません。

  8. アセットをプレビューします。
    • アセットのツールバーで、「プレビュー」アイコンをクリックします。

      アセットのプレビューがタブに表示されます。アセットのプレビュー方法の詳細は、「アセットのプレビュー」を参照してください。

    • アセットのプレビューが完了したら、「戻る」アイコンをクリックします。

      タブにアセットがWebビューで再表示されます。

6.3.2.3 コンテンツ・レイアウトの変更

各スロットにはコンテンツ・レイアウト(テンプレート)が割り当てられます。スロットのコンテンツ・レイアウトによって、そのスロット内に含まれるアセットの外観が決まります。スロットのコンテンツ・レイアウトを変更すると、スロット・アセットが作成され、WebCenter Sitesデータベースに格納されます。アセットを承認するときは、そのアセットに関連付けられたスロット・アセットも承認する必要があります。この項では、スロットのコンテンツ・レイアウト(テンプレート)を変更する手順を説明します。

スロットのコンテンツ・レイアウトを変更するには:

  1. Contributorインタフェースから、スロットのコンテンツ・レイアウトを変更するアセットが含まれるサイトを選択します。
  2. アセットを見つけて開きます。「アセットの検索と編成」を参照してください。
  3. アセットがフォーム・ビューで開く場合は、Webビューに切り替えます。
    • アセットのツールバーで、「モード」スイッチをクリックします。

    • アセットがテンプレート(Webページ・レイアウト)に割り当てられていない場合は、「レイアウトの選択」ダイアログが開きます。レイアウトを選択して、「適用」をクリックします。

    タブにアセットの調査ビューがWebビューで再表示されます。

  4. アセットのツールバーで、「編集」アイコンをクリックします。

    タブに、アセットの編集ビューがWebビューで表示されます。

  5. アセットを含むスロットのコンテンツ・レイアウト(テンプレート)を次のように変更します。
    • コンテンツ・レイアウト(テンプレート)を変更するスロットをクリックします。

      スロット・ツールバーが開きます。

      スロットが複数値の場合、複数のスロットが強調表示され、のツールバーには「編集」および「管理」オプションのみが表示されます。「編集」オプションをクリックして、複数値スロット内の個々のスロットを編集します。スロットをクリックして、そのツールバーを表示します。

    • スロット・ツールバーで、「コンテンツ・レイアウトの変更」オプションをクリックします。

      注意:

      ツールバーに「コンテンツ・レイアウトの変更」オプションが表示されない場合は、ここで終了します。スロットでこのタイプの編集がサポートされていません。

      「コンテンツ・レイアウトの変更」ダイアログが開きます。

    • レイアウトを選択して、「適用」をクリックします。

      スロット内に含まれるコンテンツが、選択したレイアウトで表示されます。

  6. 次のいずれかを実行してアセットを保存します。
    • アセットのツールバーで、「保存」アイコンをクリックします。

    • メニュー・バーで、「コンテンツ」「保存」を選択します。

    WebCenter Sitesにより、次の場合を除き、アセットがデータベースに保存されます。

    • 1つ以上の必須フィールドに値が入力されていない

    • 1つ以上のフィールドで許可されていない値の入力または選択が行われている

    このいずれかに当てはまる場合は、WebCenter Sitesでは、問題のフィールドを示すエラー・メッセージが表示されます。エラーを修正してアセットを保存します。

  7. 次のいずれかを実行してアセットを調査します。
    • アセットのツールバーで、「調査」アイコンをクリックします。

    • メニュー・バーで、「編集」「調査」を選択します。

    タブにアセットの調査ビューがWebビューで表示されます。アセットを調査する場合、そのコンテンツを変更することはできません。

  8. アセットをプレビューします。
    • アセットのツールバーで、「プレビュー」アイコンをクリックします。

      アセットのプレビューがタブに表示されます。アセットのプレビュー方法の詳細は、「アセットのプレビュー」を参照してください。

    • アセットのプレビューが完了したら、「戻る」アイコンをクリックします。

      タブにアセットがWebビューで再表示されます。

6.3.2.4 アソシエーションの編集

アセットをWebビューで操作する場合、そのアソシエーションを編集できます。これを行うには、アセットを空のスロットに追加し、スロット内に現在表示されているアセットを異なるアセットに置換します。次に、複数値スロット内に表示されているアセットの配置を変更し、アセットをスロットから削除します。

この項の内容は次のとおりです。

6.3.2.4.1 アソシエーションの追加または置換

この項では、2つのアセット間のアソシエーションを作成または置換する方法を説明します。この操作を行うには、関連付けるアセットを、Webビューで操作しているアセットのスロット内にドラッグ・アンド・ドロップします。

  1. Contributorインタフェースから、アソシエーションを追加または置換するアセットが含まれるサイトを選択します。
  2. アセットを見つけて開きます。「アセットの検索と編成」を参照してください。
  3. アセットがフォーム・ビューで開く場合は、Webビューに切り替えます。
    • アセットのツールバーで、「モード」スイッチをクリックします。

    • アセットがテンプレート(Webページ・レイアウト)に割り当てられていない場合は、「レイアウトの選択」ダイアログが開きます。レイアウトを選択して、「適用」をクリックします。

      タブにアセットの調査ビューがWebビューで再表示されます。

  4. アセットのツールバーで、「編集」アイコンをクリックします。

    タブに、アセットの編集ビューがWebビューで表示されます。

  5. アセットを配置するスロットを決定します。スロットがすでに移入されている場合は、置換するスロットのコンテンツを決定します。
  6. 操作しているアセットに、アセットを関連付けます。

    スロット内に配置するアセットを検索します。「アセットの検索と編成」を参照してください。

    アセットのリストで、スロットに追加するアセットを選択し、スロットまでドラッグします。

    アセットをスロットまでドラッグするときに、そのアセットの名前がフローティング・オブジェクトとして表示されます。アセットをドロップするスロットは、空でも占有されていてもかまいません。図6-22 では、アセットが空のスロット上にドラッグされています。

    図6-22 緑色の点の境界線で囲まれたスロット

    図6-22の説明が続きます
    「図6-22 緑色の点の境界線で囲まれたスロット」の説明

    アセットをスロット上に移動すると、スロットでそのタイプのアセットがサポートされている場合、緑色の点の境界線がスロットの周りに表示されます。スロットでそのタイプのアセットがサポートされていない場合は、赤色の点の境界線が周りに表示されます。

    アセットをスロット内にドロップします。

    スロット内にドロップしたアセットが、操作中のアセットに関連付けられます。アセットをドロップするスロットがすでに移入されている場合、置換するアセットは、操作中のアセットのアソシエーションとしてスロットから削除されます。

  7. 次のいずれかを実行して変更を保存します。
    • アセットのツールバーで、「保存」アイコンをクリックします。

    • メニュー・バーで、「コンテンツ」「保存」を選択します。

    WebCenter Sitesにより、次の場合を除き、アセットがデータベースに保存されます。

    • 1つ以上の必須フィールドに値が入力されていない

    • 1つ以上のフィールドで許可されていない値の入力または選択が行われている

    このいずれかに当てはまる場合は、WebCenter Sitesでは、問題のフィールドを示すエラー・メッセージが表示されます。エラーを修正してアセットを保存します。

  8. 次のいずれかを実行してアセットを調査します。
    • アセットのツールバーで、「調査」アイコンをクリックします。

    • メニュー・バーで、「編集」「調査」を選択します。

    タブにアセットの調査ビューがWebビューで表示されます。アセットを調査する場合、そのコンテンツを変更することはできません。

  9. アセットをプレビューします。
    • アセットのツールバーで、「プレビュー」アイコンをクリックします。

      アセットのプレビューがタブに表示されます。アセットのプレビュー方法の詳細は、「アセットのプレビュー」を参照してください。

    • アセットのプレビューが完了したら、「戻る」アイコンをクリックして、アセットをWebビューで表示します。

6.3.2.4.2 関連付けられたアセットのコンテンツの編集

Webビューでアセットを処理する場合、関連するアセットが表示されるスロット内、または新しいタブ内で、関連するアセットのコンテンツを直接編集できます。関連するアセットのコンテンツを新しいタブ内で編集する場合、アセットを保存すると、行った変更は、アセットが表示されるスロットに反映されます。

  1. Contributorインタフェースから、編集するアセットに関連するアセットが含まれるサイトを選択します。
  2. アセットを見つけて開きます。「アセットの検索と編成」を参照してください。
  3. アセットがフォーム・ビューで開く場合は、Webビューに切り替えます。
    • アセットのツールバーで、「モード」スイッチをクリックします。

    • アセットがテンプレート(Webページ・レイアウト)に割り当てられていない場合は、「レイアウトの選択」ダイアログが開きます。レイアウトを選択して、「適用」をクリックします。

      タブにアセットの調査ビューがWebビューで再表示されます。

  4. アセットのツールバーで、「編集」アイコンをクリックします。

    タブに、アセットの編集ビューがWebビューで表示されます。

  5. 編集する関連付けられたアセットを含むスロットをクリックします。

    スロット・ツールバーが開きます。スロットがコンテンツの編集を許可するように構成されている場合は、「編集」オプションと「新しいタブで開く」オプションのいずれかまたは両方が表示されます。

    スロットが複数値の場合、そのスロットをクリックすると、「編集」オプションおよび「管理」オプションのみが表示されます。「編集」オプションをクリックして、複数値スロット内の個々のスロットにアクセスします。個別スロットをクリックして、そのツールバーを表示します。

  6. スロット内に表示された、関連付けられたアセットを編集します。次のいずれかを行います:
    • 関連付けられたアセットをスロット内で直接編集するには:

      • スロットのツールバーで、「編集」オプションをクリックします。

      • アセットの領域をポイントします。強調表示された領域が編集可能です。

      • 関連付けられたアセットに変更を行います。

    • 関連付けられたアセットを新しいタブ内で編集するには:

      • スロットのツールバーで、「新しいタブで開く」オプションをクリックします。

        関連付けられたアセットの調査ビューをフォーム・ビューまたはWebビューで表示する新しいタブが開きます。

      • 関連付けられたアセットのツールバーで、「編集」アイコンをクリックします。

      • 関連付けられたアセットに変更を行います。

        アセットがWebビューで開く場合、表示されるフィールドの詳細は「Webビューでのアセットの作成」を参照してください。

        アセットがフォーム・ビューで開く場合、表示されるフィールドの詳細は「フォーム・ビューでのアセットの作成」を参照してください。

      • アセットを保存して閉じます。メニュー・バーで、「コンテンツ」「保存して閉じる」を選択します。

      • 操作中のアセットが表示されたタブに戻ります。

      • 編集した関連付けられたアセットをスロットに表示するアセットをリフレッシュします。アセットのツールバーで、「リフレッシュ」アイコンをクリックします。

        編集した関連付けられたアセットを含むスロットに、変更が反映されたアセットが表示されます。

  7. 次のいずれかを実行して変更を保存します。
    • アセットのツールバーで、「保存」アイコンをクリックします。

    • メニュー・バーで、「コンテンツ」「保存」を選択します。

    WebCenter Sitesにより、次の場合を除き、アセットがデータベースに保存されます。

    • 1つ以上の必須フィールドに値が入力されていない

    • 1つ以上のフィールドで許可されていない値の入力または選択が行われている

    このいずれかに当てはまる場合は、WebCenter Sitesでは、問題のフィールドを示すエラー・メッセージが表示されます。エラーを修正してアセットを保存します。

  8. 次のいずれかを実行してアセットを調査します。
    • アセットのツールバーで、「調査」アイコンをクリックします。

    • メニュー・バーで、「編集」「調査」を選択します。

    タブにアセットの調査ビューがWebビューで表示されます。アセットを調査する場合、そのコンテンツを変更することはできません。

  9. アセットをプレビューします。
    • アセットのツールバーで、「プレビュー」アイコンをクリックします。

      アセットのプレビューがタブに表示されます。アセットのプレビュー方法の詳細は、「アセットのプレビュー」を参照してください。

    • アセットのプレビューが完了したら、「戻る」アイコンをクリックして、アセットをWebビューで表示します。

6.3.2.4.3 アソシエーションの削除

アセットをWebビューで操作しているときに、スロットからアセットを削除すると、操作中のアセットとスロットから削除したアセットとの間のアソシエーションも削除されます。

  1. WebCenter Sitesにログインして、作業するサイトを選択し、Contributorインタフェースのアイコンを選択します。
  2. アセットを見つけて開きます。「アセットの検索と編成」を参照してください。
  3. アセットがフォーム・ビューで開く場合は、Webビューに切り替えます。
    • アセットのツールバーで、「モード」スイッチをクリックします。

    • アセットがテンプレート(Webページ・レイアウト)に割り当てられていない場合は、「レイアウトの選択」ダイアログが開きます。レイアウトを選択して、「適用」をクリックします。

    タブにアセットの調査ビューがWebビューで再表示されます。

  4. アセットのツールバーで、「編集」アイコンをクリックします。

    タブに、アセットの編集ビューがWebビューで表示されます。

  5. 削除するアセットを含むスロットをクリックします。

    スロットのツールバーが開きます。

  6. 「スロットのクリア」(X)オプションをクリックして、スロットからアセットを削除します。

    アセットがスロットから削除されます。削除したアセットと操作中のアセットとの間の関連付けは解除されます。

  7. 次のいずれかを実行して変更を保存します。
    • アセットのツールバーで、「保存」アイコンをクリックします。

    • メニュー・バーで、「コンテンツ」「保存」を選択します。

    WebCenter Sitesにより、次の場合を除き、アセットがデータベースに保存されます。

    • 1つ以上の必須フィールドに値が入力されていない

    • 1つ以上のフィールドで許可されていない値の入力または選択が行われている

    このいずれかに当てはまる場合は、WebCenter Sitesでは、問題のフィールドを示すエラー・メッセージが表示されます。エラーを修正してアセットを保存します。

  8. 次のいずれかを実行してアセットを調査します。
    • アセットのツールバーで、「調査」アイコンをクリックします。

    • メニュー・バーで、「編集」「調査」を選択します。

    タブにアセットの調査ビューがWebビューで表示されます。アセットを調査する場合、そのコンテンツを変更することはできません。

  9. アセットをプレビューします。
    • アセットのツールバーで、「プレビュー」アイコンをクリックします。

      アセットのプレビューがタブに表示されます。アセットのプレビュー方法の詳細は、「アセットのプレビュー」を参照してください。

    • アセットのプレビューが完了したら、「戻る」アイコンをクリックして、アセットをWebビューで表示します。

6.3.2.4.4 複数値スロット内に表示されるコンテンツの位置の変更

Webビューで操作しているアセットが複数値スロットである場合、アセットを1つのスロットから別のスロットに移動することによって、関連付けられたアセットがWebページに表示される順序を変更できます。

  1. WebCenter Sitesにログインして、作業するサイトを選択し、Contributorインタフェースのアイコンを選択します。
  2. アセットを見つけて開きます。「アセットの検索と編成」を参照してください。
  3. アセットがフォーム・ビューで開く場合は、Webビューに切り替えます。
    • アセットのツールバーで、「モード」スイッチをクリックします。

    • アセットがテンプレート(Webページ・レイアウト)に割り当てられていない場合は、「レイアウトの選択」ダイアログが開きます。レイアウトを選択して、「適用」をクリックします。

      タブにアセットの調査ビューがWebビューで再表示されます。

  4. アセットのツールバーで、「編集」アイコンをクリックします。

    タブに、アセットの編集ビューがWebビューで表示されます。

  5. どのスロットが複数値であるかを確認します。アセットに割り当てられたWebページ・レイアウト(テンプレート)に対して開発者が行った構成によって、複数値スロットがどのようにアセットの編集ビューに表示されるかが決まります。サイト上のどのスロットが複数値であるかは、開発者に確認してください。

    図6-23 に示す例では、複数値スロットをポイントすると、その複数値スロットに含まれる2つのスロットが、青のオーバーレイで強調表示されます。

  6. 複数値スロットをクリックします。

    複数値スロットのツールバーに、「編集」および「管理」オプションが表示されます。

  7. 複数値スロットのツールバーで、「管理」オプションをクリックします。

    スロット・コンテンツの管理ダイアログ(図6-24 を参照)が開きます。

    図6-24 複数値スロットのスロット・コンテンツの管理ダイアログ

    図6-24の説明が続きます
    「図6-24 複数値スロットのスロット・コンテンツの管理ダイアログ」の説明
  8. スロット・コンテンツの管理ダイアログで、複数値スロットに表示されるアセットの配置を変更します。アセットの名前をクリックし、リスト内の新しい位置にドラッグ・アンド・ドロップします(図6-25 を参照)。

    図6-25 複数値スロットでのアセットの並替え

    図6-25の説明が続きます
    「図6-25 複数値スロットでのアセットの並替え」の説明
  9. 保存」をクリックします。

    アセットが指定の順序で複数値スロット内に表示されます。

  10. 次のいずれかを実行して変更を保存します。
    • アセットのツールバーで、「保存」アイコンをクリックします。

    • メニュー・バーで、「コンテンツ」「保存」を選択します。

    WebCenter Sitesにより、次の場合を除き、アセットがデータベースに保存されます。

    • 1つ以上の必須フィールドに値が入力されていない

    • 1つ以上のフィールドで許可されていない値の入力または選択が行われている

    このいずれかに当てはまる場合は、WebCenter Sitesでは、問題のフィールドを示すエラー・メッセージが表示されます。エラーを修正してアセットを保存します。

  11. 次のいずれかを実行してアセットを調査します。
    • アセットのツールバーで、「調査」アイコンをクリックします。

    • メニュー・バーで、「編集」「調査」を選択します。

    タブにアセットの調査ビューがWebビューで表示されます。アセットを調査する場合、そのコンテンツを変更することはできません。

  12. アセットをプレビューします。
    • アセットのツールバーで、「プレビュー」アイコンをクリックします。

      アセットのプレビューがタブに表示されます。アセットのプレビュー方法の詳細は、「アセットのプレビュー」を参照してください。

    • アセットのプレビューが完了したら、「戻る」アイコンをクリックして、アセットをWebビューで表示します。

6.4 属性エディタの使用

この項では、アセットの作成または編集時に表示される可能性のある、属性エディタ対応フィールドについて説明します。

この項の内容は次のとおりです。

6.4.1 CKEditorの使用

CKEditorは、人気の高いサード・パーティ製WYSIWYGエディタであり、WYSIWYG対応のテキスト・フィールドでデフォルト・エディタとして使用されます。CKEditorを使用すると、MS Wordスタイルの、幅広い種類の書式をコンテンツに適用できます。CKEditorには、コンテンツの基礎となるHTMLコードへのアクセス、MS Wordドキュメントから書式設定前のコンテンツを受け入れる機能など、高度な機能も用意されています。ツールバーから使用可能な機能のほとんどは、CKEditorにネイティブの機能です。CKEditorとその各機能の詳細は、http://docs.ckeditor.comで入手可能なエディタのドキュメントを参照してください。

CKEditorツールバー上のいくつかの機能は、WebCenter Sitesに固有のものです。

6.4.2 イメージ・ピッカーの使用

1つ以上のイメージ・アセットに関連付けることが可能なアセットを処理する場合、イメージ・ピッカー属性エディタをサポートするフィールドが表示されることがあります。イメージ・ピッカーを使用すると、イメージ・アセットを視覚的に選択して、作成または編集しているアセットに関連付けることができます。

注意:

開発者が親アセットのアセット・タイプを構成する際に、次の項目が定義されます。

  • イメージ・ピッカーが有効化されるフィールド

  • イメージ・ピッカーによって表示されるイメージ・アセットのタイプ

イメージ・ピッカーを使用してイメージ・アセットを他のアセットに関連付けるには:

  1. フォーム・ビューで表示されているアセットのコンテンツ・エントリ・フォームで、イメージ・ピッカーに関連付けられているフィールドに移動し、「参照」をクリックします。

    図6-26 イメージ・ピッカー・フィールド

    図6-26の説明が続きます
    「図6-26 イメージ・ピッカー・フィールド」の説明

    アセットのフォームの右側にイメージ・ピッカーが開きます(図6-27 を参照)。

    図6-27 アセットの右側にドッキングされた検索結果リスト

    図6-27の説明が続きます
    「図6-27 アセットの右側にドッキングされた検索結果リスト」の説明

    イメージ・ピッカーでは各イメージ・アセットに対して、イメージのサムネイルとそのファイル名、またはイメージのファイル名のみが表示されます(開発者の構成によって異なる)。

  2. イメージ・アセットに移動し、そのイメージをフィールドにドラッグ・アンド・ドロップします。

    選択したイメージ・アセットが、現在処理中のアセットに関連付けられます。フィールドに異なるイメージ・アセットが移入されている場合は、新たに選択したアセットによって既存のアセットが置換されます。フィールドには、対応するイメージのサムネイルが表示されます。

  3. 「保存」アイコンをクリックして、アセットへの変更を保存します。

6.4.3 Clarkii Online Image Editorの使用

Clarkii Online Image Editor (Clarkii OIE)を使用すると、フォーム・ビューでアセットの新規ビューまたは編集ビューのイメージを直接編集できます。たとえば、Clarkii OIEを使用すると、イメージの切取りや回転を行えます。また、Clarkii OIEでは、グラフィックやテキストの追加によってイメージを拡張することもできます。

注意:

Clarkii OIEを使用する場合は、次の点を念頭に置いてください。

  • Clarkii OIEは、フォーム・ビューのみでサポートされます。

  • 開発者がアセット・タイプを構成する際、フィールドごとにClarkii OIEの有効化が定義されます。

  • Clarkii OIEを使用するには、Flashをインストールしておく必要があります。Flashがインストールされていない場合は、Clarkii OIEのかわりに、Flashをダウンロードするためのリンクが表示されます。

Clarkii OIEのツールバーおよびメニュー・オプションを使用する完全な手順については、次のWebサイトにアクセスしてください。

http://www.online-image-editor-clarkii.com/

図6-28 には、フォーム・ビューでアセットの編集ビューにレンダリングされるClarkii OIEフィールドのビューの例が示されています。

図6-28 アセットのフィールドにおけるClarkii Online Image Editorのレンダリング

図6-28の説明が続きます
「図6-28 アセットのフィールドにおけるClarkii Online Image Editorのレンダリング」の説明

Clarkii OIEを使用してアセット・フィールドを処理する場合は、開発者がClarkii OIEをどのように構成しているかに応じて、次の1つ以上の機能を実行できます。

  • Clarkii OIEキャンバスに配置するイメージを選択するか、現在キャンバス上にあるイメージを置き換えるイメージを選択します。使用可能なイメージは、開発者によって決定されます。

  • Clarkii OIEフィールドで使用可能なツールバーおよびメニュー・オプションを使用して、キャンバス上のイメージに対し、必要に応じて他の編集を行えます。

6.4.4 Date Pickerの使用

フォームに日付フィールド(投稿日、リリース日、開始日、終了日など)が含まれるアセットを処理する場合、標準テキスト・ボックスに加え、Date Picker属性エディタを使用すると、日付を視覚的に選択できます。

Date Pickerはカレンダ型のインタフェースであり、多くの個人情報管理アプリケーション(Microsoft Outlookなど)で見られる日付セレクタに似ています。

Date Pickerを使用して日付を入力するには:

  1. アセットの作成ビューまたは編集ビューで、Date Picker対応フィールドにスクロールし、「日付の選択」アイコンをクリックします。

    WebCenter SitesでDate Pickerダイアログが開きます。

  2. Date Pickerダイアログで、月、年、日および時間を選択します。日は最後に選択してください。日を選択すると、Date Pickerダイアログが自動的に閉じられ、対応するフィールドに選択した日付が反映されます。
  3. アセットのツールバーで、「保存」アイコンをクリックして、アセットへの変更を保存します。

6.5 アセットの削除

この項の内容は次のとおりです。

6.5.1 アセットの削除について

WebCenter Sitesデータベースからアセットを削除するには、WebCenter Sitesの削除機能を使用します。この機能を使用すると、複数のアセットを同時に削除できます。

削除機能を使用しても、アセットがデータベースから完全に削除されるわけではありません。アセットのコンテンツは空になりますが、IDはアセットの存在記録としてデータベース内に残ります。この単純な記録は、無効化されたアセットと呼ばれます。

以前にパブリッシュしたアセットがコンテンツ管理システム内で無効化されると、その無効化されたアセットは、以前のすべてのパブリッシュ先へのパブリッシュを自動的に承認されます。無効化されたアセットはパブリッシュ・キュー内に配置され、次のパブリッシュ・セッションでパブリッシュされます。その後、無効化されたアセットによって、以前にパブリッシュしたアセットが上書きされます。

無効化されたアセットは、検索結果には返されません。

6.5.2 アセットの削除ルール

アセットを削除する場合、次の制限が適用されます。

  • 権限がある場合のみ、アセットを削除できます。

  • アセットがワークフロー内にあり、自分以外のユーザーに割り当てられている場合は、アセットを削除する権限があってもそのアセットを削除できません。

  • 配置済のページ・アセットは削除できません。

  • アセットが他のアセットに関連付けられている場合、WebCenter Sitesによって、削除を妨げている参照のリストが表示されます。削除を続行するには、最初に参照を除去する必要があります。

6.5.3 アセットの削除方法

注意:

アセットを削除する場合は注意が必要です。削除操作を元に戻すことはできません。

1つ以上のアセットを削除するには:

  1. Contributorインタフェースから、削除するアセットが含まれるサイトを選択します。
  2. 「検索」フィールドで、削除するアセットを特定する検索条件を指定して、虫眼鏡ボタンをクリックします。

    条件に一致するアセットのリストを表示する「検索」タブが開きます。

  3. 削除する前にアセットを調査する場合は、次の手順を実行します。
    • 検索結果リストで、削除するアセットの名前をクリックします。

      アセットの調査ビューを(フォーム・ビューまたはWebビューで)表示するタブが開きます。

    • アセットのツールバーで、「削除」アイコンをクリックします。

    削除するアセットの削除詳細を含む「アセットの削除」フォームが開きます。

  4. 1つ以上のアセットを調査せずに削除する場合は、次の手順を実行します。
    • 検索結果リストで、削除する複数のアセットを選択([Ctrl]キーを押しながらクリック)します。

    • 「検索」タブのツールバーで、「削除」アイコンをクリックします。

    削除するアセットの削除詳細を含む「アセットの削除」フォームが開きます。

  5. アセットの削除フォームで、「すべて選択」「削除」をクリックします。

    次のいずれかが行われます。

    • 削除するアセットによって他のアセットが参照されていない場合、表の「詳細」列では、削除する各アセットに関連付けられた行に「アセットが削除されました」というメッセージが表示されます。

      削除したアセットのデータベースのステータスがvoidに変化します。

    • 削除対象として選択したいずれかのアセットに、削除を妨げる依存性がある場合、表の「詳細」列には、「n参照のためアセットを削除できません」というメッセージが表示されます。この場合は、表の「アクション」列にある「参照の表示」をクリックします。

      削除を妨げているアセットは、アセットの名前を参照しているアセット表(図6-29 を参照)にリストされます。アセットに対する参照を削除しなかった場合、そのアセットは削除できません。

      図6-29 「アセットの削除」フォーム: アセットを削除できない

      図6-29の説明が続きます
      「図6-29 「アセットの削除」フォーム: アセットを削除できない」の説明
  6. 削除するアセットに対する参照を削除します。参照されているアセットに移動し、「すべて選択」「参照の除去」をクリックします。

    注意:

    この時点でどの参照も削除しない場合は、「戻る」アイコンをクリックして削除を取り消すこともできます。

    削除するアセットに対する参照を削除すると、そのアセットの「アクション」列に「今すぐ削除」リンクが表示されます。

  7. アセットを削除します。「アセットの削除」フォームで、削除するアセットを選択し、「削除」をクリックします。各アセットの「アクション」列にある「今すぐ削除」リンクをクリックして、アセットを個別に削除することもできます。

    削除したアセットのデータベースのステータスがvoidに変化します。アセットは次回パブリッシュされるときに、Webサイトから削除されます。

6.6 アセットの検索と編成

WebCenter Sitesでは、指定した条件に一致するアセットを簡単かつ効率的に検索できます。検索が終わったら、アセットの検索に使用した検索条件を保存し、さらに後で簡単にアクセスできるように、アセットをパーソナライズしたリストに編成できます。

注意:

検索結果に含まれるアセットは、ユーザーが操作権限を持つもののみです。(権限は管理者が設定します。)

この項には次のトピックが含まれます:

6.6.1 検索のガイドライン

Contributorインタフェースで検索を実行する場合は、表6-1 のガイドラインに従って検索問合せを作成します。検索問合せをカスタマイズすると、より緻密な検索を実行できます。

検索では、大文字と小文字は区別されません。たとえば、Jackを検索すると、Jackを含むアセットとjackを含むアセットが返されます。


表6-1 検索のガイドライン

検索対象 手順

特定のフレーズを含むアセット。

フレーズを引用符で囲みます。

blue flowersというフレーズを含むアセットを検索するには、検索問合せとして"blue flowers"と入力します。

用語のバリエーションを含み、用語の文字長が一致するアセット。

? (疑問符)記号を使用して、1文字のワイルドカードを示します。検索用語の先頭をワイルドカードにすることはできません。

testまたはtextを含むアセットを検索するには、検索問合せとしてte?tと入力します。bookまたはbackを含むアセットを検索するには、検索問合せとしてb??kと入力します。

用語のバリエーションを含むアセットで、用語の文字長が一致しない場合があるもの。

*記号を使用して、複数文字のワイルドカードを示します。検索用語の先頭をワイルドカードにすることはできません。

testtesterまたはtestingを含むアセットを検索するには、検索問合せとしてtest*と入力します。jeanneまたはjeanineを含むアセットを検索するには、検索問合せとしてjea*eと入力します。

指定されたすべての用語を含むアセット。

AND演算子で用語を結合します。

jackjillの両方を含むアセットを検索するには、検索問合せとしてjack AND jillと入力します。

特定の用語を含むが、指定した別の用語は含まないアセット。

NOT演算子を使用して、不要な用語を除外します。

jackは含むが、jillは含まないアセットを検索するには、検索問合せとしてjack NOT jillと入力します。

特定の用語を必ず含み、かつ、指定した別の用語を含んでいるか含んでいないアセット。

用語の前に+ (必須)演算子を付け、必須用語を示します。

jackは必ず含み、jillは含んでも含まなくてもよいアセットを検索するには、検索問合せとして+jack jillと入力します。

特定の用語を含むアセット。ただし、指定した別の用語も含まれている場合、そのアセットは除外します。

用語の前に-(禁止)演算子を付け、除外を示します。

jackを含むが、jillも含まれている場合は対象から除外してアセットを検索するには、検索問合せとしてjack -jillと入力します。

指定した用語に似た綴りの用語を含むアセット。

用語の後ろに~ (チルダ)演算子を付け、その用語のファジー検索を実行します。

jackを含むアセットを、スペルミスのものも含めて検索するには、検索問合せとしてjack~と入力します。

特殊文字(! $ & * _ - =)が含まれるアセット。

各特殊文字の前にバックスラッシュ(\)を付けます。

ハイフンまたはダッシュが含まれるアセット(jack - jillなど)を検索するには、検索問合せとしてjack \- jillと入力します。


6.6.2 単純検索の実行

注意:

検索できるアセットのタイプは、ユーザーの権限と、Contributorインタフェースで使用可能なアセット・タイプによって決まります。

アセットを検索するには:

  1. Contributorインタフェースから、検索するアセットが含まれるサイトを選択します。
  2. 次のように検索条件を指定します。
    • 「検索」フィールドに、検索条件を入力します。検索問合せを作成し、検索の範囲を絞り込む方法の詳細は、「検索のガイドライン」を参照してください。

    • (オプション)「検索」フィールドで、下矢印をクリックし、「検索タイプ」ドロップダウン・リストをレンダリングします。アセット・タイプを選択し、検索をそのタイプに制限します。この選択を行わないと、WebCenter Sitesでは現在のサイトのすべてのアセット・タイプを対象に検索が実行されます。

  3. 虫眼鏡ボタンをクリックします。

    注意:

    Contributorインタフェースにおける検索結果は、一定間隔で更新されるデータベース索引から得られた情報に基づいています。アセットの作成または編集後、変更が検索結果に反映されるまでにわずかな遅延がある場合があります。不明な点がある場合は、WebCenter Sites管理者に問い合せてください。

  4. 検索結果リストで、使用するアセットを選択します。検索結果リスト内の特定のアセットをより簡単に検索するために、リスト内の移動、検索結果のソート、検索結果リストのドッキングまたはドッキング解除、および検索結果リストに示す各アセットのサムネイル・イメージとしての表示を実行できます。

    検索結果リストを使用する手順は、「検索結果リストの使用」を参照してください。

6.6.3 拡張検索の実行

詳細検索を使用すると、作成日、開始日と終了日、ロケール、一意のID、名前、説明、作成者、タイプ、タグ、およびこれらの任意の組合せによってアセットを検索できます。

アセットの詳細検索を実行するには:

  1. Contributorインタフェースから、検索するアセットが含まれるサイトを選択します。
  2. 「検索」フィールドで下矢印を選択し、「詳細検索」をクリックします。

    「検索」タブに「詳細検索」フォームが表示されます。

    図6-32 「詳細検索」フォーム

    図6-32の説明が続きます
    「図6-32 「詳細検索」フォーム」の説明
  3. 「拡張検索」フォームの「次を含むコンテンツの検索」セクションで、検索条件とどのように一致するものを対象とするかを指定します。
    • テキスト・ボックスに、検索対象の単語またはフレーズを入力します。このフィールドでは、「検索のガイドライン」で説明しているオプションと同じオプションを使用できます。

    • 検索結果が満たす必要のある条件を指定します。

    指定したすべての検索条件を満たす検索結果を得るには、ドロップダウン・リストから「これらの単語すべて」を選択します。

    指定した検索条件のいずれかを満たす検索結果を得るには、ドロップダウン・リストから「これらの単語のいずれか」を選択します。

  4. 検索結果が満たす必要のある条件が他にもある場合は、「拡張検索」フォームの「また次の条件を満たす」セクションで指定します。
    • 「名前」フィールドは、ここに指定した条件が名前と一致するアセットの検索に使用します。

    • 「説明」フィールドは、ここに指定した条件が説明と一致するアセットの検索に使用します。

    • 特定の語句またはフレーズのタグを付加したアセットにタグベースの問合せを実行します。

    • 「ID」フィールドは、ここに指定した条件が一意のIDと一致するアセットの検索に使用します。

    • 会社がロケールを使用して多言語コンテンツを追跡している場合は、「ロケール」ドロップダウン・リストからオプションを選択することにより、検索対象を選択したロケーションのアセットに制限できます。多言語コンテンツ管理と「ロケール」フィールドの詳細は、「多言語アセットでの作業」を参照してください。

    • 特定のユーザーが作成したアセットを検索する場合は、「作成者」ドロップダウン・リストからコンテンツ・プロバイダの名前を選択します。

    • アセットが作成された時間範囲を検索する場合は、「修正日」フィールドから時間を選択します。「カスタム範囲」を選択した場合は、「開始」「終了」の各フィールドに検索範囲の開始と終了の日付を入力してください。

    • 特定のタイプのアセットのみを検索する場合は、「アセット・タイプ」ドロップダウン・リストからアイテムを選択します。サイト管理者がLucene検索エンジンに対して行った構成に応じて、次の1つまたは両方のフィールドが表示されます。
      • 選択したアセット・タイプに複数のサブタイプが関連付けられている場合は、「アセット・サブタイプ」フィールドでサブタイプを指定して、アセット・タイプ検索を特定のサブタイプに絞り込みます。
      • サイト管理者が管理インタフェースでアセット・タイプ検索アセット・タイプ索引の属性検索を構成している場合は、「アセット属性の検索キーワードの入力」セクションが表示されます。ドロップダウン・リストから属性を選択し、「追加」をクリックして、アセット・タイプの特定の属性に絞って検索を行います。
  5. 「詳細検索の実行」をクリックして、指定した条件を使用した検索を実行します。「詳細検索」フォームのフィールドをリセットするには、「リセット」をクリックします。
    • どのアセットも操作していない場合は、WebCenter Sitesでは、「検索」タブに検索結果リストが表示されます。

    • アセットを操作している場合は、ワークスペースの右側に検索結果リストが自動的にドッキングされます。

  6. 検索結果リストで、使用するアセットを選択します。検索結果リスト内の特定のアセットをより簡単に検索するために、リスト内の移動、検索結果のソート、検索結果リストのドッキングまたはドッキング解除、および検索結果リストに示す各アセットのサムネイル・イメージとしての表示を実行できます。

    検索結果リストを使用する手順は、「検索結果リストの使用」を参照してください。

6.6.4 検索結果リストの使用

検索を実行すると、「検索」タブのリストまたはワークスペースの右側にドッキングされたリストのいずれかに検索の結果が表示されます。検索結果リスト内の特定のアセットをより簡単に検索するために、同時に表示される結果の数の制限、検索結果のソート、検索結果リストのドッキングまたはドッキング解除、および検索結果に示す各アセットのサムネイル・イメージとしての表示を実行できます。

この項の内容は次のとおりです。

6.6.4.1 検索結果リストのドッキングまたはドッキング解除

検索の実行時にアセットで作業しているときは、検索結果がワークスペースの右側に自動的にドッキングされます。検索の実行時にアセットで作業していない場合は、検索結果が「検索」タブに表示されます。

  1. ワークスペースの右側に検索結果を表示するには、検索結果の上部に表示されるツールバーで「ドッキング」をクリックします。
  2. 検索結果リストを「検索」タブに表示するには、検索結果の上部に表示されるツールバーで「ドッキング解除」をクリックします。

6.6.4.2 サムネイル表示とリスト表示の切替え

検索結果をリスト表示とサムネイル表示のどちらで表示するかを選択します。

図6-33 ドッキングされた検索結果リストのツールバー

図6-33の説明が続きます
「図6-33 ドッキングされた検索結果リストのツールバー」の説明
  1. 検索結果をリストとして表示するには、検索結果リストの上部にある「リスト表示」オプションをクリックします。
  2. 検索結果に含まれる各アセットをサムネイル・イメージとして表示するには、検索結果リストの上部にある「サムネイル表示」オプションをクリックします。

6.6.4.3 検索結果のソート

検索結果をソートするには:

  1. 検索結果が「検索」タブに(ドッキングされずに)リスト表示されている場合は、列をクリックして検索結果をソートします。
    • 名前

    • タイプ

    • ロケール

    • 修正日

    • タグ

      注意:

      結果のソート後、同じ列を再度クリックすると、ソート順序が逆になります。

  2. 検索結果リストがワークスペースの右側にドッキングされているか、検索結果がサムネイル表示されている場合は、検索結果リストの上部にある「ソート」オプションをクリックし、(結果のソート方法に応じて)次のオプションのいずれかを選択します。
    • 名前(A-Z)

    • 名前(Z-A)

    • アセット・タイプ

    • ロケール

    • 修正済(新しいものから)

    • 修正済(古いものから)

検索結果が指定した順序で表示されます。

6.6.4.4 検索結果内の移動について

検索結果リストには、結果のページごとに100アセットが表示されます。検索結果内を簡単に移動するために、ツールバーを使用して、検索結果の数の制限、結果の次のページへのスキップ、結果の前のページへの戻り、結果の最後または最初のページへのスキップ、または結果の特定のページへの移動を行うことができます。

6.6.5 検索条件の保存

WebCenter Sitesでは、検索条件を保存済検索またはContentQueryアセットとして保存できます。この項では、その2つの方法で検索条件を保存する手順について説明します。

検索条件の保存の詳細は、次のトピックを参照してください。

6.6.5.1 「保存済検索」ウィジェットへの検索条件の保存

WebCenter Sitesには、検索の実行に使用した検索条件を保存できる「保存済検索」機能があります。保存する検索条件は、ダッシュボード(「ホーム」タブ)の「保存済検索」ウィジェットからアクセスできます。保存済検索は、検索条件の保存方法に応じて、パブリック(一定のロールを割り当てられたユーザーで共有する)とプライベート(検索条件を保存したユーザーのみがアクセス可能)のいずれかにできます。

保存済検索として検索条件を保存するには:

  1. 検索結果リストが「検索」タブに表示されていることを確認します。検索結果リストがドッキングされている場合は、「ドッキング解除」をクリックします。
  2. 「検索の保存」をクリックします。

    「検索の保存」ダイアログが開きます。

    • 「名前の入力」フィールドに、保存する検索条件を一意に識別する名前を入力します。

    • この保存済検索を他のWebCenter Sitesユーザーと共有する場合は、「共有」をクリックします。「使用可能」リスト・ボックスで、この保存済検索の共有に使用するロールを選択し、「選択済」リスト・ボックスに移動します。

      図6-34 「検索の保存」: 他のサイトとの共有

      図6-34の説明が続きます
      「図6-34 「検索の保存」: 他のサイトとの共有」の説明
    • 「保存」をクリックします。

      (「ホーム」タブにある)ダッシュボードの「保存済検索」ウィジェットに、保存済検索の名前が表示されます。保存済検索を共有した場合は、指定したロールのすべてのユーザーのダッシュボードに保存済検索が表示されます。

  3. 保存済検索を作成したときに指定した検索条件と同じ条件を使用して検索を実行する場合は、次の手順を実行します。
    • 「ホーム」タブをクリックして、ダッシュボードにアクセスします。

    • ダッシュボードの「保存済検索」ウィジェットで、検索する条件が含まれる保存済検索を選択します。

      「検索」タブが開き、保存された検索条件に一致する最新の結果が表示されます。

6.6.5.2 アセット(ContentQueryタイプ)としての検索条件の保存

WebCenter Sitesには、拡張検索機能に検索条件の保存機能を組み合わたContentQueryアセット・タイプが用意されているため、検索条件をContentQueryタイプのアセットとして保存できます。ContentQueryアセットは、他のタイプのアセットとは異なります。これには、他のアセットのコンテンツまたはリストが含まれていません。かわりに、ContentQueryアセットには問合せのみが含まれます。ContentQueryアセットをページに配置すると、そのページをパブリッシュすると、問合せが実行され、サイト訪問者に結果がレンダリングされます。

ContentQueryアセットを作成するには:

  1. Contributorインタフェースから、ContentQueryアセットを作成するサイトを選択します。
  2. メニュー・バーで、「コンテンツ」「新規」「新規のContentQuery」の順に選択します。

    注意:

    管理者が、すべての新規のContentQueryアセットが作成後にワークフローに配置されるようにContentQueryアセット・タイプを構成している場合は、「割当て先の選択」フォームを表示するタブが開きます。

    必要なロールごとに1人以上のユーザーを選択し、「割当て先の設定」をクリックします。これらのユーザーはだれでも、ワークフロー・プロセスの次の手順を完了できます。詳細は、「ワークフローへの参加」を参照してください。

    アセットのコンテンツ・エントリ・フォーム(フォーム・ビュー)を表示するタブが開きます。

  3. ContentQueryアセットのコンテンツ・エントリ・フォームで、次の手順を実行します。
    • 「コンテンツ」セクションを次のように入力します。

      • 「名前」フィールドに、ContentQueryアセットの名前を入力します。

        注意:

        命名規則は次のとおりです。

        • 1-64文字までの英数字で指定する必要があります。

        • 次の文字は使用できません。一重引用符(')、二重引用符(")、セミコロン(;)、コロン(:)、疑問符(?)、パーセント記号(%)、小なり記号(<)、大なり記号(>)およびバックスラッシュ(\)。

        • 名前には空白を含めることができますが、空白で始まる名前は指定できません。

      • 「説明」フィールドに、アセットの簡単な説明を入力します。

      • 「リスト・サイズ」フィールドに、ContentQueryアセットによって表示される検索結果の数を入力します。サイト・ビジターに表示される結果を最大数にする場合は、このフィールドを空白にします。

      • 「ソート・フィールド」ドロップダウン・リストで、問合せの結果をレンダリングする順序を選択します。デフォルトでは、「名前」「アセット・タイプ」「ロケール」、または結果に含まれるアセットの最後の「修正日」の日付よって結果をソートできます。

      • 「ソート順序」ドロップダウン・リストで、問合せ結果を「昇順」「降順」のどちらで表示するかを選択します。

    • 問合せを作成します。フォーム・セクション・セレクタで、「問合せ」をクリックします。

      フォームの「問合せ」セクションが開いて、「詳細検索」フォームが表示されます。アセットとして保存する検索条件を「問合せ」セクションに入力します。フィールドへの入力の詳細は、「拡張検索の実行」を参照してください。

  4. 問合せの結果をテストします。「問合せ」セクションで、「詳細検索の実行」をクリックします。

    注意:

    問合せの結果は、ContentQueryアセットの「編集」ビューまたは「調査」ビューのいずれかでテストできます。

    問合せの結果は、ContentQueryアセットの右側に(ドッキングして)表示されます。

    図6-35 アセットの右側に表示される問合せ結果

    図6-35の説明が続きます
    「図6-35 アセットの右側に表示される問合せ結果」の説明
  5. 次のいずれかを実行してアセットを保存します。
    • アセットのツールバーで、「保存」アイコンをクリックします。

    • メニュー・バーで、「コンテンツ」「保存」を選択します。

  6. (オプション) ContentQueryアセットを調査します。アセットのツールバーで、「調査」アイコンをクリックします。
  7. 問合せの結果を次の手順でプレビューします。
    • アセットのツールバーで、「プレビュー」アイコンをクリックします。

      「レイアウトの選択」ダイアログが開きます。

    • 「レイアウトの選択」ダイアログで、レイアウトを選択し、「適用」をクリックします。(デフォルトでは、FirstSite IIサンプル・サイトのFSIIDetailおよびFSIISummaryの両方のテンプレートで、問合せ結果をレンダリングするようにコーディングされています。)

      問合せ結果のプレビューがタブに表示されます。

  8. ページにContentQueryアセットを配置し、そのページをWebサイトにパブリッシュします。

    別のアセットのアソシエーション・フィールドまたはスロットへのアセット(この例ではContentQueryアセット)の配置手順については、「アセットの関連付け」を参照してください。アセットのパブリッシュの手順は、「承認済アセットのパブリッシュ」を参照してください。

    サイト・ビジターがWebページにアクセスすると、ContentQueryアセットによって問合せが実行され、サイト・ビジターに結果がレンダリングされます。

6.6.6 ブックマークを付けたアセットの検索

ブックマークを付けたアセットには、次の方法でアクセスできます。

  • ダッシュボード(「ホーム」タブ内)の「ブックマーク」ウィジェットから。

  • 「ワーク」ツリーの「ブックマーク」ノードから。

ブックマークを付けたアセットの検索の詳細は、次のトピックを参照してください。

6.6.6.1 ブックマークを付けたアセットのダッシュボードでの検索の手順

  1. Contributorインタフェースから、検索するブックマーク付きのアセットが含まれるサイトを選択します。
  2. ダッシュボード(「ホーム」タブ内)で、「ブックマーク」ウィジェットに移動します。
  3. 「ブックマーク」ウィジェットで、表示するアセットの名前に移動してクリックします。

    アセットの調査ビューをフォーム・ビューまたはWebビューで表示するタブが開きます。

6.6.6.2 ブックマークを付けたアセットの「ワーク」ツリーでの検索の手順

  1. Contributorインタフェースから、検索するブックマーク付きのアセットが含まれるサイトを選択します。
  2. ナビゲーション・ペインで、「ワーク」バーを選択します。
  3. 「ワーク」ツリーで、「ブックマーク」ノードの横にあるプラス記号をクリックしてこのノードを開きます。

    ブックマークを付けたアセットのリストが「ブックマーク」ノードの下に表示されます。

  4. 表示するアセットに移動してダブルクリックします。

    アセットの調査ビューをフォーム・ビューまたはWebビューで表示するタブが開きます。

6.6.7 アセットへのブックマーク付け

ブックマークを使用すると、選択したアセットを、「ブックマーク」ノード(「ワーク」ツリー内)と、ダッシュボード(「ホーム」タブ内)の「ブックマーク」ウィジェットに追加できます。これにより、これらのアセットを後で簡単に取得できるようになります。

アセットへのブックマーク付けの詳細は、次のトピックを参照してください。

6.6.7.1 単一のアセットへのブックマーク付け

次の手順では、ワークスペース内で開いているアセットにブックマークを付ける方法について説明します。

  1. Contributorインタフェースから、ブックマークを付けるアセットが含まれるサイトを選択します。
  2. アセットがワークスペースで開いている場合、手順3にスキップします。それ以外の場合、次のいずれかの場所でアセットを検索して開きます。
    • 検索結果リスト

    • サイト・ツリーのサイト・プラン・ノードの下

    • 「コンテンツ・ツリー」の親アセットのノードの下

    • 「ワーク」ツリーの「履歴」ノードの下

      注意:

      「履歴」ノードにリストされるアセットは、WebCenter Sitesからログアウトするたびに消去されます。これらのノードを後で使用するために簡単にアクセスできるようにするには、現在のWebCenter Sitesセッションを終了する前にこれらにブックマークを付けます。

  3. メニュー・バーで、「コンテンツ」「ブックマーク」を選択します。

    アセットは、「ワーク」ツリーの「ブックマーク」ノードと、ダッシュボードの「ブックマーク」ウィジェットに表示されます。

6.6.7.2 複数のアセットへのブックマーク付け

次の手順では、検索結果リストの複数のアセットにブックマークを付ける方法について説明します。

  1. Contributorインタフェースから、ブックマークを付けるアセットが含まれるサイトを選択します。
  2. 「単純検索の実行」で説明しているように、検索を実行します。拡張検索を実行するには、「拡張検索の実行」を参照してください。
  3. 検索結果リストがワークスペースの右側にドッキングされている場合は、「ドッキング解除」をクリックして、検索結果リストを「検索」タブに表示します。
  4. 検索結果リストで、ブックマークを付ける複数のアセットを選択([Ctrl]キーを押しながらクリック)します。
  5. 「検索」タブのツールバーで、「ブックマーク」アイコンをクリックします。

    作成されたブックマーク数を示すメッセージが表示されます。WebCenter Sitesにより、選択したアセットが、「ブックマーク」ノード(「ワーク」ツリー内)と、ダッシュボードの「ブックマーク」ウィジェットに追加されます。

6.6.7.3 「ブックマーク」ノードからのアセットのブックマーク解除

「ブックマーク」ノードのアセットのブックマークを解除するには:

  1. Contributorインタフェースから、ブックマークを解除するアセットが含まれるサイトを選択します。
  2. ナビゲーション・ペインで、「ワーク」バーをクリックして「ワーク」ツリーを開きます。
  3. 「ワーク」ツリーで、プラス記号をクリックして「ブックマーク」ノードを開きます。

    ブックマークを付けたアセットのリストが「ブックマーク」ノードの下に表示されます。

  4. ブックマークを付けたアセットのリストで、ブックマークを解除するアセットをダブルクリックします。

    アセットの調査ビューをフォーム・ビューまたはWebビューで表示するタブが開きます。

  5. メニュー・バーで、「コンテンツ」「ブックマーク解除」を選択します。

    ブックマークが正常に削除されたことを示すメッセージが表示されます。WebCenter Sitesにより、「ワーク」ツリーの「ブックマーク」ノードと、ダッシュボード(「ホーム」タブ)の「ブックマーク」ウィジェットからアセットが削除されます。

6.6.7.4 「ブックマーク」ウィジェットからのアセットのブックマーク解除

「ブックマーク」ウィジェットのアセットのブックマークを解除するには:

  1. Contributorインタフェースから、ブックマークを解除するアセットが含まれるサイトを選択します。
  2. ダッシュボード(「ホーム」タブ内)の「ブックマーク」ウィジェットに移動します。
  3. 「ブックマーク」ウィジェットで、削除するアセットが含まれる行を選択します。
  4. 「ブックマークの削除」をクリックします。

    ダイアログが開き、図6-36 に示すように、メッセージが表示されます。

    図6-36 「ブックマークの削除」ダイアログ

    図6-36の説明が続きます
    「図6-36 「ブックマークの削除」ダイアログ」の説明
  5. はい」をクリックします。

    WebCenter Sitesにより、ダッシュボードの「ブックマーク」ウィジェットと、「ワーク」ツリーの「ブックマーク」ノードからアセットが削除されます。

6.6.8 アセットのタグ付け

WebCenter Sitesでは、アセットにタグを適用することにより、アセットを編成できます。

6.6.8.1 アセットのタグ付けについて

タグとは、1つ以上の共通要素(テーマやトピックなど)を共有するアセットに適用する単一の語句または短いフレーズ(ラベル)のことです。

  • タグには、1から32文字の英数字を使用する必要があります。その他の文字では、アンダースコア(_)とハイフン(-)のみが使用可能です。

  • タグは、ベーシック・アセット、フレックス・アセットおよびページ・アセットに適用できます。アセットへのタグの適用は、アセットのコンテンツ・エントリ・フォームまたは検索結果リストのいずれかで実行できます。

  • タグは適用時に同時に作成することも、ワーク・ツリーの「マイ・タグ」フォルダで事前に作成することもできます。

  • 「マイ・タグ」フォルダに既存のタグを追加し、ここから、タグが付いたアセットのリストを開くことができます。

  • アセットにタグを付けた後、拡張検索を実行して、タグの付いたアセットや、同一タグが付いたその他すべてのアセットを検索できます。

6.6.8.2 ワーク・ツリーでのタグの作成

ワーク・ツリーの「マイ・タグ」フォルダ内にタグを作成し、これらを後でアセットに適用できます。

ワーク・ツリーでタグを作成するには:
  1. ワーク・ツリーの「タグ」セクションで、「マイ・タグ」フォルダを右クリックし、「タグの追加」を選択します。
  2. 「タグの追加」ダイアログで、タグの名前を入力し、「保存」をクリックします。
新しいタグが「マイ・タグ」フォルダの下にリストされます。大カッコで囲まれた数値0は、このタグが付いたアセットがないことを示します。
これで、作成したタグをアセットに適用できるようになりました。「コンテンツ・エントリ・フォームでのアセットのタグ付け」および「検索結果リストからのアセットのタグ付け」を参照してください。
「マイ・タグ」フォルダで、タグ名をダブルクリックすると、そのタグが付いたアセットのリストを開くことができます。

6.6.8.3 ワーク・ツリーへの既存のタグの追加

他の場所で作成したタグをワーク・ツリーの「マイ・タグ」フォルダに追加できます。

ワーク・ツリーに既存のタグを追加するには:
  1. ワーク・ツリーの「タグ」セクションで、「マイ・タグ」フォルダを右クリックし、「タグの追加」を選択します。
  2. 「タグの追加」ダイアログで、フィールド内の任意の場所をクリックし、タグ名の最初の数文字を入力し、既存のタグのリストを表示します。
  3. ドロップダウン・リストからタグを選択し、「保存」をクリックします。
タグが「マイ・タグ」フォルダの下にリストされます。大カッコで囲まれた数値は、このタグが付いたアセットの数を示します。
「マイ・タグ」フォルダで、タグ名をダブルクリックすると、そのタグが付いたアセットのリストを開くことができます。

6.6.8.4 ワーク・ツリーからのアセットの検索

ワーク・ツリーの「マイ・タグ」フォルダを使用すると、タグが付けらえたアセットを検索できます。

  • 「マイ・タグ」フォルダで、タグ名をダブルクリックし、そのタグが付いたアセットのリストを開きます。

6.6.8.5 コンテンツ・エントリ・フォームでのアセットのタグ付け

アセットへのタグの追加は、アセットのコンテンツ・エントリ・フォームで直接実行できます。

この手順では、「フォーム・ビューでのアセットの作成」で説明しているようにコンテンツ・エントリ・フォームを使用していることを前提としています。
コンテンツ・エントリ・フォームでアセットにタグを付けるには:
  • 「タグ」フィールドに、アセットに付加する単一の語句または短いフレーズを入力します。
    このフィールドに新しいタグを入力したり、既存のタグを入力できます。フィールドに入力する最初の文字のいくつかが既存のタグと一致すると、そのタグがフィールドに表示されます。同じフィールドに複数のタグを入力するには、各タグの間で[Enter]キーまたはセミコロン・キー(;)を押します。

6.6.8.6 検索結果リストからのアセットのタグ付け

検索結果リストでアセットにタグを追加できます。

この手順では、「単純検索の実行」または「拡張検索の実行」で説明しているように検索結果リストが作成されていること、およびこの検索結果リストがドッキングされていないことを前提としています。
検索結果リストからアセットにタグを付けるには:
  1. 検索結果リストで、タグを付ける複数のアセットを選択([Ctrl]キーを押しながらクリック)します。
  2. 選択したアセットを右クリックし、「タグ」をクリックします。「タグの追加」ダイアログが開きます。

    図6-37 「タグの追加」ダイアログ

    図6-37の説明が続きます
    「図6-37 「タグの追加」ダイアログ」の説明

    アセットの一部にすでにタグが付いている場合、それらのタグは「選択したアセットの一部に適用されるタグ」フィールドにリストされます。

  3. 「選択したすべてのアセットに適用されるタグ」フィールドに、選択したアセットに付加する単一の語句または短いフレーズを入力します。
    このフィールドに新しいタグを入力したり、既存のタグを入力できます。フィールドに入力する最初の文字のいくつかが既存のタグと一致すると、そのタグがフィールドに表示されます。同じフィールドに複数のタグを入力するには、各タグの間で[Enter]キーまたはセミコロン・キー(;)を押します。
  4. (オプション)選択したアセットの一部に付いているタグを削除するには、「選択したアセットの一部に適用されるタグ」フィールドのXボタンをクリックします。
  5. 保存」をクリックします。
  6. 「検索」ツールバーで、「リフレッシュ」アイコンをクリックします。

    選択したアセットに追加したタグが、検索結果リストの「タグ」列に表示されます。

6.7 アセットのプレビュー

Contributorインタフェースを使用すると、アセットをパブリッシュしたときにWebサイトにどのように表示されるかをプレビューできます(図6-38 を参照)。アセットをプレビューするときは、内容の変更はできません。ただし、別のテンプレートまたはラッパーを使用してレンダリングした場合にアセットがどのように表示されるかを選択してプレビューすることはできます。

図6-38 avisportsサンプル・サイトのホーム・ページ・アセットのプレビュー

図6-38の説明が続きます
「図6-38 avisportsサンプル・サイトのホーム・ページ・アセットのプレビュー」の説明

アセットをプレビューするときは、将来の任意の日付にアセットがWebサイトにどのように表示されるかをプレビューできます。この将来プレビュー機能については、この章で後述します。将来プレビューでは、開始日と終了日(同じくこの章で後述)をプレビュー機能と組み合せて、将来の特定の日時にアセットがWebサイトにどのように表示されるかを示します。

6.7.1 アセットのプレビュー方法

アセットをプレビューすると、パブリッシュした場合にWebサイトに表示されるとおりにアセットがレンダリングされます。アセットをプレビューするには、次の条件が満たされている必要があります。

  • 適切な権限があること

  • アセットにテンプレートが割り当てられていること

アセットは様々な方法でプレビューできます。次に例を示します。

  • Contributorインタフェースの「検索」フィールドを使用して、プレビューするアセットを見つけます。アセットを開いてからプレビューするか、検索結果リストからアセットを直接プレビューします。

  • ナビゲーション・ペインで「サイト・ツリー」または「ワーク」ツリーをドリル・ダウンします。アセットを右クリックしてツリーから直接プレビューするか、アセットを調査ビューまたは編集ビューで開いてからプレビューできます。

  • 「コンテンツ・ツリー」をドリル・ダウンして、プレビューするアセットに関連付けられている親アセットをダブルクリックします。「参照」タブの、親アセットに関連付けられているアセットのリストで、必要なアセットに移動してプレビューします。

  • 現在作業中のアセットをプレビューします。

    注意:

    この章では、Contributorインタフェースの「検索」フィールドを使用してアセットをプレビューする方法を示します。

アセットをプレビューするには:

  1. Contributorインタフェースから、プレビューするアセットが含まれるサイトを選択します。
  2. プレビューするアセットを見つけて開きます。手順については、「アセットの検索と編成」を参照してください。
  3. アセットのツールバーで、「プレビュー」アイコンをクリックします。

    アセットのプレビューがタブに表示されます。

  4. 別のテンプレートでレンダリングした場合にアセットがWebサイトにどのように表示されるかをプレビューします。
    • 次のいずれかを行います:

      • アセットのツールバーで、「ページ・レイアウトを使用したプレビュー」アイコンをクリックします。

      • メニュー・バーで、「表示」「ページ・レイアウトを使用したプレビュー」を選択します。

      プレビュー・テンプレートの選択ダイアログが表示されます。

    • アセットのプレビューに使用するテンプレートを選択します。(この例では、/FSIIDetailテンプレートを選択しています。このテンプレートでは、周囲のレイアウトなしでアセットの内容がレンダリングされます)。

    • 「適用」をクリックします。

      選択したテンプレートでレンダリングした場合にWebサイトに表示されるとおりに、アセットがタブに表示されます。

  5. セグメントを使用してアセットを次の手順でプレビューします。
  6. 別のサイト・ラッパーを使用してアセットをプレビューします。メニュー・バーで、「表示」「ラッパーを使用したプレビュー」を選択し、アセットのプレビューに使用するラッパーを選択します。

    タブがリフレッシュされ、選択したラッパーとともにアセットのプレビューが表示されます。

  7. アセットを新しいウィンドウでプレビューします。メニュー・バーで、「表示」「新しいウィンドウでプレビュー」を選択します。

    新しいブラウザ・ウィンドウが開き、アセットのプレビューが表示されます(図6-40 を参照)。

    図6-40 新しいウィンドウでのアセットのプレビュー

    図6-40の説明が続きます
    「図6-40 新しいウィンドウでのアセットのプレビュー」の説明

6.7.2 将来サイトのプレビュー

将来プレビューは、今後のコンテンツ変更の計画を立てるときにWebサイトを視覚化するためのツールです。将来プレビューを使用すると、将来の任意の時点を選択してアセットのWebページの表示をプレビューできます。Webページの考えられるバージョンを生成することにより、何をいつパブリッシュするかをより簡単に決定できます。

将来プレビューを使用すると、将来の任意の日付を選択して、自分自身および他のコンテンツ・コントリビュータが行っている変更が、その時点でWebサイトにどのように表示されるかを確認できます。WebCenter Sitesでは、割り当てられている開始日と終了日を使用して、アセットのプレビューを表示するかどうかを決定します。選択した日付がアセットの開始/終了日範囲内に収まる場合、アセットのプレビューが開きます。

注意:

将来の日付に表示されるアセットをプレビューするには:

  • 開始日と終了日は、アセットのコンテンツ・エントリ・フォーム(フォーム・ビュー)の「メタデータ」セクションで割り当てる必要があります。

  • アセットに関連付けられたページのテンプレートは、将来のプレビューをサポートできるようコーディングする必要があります。詳細は、サイト管理者に問い合せてください。

将来のサイトのプレビューの詳細は、次のトピックを参照してください。

6.7.2.1 開始日と終了日について

開始日と終了日は、アセットに割り当てることのできるオプションのフィールド値です。この日付範囲は、アセットがパブリッシュされた場合にWebサイトに表示される時期を示します。フォーム・ビューでアセットを処理しているときに、これらの日付を入力します(フォームの「メタデータ」セクション上)。

開始日と終了日は、この項で説明するように、将来プレビューの機能に反映されます。

開始日と終了日は「詳細検索」オプションにも表示され、Webサイトに表示される日付範囲に基づいてアセットを検索できます。

6.7.2.2 開始日と終了日の将来プレビューへの影響

開始日と終了日を割り当てるときは、次の点を考慮してください。

  • 開始日と終了日の範囲は、アセットがWebサイトに表示されることが見込まれる期間です。

    開始日と終了日の範囲を設定したら、将来プレビューを使用して、その範囲の間および前後の日付におけるアセットの外観を比較できます。

    アセットを初めてプレビューすると、そのアセットの開始日に表示されるWebページを確認できます。開始日が割り当てられていない場合は、現在の日付がプレビューに使用されます。

    アセットのツールバーのDate Pickerから将来の日付を選択すると、選択した時間に表示されるページを確認できます。アセットの開始日と終了日の範囲内の日付を選択すると、アセットがWebサイトに表示されている期間のアセットのWebページの外観がプレビューで示されます。逆に、この日付範囲外の日付を選択すると、アイテムがパブリッシュされる前、またはアイテムがページに表示されなくなった後の、アセットのWebページを確認できます。

    注意:

    アセットのパブリケーション日は、アセットのWebページにWebサイトからアクセスできる時期や期間には影響しません。これは開始日と終了日によって制御されます。

  • 開始日も終了日も、必須フィールドではありません。

    • 開始日も終了日も設定されていないアセットは、プレビュー用に選択した日付にかかわらず常にプレビューできます。

    • 開始日と終了日が明示的に設定されているアセットは、次のように、条件に従ってプレビューできます。

      • 開始日も終了日も設定されているアセットは、その特定の日付範囲が選択されている場合にのみプレビューできます。

      • 開始日のみが設定されているアセットは、開始日以降のすべての日にプレビューできます。(期限切れになることはありません。)

      • 終了日のみが設定されているアセットは、終了日以前のすべての日にプレビューできます。

6.7.2.3 開始日と終了日の割当て

開始日と終了日を割り当てるには:

  1. Contributorインタフェースから、日付範囲を割り当てるアセットが含まれるサイトを選択します。
  2. 開始日または終了日、あるいはその両方を割り当てるアセットを見つけます。手順については、「アセットの検索と編成」を参照してください。
  3. フォーム・ビューでアセットを編集します。手順については、「フォーム・ビューでのアセットの編集」を参照してください。
  4. アセットのフォーム・セクション・セレクタで、「メタデータ」を選択します。
  5. 「メタデータ」セクションで、アセットの開始日または終了日、あるいはその両方と、(オプションで)時刻を設定します。

    「開始日」フィールドおよび「終了日」フィールドで、各フィールドの横の「日付の選択」アイコンをクリックして、Date Pickerから日時を選択します(図6-41 を参照)。

    図6-41 アセットのフォームの「メタデータ」セクション

    図6-41の説明が続きます
    「図6-41 アセットのフォームの「メタデータ」セクション」の説明

    注意:

    管理者が、このアセット・タイプに関してデフォルトの開始日と終了日を選択している場合があります。必要に応じて、設定は変更できます。

    Date Pickerの使用の詳細は、「Date Pickerの使用」を参照してください。

  6. アセットのツールバーで、「保存」アイコンをクリックし、アセットを更新します。
  7. 将来の任意の時点に表示されるサイトをプレビューするには、「将来の任意の時点に表示されるサイトのプレビュー」を参照してください。

6.7.2.4 将来の任意の時点に表示されるサイトのプレビュー

開始日または終了日、あるいはその両方がアセットに割り当てられたら、アセットおよびアセットが表示されるページの、将来の選択した日時における表示をプレビューできます。

  1. Contributorインタフェースから、開始日または終了日を割り当てたアセットが含まれるサイトを選択します。
  2. 開始日または終了日を割り当てたアセットを見つけます。手順については、「アセットの検索と編成」を参照してください。
  3. 検索結果リストで、プレビューするアセットの名前をクリックします。

    アセットの調査ビューをフォーム・ビューまたはWebビューで表示するタブが開きます。

  4. アセットのツールバーで、「プレビュー」アイコンをクリックします。

    現在の日付にWebサイトに表示されるアセットのプレビューが、タブに表示されます。

  5. 将来の日付に表示されるアセットをプレビューします。

6.7.2.5 パブリッシュの承認

アセットをWebサイトにパブリッシュする前に、そのアセットおよびすべての依存アセットをパブリッシュ用に承認する必要があります。このプロセスにより、同時にパブリッシュされるアセットがすべて最新の状態であることを確認してからパブリッシュできます。

設定する開始日は、アイテムがパブリッシュされる日付と同じである必要はありません。ただし、アセットがWebサイトで使用可能になるのは、開始日以降となります。これは、承認対象となるすべての依存アセットにも該当します。

終了日より後にパブリッシュしたアセットは、宛先に対してパブリッシュされますが、Webサイトには表示されません(アセットは期限切れになっています)。

アセットの承認の詳細は、「承認タスクの実行」を参照してください。

6.8 アセットの関連付け

この手順では、avisportsサンプル・サイトを使用して、フォーム・ビューまたはWebビューのいずれかによって、1つ以上のアセットを別のアセットに関連付ける方法を説明します。フォーム・ビューでは、アソシエーション・フィールドはコンテンツ・エントリ・フォームでドラッグ・アンド・ドロップ・フィールドによって表示されます。Webビューではアソシエーション・フィールドは、作業中のアセットのWebページ・ビューに表示されるスロットによって表されます。この手順は、単一値および複数値のアソシエーションに対応します。

アセットを別のアセットに関連付けるには:

  1. Contributorインタフェースから、関連付けるアセットが含まれるサイトを選択します。
  2. 次のいずれかを行います。

    アセットのコンテンツ・エントリ・フォームをフォーム・ビューまたはWebビューで表示するタブが開きます。(この例では、25 Nevada Resorts Serving Snowの記事アセットを開きます。)

  3. 関連付けるアセットを見つけます。手順については、「アセットの検索と編成」を参照してください。

    検索結果のリストは、作業中のアセットの右側にドッキングされます。図6-45 に、フォーム・ビューおよびWebビューでの25 Nevada Resorts Serving Snowの記事アセットの編集ビューと、アセットの右側にドッキングされた検索結果のリストを示します。

    図6-45 フォーム・ビューおよびWebビューでの(検索結果リストがドッキングされた)記事アセットの表示

    図6-45の説明が続きます
    「図6-45 フォーム・ビューおよびWebビューでの(検索結果リストがドッキングされた)記事アセットの表示」の説明
  4. アセットのリストで、アセットをアソシエーション・フィールド(フォーム・ビュー)またはスロット(Webビュー)にドラッグ・アンド・ドロップします。これが複数値アソシエーションである場合、複数のアセットを作業中のアセットに関連付けることができます。アソシエーションの詳細は、「アソシエーションの編集」を参照してください。
  5. 複数値のアソシエーションで作業しており、複数のアセットを関連付けた場合は、次の要領で関連するアセットを配置します。

    注意:

    リスト(フォーム・ビュー)またはスロット(Webビュー)にアセットが表示される順序は、Webサイトに表示される順序と同じです。

    • フォーム・ビューで作業している場合、フィールド内のアセットの名前をクリックし、適切な位置に移動します。

    • Webビューで作業している場合は、アセットを別のスロットに移動します。次を実行します。

      • 複数値スロットをクリックして、そのツールバーを開きます。

      • スロットのツールバーで、「管理」アイコンをクリックします。

        スロット・コンテンツの管理ダイアログ(図6-46 を参照)が開きます。

        図6-46 スロット・コンテンツの管理ダイアログ

        図6-46の説明が続きます
        「図6-46 スロット・コンテンツの管理ダイアログ」の説明
      • リスト内のアセットの名前をクリックし、それを上下に移動し、「保存」をクリックします。

  6. 終了したら、アセットのツールバーで「保存」アイコンをクリックします。
  7. アセットを調査するには、アセットのツールバーで「調査」 アイコンをクリックします。

    このタブでは、調査ビューにアセットが表示されます。アセットは調査ビューで修正できません。

6.8.1 アセットのアソシエーションの解除

アセットのアソシエーションを解除するには:

  1. Contributorインタフェースから、アソシエーションを解除するアセットが含まれるサイトを選択します。
  2. 1つ以上のアセットのアソシエーションを解除するアセットを見つけて開きます。手順については、「アセットの検索と編成」を参照してください。

    アセットの編集ビューをフォーム・ビューまたはWebビューで表示するタブが開きます。

  3. 関連するアセットのリストからアセットを削除します。
    • フォーム・ビューで作業している場合は、アセットのアソシエーションを表すフィールドに移動し、アソシエーションを解除する各アセットの隣にある「削除」(X)ボタンをクリックします。

    • Webビューで作業しているときに、単一値のアソシエーションを表すスロットからアセットを削除する場合は、アソシエーションを解除するアセットを含むスロットをクリックします。スロットのツールバーで、「X」ボタンをクリックします。

    • Webビューで作業しているときに、複数値スロットからアセットを削除する場合は、次を実行します。

      • 複数値スロットをクリックします。

        スロットのツールバーが開きます。

      • スロットのツールバーで、「管理」アイコンをクリックします。

        スロット・コンテンツの管理ダイアログ(図6-47 を参照)が開きます。

        図6-47 スロット・コンテンツの管理ダイアログ

        図6-47の説明が続きます
        「図6-47 スロット・コンテンツの管理ダイアログ」の説明
      • 削除するアセットの隣にある「X」をクリックします。

      • 「保存」をクリックします。

    WebCenter Sitesにより、アソシエーション・フィールドからアセットが削除されます。

  4. 終了したら、アセットのツールバーで「保存」アイコンをクリックします。
  5. アセットを調査するには、アセットのツールバーで「調査」 アイコンをクリックします。

    このタブでは、アセットの調査ビューが表示されます。アセットは調査ビューで修正できません。

6.8.2 子アセットへの親アセットの割当て

子アセットに親アセットを割り当てるには:

  1. Contributorインタフェースから、親アセットを指定するアセットが含まれるサイトを選択します。
  2. 次のいずれかを行います。

    アセットの作成ビューまたは編集ビューを(フォーム・ビューまたはWebビューで)表示するタブが開きます。

  3. アセットの作成ビューまたは編集ビューで、アソシエーション・フィールドを見つけます。

    注意:

    Webビューで作業している場合は、アソシエーション・フィールドがスロットとして表示されることがあります。親アセットを受け入れるスロットが表示されない場合は、ここで終了してください。アセットに割り当てられたレイアウト(テンプレート)がこのタイプのフィールドを表示するようにコーディングされていません。アセットを親に割り当てるには、アセットのツールバーで「モード」スイッチをクリックすることにより、フォーム・ビューに切り替える必要があります。

  4. 作業中のアセットの親として指定する親アセットを見つけます。
    • ナビゲーション・ペインで、「コンテンツ・ツリー」バーを選択します。

    • 「コンテンツ・ツリー」で、各ノードに関連する親アセットを公開するためにノードを開きます。

  5. 親アセットを指定します。たとえば、フォーム・ビューで作業している場合は、「カテゴリ」フィールドのドロップダウン・メニューを使用して、作業中のアセットの親として指定する親アセットを選択します。

    注意:

    表示されるフィールドのタイプは、開発者によるアセット定義の構成に応じて異なります。この例では、記事アセットに対して親アセットを指定しています。avisportsサンプル・サイトでは、親アセットを指定するフィールドはドロップダウン・リストです。FirstSite IIサンプル・サイトでは、親アセットを指定するフィールドはドラッグ・アンド・ドロップ・フィールドです。

    WebCenter Sitesにより、選択した親アセットにアセットが関連付けられます。フィールドには、関連付けられた親アセットの名前が表示されます。

  6. 終了したら、アセットのツールバーで「保存」アイコンをクリックします。
フォーム・ビューで子アセットを処理している場合、属性は「コンテンツ」タブで通常どおり表示されます。また、親アセットから継承された属性は別の「継承」タブに表示されます。複数の親が存在する場合、「継承」タブには、親別にグループ化された属性が表示されます。

6.8.3 グループ化アセットでの作業

アセットでの作業時に、グループ内にアセットを編成し、特定の順序で配置できます。自身がマーケティング担当者であり、作業中のサイトでコレクションのアセット・タイプが有効である場合、コンテキストに基づいてなんらかの方法で他のアセットに関連するアセットのリスト、または現在の日時など変数に基づいて変化するアセットのリストを作成できます。また、訪問者の統計データに応じて、異なるアセット・グループを提供することが必要になる場合もあります。このような場合は、コレクション・アセットおよび推奨アセットを使用します。

グループ化アセットでの作業の詳細は、次のトピックを参照してください。

6.8.3.1 コレクションの操作

ランク順序を選択し、訪問者がサイトを表示したときに望む可能性が最も高いコンテンツ・セットを提供する場合を考えます。たとえば、毎朝のサイトのホームページで、重要度の順に編成された上位5つの政治ニュース記事を配置できます。このような場合では、コレクション・アセットを使用して、上位5つの記事リストを作成できます。

コレクション・アセットは、特定の順序で編成された単一アセット・タイプのベーシック・アセットのリストを格納します。コレクションに含めることができるアセットは、1つ以上の問合せによって返された結果から得られます。問合せ結果のリスト内で選択した順序でランク付けすることにより、コレクションに含めるアセットを選択します。このランク付けおよび順序付けされたアセットのリストがコレクションです。

通常、サイト・デザイナまたは管理者はコレクション・アセットを作成し、それらに適切な問合せおよびテンプレートを割り当てます。ここでの作業は、コレクションに含める最も適切なコンテンツを選択することです。

注意事項としては、コレクションを作成した後、適切な権限を持つ他のユーザーにより、自身が作業したコレクション・アセットにアクセスされ、アセット・ランキングが変更される場合があることです。

注意:

コレクション・アセットでは、ベーシック・アセットのリストのみを格納できます。フレックス・アセットでは、コレクション・アセットに類似する機能(およびさらに多くの機能)が推奨アセットによって提供されます(この項で後述します)。

6.8.3.2 コレクションの作成

コレクションを作成するには、作業中のサイトでコレクション・アセットが存在していることが必要です。サイト・デザイナまたは管理者が通常、新規のコレクション・アセットの作成および既存のコレクション・アセットの編集を担当します。

コレクションを作成するには:

  1. Contributorインタフェースから、コレクションを作成するサイトを選択します。
  2. 作成するコレクションを見つけます。「アセットの検索と編成」を参照してください。
  3. 検索結果のリストで、作成コレクション・アセットに移動して名前をクリックします。

    コレクション・アセットの調査ビュー(フォーム・ビューまたはWebビュー)を表示するタブが開きます。

  4. コレクション・アセットがWebビューで開いている場合は、アセットのツールバーの「モード」スイッチをクリックしてフォーム・ビューに切り替えます。
  5. アセットの調査ビュー(フォーム・ビュー)で、コレクション・アセット名の隣にある「コレクションの作成」をクリックします。

    WebCenter Sitesにより、コレクション内の問合せが実行され、そのルールが図6-48 のように表示されます。

    図6-48 コレクション・アセットの問合せ結果

    図6-48の説明が続きます
    「図6-48 コレクション・アセットの問合せ結果」の説明
  6. 表の「ランク」列に、適切な数(最大3桁)を入力することにより、アセットをランク付けします。最上位のリストからアセットを除去する場合は、「除去」列で除去するアセットの名前の隣にあるチェック・ボックスをオンにします。問合せリストからアセットのランク番号を削除しても、コレクションからは除去されません。

    注意:

    コレクション内でアセットのランク付けを行う場合、ページをレンダリングするテンプレート要素に対して適切な順序で指定します。たとえば、コレクションに50個のアセットが含まれていても、割り当てられているテンプレートが5つのアセットのみを表示するようにコーディングされていると、コレクション内の最初の5つの高ランク・アセットのみがページに表示されます。使用中のテンプレートのプロパティが明確でない場合は、サイト開発者に問い合せてください。

  7. 「変更の保存」をクリックします。

    WebCenter Sitesにより、コレクションが作成され、その調査ビューにコレクションが表示されます。

6.8.3.3 推奨の処理

推奨アセットでは、各サイト訪問者に表示される製品の配置およびプロモーション用の提供品をパーソナライズできます。推奨では、サイト訪問者について入手可能な情報(年齢や前回表示した製品など)に基づいて、ページで特集アセットまたは推奨アセット(たとえば製品)が決定されます。

訪問者に表示するコンテンツは、次の方法でパーソナライズできます。

  • 静的リスト推奨を作成します。これらは、サイト訪問者のプロファイルの年齢、収入、その他の情報など、統計的な基準に従って表示されるアセットのリストです。(この基準は、セグメントで定義されており、指定の静的リスト推奨に関連付けられています。)たとえば、トップ・ダンス・クラブのリストを作成し、18歳から24歳の年齢を指定した訪問者にのみそれを表示できます。年齢がこの範囲外の訪問者には、別の静的リスト推奨(たとえばトップ・テン・ビーチ・リゾートのリスト)を表示できます。

  • 関連アイテム推奨を作成します。関連アイテム推奨により、ある種の関係を持つアセットを相互にリンクできます。この方法ではまた、訪問者が関連アイテム推奨によって別のアセットにリンクされたアセットを表示する場合に常に、関連するアセットも表示されます。したがって、関連アイテム推奨を使用してアセットを相互に連続的にリンクすることにより、訪問者が従う「パス」または「リンク証跡」を作成できます。

    この目的は、メイン・コンテンツとともに関連するコンテンツのティーザを表示することにより、所定時に示されるコンテンツに関連する追加コンテンツを表示するように訪問者に促すことです。したがって関連アイテム推奨は、アップセルや抱合せ販売のマーチャンダイジングなどのビジネス手法に最適です。

    たとえば、ゴッドファーザーの3部作など、同じテーマやジャンルを共有する多数の映画を相互にリンクできます。関連アイテム推奨を使用して、3部作のパートIをパートIIに、そしてパートIIをパートIIIにリンクします。これによって、訪問者に3部作のパートIが表示されたときに、WebCenter SitesではパートIIも表示されます。その後、訪問者にパートIIが表示されると、WebCenter SitesではパートIIIも表示されます。さらに、パートIIおよびパートIIIをパートIにリンクすることにより、パートIIまたはパートIIIを見る前にまずパートIを見る必要があることに訪問者が気付きます。

  • 動的リスト推奨を作成します。静的リストおよび関連アイテム推奨とは異なり、動的リスト推奨の機能は開発者によって記述されるカスタマイズ・コードによって定義されます。そのために動的リスト推奨は、特定のビジネス・ニーズに応じた観点から、3タイプの推奨アセットのうちで最も柔軟です。たとえば開発者は、関連アイテム推奨のように動作する動的リスト推奨をコーディングできますが、関連アセットの手動によるリンクを必要とすることなく、訪問者が過去に購入した映画を動的リスト推奨で追跡し、テーマまたはジャンルの観点から過去の購入作品に最も一致する映画をお薦めできます。このような場合は、推奨に含めるアセットに対する推奨を単純に割り当てます。

使用される推奨タイプに関する選択は主に、サイト・デザイナが望むサイトの動作に応じて異なります。推奨アセットの作成の詳細は、「Engageによる推奨の作成および構成」を参照してください。

6.9 アセットとURLのリンク

この項では、次の項目について説明します。

6.9.1 2つのアセットの直接リンクについて

この項には、次に示すように、2つのアセットをリンクするための前提条件となるステップおよび説明が含まれます。

  • 他のアセットへのリンクの作成

    2つのアセット(たとえば記事アセット)に含まれる関連コンテンツを、リンクによって結合したい場合があります。メイン記事で作業しているときに、CKEditorツールバーの「アセット・リンクの追加」アイコンを使用すると、関連記事へのリンクを挿入できます。メイン記事のコンテンツにアクセスしたサイトの訪問者は、挿入されたリンクをクリックして、関連記事のコンテンツをレンダリングできます。

  • 2つのアセットの包含によるリンク

    一般的に実行されるCM操作の1つに、手動でコンテンツをコピーすることなく、あるアセットから別のアセットにプレビュー可能なコンテンツを挿入することがあります。そのかわりに、コンテンツは参照により挿入されるので、ターゲット・アセット(コンテンツのソース)が変更されたときに、挿入ポイントで動的に更新できます。

    このシナリオでは、アセットを挿入するために、CKEditorツールバーの「アセットを含む」アイコンを使用します。これによって、プレビュー可能なコンテンツは、挿入ポイントで動的に描画されます。

    「アセットを含む」を使用する場合、実際にはターゲット・アセットへのリンクを挿入しますが、ターゲット・アセットのプレビュー可能なコンテンツの形式でリンクを描画することになります。このリンクは、ターゲット・アセットを含めた後も残ります。したがってコンテンツは、挿入ポイントでは編集可能ではありませんが、ターゲット・アセット(コンテンツのソース)が変更された場合にリフレッシュされます。更新されたコンテンツを表示するには、参照元アセットのツールバーの「リフレッシュ」アイコンをクリックすることにより、参照元アセットを更新する必要があります。

これらの機能の使用可能な範囲は、サイト・デザイナがカスタム・アセット設計の一部として実装されている方法に応じて異なります。たとえば、avisportsサンプル・サイトが同梱されている記事アセット・タイプは、CKEditorで「本文」フィールドにおいて構成されています。したがって、「本文」フィールドでは、前述のリンク・タイプがサポートされます。

6.9.2 アセットのリンクの前提条件

アセットをリンクする前に、これらがリンク可能であることを確認する必要があります。この項はチェックリストとして使用してください。

この手順では、次の2つのアセットが関与します(両アセットが同じサイト上にある必要があります)。

  • 参照元アセット(ここで、ターゲット・アセットへのリンクを作成します)

  • ターゲット・アセット(リンクがクリックされるとレンダリングされます)

参照元アセット領域の前提条件は次のとおりです。

  • 参照元アセットでは、リンクを配置するフィールドにCKEditorが表示される必要があります。デフォルトでは、アセットの編集ビューが開くときにCKEditorは自動的に表示されません。CKEditorを表示するには、フィールドをクリックします。CKEditorが表示されない場合、フィールドはCKEditor対応ではなく、アセットはリンクできません。フィールドの対応については、システム管理者に問い合せてください。

  • 参照元アセットをパブリッシュする場合、リンクを配置するフィールドを含めて、アセットはプレビュー可能であることが必要です。(アセットの「テンプレート」フィールドにリストされたテンプレートによって参照元アセットをレンダリングできることを確認してください。アセットのプレビューの手順は、「アセットのプレビュー」を参照してください。)

ターゲット・アセットの前提条件は、次のとおりです。

  • ターゲット・アセットはプレビュー可能で、容易にリンクできる必要があります(アセットの「テンプレート」フィールドに表示されるテンプレートによってターゲット・アセットがレンダリングできることを確認します)。

必要に応じて、ターゲット・アセットは容易にリンクできる必要があります。これを確認する1つの方法として、ターゲット・アセットをナビゲーション・ペインの「ワーク」ツリーにある「ブックマーク」ノードに配置する方法があります。「アセットへのブックマーク付け」および「ブックマークを付けたアセットの検索」を参照してください。

ターゲット・アセットとしてのイメージ・アセットの前提条件は次のとおりです。
  • イメージ・アセットがプレビュー可能である必要があります。アセットの「テンプレート」フィールドにリストされているテンプレートの少なくとも1つによってイメージのみがレンダリングされることを確認してください。

    注意:

    その他のコンテンツ(テキストなど)のレンダリングにより、リンク・プロセスの干渉および破損が生じることがあります。
  •  「ブックマーク」ノードからイメージを含める場合、イメージ・アセットは含める準備が整っている必要があります。リンク・プロセス中に容易に取得できるように、ナビゲーション・ペインの「ワーク」ツリーにある「ブックマーク」ノードにイメージ・アセットを配置します。「アセットへのブックマーク付け」および「ブックマークを付けたアセットの検索」を参照してください。

6.9.3 他のアセットへのリンクの作成

「アセットのリンクの前提条件」で説明されているすべての前提条件を満たしていることを確認します。

  1. 参照元アセットを編集ビューで開きます。
  2. ターゲット・アセットへのリンクを挿入します。
    • ナビゲーション・ペインで、「ワーク」バーを選択します。

    • 「ワーク」ツリーで、「ブックマーク」ノードに移動して開きます。

      ブックマークを付けたアセットのリストが「ブックマーク」ノードの下に開きます。

    • 参照元アセットのCKEditor対応フィールドで、リンクするテキストを選択します。または、フィールドの任意の場所で新しいテキストを入力してから選択できます。

      より快適に作業するために、CKEditorを最大化して作業領域を拡大できます。CKEditorツールバーで、「最大化」アイコンimg/GUID-7D8CF067-71B5-450D-BD69-85567FD98514-default.pngをクリックします。

    • CKEditorのツールバーで、「アセット・リンクの追加」アイコンimg/GUID-3DB5F44D-DCB2-4C51-8465-5D4BA5E0A95A-default.pngをクリックします。

      埋込みリンクの挿入ダイアログが開きます(図6-49 を参照)。

      図6-49 埋込みリンクの挿入ダイアログ

      図6-49の説明が続きます
      「図6-49 埋込みリンクの挿入ダイアログ」の説明
    • ワーク・ツリーの「ブックマーク」ノードからターゲット・アセットを選択し、埋込みリンクの挿入ダイアログのフィールドにドラッグ・アンド・ドロップします。

      注意:

      イメージをブックマークしていない場合は、イメージを検索するための検索機能を使用できます。

      埋込みリンクの挿入ダイアログには、ターゲット・アセットに割当て可能なレイアウト(テンプレート)が表示されます。

    • ターゲット・アセットに割り当てるレイアウト(テンプレート)を選択します。

      リンクをクリックすると、選択したレイアウト(テンプレート)によりターゲット・アセットがレンダリングされます。

    • 「ラッパー」フィールドで、ターゲット・アセットをレンダリングするラッパーを選択します。

    • (オプション)「リンク・アンカー」フィールドで、セカンダリ・リンクを指定します。

      ターゲット・アセットへのプライマリ・リンクがなんらかの方法で機能しない場合、セカンダリ・リンクが代用されます。

    • 「リンク・テキスト」フィールドで、リンクにするために選択したテキストを確認します。必要であれば、テキストを編集します。

    • テンプレート引数セクションに「名前」メニューおよび「値」メニューが表示される場合、ターゲット・アセットのプロパティを設定するために使用できます。必要なパラメータを一度に1つずつ選択してから値を入力し、「追加」をクリックします。

      注意:

      テンプレート引数セクションは、ターゲット・アセットに割り当てられたテンプレートのパラメータを開発者が構成している場合にのみ有効になります。そうでない場合は、テンプレート引数セクションに、「テンプレート名前に引数が定義されていません」というメッセージが表示されます。

    • 「適用」をクリックします。

    • 「OK」をクリックして、リンクを保存します。

      埋込みリンクの挿入ダイアログ・ボックスが閉じ、CKEditorフィールドにリンクしたテキストが青い枠線内に下線付きで表示されます。

  3. リンクされたテキストを右クリックし、コンテキスト・メニューを開きます。コンテキスト・メニューで次ができます。
    • リンク・アセットの切取り

    • リンク・アセットのコピー

    • プロパティの編集

    • リンク・アセットの除去

      注意:

      「リンク・アセットの除去」オプションでは、リンクのテキストではなく、リンク機能が除去されます。リンク機能をリストアするには、下線および青い枠線が再表示されるまで、[Ctrl]を押しながら[Z]を押します。

  4. 参照元アセットを保存します。
    • CKEditorを拡張している場合は、「最大化」アイコンをクリックしてCKEditorを縮小し、アセット全体を表示します。

    • 参照元アセットのツールバーで、「保存」アイコンをクリックします。

  5. 参照元アセットをプレビューすることにより、リンクをテストします。
    • 参照元アセットのツールバーで、「プレビュー」アイコンをクリックします。

    • リンクをクリックして、ターゲット・アセットを表示します。

6.9.4 2つのアセットの包含によるリンク

「アセットのリンクの前提条件」で説明されているすべての前提条件を満たしていることを確認します。

  1. 参照元アセットを編集ビューで開きます。
  2. ターゲット・アセットを含めます。
    • ナビゲーション・ペインで、「ワーク」バーをクリックし、「ブックマーク」ノードを展開します。

      ブックマークを付けたアセットのリストが「ブックマーク」ノードの下に開きます。

    • 参照元アセットのCKEditor対応フィールドで、ターゲット・アセットのプレビュー可能なコンテンツを含めるポイントにカーソルを配置します。

      より快適に作業するために、CKEditorを最大化して作業領域を拡大できます。CKEditorツールバーで、「最大化」アイコンimg/GUID-7D8CF067-71B5-450D-BD69-85567FD98514-default.pngをクリックします。

    • CKEditorのツールバーで、「アセットを含む」アイコンimg/GUID-FF3AABA8-79DE-475E-9232-26BE658AD588-default.pngをクリックします。

      図6-50 に示すように、含まれるアセットの挿入ダイアログが開きます。

      図6-50 含まれるアセットの挿入ダイアログ

      図6-50の説明が続きます
      「図6-50 含まれるアセットの挿入ダイアログ」の説明
    • 「ブックマーク」ノードからターゲット・アセットを選択し、含まれるアセットの挿入ダイアログのフィールドにドラッグ・アンド・ドロップします。

      注意:

      イメージをブックマークしていない場合は、イメージを検索するための検索機能を使用できます。

      含まれるアセットの挿入ダイアログには、ターゲット・アセットに割当て可能なレイアウト(テンプレート)が表示されます。

    • ターゲット・アセットに割り当てるレイアウト(テンプレート)を選択します。

      選択したレイアウト(テンプレート)により、参照元アセットの挿入ポイントでターゲット・アセットがレンダリングされます。

    • テンプレート引数セクションに「名前」メニューおよび「値」メニューが表示される場合は、それらを使用して、含まれるアセットのプロパティを設定できます。必要なパラメータを一度に1つずつ選択してから値を入力し、「追加」をクリックします。

      注意:

      テンプレート引数セクションは、含まれるアセットに割り当てられたテンプレートのパラメータを開発者が構成している場合にのみ有効になります。そうでない場合は、テンプレート引数セクションに、「テンプレート名前に引数が定義されていません」というメッセージが表示されます。

    • 「OK」をクリックします。

      含まれるアセットの挿入ダイアログが閉じ、選択したレイアウト(テンプレート)によってターゲット・アセットのプレビュー可能なコンテンツが参照元アセット内にレンダリングされます。

      注意:

      含まれるアセットをクリックすると、そのすべてのコンテンツが選択されます。コンテンツの個々の部分は選択できません。コンテンツはターゲット・アセット(コンテンツのソース)でのみ編集可能です。

      ターゲット・アセットが編集されると、参照元アセットに含まれるコンテンツは自動的に更新されます。ただしリアル・タイムに更新されません。更新を確認するには、参照元アセットをリフレッシュする必要があります。

  3. これで、含まれるアセットを次の要領で使用できます。
    • 含まれるアセットを右クリックし、コンテキスト・メニューを開きます。コンテキスト・メニューで次ができます。

      • 含まれるアセットの切取り

      • 含まれるアセットのコピー

      • プロパティの編集

      • 含まれるアセットの除去

    • 含まれるアセットをサイズ変更するかそのプロパティを表示する場合は、含まれるアセットをダブルクリックします。アセットをダブルクリックすると、プロパティ・ウィンドウが開きます。プロパティ・ウィンドウでアセットのサイズと位置合せを調整できます。

  4. 参照元アセットを保存します。
    • CKEditorを拡張している場合は、「最大化」アイコンをクリックしてCKEditorを縮小し、アセット全体を表示します。

    • 参照元アセットのツールバーで、「保存」アイコンをクリックします。

  5. 参照元アセットのツールバーで「プレビュー」アイコンをクリックすることにより、含まれるアセットが適切にレンダリングされることを確認します。

6.9.5 イメージ・アセットによる2つのアセットのリンクについて

会社のロゴ(およびその他のイメージ)は、様々なタイプのコンテンツ(会社に関連するニュース、会社で提供されている製品やサービスなど)へのリンクとして頻繁に使用されています。WebCenter Sitesにより、アセットのCKEditor対応フィールドにイメージ・アセットを含めた後、そのイメージに別の(ターゲット)アセットに対するリンクを設定できます。イメージをクリックすると、ターゲット・アセットのプレビュー可能なコンテンツがレンダリングされます。

注意:

2つのアセットをリンクするためにイメージを使用している場合、そのイメージはイメージ・アセットの一部であることが必要です。

この項には、イメージ・アセットを通じて2つのアセットをリンクするための前提条件となるステップおよび説明が含まれます。この項の以降に進む前に、(ナビゲーション・ペインの「ワーク」ツリーにある)「ブックマーク」ノードからイメージを含めるかどうかを決定します。

CKEditorを使用した「ブックマーク」ノードからのイメージを通じたリンクを実行できます。作業しているアセットのCKEditor対応フィールドで、ブックマークしたイメージ・アセットを含める場合があります。CKEditorツールバーから、「アセットを含む」アイコンを使用してフィールドにイメージを含めることができます。「アセット・リンクの追加」アイコンを使用して、含まれるイメージを別のアセットにリンクします。

6.9.6 「ブックマーク」ノードからのイメージを通じたリンク

「アセットのリンクの前提条件」で説明されているすべての前提条件を満たしたら、次の項で説明されているように手順を続行します。

6.9.6.1 参照元アセットにイメージ・アセットを含める

参照元アセットにイメージ・アセットを含めるには、「2つのアセットの包含によるリンク」で説明している手順を使用します。

6.9.6.2 ターゲット・アセットへのイメージ・アセットのリンク

これで参照元アセットのフィールドでイメージがレンダリングされるので、「他のアセットへのリンクの作成」で説明している手順を使用して、イメージからターゲット・アセットへのリンクを作成します。

6.9.6.3 リンクしたイメージのテスト

リンクしたイメージをテストするには:

  1. 参照元アセットがプレビュー可能である場合は、アセットのツールバーの「プレビュー」アイコンをクリックして、リンクしたイメージをプレビューおよびテストします。
  2. イメージをクリックして、ターゲット・アセットをレンダリングします。

6.9.7 URLへのアセットのリンク

CKEditorを使用すると、WebCenter SitesアセットをWebサイトのURLにリンクできます。URLへのリンクは、WebCenter Sitesデータベースの独自のフィールドには格納されません。リンクは、WebCenter SitesアセットのCKEditor対応フィールドで直接作成できますが、アセットとして管理できません。したがって、URLへのリンクを作成するユーザーが手動でURLを検証する必要があります。

この機能の使用可能な範囲は、CKEditorがカスタム・アセット・タイプに対して構成されているかどうかに応じて異なります。たとえば、avisportsサンプル・サイトが同梱されている記事アセット・タイプは、CKEditorで「本文」フィールドにおいて構成されています。したがって「本文」フィールドでは、前述のようにURLへのリンクを作成できます。この項の以降では、アセットをURLにリンクする方法について説明します。

URLへのリンクを作成するには:

  1. 参照元アセット(ここで、URLを指定します)を見つけて、その編集ビューを開きます。
    • 「検索」フィールドで、検索条件(存在する場合)を入力して、虫眼鏡ボタンをクリックします。

    • 検索結果のリストで、開くアセットに移動して右クリックします。コンテキスト・メニューで「編集」を選択します。

      注意:

      新しい参照元アセットを作成する場合、この手順をアセットの作成ビューで開始できます。ただし、既存のコンテンツが紛失する可能性に備えて、アセットを保存してから編集ビューを開いてください。

  2. リンクを配置するフィールドに移動します。フィールドをクリックして、CKEditorが表示されることを確認します。

    注意:

    デフォルトでは、アセットの編集ビューが開くときにCKEditorは自動的に表示されません。フィールドをクリックして、CKEditorを表示します。CKEditorが表示されない場合、リンクはフィールドで対応していません。CKEditor対応フィールドについては、システム管理者に問い合せてください。

  3. CKEditor対応フィールドで、リンクするテキストを選択します。または、フィールドの任意の場所で新しいテキストを入力してから選択できます。

    より快適に作業するために、CKEditorを最大化して作業領域を拡大できます。CKEditorツールバーで、「最大化」アイコンimg/GUID-7D8CF067-71B5-450D-BD69-85567FD98514-default.pngをクリックします。

  4. CKEditorツールバーで、「リンク」アイコン img/GUID-CC6E4A81-A30A-42A1-97D9-8187AEDF45E1-default.pngをクリックします。

    図6-51 に示すように、「リンク」ダイアログが開きます。

    図6-51 「リンク」ダイアログ

    図6-51の説明が続きます
    「図6-51 「リンク」ダイアログ」の説明
    • 「リンク・タイプ」フィールドで、「URL」を選択します。

    • 「URL」フィールドに、リンクするWebサイトのURLを入力します。

    • 「OK」をクリックして、選択したテキストをリンクに変換します。

      「リンク」ダイアログ・ボックスが閉じ、フィールド内のリンクしたテキストに下線が付きます。

  5. リンクの調整を行うには、リンクを右クリックしてそのコンテキスト・メニューを開きます。コンテキスト・メニューで次ができます。
    • 切取り

    • コピー

    • リンクの編集

    • リンク解除

      注意:

      「リンク解除」オプションでは、リンクのテキストではなく、リンク機能が除去されます。リンク機能をリストアするには、テキストに下線が付くまで、[Ctrl]を押しながら[Z]を押します。

  6. 参照元アセットを保存します。
    • CKEditorを拡張している場合は、「最大化」アイコンをクリックしてCKEditorを縮小し、アセット全体を表示します。

    • 参照元アセットのツールバーで、「保存」アイコンをクリックします。

  7. リンクを表示およびテストします。
    • 参照元アセットのツールバーで、「プレビュー」アイコンをクリックします。

    • 参照元アセットのプレビューで、リンクをクリックして対応するWebページをブラウザのウィンドウで開きます。

6.10 Webサイト・ナビゲーションの定義

この項では、Contributorインタフェースのサイト・ツリーを使用してページを配置および配置取消しすることにより、Webサイトのナビゲーションを作成する方法について説明します。

注意:

WebCenter Sitesでは、Webサイトのナビゲーションを作成する方法が複数提供されます。サイト・デザインによって、Webサイトのナビゲーションの作成方法が決まります。この章は、Contributorインタフェースの「サイト・ツリー」を使用してWebサイトのナビゲーションを作成できるようサイト・デザインが構成されているユーザーを対象としています。Webサイトのナビゲーションがどのように作成されるかについては、サイトの開発者に確認してください。

6.10.1 ページの配置および配置取消し

(管理者によって構成された)適切なロールを割り当てられた場合は、「サイト・ツリー」を使用して、サイト・プランの下にページを配置したり、ページの配置を取り消したりする(サイト・プランからページを削除する)ことができます。ページの配置および配置取消しを行うことにより、Webサイトのナビゲーションを編成できます。サイト・プランがパブリッシュされると、ツリーを通じて加えた変更は、サイト・プランによって表現されるWebサイトに適用されます。ページ・アセットの詳細は、開発者に確認してください。

注意:

「サイト・ツリー」では、ページを順序付けられた階層内に配置することが求められます。この項の手順を実行する前に、Webサイトの構造を開発者に確認して理解し、サイト階層における各ページの位置を把握してください。

ページの配置および配置取消しの詳細は、次のトピックを参照してください。

6.10.1.1 ページの配置

この項では、「サイト・ツリー」のサイト・プランの下にページ・アセットを配置する方法について説明します。ページをサイト・プランの下に配置する方法は、次のとおりです。

  • ページの最高位のサブレベルとして直接トップレベル・ページの下に配置します。

  • 階層内の同じレベルに別のページとして配置します。選択したページは、(選択した場所に応じて)別のページの前または後に配置されます。

ページをサイト・プランの下に配置した後、ページをWebサイトに表示するには承認およびパブリッシュする必要があります。

サイト・プランの下にページを配置するには:

  1. Contributorインタフェースから、サイト・プランの下に配置するページが含まれるサイトを選択します。
  2. ナビゲーション・ペインで、「サイト・ツリー」バーをクリックします。

    ペインに「サイト・ツリー」が表示されます。

  3. 「サイト・ツリー」で、サイト・プランの横に表示されているプラス記号をクリックしてこのサイト・プランを開きます。図6-52 は、avisportsサンプル・サイトの「サイト・ツリー」を示しています。

    図6-52 avisportsサンプル・サイトのサイト・ツリー

    図6-52の説明が続きます
    「図6-52 avisportsサンプル・サイトのサイト・ツリー」の説明
  4. 配置するページを見つけ、階層内でのターゲット位置を決定します。
    • 配置するページを見つけます。

      • ページが配置されている場合、そのページが配置されているサイト・プランに移動します。

      • ページの配置が取り消されている場合、「未配置ページ」階層に移動します。

    • サイト・プランに移動して、階層内におけるページのターゲット位置を決定します。

  5. 階層内のターゲット位置にページを配置します。次のいずれかを行います:
    • ページを別のページと同じレベルに配置するには、選択したページを他のページの名前の上または下にドラッグします。選択したページは、リスト内の同じレベルで、他のページの前または後ろに配置されます。

      たとえば、「Running Home」ページを「Home」ページと同じレベル(かつ前)に配置するには、図6-53 に示すように「Running Home」ページを「Home」ページの名前の上にドラッグします。

      図6-53 別のページ・アセットと同じレベルでのページ・アセットの配置

      図6-53の説明が続きます
      「図6-53 別のページ・アセットと同じレベルでのページ・アセットの配置」の説明
    • ページを別のページの最高位のサブレベルとして配置するには、ページを下に配置するページの名前上に、選択したページをドラッグします。

      たとえば、「Running」ページを「Running Home」ページの最高位の子として配置するには、図6-54 に示すように「Running」ページを「Running Home」の上にドラッグします。

      図6-54 別のページ・アセットの最高位の子としてのページ・アセットの配置

      図6-54の説明が続きます
      「図6-54 別のページ・アセットの最高位の子としてのページ・アセットの配置」の説明

    サイト・プランへの変更を使用してWebサイトを更新するには、配置したページが承認およびパブリッシュされている必要があります。

6.10.1.2 ページの配置取消し

この項では、ページ・アセットの配置を取り消す、つまりWebサイトからの削除対象としてマークする方法を説明します。ページの配置を取り消した後、ページをWebサイトから削除するにはパブリッシュする必要があります。

ページの配置を取り消すには:

  1. Contributorインタフェースから、サイト・プランから削除するページが含まれるサイトを選択します。
  2. ナビゲーション・ペインで、「サイト・ツリー」バーをクリックします。

    ペインに「サイト・ツリー」が表示されます。

  3. 「サイト・ツリー」で、各ノードの横にあるプラス記号をクリックして、サイト・プランと「未配置ページ」ノードを開きます。
  4. サイト・プランに移動して、配置を取り消すページを見つけます。
  5. ページを「未配置ページ」ノード上にドラッグして、そのページの配置を取り消します。たとえば、「Running Home」ページの配置を取り消すには、図6-55 に示すように、そのページを「未配置ページ」ノード上にドラッグします。

    図6-55 ページ・アセットの配置の取消し

    図6-55の説明が続きます
    「図6-55 ページ・アセットの配置の取消し」の説明

    ページを離し、そのページを「未配置ページ」ノードの下に配置します。配置を取り消したページにサブレベルが含まれる場合、図6-56 に示すようにそのサブレベル・ページの配置も取り消されます。

    図6-56 「未配置ページ」ノードの下に表示されたページ・アセット

    図6-56の説明が続きます
    「図6-56 「未配置ページ」ノードの下に表示されたページ・アセット」の説明

    加えた変更をWebサイトに反映して更新するには、配置を取り消したページを承認およびパブリッシュする必要があります。

6.10.2 ナビゲーションのコピーによるWebサイトのナビゲーションの作成

「サイト・ツリー」に複数のサイト・プランがある場合は、サイト・プランの下に配置する新規コンテンツを作成するかわりに、任意のサイト・プランの下にあるナビゲーション(配置済ページ)をコピーしてそのナビゲーションを別のサイト・プランの下に貼り付けることができます。サイト・プランのナビゲーション全体か、またはそのナビゲーションのサブセットのいずれかをコピーすることができます。サイト・プランの下にナビゲーションを貼り付けると、両方のサイト・プランに同じ配置済ページが表示されます。ただし、サイト・プランのコンテンツはそれぞれ個別に管理されます。一方のサイト・プランのコンテンツを変更したときに、その変更がもう一方のサイト・プランのコンテンツに適用されることはありません。

ナビゲーションをコピーしてWebサイトのナビゲーションを作成するには:

  1. Contributorインタフェースから、コピーするWebサイト・ナビゲーションが含まれるサイトを選択します。
  2. ナビゲーション・ペインで、「サイト・ツリー」バーをクリックします。

    ペインに「サイト・ツリー」が表示されます。

  3. 「サイト・ツリー」で、サイト・プランの横に表示されているプラス記号をクリックして、ナビゲーション(配置済ページ)をコピーするサイト・プランを開きます。
  4. 開いたサイト・プランで、ナビゲーションのコピー元となる階層内の最高位のページを右クリックします。コンテキスト・メニューで、「サイト・ナビゲーションのコピー」を選択します(図6-57 を参照)。

    図6-57 サイト・プランのサイト・ナビゲーション(配置済ページ)のコピー

    図6-57の説明が続きます
    「図6-57 サイト・プランのサイト・ナビゲーション(配置済ページ)のコピー」の説明
  5. コピーしたナビゲーションの貼付け先となるサイト・プランに移動し、その横にあるプラス記号をクリックしてそのサイト・プランの階層を開きます。
  6. サイト・プラン・ノード(またはサイト・プラン・ノードの下にある配置済ページ)を右クリックして、「サイト・ナビゲーションの貼付け」を選択します。

    図6-58 別のサイト・プラン・ノードの下へのサイト・プランのサイト・ナビゲーションの貼付け

    図6-58の説明が続きます
    「図6-58 別のサイト・プラン・ノードの下へのサイト・プランのサイト・ナビゲーションの貼付け」の説明
  7. 確認ダイアログで、「はい」をクリックします。

    ページおよびそのすべてのサブレベル・ページが、サイト・プラン・ノードの下(またはサイト・プランにある配置済ページの下)に配置されます。たとえば、「デフォルト」サイト・プラン・ノードから「Home」ページをコピーして、「タッチ」サイト・プラン・ノードの下に直接貼り付けた場合は、「Home」ページとそのすべてのサブレベル・ページが「タッチ」サイト・プラン・ノードの下に貼り付けられます(図6-59 を参照)。

    図6-59 「タッチ」サイト・プランの下に貼り付けられた「デフォルト」サイト・プランのナビゲーション

    図6-59の説明が続きます
    「図6-59 「タッチ」サイト・プランの下に貼り付けられた「デフォルト」サイト・プランのナビゲーション」の説明
  8. サイト・プランの下に貼り付けたページを編集します。手順については、「フォーム・ビューでのアセットの編集」および「Webビューでのアセットの編集」を参照してください。モバイル・サイト・プランのコンテンツを編集する場合、「モバイル・デバイスのコンテキストでのアセットの編集」を参照してください。
  9. サイト・プランのコンテンツに対して行った変更をプレビューします。手順については、「アセットのプレビュー」を参照してください。モバイル・デバイスのコンテキストでコンテンツをプレビューするには、「モバイル・デバイスのコンテキストでのアセットのプレビュー」を参照してください。
  10. サイト・プランのパブリッシュを承認します。手順については、「サイト・ナビゲーションのパブリッシュの承認」を参照してください。

6.11 多言語アセットでの作業

この項には次のトピックが含まれます:

6.11.1 多言語アセットでの作業について

1つのアセットの翻訳は、使用可能な言語ごとに1つのみです。たとえば、あるアセットにフランス語(カナダ)の翻訳がある場合、同じ多言語セット内でフランス語(カナダ)の翻訳をもう1つ作成することはできません。

アセットの翻訳を作成するには、次の手順を実行する必要があります。

  1. 翻訳のターゲット言語を選択します。WebCenter Sitesで次の処理が行われます。

    • ソース・アセットのコピーを作成します。

    • 選択に従ってコピーのターゲット言語を設定します。

    • コピーをマスター・アセットにリンクして、コピーをマスターの翻訳としてマークします。これがこのアセットの1つ目の翻訳である場合は、多言語セットが作成され、ソース・アセットはマスターに指定されます。

  2. ソース・コンテンツを翻訳して、翻訳済のコンテンツを翻訳アセットに格納します。

  3. (オプション)ソース・アセットに関連付けられているアセットを翻訳して、翻訳済バージョンをソース・アセットの翻訳に関連付けます。表6-2 は、アセットの翻訳を作成するときの、アセットの関係の処理方法を示しています。


    表6-2 アセット関係のタイプ

    関係のタイプ 動作

    アセットのアソシエーション

    アソシエーションを含むアセットの翻訳を作成すると、ソース・アセットに関連付けられているすべてのアセットが、翻訳とも自動的に関連付けられます。その後、関連付けられたアセットを翻訳して、その翻訳済のバージョンを翻訳済の親アセットと関連付けるかどうかを選択できます。

    静的リスト推奨

    新しいロケールで静的リスト推奨を作成すると、新しい推奨アセットでは、ソース・アセットのメンバー・アセットが保持されます。次に、メンバー・アセットを翻訳し、翻訳済バージョンを新しい推奨アセットに格納して、古いコレクションから引き継いだメンバー・アセットを置き換えることができます。

    アセット・タイプの属性

    アセット・タイプの属性によるアソシエーションが含まれているアセットを翻訳すると、ソース・アセットに関連付けられているすべてのアセットが、自動的に翻訳と関連付けられます。その後、関連付けられたアセットを翻訳して、その翻訳済のバージョンを翻訳済の親アセットと関連付けるかどうかを選択できます。

    埋込みリンク

    埋込みリンクは影響を受けません。埋込みリンクを含むアセットが翻訳された場合は、リンクされたコンテンツの対応する翻訳(存在する場合)をポイントするように、リンクを手動で更新する必要があります。


詳細は、「アセットの関連付け」を参照してください。

注意:

この項の手順を実行する前に、次の点に注意してください。

  • Contributorインタフェースにロケール関連の機能が含まれるのは、管理者が多言語をサポートするように設定しているサイトのみです。

  • 英語以外の文字を使用する言語でコンテンツを処理する予定がある場合は、該当する文字での入力や表示が可能なようにコンピュータを構成する必要があります。

  • ローカライズされたアセットを別のサイトと共有する場合は、このアセットに割り当てられているロケールをターゲット・サイトで有効にする必要があります。ロケールについて不明な点がある場合は、WebCenter Sites管理者に問い合せてください。

6.11.2 アセットのロケール指定の設定または変更

アセットの翻訳を作成する前に、アセットにロケール指定を割り当てる必要があります。(通常、ロケールの指定はアセットを作成するときに割り当てます。)

ロケール指定のないアセットの翻訳を作成するには、次の手順を実行してから、「アセットの翻訳の作成」に進んでください。

必要に応じて、ロケール指定が割り当てられているアセットの指定も変更できます。たとえば、管理者がアセットのロケールをさらに分割することにした場合(フランス語をカナダのフランス語とベルギーのフランス語に分割する場合など)は、新しいロケール指定を使用するようにアセットを更新できます。

注意:

割当てが可能なロケールは、WebCenter Sites管理者がサイト上で有効にしているもののみです。

アセットのロケール指定を設定または変更するには:

  1. Contributorインタフェースから、ロケール指定を設定または変更するアセットが含まれるサイトを選択します。
  2. アセットを見つけて開きます。アセットの検索の詳細は、「アセットの検索と編成」を参照してください。

    アセットの調査ビュー(フォーム・ビューまたはWebビュー)を表示するタブが開きます。

  3. アセットのロケール指定を設定または変更します。
    • アセットがWebビューで開いている場合は、アセットのツールバーの「モード」スイッチをクリックしてフォーム・ビューに切り替えます。

    • アセットのツールバーで、「編集」アイコンをクリックします。

    • フォーム・セクション・セレクタで「メタデータ」をクリックして、フォームの「メタデータ」セクションに切り替えます。

    • 「ロケール」ドロップダウン・リストで、ロケールを選択します。

  4. アセットのツールバーで、「保存」アイコンをクリックします。

    選択したロケールにアセットが割当てられます。

  5. アセットを調査します。次のいずれかを行います:
    • アセットのツールバーで、「調査」アイコンをクリックします。

    • メニュー・バーで、「編集」「調査」を選択します。

    タブにアセットの調査ビューがフォーム・ビューで表示されます。アセットを調査する場合、そのコンテンツを変更することはできません。

  6. (オプション)次の手順でアセットの翻訳を作成する場合は、「アセットの翻訳の作成」に進みます。

6.11.3 アセットの翻訳の作成

注意:

次のことに注意してください。

  • アセットの翻訳を作成する前に、アセットにロケール指定を割り当てる必要があります。(アセットのロケールは、フォームの「メタデータ」セクションにリストされており、通常はアセットを作成するユーザーによって割り当てられます。)アセットにロケール指定がない場合、「アセットのロケール指定の設定または変更」の手順に従ってください。

  • あるアセットの1つ目の翻訳を作成すると、ソース・アセットと翻訳で構成される多言語セットも自動的に作成されます。ソース・アセットは、自動的に、多言語セットのマスター・アセットに指定されます。

アセットの翻訳を作成するには:

  1. Contributorインタフェースから、翻訳するアセットが含まれるサイトを選択します。
  2. アセットを見つけて開きます。アセットの検索およびオープンの詳細は、「アセットの検索と編成」を参照してください。

    アセットの調査ビュー(フォーム・ビューまたはWebビュー)を表示するタブが開きます。

  3. アセットがWebビューで開いている場合は、アセットのツールバーの「モード」スイッチをクリックしてフォーム・ビューに切り替えます。
  4. フォーム・セクション・セレクタで「メタデータ」をクリックして、フォームの「メタデータ」セクションに切り替えます。
  5. 翻訳のターゲット言語を設定します。「翻訳」フィールド(図6-60 を参照)で、アセットを翻訳するロケールの「アクション」列にある「翻訳」リンクを選択します。

    図6-60 アセットのフォームの「メタデータ」セクションの「翻訳」フィールド

    図6-60の説明が続きます
    「図6-60 アセットのフォームの「メタデータ」セクションの「翻訳」フィールド」の説明

    注意:

    「翻訳」フィールドが表示されない場合は、ここで終了してください。アセットを翻訳する権限がないか、サイトで設定されているロケールが1つのみです。ロケールまたは権限について不明な点がある場合は、WebCenter Sites管理者に問い合せてください。

    翻訳済アセットのコンテンツ・エントリ・フォームを表示する新しいタブが開きます。タブには、翻訳済アセットの名前が(新規ロケール)アセット名_ランダムに生成された番号の翻訳として表示されます。

    管理者が、すべての新規アセットが作成後にワークフローに配置されるようにアセット・タイプを構成している場合は、「割当て先の選択」ダイアログ・ボックスが開きます。

    必要なロールごとに1人以上のユーザーを選択し、「割当て先の設定」をクリックします。これらのユーザーはだれでも、ワークフロー・プロセスの次の手順を完了できます。詳細は、「ワークフローへの参加」を参照してください。

  6. 翻訳のコンテンツ・エントリ・フォームの「名前」フィールドで、アセットのシステム生成名を、新しいアセットをソース・アセットの翻訳として一意に識別する名前に置き換えます。

    アセットに名前を付ける際は、次の規則に注意してください。

    • 1-64文字までの英数字で指定する必要があります。

    • 次の文字は使用できません。一重引用符(')、二重引用符(")、セミコロン(;)、コロン(:)、疑問符(?)、パーセント記号(%)、小なり記号(<)、大なり記号(>)およびバックスラッシュ(\)。

    • 名前には空白を含めることができますが、空白で始まる名前は指定できません。

  7. 次の手順でアセットを翻訳します。
    • フィールドごとに、コピーしたコンテンツを適切な翻訳に置き換えます。フォーム内のフィールドへの入力の詳細は、「フォーム・ビューでのアセットの作成」を参照してください。

      作業内容を保存しながら進んでください。「保存」アイコンをクリックして、アセット処理の進行状況を保存します。「保存」アイコンをクリックすると、WebCenter Sitesでは、データベースに対して変更がコミットされ、アセットは作業を続行できるように編集ビューで開いたままになります。

      不明なフィールドやフォーム・セクションがある場合は、開発者またはWebCenter Sites管理者に相談してください。

    • フォーム・セクション・セレクタで次のセクションを選択して、必要に応じて各フィールドに値を入力します。手順を繰り返して、すべての必須セクション(アスタリスクが付けられたセクション)に値を移入します。

  8. アセットのツールバーで、「保存」アイコンをクリックします。

    WebCenter Sitesにより、次の場合を除き、アセットがデータベースに保存されます。

    • 1つ以上のセクションで1つ以上の必須フィールドに値が入力されていない

    • 1つ以上のセクションで許可されていない値の入力または選択が行われている

    いずれかの条件が満たされている場合、WebCenter Sitesでは、問題のフィールドを示すエラー・メッセージが表示されます。エラーを修正してアセットを保存します。

  9. アセットのツールバーで、「調査」アイコンをクリックします。

    タブにアセットの調査ビューがフォーム・ビューで表示されます。アセットを調査する場合、そのコンテンツを変更することはできません。

  10. (オプション)アセットがワークフローに事前に割り当てられていないときに、ワークフロー機能を使用する場合は、「ワークフロー機能の使用方法」の説明に従って、アセットをワークフロー・プロセスに割り当てることができます。
  11. (オプション)アセットをパブリッシュした場合の外観を確認するには、プレビューします。手順については、「アセットのプレビュー」を参照してください。アセットのプレビューが完了したら、アセットのツールバーで「戻る」アイコンをクリックします。
  12. 関連付けられたアセットのうち、ターゲット言語に翻訳する必要のあるものを特定します。

    注意:

    アセットの翻訳を作成すると、ソース・アセットに関連付けられているアセットが、翻訳アセットと自動的に関連付けられます。

    • フォームの「コンテンツ」セクションで、関連付けられたアセットが表示されているフィールドに移動します。

    • 翻訳済アセットに関連付けられているアセットを確認して、翻訳が必要なものを特定します。

      関連付けられたアセットの性質によっては、翻訳して、翻訳済バージョンを、前述の手順で作成した翻訳アセットに関連付ける必要があります。たとえば、製品のイメージにはローカライズ・バージョンは必要ないものの、製品のデータ・シートは手動での翻訳が必要な場合があります。

      多言語アセットに関する、WebCenter Sitesでのアセット関係の処理方法については、表6-2 を参照してください。

    • (オプション)翻訳アセットに関連付けられた1つ以上のアセットを翻訳する必要があると判断した場合、この手順を繰り返してこれらのアセットを翻訳し、翻訳済バージョンを翻訳アセットに関連付けてください。手順については、「アセットの関連付け」を参照してください。

6.11.4 アセットの使用可能な翻訳の確認

あるアセットに関して、特定の言語の翻訳が存在するかどうかを確認するには、アセットを開いて、フォームの「メタデータ」セクションの「翻訳」フィールドを調べます。特定の言語の翻訳が存在する場合は、「翻訳」フィールドで名前をクリックして開きます。

アセットの特定の翻訳が存在するかどうかを確認するには:

  1. Contributorインタフェースから、翻訳を表示するアセットが含まれるサイトを選択します。
  2. 翻訳を確認するアセットを見つけて開きます。手順については、「アセットの検索と編成」を参照してください。

    アセットの調査ビュー(フォーム・ビューまたはWebビュー)を表示するタブが開きます。

  3. アセットがWebビューで開いている場合は、アセットのツールバーの「モード」スイッチをクリックしてフォーム・ビューに切り替えます。
  4. フォーム・セクション・セレクタで「メタデータ」をクリックして、フォームの「メタデータ」セクションに切り替えます。
  5. 「翻訳」フィールドの内容を確認します。特定の言語の翻訳が存在する場合は、翻訳アセットの名前がその言語の横に表示されます(図6-61 を参照)。

    図6-61 マスター・アセットと翻訳アセットを表示する「翻訳」フィールド

    図6-61の説明が続きます
    「図6-61 マスター・アセットと翻訳アセットを表示する「翻訳」フィールド」の説明

    注意:

    「翻訳」フィールドの言語の横に翻訳アセットの名前が表示されない場合、そのアセットは、該当する言語にまだ翻訳されていません。このアセットは、「アセットの翻訳の作成」の手順に従って翻訳できます。

  6. (オプション)アセットの特定の翻訳を開いて確認する場合は、「翻訳」フィールドで、翻訳アセットの名前をクリックします。

6.11.5 多言語セットのマスター・アセットの変更

あるアセットの1つ目の翻訳を作成すると、ソース・アセットが、アセット自体とその翻訳から成る多言語アセット・セットのマスター・アセットになります。ソース・アセットの翻訳がさらに作成されると、多言語セットは拡大します。

セット内の別のメンバーをマスターに指定するには(たとえば、多言語セットを別の言語のサイトにコピーする場合など)は、任意のメンバーの調査ビューから処理できます。

次の手順は、セットの現在のマスター・アセットの「調査」ビューから新しいマスター・アセットを設定する方法を示しています。

多言語セットのマスター・アセットを変更するには:

注意:

次の点に注意してください。

  • 多言語セットのマスター・アセットは、アセットをフォーム・ビューで表示したときに、「メタデータ」セクションの「翻訳」フィールドに表示されます。

  • リビジョン追跡されている多言語セットの場合は、セットのすべてのメンバーを手動でチェックアウトしてから、セットのマスター・アセットを変更する必要があります。手順については、「アセットのチェックアウト」を参照してください。

  1. Contributorインタフェースから、マスター・アセットを変更する多言語セットが含まれるサイトを選択します。
  2. 翻訳を確認するアセットを見つけて開きます。手順については、「アセットの検索と編成」を参照してください。

    アセットの調査ビュー(フォーム・ビューまたはWebビュー)を表示するタブが開きます。

  3. アセットがWebビューで開いている場合は、アセットのツールバーの「モード」スイッチをクリックしてフォーム・ビューに切り替えます。
  4. フォーム・セクション・セレクタで「メタデータ」をクリックして、フォームの「メタデータ」セクションに切り替えます。
  5. 「翻訳」フィールドで、多言語セットのマスターにする翻訳アセットの「アクション」列にある「マスターの作成」リンクを選択します。

    タブに、新しいマスター・アセットの調査」ビューが、フォーム・ビューで表示されます。

6.12 バニティURLの使用

バニティURLは、短く、判読が可能で、かつ管理が容易なURLであり、通常はURLが指すWebページの名前、またはそのWebページを表すその他のコンテンツの名前を含みます。WebCenter Sitesでは、アセットURLとBLOB (ファイル) URLという2つのタイプのバニティURLをサポートしています。

コンテンツ・コントリビュータの場合、どのタイプのアセットに対してもバニティ・アセットURLを作成できます。アセットURLは、自動生成(管理インタフェースで管理者が定義したパターンに基づく)、またはContributorインタフェースでの作成のいずれかが可能です。BLOB (ファイル) URLは、アセットに関連付けられたファイルに対して、管理者が管理インタフェースで作成します(たとえば、イメージ・アセットに関連付けられたイメージ・ファイルに対してBLOB URLを作成します)。Contributorインタフェースでは、アセットのコンテンツ・エントリ・フォームからBLOB (ファイル) URLを確認できます。ただし、管理者はBlob (ファイル) URLを管理インタフェースで作成します。

アセット(またはその関連付けられたファイル)にバニティURLを定義し、そのアセットをWebサイトにパブリッシュすると、バニティURLはアセットのコンテンツをレンダリングするWebページを指します。この項では、アセットURLを作成および管理する手順について説明します。

バニティURLでの作業の詳細は、次のトピックを参照してください。

6.12.1 アセットのバニティURLの作成

アセット・フォームの「URL」セクションには、アセットのバニティURLを1つ以上定義する場合に使用可能な「URL」フィールドがあります。

アセットのバニティURLを作成するには:

  1. Contributorインタフェースから、バニティURLを作成するアセットが含まれるサイトを選択します。
  2. バニティURLを作成するアセットを見つけて開きます。次のいずれかを行います:
    • バニティURLを作成するアセットを検索して開きます。

    • 以前にこのアセットにブックマークを付けている場合は、「ワーク」ツリーの「ブックマーク」ノードから開きます。

    アセットの検索の詳細は、「アセットの検索と編成」を参照してください。

    アセットの調査ビュー(フォーム・ビューまたはWebビュー)を表示するタブが開きます。

  3. フォーム・モードでアセットの編集ビューにアクセスします。
    • アセットがWebビューで開く場合は、フォーム・ビューに切り替えます。アセットのツールバーで、「モード」スイッチをクリックします。

    • アセットのツールバーで、「編集」アイコンをクリックします。

      タブに、アセットの編集ビューがフォーム・ビューで表示されます。

  4. フォーム・セクション・セレクタで、「URL」を選択します。

    フォームの「URL」セクションが開きます(図6-62 を参照)。

    図6-62 コンテンツ・エントリ・フォームの「URL」セクション

    図6-62の説明が続きます
    「図6-62 コンテンツ・エントリ・フォームの「URL」セクション」の説明
  5. 次のフィールドに入力して「追加」をクリックし、アセットの新しいバニティURLを作成します。
    • URL: アセットに対して作成するバニティURLのパスを入力します。たとえば、skiing/articleなどです。

      注意:

      バニティURLの一意のパスを作成する必要があります。WebCenter Sitesでは、同じバニティURLのパスを異なるアセットで共有することはできません。

    • ホスト: このフィールドは、管理者または開発者が管理インタフェースで該当するタイプのアセットにルート(ベース) URLを構成した場合にのみ表示されます。このフィールドを使用してルート(ベース) URLを選択します。

    • デバイス・グループ: デバイス・グループをサポートするようサイトが構成されている場合、選択したデバイス・グループに関連付けられたモバイル・デバイスからアセットにアクセスするときに訪問者が使用するURLとしてこのバニティURLを指定するためのデバイス・グループを選択します。

      デバイス・グループの詳細は、「モバイル・デバイス・コンテンツの使用」を参照してください。

    • テンプレート: Webサイトでのアセットのレンダリングに使用するレイアウトを選択します。

      選択したテンプレートに対して開発者が引数を定義している場合は、「テンプレート」フィールドの右側にその引数が表示されます。引数の値を選択するか、または入力します。

    • ラッパー: このフィールドは、サイトにラッパーがある場合にのみ表示されます。サイトにラッパーを選択します。

    バニティURLはフォーム下部にある表に追加されます(図6-63 を参照)。

    図6-63 フォームのバニティURLセクション

    図6-63の説明が続きます
    「図6-63 フォームのバニティURLセクション」の説明
  6. 次のいずれかを実行してアセットを保存します。
    • アセットのツールバーで、「保存」アイコンをクリックします。

    • メニュー・バーで、「コンテンツ」「保存」を選択します。

  7. アセットを新しいウィンドウでプレビューします。メニュー・バーで、「表示」「新しいウィンドウでプレビュー」を選択します。

    バニティURLに対して選択したテンプレートとアセットのプレビューをレンダリングしているテンプレートが一致する場合は、作成したバニティURLによりアセットのプレビューがレンダリングされていることをブラウザのアドレス・バーが示します。

  8. アセットのパブリッシュを承認します。手順については、「承認タスクの実行」を参照してください。

    アセットをパブリッシュすると、そのアセットに定義したバニティURLを使用してアセットがWebサイトでレンダリングされます。

6.12.2 バニティURLの表示

この項では、バニティURLを表示する手順について説明します。

注意:

管理者が自動生成されたアセットURLを構成するか、アセットに関連付けられたファイルにBLOB (ファイル) URLを作成した場合は、そのバニティURLを表示する権限のみ与えられます。

バニティURLを表示するには:

  1. Contributorインタフェースから、バニティURLを表示するアセットが含まれるサイトを選択します。
  2. バニティURLを表示するアセットを見つけて開きます。

    アセットの検索の詳細は、「アセットの検索と編成」を参照してください。

    アセットの調査ビュー(フォーム・ビューまたはWebビュー)を表示するタブが開きます。

  3. アセットの「調査」ビューで、フォーム・セクション・セレクタの「URL」セクションをクリックします。

    アセット・フォームの「URL」セクションが開きます。

  4. URLの詳細(テンプレート、ラッパー、デバイス・グループなど)を表示するには、「詳細の表示」をクリックします。「詳細の非表示」をクリックすると、URLの詳細が閉じます。

6.12.3 バニティURLの管理

この項では、バニティURLを管理する手順について説明します。

注意:

管理者が自動生成されたアセットURLを構成するか、アセットに関連付けられたファイルにBLOB (ファイル) URLを作成した場合は、そのバニティURLを表示する権限のみ与えられます。

アセットのバニティURLを管理するには:

  1. Contributorインタフェースから、バニティURLを管理するアセットが含まれるサイトを選択します。
  2. バニティURLの編集または削除を行うアセットを見つけて開きます。

    アセットの検索の詳細は、「アセットの検索と編成」を参照してください。

    アセットの調査ビュー(フォーム・ビューまたはWebビュー)を表示するタブが開きます。

  3. フォーム・モードでアセットの編集ビューにアクセスします。
    • アセットがWebビューで開く場合は、フォーム・ビューに切り替えます。アセットのツールバーで、「モード」スイッチをクリックします。

    • アセットのツールバーで、「編集」アイコンをクリックします。

      タブに、アセットの編集ビューがフォーム・ビューで表示されます。

  4. フォーム・セクション・セレクタで、「URL」を選択します。

    フォームの「URL」セクションが開きます。

  5. URLに移動します。
  6. アセットに定義したバニティURLを編集するには、編集するURLの横にある「ステータスの変更」(図6-66 を参照)をクリックします。

    図6-66 バニティURLの編集

    図6-66の説明が続きます
    「図6-66 バニティURLの編集」の説明

    「HTTPステータス」ドロップダウン・リストで、HTTPステータスを選択します。


    HTTPステータス 説明

    200

    HTTPリクエストに成功した場合の標準レスポンス。訪問者は、バニティURLが指す、リクエストされたWebページに誘導されます。

    301

    Webページが永続的に移動されました。これ以降のリクエストはすべて、「リダイレクト先」フィールドに定義されたURLにリダイレクトされます。

    302

    一時的リダイレクト。訪問者は、「リダイレクト先」フィールドに定義された一時的なWebページ(たとえば、ひと月のみ使用可能なコンテンツを含むWebページ)にリダイレクトされます。


    「リダイレクト先」フィールドに、バニティURLからアセットにアクセスしようとした訪問者がリダイレクトされるURLを入力します。このアセットで別のバニティURLが使用可能な場合は、そのURLに訪問者をリダイレクトする選択もできます。

    「適用」をクリックします。

    URLのHTTPステータスを変更した場合は、その変更が表の「ステータス」列に反映されます(図6-67 を参照)。

    図6-67 リダイレクトされたバニティURL

    図6-67の説明が続きます
    「図6-67 リダイレクトされたバニティURL」の説明
  7. アセットに定義したバニティURLを削除するには、削除するURLの横にある「削除」(表の「アクション」列にある)をクリックします。

    注意:

    URLのステータスを302に変更し、削除するURLに対してリダイレクトしている場合、リダイレクト元のURLとの関連付けを削除するまで、つまりリダイレクト元のURLのステータスを200に変更するまではURLを削除できません。

  8. アセットを保存するには、次のいずれかを実行します。
    • アセットのツールバーで、「保存」アイコンをクリックします。

    • メニュー・バーで、「コンテンツ」「保存」を選択します。

  9. アセットを新しいウィンドウでプレビューします。メニュー・バーで、「表示」「新しいウィンドウでプレビュー」を選択します。
    • バニティURLを編集した場合は、アセットのプレビューを指している編集済のバニティURLがブラウザのアドレスバーに表示されます。

    • バニティURLを削除した場合は、WebCenter Sitesによってアセットに割り当てられたURLがブラウザのアドレス・バーに表示されます。

  10. アセットのパブリッシュを承認します。手順については、「承認タスクの実行」を参照してください。

    アセットをパブリッシュすると、アセットのURLに対する変更がWebサイトに反映されます。

6.13 アクセス権限について

アクセス権限の詳細は、次のトピックを参照してください。

6.13.1 アクセス権限について

WebCenter Sitesには、ワークフロー・プロセスの一部ではないアセットに対するアクセス権限を設定するためのシステムが用意されています。このようなアセットには、アセットでどのロールにどの機能を実行する権限があるかを定義するポリシーを作成できます。たとえば、コピー機能に関するポリシーにより、どのロールにアセットのコピーを許可するかを指定できます。また、コピー機能に関する別のポリシーでは、どのロールにアセットのコピー機能を拒否するかを指定できます。フレックス・アセットの場合、継承可能なポリシーを親に対して設定できます。つまり、ポリシーは子によって継承されます。

アセットに対してデフォルトで実行できる機能は、チェックアウト、コピー、編集、削除、ロールバック、共有、承認および作成です。(機能の定義については、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Sitesの管理を参照してください。)

上記の機能はすべて、wcs_properties.jsonファイル内に、プロパティxcelerate.authorizefunctionの値として定義されています。

アクセス権限は、次の3つの目的に使用します。

  • ワークフロー機能権限システムを拡張し、アセットがワークフローにない場合に、そのアセットに権限を設定できるようにします。

  • ワークフローにないアセットのコンテンツを表示する機能(認可、調査およびプレビュー)を導入します。

  • ワークフローにないアセットに階層化された権限の継承モデルを導入します。

6.13.2 アクセス権限の設定方法

アクセス権限を設定するということは、アセットに実行できる機能とロールを指定することによりアセットのポリシーを作成するということです。

アセットにアクセス権限を設定する方法はいくつかあります。

  • Contributorインタフェースを使用して個々のアセットに権限を設定する。手順については、「Contributorインタフェースからのアクセス権限の設定」を参照してください。

  • 管理インタフェースを使用して個々のアセットに権限を設定する。詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Sitesの管理を参照してください。

  • 管理インタフェースのプロパティ管理ツールを使用して、wcs_properties.jsonファイル内のすべてのアセットに対して同時に権限を設定する。詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Sitesのプロパティ・ファイル・リファレンスを参照してください。

6.13.3 Contributorインタフェースからのアクセス権限の設定

Contributorインタフェースでアクセス権限を設定するには:

  1. Contributorインタフェースから、アクセス権限を設定するアセットを見つけて開きます。手順については、「単純検索の実行」を参照してください。
  2. メニュー・バーで、「コンテンツ」「アクセス権限」を選択します。

    「アクセス権限」フォームが開きます。

  3. ラジオ・ボックスを選択し、「ロール別に表示」または「機能別に表示」をクリックします。この例では、「機能別に表示」を選択します。

    注意:

    この手順では、「機能別に表示」を使用します。これにより、機能を選択し、この機能を実行する権限を付与または拒否するロールを指定できます。「機能別に表示」を選択すると、順序が逆になります。この場合、ロールを最初に選択し、付与または拒否する機能を指定する必要があります。

  4. 機能を1つ選択します。

    機能を選択すると、その機能を実行可能なロールが「継承」リスト・ボックスに表示されます。「継承」は、アセットが親、親の親またはそれら以上の親(階層内のポリシーが存在するアセットによって異なる)から継承した権限ポリシーを参照します。

  5. 機能を実行する権限を拒否または付与する1つ以上のロールを選択します。(ロールを範囲で選択するには、範囲の最初と最後を[Shift]キーを押しながらクリックします。隣接しないロールを選択するには、それぞれのロールを[Ctrl]キーを押しながらクリックします)。
  6. 「付与」または「拒否」のいずれかを選択し、ロールでの機能の実行を許可または禁止します。
    • 「付与」は、選択したロールが特定のアセットで選択した機能を実行することを明示的に許可します。その他すべてのロールは、明示的に権限を付与しないかぎり、そのアセットで選択された機能を実行する権限が拒否されます。

    • 「拒否」は、選択したロールが特定のアセットで選択した機能を実行することを明示的に禁止します。その他すべてのロールは、明示的に権限を付与しないかぎり、そのアセットで選択された機能を実行する権限が拒否されます。

    • 「付与」「拒否」のどちらも選択しない場合、「継承」リスト・ボックス内のロールで、アクセス権限が継承されたことを示す表示が維持されます。

  7. 特定のアセットで選択した機能を実行する権限を付与または拒否する必要がある機能およびロールごとに、手順4から6までを繰り返します。
  8. 完了したら、「保存」をクリックします。

    このアセットへ現在アクセスしているユーザーは、ロールで許可されている機能のみを実行できるようになります。