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Oracle® Fusion Middleware Oracle DatabaseのためのOracle GoldenGateのインストールおよび構成
12c (12.2.0.1)
E70107-04
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F.6 ローカル・ピアとリモート・ピアの正しいマップ

DBFSファイル・システムの基礎となる表の名前は内部的および動的に生成されます。前の例に引き続き、次のものがあるとします。

  • 2つのノード(この例ではノード1とノード2)。

  • 各ノードに2つずつ、4つのストア(この例ではFS1FS2)。

  • 各ストアに2つずつ(tableとptable)、基礎となる8つの表。これらの表は、ExtractのTABLE文で識別、指定され、ReplicatのMAP文でマップされる必要があります。

  1. 各ファイル・システムの基礎となる表の名前を識別するには、次の問合せを発行します。(FS1およびFS2をご使用のストア名に置換します。)

    出力は次の例のようになります。

  2. Extractパラメータ・ファイルで次のTABLE文を作成することにより、Extractに対してローカルで読取り/書込みである表を識別します。(必要に応じて、ご使用のプラガブル・データベース名、スキーマ名および表名に置き換えます。)
  3. Replicatパラメータ・ファイルに次のMAP文を作成することにより、各リモート・ファイル・システム上の変更を対応するローカル・ファイル・システムにリンク付けします。(ご使用のプラガブル・データベース名、スキーマ名および表名に置き換えます。)

    このマッピングにより、ローカルの読取り/書込みソース表がキャプチャされ、リモートの読取り専用のピア表にレプリケートされます。

    • ノード1のFS1に行われたファイル・システムの変更は、ノード2のFS1に伝播されます。

    • ノード2のFS2に行われたファイル・システムの変更は、ノード1のFS2に伝播されます。

    ファイル・システムへの変更は、データベースのDBFS ContentAPI (パッケージDBMS_DBFS_CONTENT)またはdbfs_clientマウントおよび従来のファイル・システム・ツールを使用して行うことができます。

    すべての変更は両方のディレクトリに伝播されます。

    • 各システム上のDBFSネームスペースの仮想ルートで、ユーザーは同一の内容を確認できます。

    • 可変操作の場合は、各システム上の/localサブディレクトリを使用します。

    • 読取り操作の場合は、ローカル・コンテンツとリモート・コンテンツのどちらを確認するかに応じて、/local/remoteのいずれかのサブディレクトリを使用できます。

例F-4

select fs.store_name, tb.table_name, tb.ptable_name
from table(dbms_dbfs_sfs.listTables) tb,
table(dbms_dbfs_sfs.listfile systems) fs
where   fs.schema_name = tb.schema_name
and fs.table_name = tb.table_name
and fs.store_name in ('FS1', 'FS2')
;

例F-5 出力例: ノード1(実際の表名は異なります。)

STORE NAME     TABLE_NAME     PTABLE_NAME
-------------  -------------  -------------  
FS1            SFS$_FST_100   SFS$_FSTP_100
FS2            SFS$_FST_118   SFS$_FSTP_118

例F-6 出力例: ノード2(実際の表名は異なります。)

STORE NAME     TABLE_NAME     PTABLE_NAME
-------------  -------------  -------------  
FS1            SFS$_FST_101   SFS$_FSTP_101
FS2            SFS$_FST_119   SFS$_FSTP_119

例F-7 ノード1

TABLE [container.]schema.SFS$_FST_100
TABLE [container.]schema.SFS$_FSTP_100;

例F-8 ノード2

TABLE [container.]schema.SFS$_FST_119
TABLE [container.]schema.SFS$_FSTP_119;

例F-9 ノード1

MAP [container.]schema.SFS$_FST_119, TARGET [container.]schema.SFS$_FST_118;
MAP [container.]schema.SFS$_FSTP_119, TARGET [container.]schema.SFS$_FSTP_118

例F-10 ノード2

MAP [container.]schema.SFS$_FST_100, TARGET [container.]schema.SFS$_FST_101;MAP [container.]schema.SFS$_FSTP_100, TARGET [container.]schema.SFS$_FSTP_101;