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Oracle® Fusion Middleware Oracle DatabaseのためのOracle GoldenGateのインストールおよび構成
12c (12.2.0.1)
E70107-04
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10.2 Oracle順序のサポートのインストール

Oracle順序をサポートするには、いくつかのデータベース・プロシージャをインストールする必要があります。これらのプロシージャは、Oracle GoldenGateプロセスを初めて起動した直後(通常、初期データ同期手順を実行するとき)に発行するOracle GoldenGate FLUSH SEQUENCEコマンドをサポートします。

Oracle順序オブジェクトのインストール手順

ソース・システムおよびターゲット・システムで、手順を実行します。

  1. SQL*Plusで、SYSDBAとしてソースおよびターゲットのOracleシステムに接続します。
  2. Oracle GoldenGate DDLレプリケーション機能をサポートするデータベース・ユーザーがすでに割り当てられている場合は、この手順をスキップできます。そうでない場合は、両方のシステムのSQL*Plusで、DDLユーザーでもあるデータベース・ユーザーを作成します。
    CREATE USER DDLuser IDENTIFIED BY password; 
    GRANT CONNECT, RESOURCE, DBA TO DDLuser;
    
  3. 各システムのOracle GoldenGateインストール・ディレクトリからGGSCIを実行します。
  4. GGSCIで、次のコマンドを各システムで発行します。
    EDIT PARAMS ./GLOBALS
    
  5. GLOBALSファイルにGGSCHEMAパラメータを入力し、この手順の前の部分で作成したDDLユーザーのスキーマを指定します。
    GGSCHEMA schema
    
  6. ファイルを保存し、閉じます。
  7. 両方のシステムのSQL*Plusで、sequence.sqlスクリプトをOracle GoldenGateインストール・ディレクトリのルートから実行します。このスクリプトは、Oracle GoldenGateプロセスで使用するいくつかのプロシージャを作成します。(これらを手動で実行しないでください。)最初の手順で作成したユーザー情報の入力が求められます。
    @sequence.sql
    
  8. ソース・システムのSQL*Plusで、DBLOGINコマンドの発行に使用されるデータベース・ユーザーにupdateSequenceプロシージャのEXECUTE権限を付与します。このユーザーについて記録しておいてください。プロシージャをコールするFLUSH SEQUENCEコマンドを発行する前に、DBLOGINを使用してデータベースにログインします。
    GRANT EXECUTE on DDLuser.updateSequence TO DBLOGINuser;
    
  9. ターゲット・システムのSQL*Plusで、Replicatデータベース・ユーザーにreplicateSequenceプロシージャのEXECUTE権限を付与します。
    GRANT EXECUTE on DDLuser.replicateSequence TO Replicatuser;
    
  10. ソース・システムのSQL*Plusで、次の文を発行します。
    ALTER TABLE sys.seq$ ADD SUPPLEMENTAL LOG DATA (PRIMARY KEY) COLUMNS;