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Oracle® Fusion Middleware Oracle DatabaseのためのOracle GoldenGateのインストールおよび構成
12c (12.2.0.1)
E70107-04
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15.1 インスタンス化プロセスの概要

インスタンス化手順では、ソース・データのコピーを作成し、そのコピーをターゲット・データベースにロードします。初期ロードではデータのポイントインタイム・スナップショットがキャプチャされます。Oracle GoldenGateでは、静的データのロード時に発生したトランザクション変更が適用され、その整合性が保たれます。インスタンス化の完了後、Oracle GoldenGateでは進行中のトランザクション変更の間、同期状態が保持されます。

Oracle GoldenGate処理をインスタンス化する場合、本番マシンにライブをデプロイする前にまずテスト環境でテストすることをお薦めします。これは、信頼できるソースのデータがレプリケーション・プロセスからアクセスされる可能性のあるアクティブ/アクティブまたは高可用性の構成で特に重要です。テストによって、ターゲットでの再ロードや他のトラブルシューティング・アクティビティのためにユーザー・アクティビティを中断することなく、構成の誤りやデータの問題を検出して解決できます。テストによって、インスタンス化プロセスが適切に構成されたことも保証されます。テストに成功した後、パラメータ・ファイルを本番装置にコピーし、本番データを使用して予測可能なインスタンス化を実行できます。