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Oracle® Fusion Middleware Oracle DatabaseのためのOracle GoldenGateのインストールおよび構成
12c (12.2.0.1)
E70107-04
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15.2 インスタンス化の前提条件

Oracle GoldenGateプロセスまたはネイティブ・データベース・ロード・プロセスを起動する前に、次の手順を実行する必要があります。

15.2.1 変更同期グループの構成および追加

ターゲット・データベースおよびレプリケーション環境のインスタンス化を実行するには、オンライン変更キャプチャおよび適用グループが存在し、適切に構成されている必要があります。次を参照してください。

統合モードでのキャプチャの構成

クラシック・モードでのキャプチャの構成

Oracle GoldenGateの適用の構成

プロセス・グループの作成

15.2.2 DDL処理の無効化

インスタンス化を実行する前に、DDLアクティビティを無効化する必要があります。インスタンス化の終了後、DDLを再開できます。手順は、「DDL処理の一時的な無効化」を参照してください。

15.2.3 コリジョン処理の追加

この前提条件は、次のインスタンス化方法に適用されます。

この前提条件は、「Oracle Data Pumpを使用したロードの構成」に説明されているインスタンス化方法には適用されません

ソース・データベースがいずれかの初期ロード方式でアクティブな場合、Replicatパラメータ・ファイルにコリジョン処理ロジックを追加する必要があります。このロジックでは、静的データのターゲット表へのロードと、Oracle GoldenGateによるターゲット表へのトランザクション変更のレプリケートが同時に行われるために発生する競合が処理されます。

次のコリジョンを処理するには、HANDLECOLLISIONSパラメータをReplicatパラメータに追加して解決します。

  • すでに存在する行のINSERT操作

  • 存在しない行のUPDATEおよびDELETE操作

インスタンス化手順の最後に(手順で尋ねられたときに)、ReplicatパラメータからHANDLECOLLISIONSを削除する必要があります。HANDLECOLLISIONSの詳細は、Oracle GoldenGateリファレンスfor Windows and UNIXを参照してください。

HANDLECOLLISIONS関数を使用して、ロードによる増分データ変更を調整するには、各ターゲット表に主キーと一意キーがある必要があります。アプリケーションでキーを作成できない場合、TABLEおよびMAPパラメータのKEYCOLSオプションを使用し、Oracle GoldenGateで使用する代替キーとなる列を指定します。キーを作成できない場合、影響を受けるロードのソース表を停止する必要があります。KEYCOLSの詳細は、Oracle GoldenGateリファレンスfor Windows and UNIXを参照してください。

15.2.4 ターゲット表の準備

ロードを高速に行い、エラーが起こらないようにするための推奨事項は、次のとおりです。

  • データ: ターゲット表が空であることを確認します。そうでない場合、行の重複エラーや既存の行とロードされる行との間に競合が発生することがあります。

  • 索引: ターゲット表から索引を削除します。索引は、初期ロード・プロセスによって実行される挿入には不要で、速度を低下させます。ロードの完了後、索引を再度追加できます。