Oracle® Fusion Middleware Oracle DatabaseのためのOracle GoldenGateのインストールおよび構成 12c (12.2.0.1) E70107-04 |
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ターゲットをインスタンス化し、レプリケーションが有効になったら、プロセスを制御し、レプリケーション環境の全体的な正常性を確認することができます。
プロセスを制御するには、Oracle GoldenGateの管理for Windows and UNIXを参照してください。
すべてのプロセスが正常に実行され、エラーがエラー処理ルールに従って処理されることを確認するには、Oracle GoldenGateの管理for Windows and UNIXを参照してください。Oracle GoldenGateには、プロセスのステータス、ラグ、警告およびその他の情報を表示するコマンドやログが用意されています。
また、Replicatを統合モードで構成した場合は、STATS REPLICAT
コマンドを使用し、直接適用モードで適用されたトランザクション数と比較した、統合モードで適用されたトランザクション数に関する統計を確認できます。
STATS REPLICAT group
このコマンドの出力によって、適用されたトランザクションの数、直接適用にリダイレクトされたトランザクションの数、直接トランザクション比率などの統計が示されます。この統計値により、統合Replicatが意図したとおりに実行されているかどうかを判断できます。環境に問題がなく、直接適用操作率が高い場合は、非統合Replicatの使用を検討します。統合Replicatで並列度を構成できます。
注意:
統計値を現実的なものにするために、適用統計を表示するのは、Oracle GoldenGate環境が適切に確立され、構成エラーが解決され、予期された処理エラーが適切に処理されたことが確認された後にしてください。
インバウンド・サーバー・コンポーネントごとに、V$
ビューで統合Replicatの実行時統計を確認することもできます。詳細は、『Oracle Databaseリファレンス』を参照してください。
リーダー統計はV$GG_APPLY_READER
に記録され、読込みメッセージ数、使用されたメモリー、依存性カウントに関する統計が含められます。
適用コーディネータ統計はV$GG_APPLY_COORDINATOR
に記録され、トランザクションレベルで統計値が記録されます。
適用サーバー統計は、V$GG_APPLY_SERVER
に記録されます。このビューでは、適用サーバーの各プロセスの情報(parallelism
およびmax_parallelism
パラメータで制御された)が別個の行に記録されます。各適用サーバーの統計は、SERVER_ID
列で識別されます。0
のSERVER_ID
が存在する場合、ワークロードが引き下げられたために適用サーバーの集計が終了したことを示します。
データベースがReplicatから受信したメッセージ数に関する統計は、V$GG_APPLY_RECEIVER
表に記録されます。
また、次のビューを問い合せることができます。このビューの詳細は、『Oracle Databaseリファレンス』を参照してください。
V$GOLDENGATE_TABLE_STATS
: インバウンド・サーバーで処理された、レプリケートされた各表で発生したDMLおよびコリジョンの統計を確認する場合。
V$GOLDENGATE_TRANSACTION
: Oracle GoldenGateインバウンド・サーバーで処理されたトランザクションに関する情報を確認する場合。