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Oracle® Fusion Middleware Oracle DatabaseのためのOracle GoldenGateのインストールおよび構成
12c (12.2.0.1)
E70107-04
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3.5 サーバー・リソースの管理

統合モードでは、Extractは、ソース・データベースの基礎となるログマイニング・サーバーと対話し、Replicatはターゲット・データベースのインバウンド・サーバーと対話します。この項では、これらのサーバーで消費される共有メモリーを管理するためのガイドラインについて説明します。

サーバーで使用される共有メモリーは、データベースのシステム・グローバル領域(SGA)のStreamsプール部分です。したがって、統合モードで実行されるExtractおよびReplicatプロセスで使用できるメモリーを十分に保持するには、データベース初期化パラメータのSTREAMS_POOL_SIZEを十分に高い値に設定する必要があります。Streamsプールは、データベースの他のコンポーネント(Oracle Streams、アドバンスト・キューイング、データポンプ・エクスポート/インポートなど)でも使用されるため、Oracle GoldenGateのStreamsプールのサイズを設定する際、このことを必ず考慮に入れてください。

デフォルトでは、1つの統合キャプチャExtractで、ログマイニング・サーバーが1GBのMAX_SGA_SIZEと2のPARALLELISMを使用して実行されるよう要求されます。したがって、3つのExtractを統合キャプチャ・モードで同一データベース・インスタンスで実行する場合、3GB以上のメモリーをStreamsプールに割り当てる必要があります。ベスト・プラクティスとしては、Streamsプールの25パーセントが使用可能であるようにします。たとえば、3つのExtractを統合キャプチャ・モードで実行する場合、次のようにSTREAMS_POOL_SIZEを設定します。

3 GB + (3 GB * 0.25) = 3.75 GB