Oracle® Fusion Middleware Oracle DatabaseのためのOracle GoldenGateのインストールおよび構成 12c (12.2.0.1) E70107-04 |
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統合モードでは、Extractは、ソース・データベースの基礎となるログマイニング・サーバーと対話し、Replicatはターゲット・データベースのインバウンド・サーバーと対話します。この項では、これらのサーバーで消費される共有メモリーを管理するためのガイドラインについて説明します。
サーバーで使用される共有メモリーは、データベースのシステム・グローバル領域(SGA)のStreamsプール部分です。したがって、統合モードで実行されるExtractおよびReplicatプロセスで使用できるメモリーを十分に保持するには、データベース初期化パラメータのSTREAMS_POOL_SIZE
を十分に高い値に設定する必要があります。Streamsプールは、データベースの他のコンポーネント(Oracle Streams、アドバンスト・キューイング、データポンプ・エクスポート/インポートなど)でも使用されるため、Oracle GoldenGateのStreamsプールのサイズを設定する際、このことを必ず考慮に入れてください。
デフォルトでは、1つの統合キャプチャExtractで、ログマイニング・サーバーが1GBのMAX_SGA_SIZE
と2のPARALLELISM
を使用して実行されるよう要求されます。したがって、3つのExtractを統合キャプチャ・モードで同一データベース・インスタンスで実行する場合、3GB以上のメモリーをStreamsプールに割り当てる必要があります。ベスト・プラクティスとしては、Streamsプールの25パーセントが使用可能であるようにします。たとえば、3つのExtractを統合キャプチャ・モードで実行する場合、次のようにSTREAMS_POOL_SIZE
を設定します。
3 GB + (3 GB * 0.25) = 3.75 GB