Logdumpで行える基本的なタスクをいくつか次に示します。コマンドと使用可能な他のオプションの詳細は、Logdumpコマンドのアルファベット順のリファレンスを参照してください。
次の優良なレコード・ヘッダーを検索するには、次のコマンドを入力します。
Logdump 8> SCANFORHEADER
あるいは、単に「SFH」と入力します。
トランザクションの終わりをスキャンして検索するには、次のコマンドを入力します。
Logdump 20> SCANFORENDTRANS
あるいは、単に「SFET」と入力します。
表示されるレコードは、次のトランザクションの最初のレコードです。TransIndフィールドがx00であることで確認できます。
ファイル内の特定のRBAに移動するには、次のいずれかを行います。
ファイル内の任意のRBAに移動するには、次のようにします。
Logdump 35> POS rba
Logdump 36> N
これによって、そのRBAにあるレコードが表示されます。
ファイル内の最初のレコードに移動するには、次のようにします。
Logdump 37> POS FIRST
あるいは、次のコマンドを入力します。
Logdump 37> POS 0
特定のNonStopデータ・ファイル名を含むレコード以外を除外するには、次のコマンドを入力します。
Logdump 60> FILTER INCLUDE FILENAME $volume.subvolume.file
特定の表名を含むレコード以外を除外するには、次のようにします。
NonStopシステムの場合:
Logdump 60> FILTER INCLUDE ANSINAMEcatalog.schema.table
WindowsまたはUNIXシステムの場合:
Logdump 60> FILTER INCLUDE FILENAME [container|catalog]schema.table
ここでNコマンドを使用すると、このフィルタに合うレコードのみが表示されます。反対に、特定の表名またはファイル名を含むレコードを除外し、それ以外を表示するには、INCLUDEオプションのかわりにEXCLUDEオプションを使用します。
複数の条件でフィルタするには、次のいずれかのコマンドを入力します。
Logdump 60> FILTER INCLUDE FILENAME $volume.subvolume...file..; FILTER RECTYPE record_type; FILTER MATCH ALL
Logdump 60> FILTER INCLUDE ANSINAME catalog.schema.table; FILTER RECTYPE record_type; FILTER MATCH ALL
Logdump 65> FILTER INCLUDE FILENAME schema.table; FILTER RECTYPE record_type; FILTER MATCH ALL
複数の条件を指定する場合、フィルタ条件のいずれかに一致するよう検索するか、すべてに一致するよう検索するかに応じて、それぞれMATCH ANYまたはMATCH ALLを使用します。前述の例では、名前およびレコード・タイプ(通常INSERTなどの操作タイプ)でフィルタします。
ロギングを開始するには、次のコマンドを入力します。
Logdump 70> LOG TO filename.txt
テキストをログに書き込むには、次のようにします。
Logdump 71> WRITELOG "text"
ロギングを停止するには、次のようにします。
Logdump 72> LOG STOP
現在のLogdump環境を表示するには、次のコマンドを入力します。
Logdump 73> ENV
これによって、有効な機能(フィルタ、ヘッダーの表示など)が表示され、現在の証跡と位置などの環境情報が表示されます。