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Oracle® Fusion Middleware Oracle GoldenGateのためのLogdumpリファレンス
12c (12.2.0.1)
E70106-03
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1.4 トランザクション・サイズの評価

LogdumpのTRANSHISTコマンドを他のLogdumpコマンドと組み合せて使用して、アプリケーションで大規模なトランザクションが生成されるかどうかを調べ、その相対サイズを確認します。TRANSHISTを使用すると、Logdumpによって内部履歴表で証跡ファイルまたは抽出ファイルに含まれているトランザクションのサイズが追跡されます。トランザクションは、サイズ(バイト数)の降順に並べられます。履歴表がいっぱいになると、最も小さいトランザクションが削除され、それより大きいトランザクションがリストに追加されます。

TRANSHISTによって生成される統計を使用するには、Logdumpで次の一連のコマンドを発行します。

  1. TRANSHISTを使用して、トランザクションのサイズを追跡する履歴表のサイズを設定します。最大サイズは200バイトです。値0は、追跡を無効にします。
    TRANSHIST n
    
  2. TRANSRECLIMITまたはTRANSBYTELIMITコマンドを使用して、標準サイズのトランザクションと見なす下限を設定します。これらのコマンドによって、標準サイズのトランザクションは追跡されなくなります。標準サイズのトランザクションを除外すると、確認の必要のあるデータの量が少なくなります。
    {TRANSBYTELIMIT n bytes | TRANSRECLIMIT n records}
    
  3. LogdumpのCOUNTコマンドを使用して、トランザクション・サイズの統計を表示します。これは出力の最後に表示され、次のような内容です。
    Transactions with at least 100 records or 100000 bytes
    2011/02/01 09:31:24.000.000    00:00:00.000, Seq 0, RBA 13101
       Bytes/Trans .....    1168167
       Records/Trans ...       1001
       Files/Trans .....          1
    2011/02/01 09:31:35.000.000    00:00:11.000, Seq 0, RBA 1205292
       Bytes/Trans .....    1168167
       Records/Trans ...       1001
       Files/Trans .....          1
    

    Logdumpでファイルをスキャンし、情報をレポートします。

  4. LogdumpのPOSITION RBAコマンドを使用して、COUNTの出力にリストされた各RBAに移動し、トランザクションが生成された表の名前を確認します。これらの表を個別の処理グループにグループ化し、標準サイズのトランザクションを生成する他の表の処理が影響を受けないようにできます。