プロセス・グループを作成して取消し手順を実行するには、次の要素を作成します。
オンラインExtractグループ。
Extractグループにリンクしたローカル証跡またはリモート証跡。Extractは、データベースからデータを取得し、そのデータをこの証跡に書き込みます。これは、リバース・ユーティリティに対する入力証跡となります。
オンラインReplicatグループ。
Replicatグループにリンクしたもう1つのローカル証跡またはリモート証跡。これは、リバース・ユーティリティによって書き込まれる出力証跡となります。Replicatは、この証跡を読み取って反転データを適用します。
リバース処理用のExtractグループを作成する手順
ADD EXTRACTgroup, TRANLOG, BEGIN {NOW |YYYY-MM-DD HH:MM[:SS[.CCCCCC]]}
説明:
groupは、Extractグループの名前です。グループ名には、最大8文字を指定できます。大/小文字は区別されません。
TRANLOGでは、データソースとしてトランザクション・ログを指定します。
BEGINでは、処理を開始する時点となる開始タイムスタンプを指定します。次のいずれかを使用します。
NOWでは、グループを作成するためにADD EXTRACTコマンドが実行された時点のタイムスタンプが指定された変更から抽出を開始します。
YYYY-MM-DD HH:MM[:SS[.CCCCCC ]]は、開始ポイントとして正確なタイムスタンプを指定するための書式です。
Extractグループにリンクした入力証跡を作成する手順
ADD {EXTTRAIL | RMTTRAIL} pathname, EXTRACT group[, MEGABYTES n]
説明:
EXTTRAILでは、ローカル・システムの証跡を指定します。RMTTRAILでは、リモート・システムの証跡を指定します。
pathnameは、2文字の名前(任意の2つの英数字)を含む入力証跡の相対名または完全修飾名です(c:\ggs\dirdat\rtなど)。これは、Extractのパラメータ・ファイルで指定したものと同じ名前である必要があります。
EXTRACT group では、Extractグループの名前を指定します。
MEGABYTES nは、各証跡ファイルのサイズをMB単位で設定できるオプション引数です(デフォルトは100です)。
リバース処理用のReplicatグループを作成する手順
ADD REPLICATgroup, EXTTRAILpathname[, BEGIN {NOW |YYYY-MM-DD HH:MM[:SS[.CCCCCC]]} | , EXTSEQNOseqno, EXTRBArba] [, CHECKPOINTTABLE ] [, NODBCHECKPOINT]
説明:
groupは、Replicatグループの名前です。グループ名には、最大8文字を指定できます。大/小文字は区別されません。
EXTTRAIL pathnameは、ADD RMTTRAILコマンドを使用してこのReplicatに作成する出力証跡の相対名または完全修飾名です。
BEGIN {NOW | YYYY-MM-DD HH:MM[:SS[.CCCCCC ]]}では、処理のための初期チェックポイントおよび開始ポイントを確定してオンラインReplicatグループを定義します。次のいずれかを使用します。
NOWを使用して、グループを作成するためにADD REPLICATコマンドが実行された時点のタイムスタンプが指定されたレコードからレプリケートを開始します。
YYYY-MM-DD HH:MM[:SS[.CCCCCC ]]は、開始ポイントとして正確なタイムスタンプを指定するための書式として使用します。
EXTSEQNO seqnoでは、処理を開始する証跡内のファイルの順序番号を指定します。EXTRBA rbaでは、そのファイル内の開始ポイントとして相対バイト・アドレスを指定します。このオプションを使用しない場合、処理はデフォルトで証跡の最初から開始されます。順序番号には数値を指定しますが、埋込み用の0(ゼロ)は使用しません。たとえば、証跡ファイルがc:\ggs\dirdat\aa000026である場合、EXTSEQNO 26と指定します。このオプションを使用する前に、Oracleサポートに連絡してください。詳細は、http://support.oracle.comにアクセスしてください。
CHECKPOINTTABLEでは、GLOBALSファイルで指定されたデフォルト以外のチェックポイント表の所有者および名前を指定します。このオプションを使用するには、ADD CHECKPOINTTABLEコマンドを使用してデータベースにチェックポイント表を追加する必要があります。
NODBCHECKPOINTでは、このReplicatグループでチェックポイント表を使用しないことを指定します。
Replicatグループにリンクした出力証跡を作成する手順
ADD {EXTTRAIL | RMTTRAIL} pathname, REPLICAT group
[, MEGABYTES n]
説明:
EXTTRAILでは、ローカル・システムの証跡を指定します。RMTTRAILでは、リモート・システムの証跡を指定します。
pathnameは、2文字の名前(任意の2つの英数字)を含む出力証跡の相対名または完全修飾名です(c:\ggs\dirdat\rtなど)。これは、ADD REPLICATコマンドのEXTTRAILで指定した証跡である必要があります。
REPLICAT groupでは、Replicatグループの名前を指定します。
MEGABYTES nは、各証跡ファイルのサイズをMB単位で設定できるオプション引数です(デフォルトは100です)。