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Oracle® Fusion Middleware Oracle GoldenGateの管理for Windows and UNIX
12c (12.2.0.1)
E70111-04
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20.12 調整Replicat構成の管理

この項では、スレッドの調整および新しいスレッドまたは異なるスレッド間でのワークロードの再パーティション化を行う手順について説明します。MAP文のTHREAD句またはTHREADRANGE句のパーティション指定に変更を行う前に、STOP REPLICATコマンドを使用して、調整Replicatを正常に停止する必要があります。正常に停止すると、指定されたポイントの証跡内の異なる場所にあるすべてのスレッドが、操作をすべて終了し、共通の証跡の場所に到達していることが保証されます。

起動時に、最後に行われた停止が正常ではなく、MAP文のパーティション化が異なるスレッド数を含めるよう変更されていた(スレッドが追加または削除されていた)ことが検出される場合、Replicatはエラーを発行して異常終了します。ただし、パラメータ・ファイル内で同じスレッドが保持されていても、異なるMAP文で単純な再配置が行われた場合、Replicatは警告を発行し、異常終了はしません。この場合、前回の実行からの、スレッドからワークロードへの割当ての継続性を保証する方法がないため、レコードの欠落や重複が発生することがあります。

次に、この状況の例を示します。

元のパーティション化スキームは次のとおりです。

MAP source, target, THREADRANGE(1-5);
MAP source1, target1, THREADRANGE(6-10);

元のスキームを次のように再パーティション化すると、警告のみが発生します。

MAP source, target, THREADRANGE(1-4);
MAP source1, target1, THREADRANGE(5-10);

この項では、Replicatが正常に停止してから再パーティション化を実行する手順、および異常停止してから再パーティション化を実行する際にReplicatの継続性のリカバリを試行する手順について説明します。

調整モードでは、Replicatグループに対して次のタスクを実行できます。

ワークロードの計画済の再パーティション化の実行

計画外の再パーティション化後のReplicatのリカバリ

異常停止後のスレッドの同期