Oracle® Fusion Middleware Oracle GoldenGateリファレンスfor Windows and UNIX 12c (12.2.0.1) E70112-04 |
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適用対象
Replicat
説明
SOURCECHARSET
パラメータでは、Replicatによるソース・キャラクタ・セットからターゲット・キャラクタ・セットへのデータの変換を制御します。デフォルトでは、Replicatはリリース11.2.1以上のキャラクタ・セットを変換しますが、次の場合には操作が必要になることがあります。
11.2.1より前のリリースのExtractによって書き込まれたデータの正確な変換を有効にする場合。11.2.1より前のリリースのExtractは、トレイルにソース・キャラクタ・セットに関する情報を書き込まないため、直接Replicatにその情報を提供する必要があります。11.2.1以上のリリースのExtractは、Replicatで使用するために、トレイルにソース・キャラクタ・セットに関する情報を書き込むため、SOURCECHARSET
の指定はすべて無視されます。
トレイル・ファイルに設定されているソース・データベース文字をオーバーライドする場合。SOURCECHARSET
をOVERRIDE
オプションとともに使用して、使用するキャラクタ・セットを指定します。使用例には、データベースをUNICODEに移行したり、ソース・データベースのキャラクタ・セットを無視して、特定のキャラクタ・セット・データベースをガベージ・イン/ガベージ・アウト型の非キャラクタ・セット対応データベースから移行することがあります。
SOURCECHARSET
のキャラクタ・セットを使用する際、Replicatは警告メッセージを表示します。
REPLACEBADCHARパラメータでは、無効な文字がソース・データにある、またはターゲットのキャラクタ・セットでソースの文字がサポートされないという検証エラーを処理します。このパラメータには、このようなエラーでは異常終了する、エラーの原因となったレコードをスキップする、文字の代替値を指定するためのオプションがあります。
デフォルト
なし
構文
SOURCECHARSET {source_charset | OVERRIDE} [DB2ZOS]
source_charset
11.2.1より前のリリースのExtractによって書き込まれたデータのソース・キャラクタ・セットを指定します。Replicatは、文字型の列をターゲット・キャラクタ・セットに変換する際に、指定されたキャラクタ・セットを使用します。
source_charset
には、ソース・データベースを表す適切なキャラクタ・セット識別子を指定します。サポートされるキャラクタ・セットのリストは、Oracle GoldenGateの管理for Windows and UNIXを参照してください。
Oracleの場合、SOURCECHARSET
を指定していないのにターゲットにNLS_LANG
環境変数が設定されていると、ReplicatはNLS_LANG
値をソース・データベースのキャラクタ・セットとして使用します。SOURCECHARSET
とNLS_LANG
のどちらも指定されていない場合、Replicatは発生する可能性があるデータ破損を回避するため異常終了します。
OVERRIDE
指定したキャラクタ・セットを使用し、トレイル・ファイルのソース・データベースのキャラクタ・セットをオーバーライドするようにReplicatを強制させます。このオプションでは、次の場合を除き、文字型の列のキャラクタ・セットをオーバーライドします。
キャラクタ・セットは、CHARSET
およびCOLCHARSET
パラメータによってオーバーライドされます。
NCHAR
、NVARCHAR
およびNCLOB
データ型の使用。
データベースは、列キャラクタ・セットを明示的にオーバーライドし、データベースのキャラクタ・セット以外を設定します。
DB2ZOS
z/OS上のDB2に有効です。
z/OSプラットフォームからのDB2データが含まれるトレイルのバージョンがOracle GoldenGate 9.0または9.5の場合は、必須です。このパラメータにより、Replicatはz/OS上のDB2からのデータを認識できるようになるため、ASCIIとEBCDICの文字形式が混在してもかまいません。