Oracle® Fusion Middleware Oracle GoldenGateリファレンスfor Windows and UNIX 12c (12.2.0.1) E70112-04 |
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適用対象
Replicat
説明
SHOWSYNTAX
パラメータでは、適用する前に各Replicat SQL文を表示できるインタラクティブ・セッションを開始します。失敗したSQL文を表示すると、問題の原因を簡単に診断できる場合があります。たとえば、WHERE
句で非索引列を使用していることが判明することがあります。
データ型が動的SQLで適用可能であり、列データがSQL文と関連付けられているかぎり、Replicatでは、一部または全部のデータがデータ型に応じて、文字列形式や16進形式で、またはデータ識別子として表示されます。デフォルトでは、Replicatでは、LOBデータや、データベースまたはOracle GoldenGateでLOBとして処理されるその他のデータ型は、データがSQLで関連付けられていてもいなくても、表示されません。たとえば、LOB、XML、UDTデータ型が該当します。かわりに、Replicatでは、"<LOB data>
"などのデータ識別子が表示されます。このデータ型を表示するには、SHOWSYNTAX
のINCLUDELOB
オプションを指定します。列データがSQL文で関連付けられていない場合、Replicatでは、INCLUDELOB
を使用している場合でもデータは表示されません。
CHAR/VARCHAR/CLOB
またはNCHAR/NVARCHAR/NCLOB
文字データに出力不可能な文字(U+0000からU+001F)が含まれる場合、その文字はエスケープされ、\xx
形式で表示されます。xx
は、00から31までの10進数値です。
SHOWSYNTAX
を初めて使用するときは、Oracleサポートの指示を受けてください。これはデバッグ・パラメータで、適切に使用しないと望ましくない結果が生じる場合があります。手動操作が要求され自動処理が一時停止されるため、バックログやレイテンシが発生することがあります。SHOWSYNTAX
はテスト環境で使用してください。本番環境に影響がないように、Replicatグループとターゲット表の複製を作成してください。
SHOWSYNTAX
は、調整Replicatグループに対してサポートされていません。
統合Replicatグループに使用する場合、sqltrace
は関連するデータベース適用プロセスに対して有効になります。
統合Extractを使用してXML列データを取得すると、その列を更新しない場合でも、更新された列として取得されます。この動作の結果、SHOWSYNTAX
には、更新された列としてXMLが表示されます。ただし、クラシックExtractを使用して表を取得すると、列が更新に含まれていない場合、XML列はSHOWSYNTAX
SQL文には表示されません。
SHOWSYNTAX
を使用するためには、オペレーティング・システムのコマンド・シェルからReplicatを起動する必要があります。ReplicatをGGSCIから起動している場合は、SHOWSYNTAX
を使用しないでください。
SHOWSYNTAX
の実行中、BATCHSQL
処理は一時停止します。SHOWSYNTAX
を指定せずにReplicatを再起動すると、BATCHSQL
モードは再開されます。
SHOWSYNTAX
を使用するには、次のようにします。
Oracle GoldenGateホーム・ディレクトリで、オペレーティング・システムのコマンド・シェルから、次の構文を使用してReplicatを起動します。この構文では、reportfile
オプションを指定せずに画面に出力を表示させます。
replicat paramfile dirprm/Replicat_name.prm
最初のSQL文がプロンプトとともに表示されます。
現在の文を実行し、次の文を表示するには、Keep Displaying
(デフォルト)を選択します。
通常処理を再開して画面へのSQL文の出力を停止するには、Stop Display
を選択します。
構文の表示が終了したら、パラメータ・ファイルからSHOWSYNTAX
を削除します。
デフォルト
なし
構文
SHOWSYNTAX [APPLY | NOAPPLY] [INCLUDELOB [max_bytes
| ALL]]
例
SHOWSYNTAX INCLUDELOB 1M