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Oracle® Fusion Middleware Oracle GoldenGateリファレンスfor Windows and UNIX
12c (12.2.0.1)
E70112-04
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1.75 SET_INSTANTIATION_CSN

SET_INSTANTIATION_CSNでは、ターゲット・データベース上でインスタンス化CSNを手動で設定します。このコマンドにはDBLOGINが必要です。ReplicatがDBOPTIONS ENABLE_INSTANTIATION_FILTERINGオプションを使用して、Oracle Datapumpインポートのインスタンス化情報を持たないオブジェクトがある場合に、指定されたCSN未満のレコードをフィルタ処理で除外できるようにします。@FILTER(@GETENV('TRANSACTION','CSN')を指定する方法の代用です。

インスタンス化SCNフィルタリングを有効にするには、次を実行する必要があります。

  1. Replicatパラメータ・ファイルにDBOPTIONS ENABLE_INSTANTIATION_FILTERINGが含まれている必要があります。

  2. インスタンス化SCNが各表のターゲット・データベースに設定されている必要があります。

    これを行うには、次の2つの方法のいずれかを使用します。

    Oracle Datapumpエクスポートの前にADD TRANDATA PREPARECSNまたはADD SCHEMATRANDATA PREPARECSNを使用して表がソース・データベースで準備されている場合は、インポート時にOracle DatapumpによってソースSCNが自動的に設定されます。

    または

    このコマンドを使用して、ターゲット・データベースでインスタンス化ソースSCNを手動で設定します。

構文

SET_INSTANTIATION_CSN csn FOR [schema.]table FROM source_database_name
csn

インスタンス化を開始するCSN番号。

[schema.]table

インスタンス化CSNを設定する対象の表名。スキーマが指定されていない場合、DBLOGINユーザーが使用されます。

source_database_name

これをターゲットとするソース・データベースのグローバル名。

SET_INSTANTIATION_CSN 12345678 FOR hr.employees FROM DBS1.US.COMPANY.COM