Oracle WebLogic Serverのホームページなどのターゲットのホームページを含めて、特定のCloud Controlページに表示されるページ・レイアウトとデータをパーソナライズできます。変更内容は現在ログインしているユーザーに固有なので、様々なターゲット・タイプを監視するカスタム・コンソールを作成することが可能になります。
現行リリースのパーソナライズ・サポートでは、次のことができます。
ページのリージョンのレイアウトのカスタマイズ
ページへのリージョンの追加または削除
各リージョンに表示されるデータの指定
独自のホームページの設定
Cloud Controlのすべてのページをパーソナライズできるわけではないことに注意してください。ページの編集モードは、変更可能なページまたはページ・リージョンでのみ有効になります。
この章の内容は次のとおりです。
Cloud Control内のページは列形式でレイアウトされています。各列には1つ以上のリージョンが含まれ、そのそれぞれに、棒グラフ、グラフまたはその他の視覚的コンポーネントで表現されたデータが含まれています。
各列内に表示するリージョンを選択できるだけでなく、ページ内の列のレイアウトを変更でき、それによりページ内のデータの配置および表示方法をパーソナライズできます。
ページをパーソナライズする手順:
パーソナライズするページにナビゲートします。
次のいずれかを実行します。
「ログアウト」メニュー項目のすぐ左の現在ログインしているユーザーの名前を表示するメニュー項目から、「ページのパーソナライズ」を選択します。図26-1には、ユーザー名SYSMANのメニュー項目が表示されています。
または、図26-2に示すように、ページの右側、「リフレッシュされたページ」タイムスタンプのすぐ上に表示されている「ページのパーソナライズ」のアイコンをクリックします。
このメニュー・アイテムまたはアイコンが有効なのは、現在表示しているページがパーソナライズ可能な場合のみです。
ページ編集モードに入ります。レイアウトの変更ボタンをクリックします。列のレイアウト・オプションのグラフィカル・メニューが開きます。
使用する列のレイアウトを選択します。
次に、リージョンを各列に追加します。特定の列の「コンテンツの追加」ボタンをクリックします。データを表示するために使用される使用可能なコンポーネントを含むリソース・カタログが開きます。
リージョンを選択し、「追加」をクリックして、リージョンを列に追加します。リージョンを1つずつスタックできることに注意してください。
リージョンを列に追加したら、次を実行できます。
リージョンをカスタマイズします。詳細は、第26.2項「リージョンのカスタマイズ」を参照してください。
リージョンの右上隅のアクションの表示メニューをクリックして、列内でリージョンを上下に移動します。
ある列から別の列にリージョンをドラッグします。
「閉じる」をクリックして、変更を保存します。
リージョンには、棒グラフ、グラフまたは他の視覚的コンポーネントとして表示されたビジネス・データが含まれています。特定のリージョンに表示するコンポーネントを選択できます。
ページの列内のリージョンをカスタマイズする手順:
カスタマイズするリージョンのあるページに移動し、第26.1項「Cloud Controlページのパーソナライズ」の説明に従って、ページ編集モードを有効化します。
図26-3に示すように、リージョン内の「X」アイコンの横にあるラチェット・レンチのアイコンをクリックします。このアイコンが有効なのは、リージョンがカスタマイズ可能な場合のみです。
ほとんどのリソースに対して、データを収集するターゲット・ホストを指定します。
その他の構成可能なパラメータやカスタマイズ・オプションは、リージョンごとに異なります。このアイコンをクリックすると、ターゲット・タイプ、ターゲット名およびメトリック名などのパラメータを指定できるダイアログが開きます。
後で、ページからリージョンを削除したくなった場合には、そのリージョンにある「X」アイコンをクリックします。
「閉じる」をクリックして、変更を保存します。
Cloud Controlでは、Cloud Controlにログイン後に最初に表示される、独自のホームページとして機能するページを選択できます。次のいずれかを実行できます。
頻繁に表示したり、特定のニーズに適合するようカスタマイズされたターゲットのホームページなど、独自のページを選択します。
特定のタイプのCloud Controlユーザー向けに作成された、事前設計済のホームページ・テンプレートから選択します。
独自のホームページの選択
ホームページとして設定するページにナビゲートします。
図26-1に示すように、「ログアウト」メニュー項目のすぐ左、現在ログインしているユーザー名が表示されているメニュー項目から、「現在のページをホームとして設定」を選択します。
事前設計済のホームページの選択
図26-1に示すように、「ログアウト」メニュー項目のすぐ左、現在ログインしているユーザー名が表示されているメニュー項目から、「ホームの選択」を選択します。
「プレビュー」ボタンをクリックして、目的のページ・デザイン・テンプレートをプレビューします。
「ホームとして選択」ボタンをクリックして、ホームページにするテンプレートを選択します。ページを選択したら、必要に応じてそれをカスタマイズできます。
独自のホームページの選択解除
独自のホームページは「お気に入り」のページとして保存されています。現在のホームページを選択解除するには、次の手順に従います。
「お気に入り」メニューから、「お気に入りの管理」を選択します。
リストからホームページを選択してから、「選択項目の削除」ボタンをクリックします。
終了したら、「OK」をクリックします。
ポップアップ・メッセージ・プリファレンス・ページでは、様々なサブコンポーネントからメッセージを選択し、Enterprise Manager Cloud Consoleの任意のページで、ユーザーにリアルタイムで表示できます。
このページで設定を適切に変更することで、ターゲット・ステータスの変更などの通知メッセージおよびスーパー管理者からのコマンドライン・ブロードキャスト・メッセージを表示できます。デフォルトでは、ポップアップ・メッセージは「表示」ステータスに設定されています。
ポップアップ・メッセージで「表示」ステータスを保持する場合には、次のプリファレンスを設定できます。
ターゲットのステータス変更メッセージを表示します: ターゲット・ステータスが変更されるたびにこのオプションはメッセージを表示します。たとえば、ターゲットが停止または起動すると、ページに通知が表示されます。デフォルトでは、メッセージは15秒間継続します。このオプションの選択を解除すると、メッセージはターゲット・ページに表示されません。
EMCLIメッセージにより、スーパー管理者が送信したメッセージを表示します: このオプションによって、スーパー管理者が送信したすべてのメッセージを表示できます。デフォルトでは、メッセージはEnterprise Manager Cloud Controlコンソールのすべての画面に表示されます。このオプションの選択を解除すると、メッセージは画面に表示されません。
たとえば、次のコマンドを実行すると、カスタム・メッセージの書かれたポップアップがEnterprise Manager Cloud Controlコンソールのすべての画面に表示されます。
emcli send_popup_message -messageType="INFO" -toOption="ALL" -message="EM will be taken down in an hour for an emergency patch"
メッセージは通常一時的で、特定のページで規定された時間だけ表示されます。ただし、コマンドライン・メッセージの場合、ユーザーが閉じることを選択するまでページにメッセージが表示されるようにできる柔軟性が加えられています。
次のタイプのメッセージがこのページでサポートされています: 確認、情報、警告、エラー、致命的。デフォルトでは、メッセージが表示される時間は「15秒」に設定されています。この値は、必要に応じて変更できます。