この章では、動作保証済の既存のOracle Databaseを使用して、サイレント・モードでEnterprise Manager Cloud Controlをインストールする方法について説明します。この項の具体的な内容は次のとおりです。
注意: OCFS2やACFSを含むすべての汎用ファイルシステムに、Enterprise Manager Cloud Control 13cのソフトウェア・バイナリおよびOMSインスタンス・ホーム・ファイル(gc_inst 内の構成ファイル)を格納できます。ただし、OCFSは汎用ファイルシステムとみなさないため、このような用途での使用は考慮されていません。 |
警告: Enterprise Manager Cloud Control 13cを、SPARCシリーズのサーバー(T1000、T2000、T5xx0およびT3-*)にインストールしないでください。詳細は、My Oracle Supportのノート1590556.1を参照してください。 |
Enterprise Managerのインストール方法に慣れていて、インストール・ウィザードの質問画面を表示しないでインストールする場合、サイレント・モードのインストールが最適なオプションです。
サイレント・モードでは、正常にインストールを完了する必要があるすべての情報を取得するレスポンス・ファイルを使用します。他のホストのインストールに移動および再利用できる単一のファイルにインストール詳細が一度だけ取得されるため、時間と労力が節約されます。
ただし、グラフィック・モードまたはサイレント・モードでEnterprise Managerをインストールしているかどうかに関係なく、インストール・プロセス、インストールされたコンポーネントおよび構成プロセスは同じです。そのため、サイレント・モードのEnterprise Managerのインストールは、提供される単なるオプションになります。
インストールされるコンポーネント、実行されるコンフィギュレーション・アシスタントおよびインストール後のディレクトリ構造の表示方法を理解するには、Oracle Enterprise Manager Cloud Control基本インストレーション・ガイドのEnterprise Managerシステムのインストールに関する章を参照してください。
サイレント・モードでのEnterprise Managerシステムのインストールを開始する前に、『Oracle Enterprise Manager Cloud Control基本インストレーション・ガイド』で説明されているインストールの重要なポイントを理解してください。
Oracle Enterprise Manager Cloud Control基本インストレーション・ガイドのEnterprise Managerシステムのインストールに関する章に示されている前提条件を満たしてください。
内容は次のとおりです。
サイレント・モードでEnterprise Managerシステムをインストールするためにサポートされている拡張インストーラ・オプション
サイレント・モードでEnterprise Managerシステムをインストールするためにサポートされている拡張オプションに関する制限事項
サイレント・モードでEnterprise Managerをインストールするためのnew_install.rspレスポンス・ファイルの編集
サイレント・モードで完全なEnterprise Managerシステムをインストールするには、次の手順を実行します。
注意: インストーラを起動する前にEM前提条件キットを実行し、リポジトリの前提条件をすべて満たしていることをあらかじめ確認することをお薦めします。手動で実行していない場合でも、製品のインストール中はインストーラによってバックグラウンドで実行されています。ただし、事前に手動で実行すると、インストールまたはアップグレード・プロセスを開始できる前に、管理リポジトリが設定されます。キットの詳細とその実行方法、実行される前提条件チェックについては、『Oracle Enterprise Manager Cloud Control基本インストレーション・ガイド』を参照してください。ただし、オラクル社提供のデータベース・テンプレートを使用して事前構成済の管理リポジトリで作成されたデータベース・インスタンスを使用する場合は、EM前提条件キットの起動中に次のパラメータを渡します。
|
インストーラを起動して、サイレント・インストールを実行するために使用する必要があるレスポンス・ファイルを生成します。
./em13100_<platform>.bin -getResponseFileTemplates -outputLoc <absolute_path_to_a_directory_to_store_the_generated_response_file>
注意: このコマンドによって3つのレスポンス・ファイルが生成されます。このサイレント・インストールではnew_install.rsp ファイルのみを使用する必要があります。 |
new_install.rsp
ファイルを編集し、表3-2に示されたパラメータに適切な値を入力します。
インストーラをサイレント・モードで起動し、更新したレスポンス・ファイルを渡します。
(Unixでは、必ず作成したoinstall
グループに属するユーザーとしてインストーラを起動します。オペレーティング・システム・グループおよびユーザーの作成の詳細は、『Oracle Enterprise Manager Cloud Control基本インストレーション・ガイド』を参照してください。)
これがホストにインストールする最初のOracle製品である場合は、次のコマンドを実行します。
./em13100_<platform>.bin -silent -responseFile <absolute_path_to_the_directory_where_the_generated_and_updated_response_file_is_stored>/new_install.rsp [-invPtrLoc <absolute_path_to_oraInst.loc>]
最初のOracle製品でない場合は、次のコマンドを実行します。
./em13100_<platform>.bin -silent -responseFile <absolute_path_to_the_directory_where_the_generated_and_updated_response_file_is_stored>/new_install.rsp
注意:
|
注意: サーバー・ロード・バランサ(SLB)が環境に構成され、アップロード・ポートがロックされている場合、JVMDエンジンに対してSLBを構成し、OMSを保護します。SLBが環境に構成されているが、アップロード・ポートのロックが解除されている場合、JVMDのトラフィックにSLBを経由させるかどうかを決定します。そのようにする場合、JVMDエンジンに対してSLBを構成し、OMSを保護します。 OMSを保護するには、OMSホストのOracleホームから次のコマンドを実行します。
|
インストーラの起動中に渡すことができる追加の拡張オプションの一部は、次のとおりです。
デフォルトでは、デプロイメント・プロシージャに関連するソフトウェア・ライブラリ・エンティティをコピーするためにプロビジョニング・アドバイザ・フレームワーク(PAF)ステージング・ディレクトリが作成されます。デフォルトでは、この場所はスクラッチ・パスの場所(/tmp
)です。この場所はプロビジョニングのアクティビティにのみ使用されます。エンティティはデプロイメント・プロシージャ用にコピーされ、デプロイメント・プロシージャが終了すると削除されます。
カスタムの場所でこの場所をオーバーライドする場合、-J-Djava.io.tmpdir
オプションを使用してインストーラを起動し、一意のカスタムの場所を入力します。
次に例を示します。
./em13100_linux64.bin -J-Djava.io.tmpdir=/u00/install/em/STAGE/ -silent -responseFile /u01/software/em/response/new_install.rsp
インストールが正常に終了すると、OMSおよび管理エージェントが自動的に起動されます。これらを自動的に起動しないようにする場合は、START_OMS
とSTART_AGENT
のオプションを指定してインストーラを呼び出し、制御する対象に応じて、それらをtrue
またはfalse
に設定します。
たとえば、管理エージェントを自動的に起動しない場合、次のコマンドを実行します。
./em13100_<platform>.bin START_OMS=true START_AGENT=false -silent -responseFile <absolute_path>/new_install.rsp
この拡張オプションに関連する制限を理解するには、第3.4.3項を参照してください。
OMSと管理エージェントの自動起動方法を制御する拡張オプションとしてSTART_OMS
とSTART_AGENT
を使用する場合、管理エージェントおよびそれがインストールされたホストがCloud Controlコンソールでターゲットとして表示されないことがあります。
表3-1は、これらの拡張オプションの異なる組合せおよび各組合せの回避策を示しています。
表3-1 拡張オプションおよび回避策
拡張オプション | 回避策 |
---|---|
|
|
|
管理エージェントを起動します。
|
|
|
表3-2は、編集する必要がある変数およびサイレント・モードでEnterprise Manager Cloud Controlをインストールするためのnew_install.rsp
レスポンス・ファイルでの編集方法を示しています。
表3-2 サイレント・モードでEnterprise Managerシステムをインストールするためのnew_install.rspレスポンス・ファイルの編集
パラメータ | データ型 | 値に二重引用符が必要かどうか | 説明 |
---|---|---|---|
UNIX_GROUP_NAME |
文字列 |
はい |
(中央インベントリが存在しない場合にのみ必須)所属するUNIXグループの名前を入力します。 たとえば、 注意: このパラメータはUNIXプラットフォームでのみサポートされ、Microsoft Windowsプラットフォームではサポートされません。 |
INVENTORY_LOCATION |
文字列 |
はい |
(中央インベントリが存在しない場合にのみ必須)中央インベントリへの絶対パスを入力します。デフォルトのインベントリ・ディレクトリに対して読取り、書込み権限および実行権限があることを確認します。 たとえば、 注意: このパラメータはUNIXプラットフォームでのみサポートされ、Microsoft Windowsプラットフォームではサポートされません。 |
SECURITY_UPDATES_VIA_MYORACLESUPPORT |
ブール |
いいえ |
|
DECLINE_SECURITY_UPDATES |
ブール |
いいえ |
|
INSTALL_UPDATES_SELECTION |
文字列 |
はい |
この変数はデフォルトで、インストール中にソフトウェア更新がインストールされないことを示す
|
PROXY_USER |
文字列 |
はい |
プロキシ・サーバーにアクセスするために使用できるユーザー名を入力します。 注意: |
PROXY_PWD |
文字列 |
はい |
プロキシ・サーバーにアクセスするために使用できるパスワードを入力します。 注意: |
PROXY_HOST |
文字列 |
はい |
プロキシ・ホストの名前を入力します。 注意: |
PROXY_PORT |
文字列 |
はい |
プロキシ・サーバーで使用されるポートを入力します。 注意: |
ORACLE_MIDDLEWARE_HOME_LOCATION |
文字列 |
はい |
インストーラでOracle WebLogic Server 12cリリース1 (12.1.3.0)およびJava Development Kit (JDK) 1.7.0_80をインストールする場所を入力します。ミドルウェアの場所に書込み権限があることを確認します。ミドルウェアの場所は、基本的に13cリリースの1つのみのOracleホームであることに注意してください。 たとえば、 注意: ミドルウェア・ホームのパスの文字数が、Unixプラットフォームでは70文字、Microsoft Windowsプラットフォームでは25文字を超えていないことを確認してください。 たとえば、22文字のみを含むミドルウェア・ホームのパス |
ORACLE_HOSTNAME |
文字列 |
はい |
DNSに登録されており、他のネットワーク・ホストからアクセスできる完全修飾ドメイン名を入力します。または、このサイトのすべてのOMSインスタンスについて ホスト名はローカルのOracle WebLogic ServerおよびOracle Management Serviceに使用されるため、ホスト名はローカル・ホストに対して解決する必要があります。このフィールドには、リモート・ホストやロード・バランサ仮想ホストを指定しないでください。IPアドレスは入力しないでください。名前にアンダースコアを使用しないでください。省略名は可能ですが、警告が表示されます。このため、かわりに完全修飾ドメイン名を入力することをお薦めします。 ホスト名を指定しない場合、インストール・ウィザードは自動的に検出したホスト名をそのホストの名前として使用して続行します。 |
AGENT_BASE_DIR |
文字列 |
はい |
管理エージェントをインストールできるエージェント・ベース・ディレクトリ(Oracleミドルウェア・ホーム外の場所)への絶対パスを入力します。 たとえば、 この場所が空で、書込み権限があることを確認してください。また、常に、Oracleミドルウェア・ホーム外で管理されるようにしてください。 注意: (Microsoft Windowsのみ)エージェント・ベース・ディレクトリのパスの文字数が、25文字を超えていないことを確認してください。たとえば、22文字のみを含むエージェント・ベース・ディレクトリのパス |
PLUGIN_SELECTION |
文字列リスト |
はい (プラグイン名のカンマで区切ったリスト、プラグイン名は二重引用符で囲む必要があります) |
デフォルトでは、Oracle Database Plug-in、Oracle Fusion Middleware Plug-in、Oracle Exadata Plug-in、Oracle Cloud Framework Plug-in、Oracle System Infrastructure Plug-inなどの必須プラグインは、Enterprise Managerシステムとともに自動的にインストールされます。 デフォルトのプラグインに加えてその他のプラグインをデプロイする場合は、それらのプラグインの名前をカンマ区切りリストで指定します。プラグインの名前は二重引用符で囲んでください。 13cリリース1でのみサポートされ、後続のリリースではサポートされない非推奨のプラグインをデプロイしようとする場合は、選択内容を確認し、そのプラグインのデプロイメントを続行するかどうかを決めます。 次に例を示します。
ソフトウェア・キット(DVDまたはダウンロードしたソフトウェア)にないプラグインをインストールする場合は、次の手順を実行します。
|
WLS_ADMIN_SERVER_USERNAME |
文字列 |
はい |
デフォルトでは、 |
WLS_ADMIN_SERVER_PASSWORD |
文字列 |
はい |
WebLogicユーザー・アカウントのパスワードを入力します。 パスワードはスペースを含めず8文字以上で、先頭は文字とし、1つ以上の数字を含めるようにしてください。 |
WLS_ADMIN_SERVER_CONFIRM_PASSWORD |
文字列 |
はい |
WebLogicユーザー・アカウントのパスワードを確認します。 |
NODE_MANAGER_PASSWORD |
文字列 |
はい |
デフォルトでは、 パスワードはスペースを含めず8文字以上で、先頭は文字とし、1つ以上の数字を含めるようにしてください。 |
NODE_MANAGER_CONFIRM_PASSWORD |
文字列 |
はい |
ノード・マネージャのユーザー・アカウントのパスワードを確認します。 |
ORACLE_INSTANCE_HOME_LOCATION |
文字列 |
はい |
デフォルトでは、 この場所の詳細は、第2.3.3項を参照してください。 注意: NFSマウントされたドライブにインストール中で、OMSインスタンス・ベース・ディレクトリ(gc_inst)をNFSマウントされたドライブに作成している場合、インストール後に、ロック・ファイルをNFSマウントされたドライブからローカルのファイル・システムの場所に移動します。手順については、第3.5項を参照してください。 |
DATABASE_HOSTNAME |
文字列 |
はい |
既存のデータベースが常駐するホストの完全修飾名を入力します。ホスト名にアンダースコアがないことを確認します。 たとえば、 オラクル社提供のdデータベース・テンプレートを使用して、事前構成済の管理リポジトリでデータベース・インスタンスをすでに作成している場合は、そのデータベース・インスタンスの詳細を指定します。 Oracle RAC Databaseに接続する場合、ノードに仮想ホスト名が含まれていれば、ノードの1つの仮想ホスト名を指定します。 この仮想ホスト名のみで構成された接続文字列を使用してデータベースへの接続が確立され、インストールは正常に終了します。 ただし、クラスタの他のノードの接続文字列を更新する場合、インストール後に次のコマンドを実行します。
単一クライアント・アクセス名(SCAN)リスナーを使用するようOracle RACデータベース11.2以上が構成されている場合、SCANリスナーを使用した接続文字列を入力できます。 ACFSを使用する場合は、ACFSディスクをマウントするクラスタに次のパラメータがあることを確認し、
次に例を示します。
注意: オラクル社提供のデータベース・テンプレートを使用して作成されたデータベース・インスタンスに接続する場合は、ユーザー・アカウントSYSMAN_MDS、SYSMAN_APMおよびSYSMAN_OPSS (管理リポジトリの事前構成中に作成されたもの)に割り当てられているパスワードが、 |
LISTENER_PORT |
文字列 |
はい |
既存のデータベースに接続するためのリスナー・ポートを入力します。 たとえば、 |
SERVICENAME_OR_SID |
文字列 |
はい |
既存のデータベースのサービス名またはシステムID (SID)を入力します。 たとえば、 プラガブル・データベース(PDB)の詳細を指定する場合は、別名ではなく完全なサービス名を使用してください。たとえば、pdb.example.comです。単独プラガブル・データベース(単独PDB)の詳細を指定する場合は、完全なサービス名を使用してください。たとえば、pdb.example.comです。非コンテナ・データベース(非CDB)の詳細を指定する場合は、SIDを使用してください。 |
SYS_PASSWORD |
文字列 |
はい |
SYSユーザー・アカウントのパスワードを入力します。 |
DEPLOYMENT_SIZE |
文字列 |
はい |
次のいずれかの値を設定して、監視予定のターゲットの数、予定している管理エージェント数および予定している同時ユーザー・セッション数を示します。
たとえば、 前提条件チェックは選択内容に関係なく実行されますが、様々なパラメータに設定される値は、選択内容に応じてチェックされます。 デプロイメント・サイズはインストール後に変更することも可能です。デプロイメント・サイズ、実行する前提条件チェック、設定するデータベース・パラメータ、およびインストール後にデプロイメント・サイズを変更する方法の詳細は、第2.1.6項を参照してください。 注意: 接続しているデータベースが、オラクル社提供のデータベース・テンプレートを使用して、事前構成済の管理リポジトリで作成されたデータベース・インスタンスの場合、ここで選択したデプロイメント・サイズが、データベース・インスタンスの作成中にOracle Database Configuration Assistant (DBCA)の手順2/12「データベース・テンプレート」画面で選択したデプロイメント・サイズと一致するようにしてください。 DBCAを使用したデータベース・インスタンスの作成中に選択したデプロイメント・サイズとは異なるデプロイメント・サイズを選択する場合、次のいずれかを行います。
|
SYSMAN_PASSWORD |
文字列 |
はい |
SYSMANユーザー・アカウントを作成するパスワードを入力します。このパスワードは、SYSMANユーザー(管理リポジトリ・スキーマのプライマリ所有者)を作成する場合に使用します。 パスワードはスペースを含めず8文字以上で、先頭は文字とし、1つ以上の数字を含めるようにしてください。 オラクル社提供のデータベース・テンプレートを使用して作成されたデータベース・インスタンスに接続する場合は、ユーザー・アカウントSYSMAN_MDS、SYSMAN_APMおよびSYSMAN_OPSS (管理リポジトリの事前構成中に作成されたもの)に割り当てられているパスワードが、このパラメータに入力したSYSMANパスワードで自動的にリセットされます。 |
SYSMAN_CONFIRM_PASSWORD |
文字列 |
はい |
SYSMANユーザー・アカウントのパスワードを確認します。 |
AGENT_REGISTRATION_PASSWORD |
文字列 |
はい |
OMSと管理エージェントの間の通信を保護するには、パスワードを入力します。管理エージェントを保護するためのパスワードと同じ登録パスワードを入力する必要があります。 |
AGENT_REGISTRATION_CONFIRM_PASSWORD |
文字列 |
はい |
エージェント登録パスワードを確認します。 |
MANAGEMENT_TABLESPACE_LOCATION |
文字列 |
はい |
管理表領域用のデータ・ファイル( 次に例を示します。
Enterprise Manager Cloud Controlでは、監視対象ターゲットやそのメトリックなどに関する情報を格納するためにこのデータ・ファイルが必要です。基本的に、構成データ、ソフトウェア・ライブラリ・データおよび監査データ以外の情報はすべてこのデータ・ファイルに格納されます。 |
CONFIGURATION_DATA_TABLESPACE_LOCATION |
文字列 |
はい |
構成データ表領域用のデータ・ファイル( たとえば、 Enterprise Manager Cloud Controlでは、監視対象ターゲットから収集された構成情報を格納するためにこのデータ・ファイルが必要です。 |
JVM_DIAGNOSTICS_TABLESPACE_LOCATION |
文字列 |
はい |
JVM診断データ表領域のデータ・ファイル( たとえば、 Enterprise Manager Cloud Controlでは、JVM診断およびアプリケーション依存性とパフォーマンス(ADP)に関連する監視データを格納するために、このデータ・ファイルが必要です。 |
CONFIGURE_ORACLE_SOFTWARE_LIBRARY |
ブール |
いいえ |
インストール時にソフトウェア・ライブラリを構成するには、このパラメータを インストール時に構成しない場合でも、インストールは成功し、後ほどEnterprise Manager Cloud Controlコンソールからいつでも構成できます。ただし、インストーラによって自動的に構成が行われ、時間と労力を省くことができるため、インストール時にソフトウェア・ライブラリ構成することをお薦めします。 |
SOFTWARE_LIBRARY_LOCATION |
文字列 |
はい |
|
CONFIGURE_SHARED_LOCATION_BIP |
ブール |
いいえ |
デフォルトでインストールおよび構成されるOracle BI Publisherの共有の場所を構成します。これには、パラメータを 共有記憶域の場所は、レポート・カタログおよび現在インストールしている最初のOMSおよび今後インストールする予定の追加のOMSに関連する管理情報を格納するための共通の場所として機能します。 Oracle BI Publisherのために使用する共有場所を特定します。既存の共有場所がない場合、新たに作成し、最初のOMSをインストールするホストおよび追加のOMSインスタンスをインストールする予定のホストでそれが認識されることを確認します。 インストールが成功するように、インストール時に共有ディレクトリ用のハードディスク・ドライブを約400MB予約できます。ただし、追加のプラグインをインストールしたり、さらに多くのレポートを作成するにつれて、領域の使用率は時間とともに増えていくため、最終的に少なくとも10GBに拡張し、将来的にはさらに拡張できるようにすることをお薦めします。 |
CLUSTER_LOCATION |
文字列 |
はい |
これは、 Oracle BI Publisherが高可用性環境で動作するためにOracle BI Publisherスケジューラ記憶域が保持される共有記憶域の場所にある |
CONFIG_LOCATION |
文字列 |
はい |
これは、 Oracle BI Publisherリポジトリおよび構成ファイルが格納される共有記憶域の場所にある |
ENABLE_BI_PUBLISHER |
ブール |
いいえ |
インストールおよび構成されているOracle BI Publisherを有効または無効にします。Oracle BI Publisherを有効にすると、ソフトウェアが起動され、Enterprise Managerシステム内で使用するための準備が整えられます。Oracle BI Publisherを無効にすると、ソフトウェアは起動されずにそのままになります。 Oracle BI Publisherを有効にするにはこのパラメータを |
STATIC_PORTS_FILE |
文字列 |
はい |
デフォルトでは、第2.1.12項で説明されているポートが適用されます。デフォルトのポートを受け入れる場合は、このフィールドを空白のままにしておきます。 カスタム・ポートを使用する場合、インストールに使用されるカスタム・ポートをリストしている |