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Oracle® Enterprise Manager資産の管理とモニタリングのためのOracle Auto Service Request (ASR)ユーザーズ・ガイド
リリース13.1.0.1.0
E70365-01
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3 EMCLIコマンドによるOracle ASRの管理

この章では、EMCLIコマンドを使用してOracle Auto Service Request (ASR)を管理する方法について説明します。

EMCLIコンソールから、次のOracle ASRコマンドが使用できます。

em_asr_asset_actcred
em_asr_asset_activation_details
em_asr_asset_activation_job
em_asr_asset_exclude_list
em_asr_asset_include_list
em_asr_deregister
em_asr_register

これらのコマンドで、次のタスクを実行できます。

3.1 Enterprise ManagerでのOracle ASRの有効化

このコマンドにより、Enterprise ManagerでのASRマネージャの機能が有効になります。検出された新規アセットのASRでのアクティブ化にMy Oracle Support(MOS)資格証明が使用されます。

Enterprise Managerのスーパー・ユーザーのみが、この操作を実行できます。

emcli em_asr_register -mosid="My Oracle Support (MOS) user name" [-passwd="MOS user password"] [-dontStartJob]

説明:

-mosid - MOSのユーザー名を指定します。

-passwd - MOSのユーザー・パスワードを指定します。パスワードを指定しない場合、コマンドラインでその入力を要求されます。

-dontStartJob - 登録の一部としてASRのアクティブ化ジョブが開始されないようにフラグを設定します。このパラメータを使用しない場合、インクルード・リスト内の資格のあるすべてのターゲットに対するアクティブ化ジョブが自動的に開始されます。

3.2 アクティブ化資格証明の更新

このコマンドにより、ASRアセットのアクティブ化資格証明を追加または削除します。

emcli em_asr_asset_actcred [-add] [-remove] [-targetName="target name"] [-targetType="target type"] [-mosid="My Oracle Support (MOS) user name"] [-passwd="MOS user password"]

説明:

-add - ASRアセットのアクティブ化資格証明を追加します。

-remove - ASRアセットのアクティブ化資格証明を削除します。

-targetName - ターゲット名を指定します。

-targetType - ターゲット・タイプを指定します。

-mosid - My Oracle Support (MOS)のユーザー名を指定します。

-passwd - MOSのユーザー・パスワードを指定します。


注意:

MOSのユーザー・パスワードを入力するように要求されることがあります。

3.3 ASRアクティブ化ジョブの管理

このコマンドにより、ASRアセットのアクティブ化ジョブを管理し、ジョブのステータスを表示します。このコマンドを使用して、ジョブを開始または再スケジュールします。

emcli em_asr_asset_activation_job [-start] [-rescheduleNow]

説明:

-start - まだ開始されていない場合に、現在の時刻に毎日(今日を含む)実行されるASRアセットのアクティブ化ジョブを開始します。

-rescheduleNow - すでに開始されている場合に、現在の時刻に毎日(今日を含む)実行されるASRアセットのアクティブ化ジョブを再スケジュールします。

em_asr_asset_activation_details

3.4 Enterprise ManagerでのOracle ASRの無効化

このコマンドにより、ASRの登録を削除することでEnterprise ManagerでのASRマネージャ機能を無効にします。

emcli em_asr_deregister [-all] [-default]

Enterprise Managerのスーパー・ユーザーのみが、この操作を実行できます。

説明:

-all - ユーザーのASR登録、およびASRに関連付けられているすべてのインシデント・ルールを削除します。

-default - ユーザーのASR登録を削除します。ASRに関連付けられているインシデント・ルールは削除されません。

3.5 ASRアセットの管理

このコマンドにより、ASRエクスクルード・リストにターゲットを追加または削除します。

emcli em_asr_asset_exclude_list [-add] [-remove] [-all] [-targetName="target name"] [-targetType="target type"]

説明:

-add - ASRエクスクルード・リストにターゲット(複数も可)を追加します。

-remove - ASRエクスクルード・リストからターゲット(複数も可)を削除します。

-all - フラグを設定すると、資格のあるすべてのターゲットが選択されます。

-targetName - ターゲット名を指定します。

-targetType - ターゲット・タイプを指定します。

このコマンドにより、ASRインクルード・リストにターゲットを追加または削除します。

emcli em_asr_asset_include_list [-add] [-remove] [-all] [-targetName="target name"] [-targetType="target type"]

説明:

-add - ASRインクルード・リストにターゲット(複数も可)を追加します。

-remove - ASRインクルード・リストからターゲット(複数も可)を削除します。

-all - フラグを設定すると、資格のあるすべてのターゲットが選択されます。

-targetName - ターゲット名を指定します。

-targetType - ターゲット・タイプを指定します。