4 ナレッジ

このドキュメントの内容は次のとおりです。

4.1 ナレッジ・プリファレンス

「設定」タブの「ナレッジ・プリファレンス」でナレッジ・プリファレンスを変更できます。ナレッジ・プリファレンスの設定の詳細は、「設定」のヘルプを参照してください。

4.2 「ナレッジ」タブ

4.2.1 「ナレッジ」タブの概要

「ナレッジ」タブを使用するとOracleの豊富なナレッジ・ベースにアクセスでき、このナレッジ・ベースには、My Oracle Supportの各ウィンドウの右上にある検索ボックスからもアクセスできます。

4.2.1.1 ナレッジ・リンク

「ナレッジ・リンク」リージョンを使用して、特定カテゴリの情報を参照できます。カテゴリを選択し、表示するリンクをサブメニューから選択します。

注意:

「ナレッジ・リンク」セクションは、リリースの経過で変わる可能性があります。
  • 「リンク」セクションの上部からプロアクティブ・ポートフォリオを取得します。

  • ライフサイクル・アドバイザを使用して、各種製品のアップグレード、パッチ適用およびメンテナンス関連情報を検索します。

  • クリティカル・パッチ・アップデートとセキュリティを使用して、アップデートとセキュリティについての情報を検索します。

  • 「日本語ナレッジ・ベース」を使用して、Oracle Knowledge Managementの日本語ナレッジ・ベースに入力します。

  • 「オンライン・ドキュメント」を使用して、製品領域のオンライン・ドキュメントにアクセスします。

  • Oracleシステム・ハンドブックを使用して、Sunシステム製品の最新のサポート情報を取得します。

  • 「ツールとトレーニング」を使用して、情報センターWebキャスト、診断ツール、Guided Resolutionツール、Welcome Centerおよびトレーニング情報全般の詳細を検索できます。

  • Big Data Applianceを使用して、Oracle Big Data Applianceの情報を取得します。

4.2.1.2 ナレッジ・ベース

My Oracle Supportでは現在、2つの異なる検索エンジンが採用されています。ナレッジ・ベース、ナレッジ・ベース・アーカイブ、パッチ、ドキュメントおよびコミュニティの結果は、精度および言語能力が高く自然言語の認識が可能な、Oracle Knowledge検索エンジンを介して返されます。まずナレッジ・ベースで検索を開始し、それから必要に応じて範囲を広げることをお薦めします。

「ナレッジ・ベース」リージョンには、「検索と参照」、「最近の表示」、「最近の検索」、および「お気に入り記事」タブがあります。

ナレッジ・ベース検索および参照タブを使用すると、製品または製品ラインを選択して関心のある分野に結果を制限した後に、ナレッジ・ベースを検索または参照できます。

「最近の検索」タブには、最近実行した検索が100件リストされます。検索のリンクをクリックすると、その検索が再度実行されます。

ドキュメント・タイトルの横のスター・アイコンを選択した場合、「お気に入り記事」タブに、お気に入りとしてマークを付けたドキュメントが表示されます。ドキュメントをお気に入りから削除するには、スター・アイコンを再度クリックします。スターの中心の色がオレンジから白に変わります。

4.2.1.3 ナレッジ・ドキュメント

「ナレッジ記事」リージョンには、「アラート」と「最近更新済」の2つのタブがあります。「アラート」タブには、最新の100個のアラート・ドキュメントがリストされます。「最近更新済」タブには、最近更新されたドキュメントが100件リストされます。ドキュメントのリンクをクリックすると、そのドキュメントが表示されます。

ナレッジ・ページは、別の「ナレッジ記事」リージョンを追加するか、異なる製品のフィルタ(たとえば、一方のリージョンにはOracle Databaseを、もう一方のリージョンにはFusion Middleware)を指定することでカスタマイズできます。リージョンの追加の詳細は、「その他のリージョンの表示」の項を参照してください。

注意:

このリージョンは、PowerViewフィルタの影響を受けます。

4.2.1.4 ナレッジ

「ナレッジ」リージョンには、最新の製品リリースとパッチ、診断ツールおよび今後の情報センターWebキャストの一部に関するアナウンスが含まれます。

4.2.2 「ナレッジ」タブでのPowerViewの使用と検索

ページの右上からアクセスできるPowerViewを使用すると、製品、製品ライン、SIまたは構成に基づいてフィルタできます。これにより、PowerViewとともに動作する「ナレッジ」リージョンのコンテンツがフィルタされます。リージョンにPowerViewフィルタ・バーが表示され、適用されるPowerViewフィルタがリストされます。その他のPowerViewフィルタを使用して特定の条件を除外できますが、製品フィルタにはこの機能がありません。

注意:

一部のナレッジ・ソース(ドキュメントやフォーラムなど)は製品に固有ではありませんが、製品ライン(E-business Suiteなど)には固有です。特定の製品に割り当てられていないソースも含むソースのセットに対して製品PowerViewフィルタを使用して検索する場合、PowerViewは、一致する製品ラインに自動的にロール・アップされます。

4.2.3 診断ツール

診断ツールを問題の解決に役立てることができます。診断ツールを開始する手順は、次のとおりです。

  1. 「ナレッジ・リンク」リージョンの「ツールとトレーニング」をクリックし、「診断ツール」を選択します。

  2. 診断ツール・カタログページで、使用するツールのリンクをクリックします。

各ツールには、使用方法の情報が含まれています。

4.2.4 Oracle Sunのコンテンツ

Sun社のナレッジ・ベースとマルチメディア・ファイルは、Oracleナレッジ・ベースに統合されました。Oracleシステム・ハンドブックへのアクセス方法は、次のとおりです。

  • 「ナレッジ・リンク」リージョンのOracleシステム・ハンドブックをクリックする

  • 検索ソースのOracleシステム・ハンドブックを選択する

Oracleシステム・ハンドブックのページから部品番号を検索できます。

My Oracle SupportにSunパートナとしてログインしている場合は、Oracleシステム・ハンドブックをドキュメント・ソースとして選択すると、Sunパートナ版のOracleシステム・ハンドブックが検索されます。Sunのお客様としてサインインしている場合は、Sunのお客様版のOracleシステム・ハンドブックが検索されます。

Sunマルチメディア・ファイルと10MBを超えるSunファイルをMy Oracle Supportに表示できるようになりました。

4.3 ドキュメントの検索

My Oracle Supportの任意のウィンドウの右上にあるグローバル検索バーに検索フレーズを入力することも、「ナレッジ・ベース」リージョンで製品名および自然言語フレーズでドキュメントを検索することもできます。

グローバル検索バーから検索するには、検索フレーズを入力してから、検索アイコン(拡大鏡)をクリックします。サービス・リクエスト(SR)または番号別のドキュメントを検索するには、SRまたはドキュメント番号を入力します。パッチを検索するには、Patch XXXXXXXを入力します。XXXXXXXはパッチ番号です。バグを検索するには、Bug XXXXXXXを入力します。XXXXXXXはバグ番号です。

フィルタが使用されないと、ユーザーがフレーズで検索してナレッジ・コンテンツがナレッジ・ベース・ソースで返されない場合に、検索がアーカイブ、コミュニティ、ドキュメントおよびバグ・ソースで再実行されます。

バグまたはパッチIDで検索すると、バグおよびパッチ・ソースが自動的に有効になります。19474371などのバグまたはパッチIDで検索すると、バグおよびパッチ・ソースが自動的にアクティブ化され、検索結果に含まれます。ただし、IDの先頭にバグまたはパッチという語が付いている場合、バグまたはパッチが直接開きます。

「ナレッジ・ベース」リージョンから検索するには、次のうち1つ以上を実行し、「検索」をクリックします。

  • 必要に応じて、製品または製品ラインを選択します。

    注意:

    このリージョンは、PowerViewフィルタの影響を受けます。
    • 「製品または製品ラインを選択します」ボックスをクリックし、表示されたリストから製品を選択します。

    • リストを絞り込むには、製品名または製品名の一部を入力します。リストに製品が表示されたら、それを選択します。

  • オプションで、「検索条件の入力」ボックスにテキストを入力します。

  • オプションで、日付範囲を指定します(ドキュメントおよびSunシステム・ハンドブックを除くすべてのソース)。

検索条件を入力せずに「検索」をクリックすると、選択した製品または製品ラインに一致するナレッジ・ベースの一部を参照できます。

KM検索結果ページが表示され、選択した基準を満たすドキュメントのリストが表示されます。「推奨リンク」ヘッダーの下に、情報センター(使用可能な場合)が表示されます。

検索結果が返されると、リンクされたスニペットが表示されます。そのリンクをクリックすると、ドキュメントに一致するいずれかの検索条件の1つ目の結果に移動します。多数のドキュメントの中から情報を検索する場合に非常に便利です。

検索条件ボックスの上にドキュメント・ソースがリストされます。

  • ナレッジ・ベース

  • アーカイブ

  • コミュニティ

  • ドキュメント

  • バグ

  • パッチ

  • システム・ハンドブック

デフォルトで、「ナレッジ・ベース」が選択されています。ドキュメント・ソースをクリックすると、そのソースを選択または選択解除できます。

選択したドキュメント・ソースに応じて、各カテゴリで検索基準を満たすドキュメントのうち、最初の10個がリストされます。ドキュメント・カテゴリの横にある矢印を使用して、カテゴリ・リストを表示または非表示にします。カテゴリに10を超えるドキュメントが検出された場合、リストの下部にさらにロード...リンクが表示されます。「さらにロード...」をクリックすると、次の10ドキュメントが表示されます。さらにロード...のクリックを続けると、各カテゴリで80ドキュメントまで表示できます。

検索基準ボックスの下のカテゴリ・リンクをクリックすると、そのカテゴリにジャンプします。

各ドキュメントのタイトルには、ドキュメントが更新された日付、ドキュメントのID番号および関連性の評価がリストされます。各ドキュメントには関連付けられたアイコンがあります。アイコンにカーソルを合せると、ドキュメントのタイプが表示されます。

4.3.1 検索の調整

カテゴリ・リンクの下のボックスおよびメニューを使用して、検索基準を変更できます。次の操作を実行できます。

  • 検索文字列を編集します

  • 製品を選択します

  • 製品バージョンを選択します

  • プラットフォームを選択します

  • 項目を最後に更新した時間(指定なし、過去2週間、先月、昨年)を指定します。

現在の「ナレッジ・ベース」、一部のアーカイブ、および一部の「コミュニティ」のドキュメントには、ドキュメント・サマリーの下にリストされた絞込みパスがあります。このパスでは、ドキュメントに関連する製品または製品ラインの4つのカテゴリが、絞込みの狭いものから増大する順に表示されます。製品または製品ラインのカテゴリをクリックして、選択したカテゴリ内の検索を繰り返します。検索結果をリストアするドキュメントの下の絞込み行の「すべて」をクリックします。

検索結果が限定されすぎている場合は、次のようにします。

Powerviewが選択された状態にして、結果を現在の検索に関係のない単一の製品に制限することができます。My Oracle Supportでは、セッションの間じゅう、PowerViewの選択が保持されます。

注意:

「ナレッジ・ホーム」ページおよび検索でのPowerViewの使用の詳細は、「「ナレッジ」タブでのPowerViewの使用と検索」の項を参照してください。

4.3.2 効果的な検索

検索結果を改善するには、次のヒントを確認します。

  • 検索条件: エラー・メッセージに関連付けられている引数など、問合せ内で特定の検索条件を使用します。問合せを入力すると検索の提案が表示されるようにする場合は、ナレッジ・プリファレンスを設定してください。「ナレッジ・ベース」、「ナレッジ・ベース・アーカイブ」および「コミュニティ」の場合、文法が豊富な方がよい検索になります。自然言語検索が最もよく機能します。

  • 製品の絞込み: 「ナレッジ・ベース」リージョンから製品ベースの検索を実行するにはいくつかの方法があります。次のいずれかを実行すると、「ナレッジ」ページの結果が、選択した製品または製品ラインに制限されます。

    • My Oracle Supportのすべての領域に渡って1つの製品に絞り込むには、PowerViewを作成します。

    • 「ナレッジ」タブで、検索する前に製品ラインまたは製品を選択します。

    • 検索の実行後、製品セレクタを使用して製品名を入力するか、検索結果リストから製品ライン、製品領域または製品グループを選択します。

    最初の検索の実行後に、KM結果ページの上部にある製品セレクタを使用して、検索をさらに絞り込むことができます。「ナレッジ」カテゴリの各検索結果、およびアーカイブと「コミュニティ」カテゴリの一部のドキュメントには、クリックして製品別の検索結果を絞り込むことができるインライン製品リストがあります。

  • 保存された検索: 個々の検索は保存できません。ただし、「ナレッジ・ベース」リージョンの「最近のアクティビティ」タブにリストされた最近の検索セット、およびすべてのMy Oracle Supportページの上部にあるグローバル検索ボックスのメニューから選択できます。

  • 検索のヒント: 検索のヒントは、検索条件によってトリガーされます。推奨のドキュメントや、結果セットの表示を続行するオプションが表示されます。

4.4 ドキュメントの表示

ドキュメント・タイトルのリンクを選択すると、そのドキュメントが表示されます。分割された画面にドキュメントが表示されます。画面の右側のドキュメント・ビューアにドキュメントの内容が表示され、左側に現在のドキュメントのリストが表示されます。ドキュメントの現在のリストは、表示しているナレッジ・ドキュメントに到達した方法により異なりますが、検索または参照の結果リストです。「KM検索結果」画面に戻るには、「結果に戻る」をクリックします。

右クリックしてコンテキスト・メニューから新しいドキュメントで開くまたは「新しいタブで開く」を選択し、ドキュメントを1つのタブで開くこともできます。

注意:

ドキュメントを表示できない場合、エラー・メッセージを受け取ります。ドキュメントを表示できない、考えられる理由は次のとおりです:
  • ドキュメントIDが正しく入力されませんでした。

  • このドキュメントIDは存在しません(適切に参照されませんでした)。

  • ドキュメントは一般公開として分類されていません(非公開)。

  • コンテンツが更新中で一時的に使用不可になっていますが、すぐに使用可能になります。

ドキュメントをお気に入りにするには、タイトルの左側で、ドキュメントの一番上にあるスター・アイコンをクリックします。これにより、「お気に入り」メニュー、または「ナレッジ・ベース」リージョンの「お気に入り記事」タブから、ドキュメントにアクセスできます。

他のユーザーとドキュメントを共有するには、右上にある「このドキュメントへの電子メール・リンク」をクリックします。メール・クライアントで新規メッセージが開きます。

コンテンツを直接開くには、次のいずれかの形式で、グローバル検索ボックス(各ページの右上端)を使用して検索します。

  • ナレッジ・ドキュメントID

  • SR番号

  • Bug XXXXXXXXという形式のバグID

  • Patch XXXXXXXXという形式のパッチID

アイテムが開き、結果の検索を続行するオプションが表示されます。

回答済の場合には、コミュニティにチェックマーク付きのアイコンが表示されます。未回答の場合、コミュニティのアイコンにチェックマークは表示されません。ディスカッションに「いいね」が投稿されている場合には、サムズ・アップ・アイコンと、その隣に「いいね」の数が表示されます。

My Oracle Supportでバグを開いてリンクをクリックすると、そのバグ(Bugマトリックス)に関連するその他のバグ、そのバグを参照しているナレッジ・コンテンツ、およびそのバグを修正するためのパッチのリストが表示されます。

注意:

My Oracle Supportの検索機能で、すべての製品ドキュメントを検索できるわけではありません。探しているドキュメントが見つからない場合は、次のURLからアクセスできるOracleドキュメント・ライブラリを検索してください。
http://docs.oracle.com

4.4.1 ドキュメントに対するフィードバックの提供

ドキュメントを表示すると、ほとんどのドキュメントの右上隅にある「この記事は役に立ちましたか。」の質問に「はい」または「いいえ」を選択して、ドキュメントのフィードバックを提供できます。この質問に回答した後、ドキュメントの改善を支援するためにコメントをOracleのナレッジ・チームに送信する機会が与えられます。

一部のドキュメントでは、この質問とともにサイド・バーが含まれません。これらのドキュメントのフィードバックを提供するには:

  1. 記事の右上にある+/-ボタンをクリックします。

  2. 「記事の評価」リストから選択し、必要に応じてコメントを入力した後、「評価の送信」をクリックします。

ドキュメントに対するフィードバックを行うことにより、オラクル社のドキュメントの品質と効果の向上につながります。ドキュメントに対するフィードバックは、オラクル社のナレッジ管理チームによって評価されます。フィードバックによりエラーが確認された場合や、機能拡張が必要な場合は、ドキュメントにコメントが添付され、メンテナンス作業用に内部的にフラグが付きます。レスポンスは、ドキュメント全体の効果を判断するために使用されます。追加のメンテナンス・アクティビティのためにドキュメントに優先順位を付ける際にも使用されます。

4.4.2 多言語ナレッジ・ベース・サポート

My Oracle Supportは、簡体字中国語、日本語および韓国語によるローカル言語のナレッジ・ベースをサポートします。現在は少数の重要なドキュメントのみが翻訳されていますが、徐々にその数を増やしていく予定です。

ドキュメントの翻訳が存在する場合は、ドキュメント表示の右上のセクションに「言語」メニューが表示されます。翻訳されたドキュメントを表示するには、「言語」メニューから適切な言語をクリックします。

最初のサインイン・ウィンドウまたは「設定」「パーソナライズ」ウィンドウの「言語」メニューで簡体字中国語、日本語または韓国語を選択すると、選択した言語のドキュメントのナレッジ・ベースを検索できます。実行する検索には、指定した言語のドキュメントが含まれます。

KM検索結果ページで、「英語に切替え」リンク(選択した言語で表示)をクリックすると、英語でドキュメントを検索します。

4.5 ビデオ・トレーニング

My Oracle Supportでの検索方法に関するビデオ・トレーニングについては、次のナレッジ・ドキュメントを参照してください: