Redwood: 販売オーダーの作成および管理
再設計されたページを使用して、販売オーダーを作成および管理します。 ページを好みに合わせて設定します。 拡張可能フレックスフィールドは、事前定義済属性と同じ方法で使用します。 最もよく使用する属性を前面に表示し、一度に複数のオーダー明細を変更できます。
次のような特徴があります:
- キーボード完結型の入力を使用します。 マウスを使用せずに、キーボードだけですべての操作を行います。
- オーダー入力が簡素化されます。 Visual Builder Studioを使用してページを設定し、ビジネスにとって最も重要なデータに集中できるようにします。
- デフォルト値を設定し、ヘッダーから明細に属性値をカスケードします。
- 複数のオーダーおよび明細に対して一括処理を実行します。
- 一度に複数の明細の保留を追加および削除します。
- 1つの処理で複数の明細を取り消します。
- 生成AIを使用して変更を決定し、コメントを自動的に移入します。
- 生成AIを使用して、顧客に送信する確認Eメールを作成および変更します。
- 事前定義済属性がオーダー・ヘッダーまたはオーダー明細に表示されるのと同じ方法で拡張可能フレックスフィールドが表示されるように設定します。
- オーダー明細で直接出荷許容範囲を入力するか、上書きします。
- 二重単位を使用する品目の場合、オーダー数量を使用するか、セカンダリ数量を入力して、オーダー管理によって自動的にオーダー数量に変換されるようにします。
- 販売契約を選択します。 複数の契約明細が適用される場合は、それらのいずれかを選択します。
- スケジュール日を上書きします。
- 与信チェックを実施します。
- 販売オーダーで顧客関係を管理します。
- 取引コンプライアンスに送信し、結果を確認します。
- 改訂事由を選択し、コメントを入力します。
- アウトバウンド販売オーダーに返品を追加します。
- ガイド付きジャーニを使用して、ユーザーが販売オーダーにデータを入力する手順を示します。
- 従来の「オーダーの作成」ページで販売オーダーを開始し、再設計された新しい「販売オーダー」ページに移動させます。
クリック数の減少:
- 販売オーダーを作成するときのクリック数が50%減ります。
- 販売オーダーの改訂時に、オーダー・ヘッダーのクリック数が75%、オーダー明細のクリック数が80%減ります。
- 販売オーダーの取消時に、クリック数が50%減ります。
販売オーダーの作成
オーダー・ヘッダーに設定する必要がある属性は、通常は数個のみです。 Visual Builder Studioを使用すると、属性を非表示にして、頻繁に使用する属性のみを表示し、オーダーの作成時には[Tab]キーを使用してそれらの属性をすばやく選択し、値を設定できます。 このスクリーンショットでは、オーダー・ヘッダーに4つの追加属性(「オーダー・タイプ」、「購買オーダー」、「要求日」、「出荷優先度」)を追加する方法を示しています
「追加オーダー詳細」をクリックすると、すべての詳細を確認できます:
属性値のカスケード
新しい「オーダー・ヘッダー値をオーダー明細にカスケード」受注管理パラメータを使用して、オーダー管理がオーダーを保存するときに、オーダー・ヘッダーで変更した値がどのようにオーダー明細にカスケードされるようにするかを指定します。
手数料ブレークダウンおよび手動価格調整
- 「金額」列のリンクをクリックして、手数料ブレークダウンを取得し、手動価格調整を追加します。
- 「デフォルトの調整事由」(ORA_FOM_DEFAULT_ADJ_REASON)プロファイルを使用して、調整事由コードのデフォルト値を設定できるようになりました。
- 「価格内訳にマージンを表示」(ORA_FOM_SHOW_MARGIN)プロファイルを使用して、価格内訳にマージンを表示します。
添付
引き続き、オーダー・ヘッダーまたはオーダー明細で文書およびURLを添付できます。 最初に文書にテキスト・ノートを追加してから、文書を添付する必要があります。
承認
各承認の全履歴を確認できるようになりました。
販売オーダーおよびオーダー明細のコピー
新機能は次のとおりです:
- 編集中であっても販売オーダー全体をコピーできます。
- オーダー明細で添付および拡張可能フレックスフィールドをコピーできます。
販売オーダーをコピーし、当初オーダーで「処理」 > 「改訂および関連するオーダーの表示」をクリックして、そのオーダーに対する参照を表示します。 この例の「改訂および関連するオーダー」ダイアログには、コピーされたオーダーが3つあることに注目してください:
顧客関係
- 関連顧客のデータのみを選択します。 以前のリリースでは、1人の顧客またはすべての顧客のデータを選択できましたが、関連顧客のみのデータは選択できませんでした。
- オーダー管理での、販売オーダーの顧客詳細(出荷先住所、請求先住所、担当者、支払条件など)の表示方法を制御します。
二重単位
二重単位を使用する品目がある場合に、オーダー明細でセカンダリ数量を入力できるようになりました。 セカンダリ数量を入力すると、オーダー管理によって、品目に設定されている単位換算を使用してセカンダリ数量からオーダー数量が換算されます。換算に使用される単位は、明細上の単位です。 オーダー管理は、品目からセカンダリ単位のデフォルト値を設定します。 販売オーダーでこの値を上書きすることはできません。
履行詳細
履行詳細を取得するために別のページに移動しなくても済むようになりました。 履行詳細リンクをクリックして、オーダー明細から直接履行詳細を取得できます:
次の履行詳細を取得できます:
- ソース・ルール
- バック・トゥ・バック・フロー
- 出荷
- 出荷原価
- 直接出荷
- ロットおよびシリアル詳細
- 出荷から取り消された数量
- 請求書
- 受入
- 取引コンプライアンス
このダイアログは、販売オーダーを検索するときにも使用できます。
オーダーの返品
「返品明細」タブを使用すると、アウトバウンド明細と返品明細をすばやく切り替えられます。 オーダーに返品明細がないが、参照されていない返品を追加する場合は、「処理」 > 「返品使用可能」をクリックします:
参照返品を作成すると、オーダー管理により、選択したオーダー明細すべての返品事由、返品タイプおよび返品倉庫の設定に使用できるダイアログが表示されます:
オーダーの改訂
新機能の概要を次に示します:
- 複数の明細を選択し、1つの処理で取り消します。
- オーダー・ヘッダーで「処理」 > 「オーダーの取消」をクリックして、残りのオープン明細を取り消します。
- 改訂を送信する前に、改訂事由を指定し、販売オーダー全体または各オーダー明細にコメントを入力します。 この操作はオプションとして事前定義されていますが、送信前にこの操作を必須にするビジネス・ルールをVisual Builder Studioで作成できます。 「改訂事由」属性の値は、ORA_FOM_REVISION_REASON参照コードから取得されます。 個別のニーズに合せて、その参照に独自の値を追加できます。
- コメントに最大4,000文字を追加します。 複数の改訂を作成した場合、改訂事由とコメントには、最新の改訂で追加した事由とコメントのみが含まれます。 以前の改訂から事由およびコメントを取得することはできません。
- オーダー管理によって、事由およびコメントがオーダー・ヘッダーからオーダー明細に自動的にカスケードされることはありません。 それらが明細で必要な場合は、明細に直接追加する必要があります。
- 別のユーザーが「下書き」ステータスで改訂中のオーダーを「処理中」ステータスでオープンすると、オーダー管理により、別のユーザーがそのオーダーを編集中であることを伝えるメッセージが表示されます。
次を実行します:
- 「処理中」ステータスの販売オーダーを検索し、「改訂の作成」をクリックします。
- 「追加オーダー情報」をクリックします。
- 改訂事由およびコメントを指定します。
すべての改訂を販売オーダーと横並びで表示できるようになりました。 「その他の処理」 > 「改訂および関連するオーダーの表示」をクリックします:
画像
ドットは、ページに現在表示されているバージョンを示します。
保留の適用、リリースおよび管理
複数の明細を選択し、選択したすべての明細に対して保留を適用またはリリースできるようになりました。 ヘッダーまたは明細に保留がある場合は、そのページの上部に保留に関する詳細を示すバナーが表示されます:
バナーの「すべて表示」をクリックして、保留の詳細を取得します:
タイプの意味は次のとおりです:
保留のタイプ | 説明 |
---|---|
リリース可能 |
リリース可能な保留。 保留をリリースするには、ダイアログで保留を選択し、「リリース」をクリックします。 「オーダー」ページに戻り、1つ以上の明細を選択して、「その他の処理」 > 「保留のリリース」をクリックすることもできます。 |
処理不能 |
オーダー管理での保留の設定および管理方法に応じて、リリースできないシステム保留または保留。 |
リリース済 |
オーダー管理がすでにリリース済の保留。 |
ステータスの意味は次のとおりです:
ステータス |
オーダー管理による処理 |
---|---|
適用済 |
保留が適用されましたが、オーケストレーション・プロセスの現在のステップでは保留になっていません。 |
アクティブ |
保留が適用され、オーケストレーション・プロセスの現在のステップで保留になっています。 |
リリース済 |
販売オーダーから保留がリリースされました。 |
生成AIの使用
生成AIを使用すると、販売オーダーを改訂したときに自動的にテキストを作成するために役立ちます。
変更内容の要約
生成AIを使用すると、販売オーダーを改訂したときのコメント作成に役立ちます。 オーダー金額に影響する変更を行う次の例を考えてみます。 変更を行い、「AI支援」をクリックすると、変更内容を要約するテキストが自動的に作成されます:
この機能は、改訂を作成または編集するときに使用します。 作業中の改訂を保存すると、オーダー管理によってテキストが保存されます。 テキストが意に沿わない場合は、 「AI支援」をクリックすると、別の要約を取得できます。
Visual Builder Studioで単純なビジネス・ルールを作成して、改訂と事由を選択し、コメントを追加するために使用できるダイアログを表示できます:
ルールを使用して、showChangeDetailsAISuggestionDrawerプロパティをTrueに設定します。
Trueに設定すると、次の属性またはエンティティのいずれかを変更するたびに、オーダー管理によってダイアログが表示されます:
会計基準 追加された品目 分割の許可 代替の許可 ARトランザクション・タイプ 請求先サイト 品目の取消 オーダーの取消 コメント 顧客購買オーダー 需要区分 最早許容日 FOB |
運送条件 請求ルール 最遅許容到着日 最遅許容日 金額 タイプ オーダー明細 オーダー数量 梱包指示 支払条件 プライマリ営業担当 製品番号 |
要求到着日 要求出荷日 販売チャネル 出荷方法 出荷優先度 出荷セット 出荷指示 出荷先サイト ステータス サプライヤ サプライヤ・サイト トランザクション・タイプ 倉庫 |
Order Managementでは、ユーザーまたはOrder Managementがオーダー・ヘッダーでこれらの属性のいずれかを変更するたびに、ダイアログも表示されます:
- オーダー合計
- コメント
- 販売チャネル
- オーダー・タイプ
変更オーダーの確認
オーダー管理により、生成AIを使用して、変更内容を要約するEメール・メッセージが自動的に作成されていることに注目してください。 変更内容を確認するために、このテキストを顧客に送信できます。 「変更オーダーのレビューおよびEメール送信」をクリックすると編集できるようになります:
必要に応じてテキストを編集し、「Eメール」属性で受信者(「請求先担当者」など)を選択し、「Eメールの送信」をクリックします。
履行明細で次の属性のいずれかを変更するたびに、この機能を使用できます:
追加された品目 請求先サイト 品目の取消 オーダーの取消 顧客購買オーダー 最早許容日 |
FOB 運送条件 最遅許容到着日 最遅許容日 オーダー数量 支払条件 |
要求到着日 要求出荷日 出荷方法 出荷優先度 出荷セット 出荷先サイト |
また、この機能は、自分またはOrder Managementがオーダー・ヘッダーで次の属性のいずれかを変更するときにも使用できます:
- オーダー合計
- オーダー・ステータス
- オーダー・タイプ
このフローを実装する場合は、Visual Builder Studioを使用して、enableChangeEmailConfirmationAISuggestionPageプロパティをTrueに設定します。
新規販売オーダーの確認
新しい販売オーダーを送信したらすぐに、確認のEメールを送信できます。 たとえば、販売オーダーを送信し、「オーダー文書のレビューおよびEメール送信」をクリックします:
「オーダー文書をEメール」ダイアログを使用して、Eメールを改訂し、顧客に送信します:
「処理」 > 「オーダー文書をEメール」をクリックすることでも、この操作を行えます。
生成AIは、次の属性をテキストで使用して販売オーダーを要約します:
金額 オーダー金額 オーダー日 オーダー明細 |
オーダー 製品番号 要求到着日 |
要求出荷日 ステータス トランザクション・タイプ |
生成AIでは、オーダー・ヘッダーから次の属性も使用されます:
- オーダー合計
- オーダー番号
- オーダー日
- オーダー・ステータス
- オーダー・タイプ
テキスト・ボックスをAIプロンプトとして使用できます。 テキストに必要な内容が含まれていない場合は、テキスト・ボックスに次のいずれかの属性を入力し、「AI支援」をクリックします。 生成AIによってテキストが改訂されます。 たとえば、出荷日を含めるには、テキスト・ボックスにRequested Ship Date
と入力し、「AI支援」をクリックします。
このフローを実装する場合は、Visual Builder Studioを使用して、enableSalesOrderAcknowledgementAISuggestionPageプロパティをTrueに設定します。
ガイド付きジャーニの追加
ガイド付きジャーニを追加して、販売オーダーを作成する際に役立つ手順に関するヘルプやヒントを提供できます。 詳細は、Redwoodページのガイド付きジャーニの作成を参照してください。
その他の属性の使用
販売実績
1つのダイアログで、販売オーダーおよびオーダー明細のすべての販売実績を管理できます。 「処理」 > 「販売実績の管理」に移動します:
オーダー・ヘッダーに営業担当を追加できます。 1つ以上の明細を選択し、オーダー明細でその値を上書きすることもできます。
出荷許容範囲
デフォルト・ルール、検証組織またはオーダー管理拡張を使用して出荷許容範囲を設定することなく、オーダー明細に出荷許容範囲を入力できます。 販売オーダーの送信後に、許容範囲を設定することはできません。
出荷セット
複数のオーダー明細を選択して出荷セットに追加することや、出荷セットから明細を削除することができます。 属性値を変更して、セット内のすべての明細に適用することもできます。
予定日の上書き
オーダー明細で予定日を指定します:
- 予定出荷日または予定到着日(あるいはその両方)を指定します。 いずれか一方のみを指定した場合は、Oracle Global Order Promisingによってもう一方の予定日が設定されます。
- 新規オーダー明細または下書きオーダーにある既存の明細で予定日を指定します。
- オーダーを改訂し、オーダー明細で予定日を上書きします。
ノート
- 少なくとも1つの予定日を指定すると、オーダー管理によって「スケジュールの上書き」属性が「はい」に設定されます。
- オーダー明細で「スケジュールの上書き」属性を「はい」に設定した場合は、明細で少なくとも1つの予定日を指定する必要があります。
- 「スケジュールの上書き」属性を「はい」に設定してから、両方の予定日を削除した場合、オーダー管理によって「スケジュールの上書き」属性がデフォルト値の「いいえ」に戻され、グローバル・オーダー納期回答によって予定日が明細がスケジュールされた日に設定されます。
- このような上書きを行うには、DOO_MODIFY_ORCHESTRATION_ORDER_FULFILLMENT_LINE_SCHEDULE_DATE_PRIV権限が必要です。
販売契約
オーダー明細の品目および単位に対して有効な販売契約明細が1つのみの場合、販売契約が選択されたときに、オーダー管理によってオーダー明細でその明細がデフォルトに設定されます。 有効な契約明細が複数ある場合は、その明細を手動で選択する必要があります。
デモンストレーション
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプトインUIを使用します。 手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: オーダー管理
次の手順を使用します:
- 「Redwood: 複数の販売オーダーの検索および処理の適用」機能をオプトインします。
- 「Redwood: 販売オーダーの作成および管理」機能をオプトインします。 一度オプト・インすると、オプト・アウトできなくなります。
- 「Redwood: 複数の販売オーダーに対する処理の検索および適用」のトピックで説明されている設定を実行します。
品目属性の設定(必須)
品目属性を使用して、オーダー明細に追加する品目をピックします。 この手順を実施して、「品目の表示」区分または「品目基本情報の表示」区分にある品目をピックできるようにします。 背景は、品目区分のデータ・セキュリティの設定を参照してください。
索引の設定、セキュリティの設定および権限の付与を行う必要があります。
まずはじめに、索引を設定します:
- ホーム・ページから開始し、「製品管理」 > 「商業品目の管理」をクリックします。
- 「商業品目の管理」タブで、「タスク」 > 「索引の構成」をクリックします。
- 「索引管理」ページで、「品目」をクリックします。
- 「品目」ページで、次の属性を追加します:
- 顧客オーダー可能
- 顧客オーダー
- 構成品目タイプ
- コンポーネントのピック
- 自動作成された構成
- 販売製品タイプ
- 返品可能
- 「更新」をクリックします。
- 「処理」 > 「再作成」をクリックし、「今すぐ」オプションを選択して、「再作成」をクリックします。
「商業品目の管理」タブに「索引の構成」タスクが表示されない場合は、次の手順を実行します:
- 「設定および保守」作業領域に移動し、「製品管理」オファリングを選択します。
- 「機能オプトインの変更」をクリックします。
- 「名前」列の品目がある行で、鉛筆をクリックします。
- 「新規ユーザー・インタフェースを使用した品目の検索」機能にチェック・マークを追加し、「完了」をクリックします。
品目にデータ・セキュリティを設定します:
- 「設定および保守」作業領域に移動し、「タスク」 > 「検索」をクリックします。
- 「品目区分の管理」タスクを検索して開きます。
- 検索結果で、「ルート品目区分」をクリックします。
- 「品目区分の編集」ページで、「セキュリティ」をクリックします。
- 「処理」 > 「行の追加」をクリックし、値を設定します。
属性
値
主要
グループ
名前
オーダー入力スペシャリスト
組織
自分のビジネス・ユニットを選択します。
開始日
終了日
このアクセスを開始および終了する日付を指定します。
- 「処理」セクションで、次の処理を追加します。
処理
データ・レベル
品目基本情報の表示
品目
品目属性の表示
品目
- 「保存してクローズ」をクリックし、表示されるダイアログで時間を選択して、「OK」をクリックします。
必要な権限を取得して、数量、単位などのオーダー明細の属性のデフォルト値を設定できるようにします:
- セキュリティ・コンソールに移動し、「ロールの作成」をクリックします。
- 「ロールの作成」ページで、値を設定し、「次」をクリックします。
属性
値
ロール名
任意の値を入力します。
ロール・コード
FOM_GET_ITEM_REST
これはREST APIです。 REST APIについて、別途必要な設定はありませんのでご安心ください。 再設計されたページを実装するために、オーダー管理が内部的に使用するものです。
ロール・カテゴリ
SCMの任意のロール
- 機能セキュリティ・ポリシーの追加をクリックし、表示されるダイアログで
GET Item REST
を検索します。 - 「ロールに権限追加」をクリックし、「取消」をクリックしてダイアログを終了します。
- ページ上部の「ユーザー」トレイン・ストップをクリックします。
- 「ロールの作成」ページで、「ユーザーの追加」をクリックします。
- 表示されるダイアログで、「オーダー入力スペシャリスト」を検索し、「ロールにユーザー追加」をクリックして、「取消」をクリックします。
- 「次」 > 「保存してクローズ」をクリックします。
- 必要に応じてこの手順を繰り返し、オーダー・マネージャなどの他のロールを追加します。
- 「索引定義を作成してOSCSへの初期取込みを実行するESSジョブ」スケジュール済プロセスをモニターして、このプロセスが正常に終了することを確認します。
- 品目ピッカーを使用できることを確認します。
ビジネス・ルールの設定(オプション)
Visual Builder Studioを使用して、次のビジネス・ルールを作成します:
- 個別のニーズに合せて、オーダー・ヘッダーおよびオーダー明細の属性を表示するか、非表示にします。
- 生成AIで使用するフローを実装します。
この例では、enableChangeEmailConfirmationAISuggestionPageプロパティを有効にして、変更オーダーの確認を顧客に送信するときに生成AIを使用できるようにします:
詳細は、「Redwood: 複数の販売オーダーに対する処理の検索および適用」を参照してください。
属性値のカスケード(オプション)
オーダー管理では、オーダーの保存時に、オーダー・ヘッダーで変更した値をオーダー明細にカスケードできるようになりました。
新しい「オーダー・ヘッダー値をオーダー明細にカスケード」オーダー管理パラメータを次のように設定します:
- 「すべての明細」。 オーダー・ヘッダーに加えたすべての変更を、すべての適格なオーダー明細にカスケードします。
- 「上書きされていない明細」。 オーダー明細で上書きしていない属性にのみ値をカスケードします。 現在、オーダー・ヘッダーおよびオーダー明細それぞれの「請求先住所」属性に100 Oracle Parkwayが設定されているとします。 ヘッダーでこれを300 Oracle Parkwayに設定すると、オーダー管理によって、明細の属性が300 Oracle Parkwayに設定されます。 それより前にオーダー明細で、これを手動で200 Oracle Parkwayに設定していた場合は、オーダー管理は値をカスケードしません。
- 「カスケードしない」。 オーダー・ヘッダーで変更したいずれの値もオーダー明細にカスケードしません。
カスケードするにはその前に、販売オーダーを少なくとも1回保存する必要があります。
デフォルト・ビジネス・ユニットの設定(オプション)
販売オーダーでビジネス・ユニット属性を手動で設定しなくて済むようにして、ユーザーの時間を節約します。 ORA_FOM_DEFAULT_BUSINESS_UNITプロファイル・オプションを使用して、オーダー管理でオーダー・ヘッダーのビジネス・ユニット属性にデフォルトで設定される値を指定します。 オーダー・プロファイルを使用したオーダー管理の動作の制御を参照してください。
顧客関係の設定(オプション)
Order Managementを設定して、ユーザーが顧客関係に従ってデータをフィルタできるようにします。 詳細は、「顧客関係の設定」添付ファイル(「Oracle Order Managementの技術リファレンス(ドキュメントID 2051639.1)」)を参照してください。
ユーザーは、使用するチャネルに応じて異なる方法で顧客データをフィルタできます。
チャネル |
関連顧客のみを表示するデータのフィルタ |
「オーダーの作成」や「オーダーの管理」など、Order Management作業領域のクラシック・ページ。 |
いいえ |
「販売オーダー」ページなど、Order Management作業領域で再設計されたページ。 |
はい |
REST API |
はい |
REST APIを使用したファイル・ベース・データ・インポート(FBDI) |
はい |
ヒントと考慮事項
この更新では、再設計されたページを使用して、構成品目、キット、カバレッジまたはサブスクリプションを含む販売オーダーを作成することはできません。 これらの機能は、今後の更新で使用可能になります。
オーダー管理による販売オーダーの準備方法
再設計された「販売オーダー」ページでは、他のチャネルで作成した販売オーダーを管理できます。ただし、オーダーが次の条件を満たしている場合に限ります:
- オーダー明細に構成品目、キット、カバレッジまたはサブスクリプションが含まれていてはなりません。
- 販売オーダーで、支払方法としてクレジット・カードを使用していてはなりません。
- オーダー明細がプロジェクトに関連付けられていてはなりません。
- オーダー明細の品目に在庫トランザクションが含まれていてはなりません。
- 販売オーダーまたはオーダー明細に手動の販売インセンティブが含まれていてはなりません。
オーダー管理では、他のチャネルで作成された各販売オーダーを、再設計された「販売オーダー」ページで表示できるように準備する必要があります。 条件に応じて、「販売オーダー」ページに各販売オーダーを表示できるかどうかが決定されます。 表示できる場合、オーダー管理によって次の処理が行われます:
- 再設計されたページで必要な相互参照属性を移入します。 Order Managementで相互参照を判別できない場合は、相互参照値が見つからないことを示す警告メッセージがオーダーに表示されます。
- オーダー明細にある保留を履行明細に移行します。
- 販売オーダーが適格かどうかを示すいくつかの属性が販売オーダーに設定されます。
Order Managementは、Redwoodへのオプト・イン時にこの準備を行います: 「販売オーダーを作成および管理」機能。
オーダーが適格でない場合、オーダー管理は次の販売オーダーに移動します。 再設計されたページでその販売オーダーを検索すると、検索でそれが戻されますが、検索結果でその販売オーダーを開くと、オーダー管理の従来の「オーダーの作成」ページに表示されます。
処理制約
オーダー管理では、販売オーダーの送信時にのみ、属性を制約する制約が適用されます。 販売オーダーを制約する制約は、オーダーの改訂時にのみ適用されます。
主なリソース
アクセス要件
この機能にオプト・インするには、次の既存の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられている必要があります:
- オプトイン機能のタスクの管理(DOO_ADMINISTER_TASKS_FOR_OPTIN_FEATURES_PRIV)
この機能の使用には次の権限が関連付けられています:
権限 |
コメント |
FOM_VIEW_ORDERS_PRIV 表示名: View Orders 説明: エンド・ユーザーがオーダーを表示できるようにします。 |
この権限を持つユーザーは、再設計された「オーダー」ページでオーダー詳細を表示できます |
FOM_REVISE_ORDER_PRIV 表示名: Revise Order 説明:エンド・ユーザーが既存のオーダーを変更できるようにします。 |
この権限を持つユーザーは、再設計された「オーダー」ページでオーダーを改訂できます |
FOM_CANCEL_ORDER_PRIV 表示名: Cancel Order 説明: エンド・ユーザーがオーダーを取り消すことができるようにします。 |
この権限を持つユーザーは、再設計された「オーダー」ページでオーダーを取り消すことができます |
FOM_PREPARE_SALES_ORDERS_FOR_REDESIGNED_PAGES_PRIV 表示名: Prepare Sales Orders for Redesigned Pages 説明: 販売オーダーを準備するスケジュール済プロセスを実行して、再設計されたページで販売オーダーを表示および管理できるようにします。 |
「再設計されたページ用の販売オーダーの準備」スケジュール済プロセスの実行に必要です |
DOO_MODIFY_ORCHESTRATION_ORDER_FULFILLMENT_LINE_SCHEDULE_DATE_PRIV 表示名: Modify Orchestration Order Fulfillment Line Schedule Date 説明:オーケストレーション・オーダー履行明細スケジュール日を変更できるようにします。 |
オーダー明細のスケジュール日を上書きするために必要です。 |
PO_VIEW_PURCHASE_ORDER_PRIV 表示名: View Purchase Order 説明: ユーザーが購買オーダーをレビューできるようにします。 |
「履行詳細」ドロワーにハイパーリンクとして購買オーダー番号を表示するために必要です。 この権限を持つユーザーは、購買オーダー番号のハイパーリンクをクリックして、Fusion Purchasingの再設計された「購買オーダーの表示」ページに移動できます。 データ・セキュリティ: また、ユーザーが購買オーダー・ページで詳細を表示するには、"PO_VIEW_PO_DOC_TXN_DATA"データ・セキュリティ権限が必要です。 |
RCV_VIEW_RECEIPT_SUMMARY_TXN_HISTORY_PWA_PRIV 表示名: View Receipt Summary and Transaction History using Responsive Receiving 説明: レスポンシブ受入を使用して受入要約およびトランザクション履歴を表示するための権限。 |
「履行詳細」ドロワーにハイパーリンクとして受入番号を表示するために必要です。 この権限を持つユーザーは、受入番号のハイパーリンクをクリックして、Fusion Receivingの再設計された「受入詳細」ページに移動できます |
WSH_VIEW_SHIPMENT_USING_RESPONSIVE_SHIPPING_PWA 表示名: View Shipment Using Responsive Shipping 説明: 出荷番号を使用して出荷詳細を表示できるようにします。 この権限は、出荷を表示するためのスタンドアロン権限としては使用できません。 |
「履行詳細」ドロワーにハイパーリンクとして搬送名を表示するために必要です。 この権限を持つユーザーは、搬送番号のハイパーリンクをクリックして、Fusion Shippingの再設計された「出荷詳細」ページに移動できます データ・セキュリティ : また、ユーザーが「出荷詳細」ページで詳細を表示するには、"WSH_MANAGE_DELIVERY_DATA"データ・セキュリティ権限が必要です。 |
DOS_VIEW_SUPPLY_ORDERS_PRIV 表示名: View Supply Orders 説明: 供給オーダーを表示できるようにします。 |
「履行詳細」ドロワーにハイパーリンクとして供給オーダー番号を表示するために必要です。 この権限を持つユーザーは、供給オーダー番号のハイパーリンクをクリックして、Fusion Supply Chain Orchestrationの再設計された「供給詳細」ページに移動できます。 |