コラボレーション・イメージ・インタラクションの拡張機能
24Dの更新以降、Oracle Field Serviceコラボレーション・ユーザーは、ダウンロードせずに、アプリケーション内で大きいイメージを直接表示できるようになりました。 プレビューでは、イメージのズーム、回転およびダウンロードが可能です。 GIFイメージもサポートされるようになりました。 イメージを送信すると、送信前にイメージを削除または変更するオプションを含むサムネイル・プレビューが表示されます。 また、送信前にサムネイルをクリックしてイメージをコピーして「メッセージ」テキスト・ボックスに貼り付け、イメージをプレビューすることもできます。
これらの新機能には、次のようなユースケースがあります:
- フィールド・リソースは、イメージを最終承認のためにバック・オフィスに転送する前に検査および検証できるため、適切なイメージのみが送信され、わかりやすいようにバック・アンド・フォース通信のインスタンスを減らすことができます。
- フィールド・リソースを支援するヘルプ・デスク・ユーザーは、イメージを迅速に評価および解釈できるため、問題をより迅速かつ正確にトリアージできます。 この予備評価により、ヘルプ・デスク・ユーザーは、問題を関連部門または専門家に転送してタイムリに解決する前に、状況を包括的に理解できます。
- フィールド・リソースは、機器の問題の高解像度のイメージを即座に共有できます。 同僚は、ダウンロードや追加クリックを使用せずに、アプリ内でイメージを直接プレビュー、ズーム、回転できます。 これにより、即座にフィードバックと効率的なコラボレーションが可能になり、デバイスを混乱させずに、より効率的に問題を解決できます。
イメージのプレビュー
コラボレーション・ユーザーは、各イメージをダウンロードして表示するのではなく、アプリケーション内から直接イメージの大きいバージョンを表示できるようになりました。 イメージを含むメッセージをクリック/タップするだけで、イメージをプレビューできます。 イメージは大きいデバイス上の大きなオーバーレイで表示され、小さいデバイスでは全画面に表示されます。
大デバイスでプレビュー
小さいデバイスでプレビュー
このプレビューには、ズーム・インとズーム・アウトのオプションがあり、イメージをスクロールしてイメージの特定の領域を表示できます。
ユーザーは、イメージを回転して、異なる方向でイメージを表示することもできます。 この機能は表示エクスペリエンスにのみ影響し、アップロードされたイメージは変更されません。
ユーザーは、必要に応じてプレビュー・レイヤーから直接イメージをダウンロードすることもできます。
プレビュー機能はイメージでのみ使用できます。 他のファイルについては、メッセージがクリックされるとファイルがダウンロードされます。
チャット・バブルのインタフェースの向上
コラボレーションで使用されるチャット・バブルは、Redwoodスタイルに基づいた新しい外観になります。 イメージのみが送信または受信された場合、チャット・バブル全体をカバーするイメージが表示されます。 時間とステータスはイメージ内に表示されます。
テキストとともに送信されるイメージの場合、テキストはチャット・バブルの下部に表示されます。
送信者のイメージ/ファイルのサムネイル
送信するイメージまたはファイルを選択すると、送信者は「メッセージ」テキスト・ボックス内でサムネイルとして表示できます。
イメージの場合、このサムネイルにより、送信者は送信前にイメージのプレビューを表示できます。 このプレビューでは、レシーバと同じように、送信者が拡大/縮小したり、イメージを回転させることができます。
サムネイルの十字アイコンをクリックすると、選択したイメージまたはファイルが削除されます。 これは、不正なイメージまたはファイルを選択した場合に使用できます。
送信中にイメージまたはファイルで追加テキストを追加できます。
イメージをコピー/貼り付け
「イメージの添付」オプションを使用してイメージを送信し、イメージ・ファイルを選択することに加えて、ユーザーは「メッセージ」テキスト・ボックスにイメージを直接コピー・アンド・ペーストすることもできます。
GIFイメージを表示
GIFイメージが送信されると、静的なイメージとして表示するのではなく、イメージ内のアニメーションでも同じものが表示されます。
ビジネス上の利点
- 業務効率の向上: プレビュー機能により、明確な表示のためにイメージをダウンロードする必要がなくなり、コラボレーションでのインタラクションおよびレスポンス時間が短縮され、問題解決が迅速化されます。
- ストレージの最適化: ダイレクト・イメージ・プレビューにより、デバイス・ストレージが節約され、絶え間ないダウンロードや後続の手動削除が不要になります。
- エラー防止: サムネイル表示と削除のオプションにより、正しいファイルが確実に共有されるため、エラーが削減されます。
有効化のステップ
この機能を有効化するうえで必要な操作はありません。