ジャーニ・ページ用のRedwoodのルール・ビルダー

新しいRedwoodのジャーニ設定ページでRedwoodのルール・ビルダーを使用して、ジャーニおよびタスクの様々な基準を構成できます。

次のアクティビティを実行するときに、この機能を使用できます:

  • ジャーニ・テンプレートでイベントを構成します。

  • コンテキスト・ジャーニ・テンプレートを作成します。

  • サーベイ・ジャーニ・テンプレートを作成します。

  • 完了基準をサポートするアプリケーション・タスクを構成します。

  • 完了基準をサポートする埋込みアプリケーション・タスクを構成します。

ルール・ビルダーの使用方法に関するいくつかのユースケースを次に示します:

イベントに基づいてジャーニをトリガーするルールの構成

従業員が産前産後休業の要求を送信したときに、ジャーニを自動的にトリガーするルールを構成できます。 これを行うには、次のステップに従います。

  1. イベントを構成するジャーニにナビゲートします。 「拡張」タブで、「イベントの構成」セクションの「追加」をクリックします。

ジャーニのイベントの追加

  1. 「休暇欠勤エントリ」イベントを選択します。

イベント・タイプの選択

  1. 「ルール・ビルダー」パネル・ドロワーで、2つのグループを追加し、属性、演算子およびオペランド値を使用して各グループに次の条件を構成します:
    1. 「休暇欠勤タイプ」が「産前産後休業」である
    2. 「休暇欠勤ステータス」が「送信済」である

これら2つのグループを、グループ・コネクタ(「すべて」演算子)を使用して接続します。 このルールは、これら両方の条件が満たされた場合にのみ評価されます。

ルール・ビルダーを使用したジャーニのイベントの構成

コンテキスト・ジャーニをトリガーするルールの構成

ユーザーがUS_ATL事業所またはDirect Sales US部門の就業者の異動を開始したときに、コンテキスト・ジャーニを自動的にトリガーするようにルールを構成できます。 これを行うには、次のステップに従います。

  1. ルールを構成するジャーニにナビゲートします。 「拡張」タブで、「基準の構成」セクションの「追加」をクリックします。

  2. グループを作成し、次の条件をグループに追加します:
    1. 「事業所」が「US_ATL」である
    2. 「部門」が「Direct Sales US」である

これら2つの条件を、式コネクタ(「任意」演算子)を使用して接続します。 このルールは、これらの条件のいずれかが満たされた場合にのみ評価されます。

ルール・ビルダーを使用したコンテキスト・ジャーニでの基準の構成

サーベイ・ジャーニの対象就業者を評価するルールの構成

雇用主「Vision Corporation」およびビジネス・ユニット「Vision ADB」の就業者を選択するルールを構成できます。 これを行うには、次のステップに従います。

  1. ルールを構成するジャーニにナビゲートします。 「拡張」タブで、「基準の構成」セクションの「追加」をクリックします。

  2. グループを作成し、次の条件をグループに追加します:
    1. 「雇用主」が「Vision Corporation」である
  3. 作成したグループにサブグループを追加し、そのサブグループに次の条件を追加します:
    1. 「ビジネス・ユニット」が「Vision ADB」である

グループ・コネクタ(「すべて」演算子)を使用して、グループとそのサブグループを接続します。 このルールは、これら両方の条件が満たされた場合にのみ評価されます。

ルール・ビルダーを使用したコンテキスト・ジャーニの基準の構成

アプリケーション・タスクの完了を決定するルールの構成

完了基準を構成して、雇用主「Vision Corporation」のユーザーがジャーニ・タスクを完了としてマークする前に、自宅住所を指定したことを検証できます。 これを行うには、次のステップに従います。

  1. ルールを構成するジャーニにナビゲートします。 「概要」タブ > 「タスク」セクションで、完了基準を構成するアプリケーション・タスクの「編集」アイコンをクリックします。 「完了基準」セクションで「追加」をクリックします。アプリケーション・タスクの完了基準の追加

  2. 「住所」ビジネス・オブジェクト属性と、アプリケーション・タスクに対して構成する基準を選択します。ビジネス・オブジェクトと構成基準の選択

  3. 個人基準のグループを作成し、雇用主がVision Corporationであるという条件をそのグループに追加します。ルール・ビルダーを使用した個人基準の構成
  4. オブジェクト基準のグループを作成し、住所タイプが自宅住所であるという条件をそのグループに追加します。 グループ・コネクタ(「すべて」演算子)を使用して、両方の基準のグループを接続します。 このルールは、これら両方の条件が満たされた場合にのみ評価されます。ルール・ビルダーを使用したオブジェクト基準の構成

構成された個人およびオブジェクトの基準

Redwoodのルール・ビルダーは、HCMの様々なジャーニ・ページ全体に単一のユーザー・エクスペリエンスを実現します。

有効化のステップ

Redwoodのジャーニ設定ページを有効にしてルール・ビルダーを使用するには、ORA_PER_JOURNEYS_SETUP_REDWOOD_ENABLEDプロファイル・オプションを有効にする必要があります。 デフォルトでは、このプロファイル・オプションは「N」に設定されます。

プロファイル・オプション・コード

プロファイル表示名

デフォルトのプロファイル値

ORA_PER_JOURNEYS_SETUP_REDWOOD_ENABLED

ジャーニ設定ページに対してRedwood使用可能

N

デフォルトのプロファイル・オプション値を変更し、機能を有効にするには、次の手順に従います。

  1. 「設定と保守」作業領域にナビゲートします。

  2. 「管理者プロファイル値の管理」タスクを検索してクリックします。

  3. ORA_PER_JOURNEYS_SETUP_REDWOOD_ENABLEDプロファイル・オプション・コードを検索し、検索結果でそのプロファイル・オプションを選択します。

  4. ORA_PER_JOURNEYS_SETUP_REDWOOD_ENABLEDの「プロファイル値」領域で、「プロファイル値」フィールドに「Y」と入力します。

  5. 「保存してクローズ」をクリックします。

  6. 「完了」をクリックします。

ヒントと考慮事項

  • Redwoodのルール・ビルダーを使用する際には、1つのサブグループのみをグループに追加できます。

  • ルールに構成した属性値の大/小文字がアプリケーション内のデータの大/小文字と一致することを確認する必要があります。 現在、ルールの構成時に大/小文字を無視するオプションは、Redwoodのルール・ビルダーでは使用できません。

主なリソース

ジャーニの詳細は、Oracle Help Centerのジャーニの実装と使用ガイドを参照してください。

アクセス要件

この表は、この機能をサポートする職務権限および集計権限を継承する事前定義済ロールを示しています:

ジョブ・ロール

職務権限

集計権限

人事担当者

ORA_PER_JOURNEY_BUILDER_DUTY

ジャーニ・ビルダー

ORA_PER_MANAGE_JOURNEY_TEMPLATE

ジャーニの管理

人材管理アプリケーション管理者

事前定義ロールを使用している場合には、処理は必要ありません。 ただし、これらのロールのカスタム・バージョンを使用している場合、この機能を使用するには、そのカスタム・ロールにこれらの集計権限を追加する必要があります。 既存のロールへの新機能の実装の詳細は、My Oracle Supportにあるリリース13のOracle Human Capital Management Cloud Security Upgrade Guide (ドキュメントID 2023523.1)を参照してください。

既存のセキュリティ権限の詳細は、Oracle Help Centerの共通機能のセキュリティ・リファレンス・ガイドを参照してください。