Redwood: Redwoodページを使用した実地棚卸の管理および作成

手持数量を正確に把握することは、需要と供給の管理、高水準サービスの維持および正確な生産スケジュールの計画にとって非常に重要です。 組織は通常、手持数量全体の実地棚卸を年に1回のみ同時に実行して、年度末アクティビティについて在庫を検証します。 Redwoodページを使用して、これらの実地棚卸を作成および管理できるようになりました。 Redwoodの「実地棚卸」ページには、「在庫管理」作業領域の「棚卸」タスクでアクセスできます。

実地棚卸の作成には、プライマリ詳細、保管場所、承認および現品票の指定が含まれます。 実地棚卸はその数に制限なく定義および保守できます。 1つの実地棚卸から別の実地棚卸に設定をコピーすることもできます。    

実地棚卸の定義

実地棚卸の定義

「実地棚卸の定義」ページでは、すべての保管場所を棚卸することを選択するか、棚卸する特定の保管場所を選択できます。    

棚卸する保管場所

棚卸する保管場所

実地棚卸調整に必要な承認のレベルを決定できます: 

  • 承認要: すべての実地棚卸調整に承認が必要です。 棚卸数量とシステム数量の間に相違がない場合、その品目について承認または手持の更新は必要ありません。
  • 許容範囲外の場合に必要: 定義された許容範囲を超えて数量がシステム数量と異なる場合にのみ、承認が必要です。
  • 不要: 承認なしで調整を転記できます。

承認の許容範囲を指定することもできます: 

  • 「プラスの数量許容範囲率」および「マイナスの数量許容範囲率」: 棚卸数量と手持数量の差異率を入力します。この率を超えると、調整は承認のために保留されます。
  • 「プラスの調整額許容範囲」および「マイナスの調整額許容範囲」: プラスおよびマイナスの調整額を入力します。この額を超えると、調整は承認のために保留されます。  

承認および現品票生成順序

承認および現品票生成順序

この機能により、改善されたユーザー・エクスペリエンスで実地棚卸を作成および管理できます。

有効化のステップ

この機能を有効または無効にするには、次のステップを実行します:

  1. 「設定および保守」作業領域で、「在庫プロファイル・オプションの管理」タスクを検索して選択します。
  2. 「受入プロファイル・オプションの管理」ページで、ORA_INV_PHYSICAL_INVENTORIES_REDWOOD_ENABLEDプロファイル・オプション・コードを検索して選択します。
  3. 「プロファイル値」セクションで、「サイト」レベルを「はい」に設定します。 デフォルト値は「いいえ」です。
    • はい = 機能を有効にします
    • いいえ = 機能を無効にします
  4. 「保存してクローズ」をクリックします。 プロファイル値の変更は、ユーザーが次回サインインしたときに反映されます。

主なリソース

  • Oracle Fusion Cloud SCM: Receivingの使用ガイド(Oracle Help Centerからアクセスできます)。
  • Oracle Fusion Cloud SCM: 製造およびサプライ・チェーン資材管理の実装ガイド(Oracle Help Centerからアクセスできます)。

アクセス要件

次の職務ロールを含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。

  • レスポンシブ在庫を使用した実地棚卸管理職務(ORA_INV_PHYSICAL_INVENTORY_MANAGEMENT_PWA_DUTY)

この職務ロールはこの更新で新規です。