Oracle Transportation Managementの会社間イベントの生成
通関時の商品の所有者に基づいて輸出入文書を印刷するために、Oracle Global Trade Managementなどのアプリケーションによって財務オーケストレーション振替価格RESTリソースが使用されます。 この更新では、以前にサポートされていた販売オーダーに加えて、転送オーダーに関連付けられた出荷についてサプライ・チェーン財務オーケストレーションによって生成される振替価格設定ビジネス・イベントをサブスクライブできるようになりました。 このことにより、営業チーム、ロジスティクス・チームおよび輸送チームがシームレスに連携できるようになり、会社間トランザクションの管理における効率が向上します。
サブスクライブすると、このイベントには次の詳細が含められます:
- 出荷の倉庫搬送詳細の一意識別子(搬送詳細識別子)。
- イベントが起動されたソース文書の一意識別子(転送オーダーまたは販売オーダー・トランザクション識別子)。
- ユニット振替価格。
- 振替価格が計算される通貨コード。
販売と購買のための2つのエンティティを持つ単純な構成を使用することも、中間組織を持つマルチノード構成を使用することもできます。 マルチノード・オーケストレーション・フロー構成を使用する場合、このイベントは常に最後のノードの振替価格および通貨で起動されます。
実際の出荷トランザクションと振替価格が使用可能になる時期には時間差が生じる場合がありました。 振替価格ビジネス・イベントを使用して、このイベントをサブスクライブする外部アプリケーションが、サプライ・チェーン財務オーケストレーション内で振替価格が使用可能になる時期を認識できるようになりました。 このことにより、出荷文書で正しい振替価格を使用できるようになります。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
主なリソース
- Oracle Integration CloudでのOracle ERP Cloudアダプタの使用ガイドのOracle ERP Cloudアダプタの機能およびサポートされるビジネス・イベントを参照してください(Oracle Help Centerからアクセスできます)。
アクセス要件
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この権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- サービスによる財務オーケストレーション振替価格の取得(FOS_GET_TRANSFER_PRICE)
- 財務オーケストレーション・プロセス・サービスへのアクセス(FOS_FIN_ORCHESTRATION_SERVICES)