ワークステーションのワークステーション可用性ステータスを事由コードとともに更新

生産中のワークステーションでは、多くの場合、オペレータは実際の作業実行に加えて、準備アクティビティに時間を費やす必要があります。 たとえば、オペレータは、機材の設定や、製品バリアントを生産するためにワークステーションを準備する際の切替えの実行、中間調整のための一時停止に時間を費やすことがあります。 このようなアクティビティは、ワークステーションの可用性およびパフォーマンス・メトリックに影響します。 ワークステーションの可用性をレポートし、OEEを計算するには、これらのアクティビティに費やされた時間を正確に追跡する必要があります。

変更事由の選択によるワークステーション・ステータスの編集

変更事由の選択によるワークステーション・ステータスの編集

この更新では、ステータス更新の事前定義された事由コードを選択して、オペレータがワークステーション・ステータスを変更できるようになりました。 可用性やパフォーマンスなどのOEEコンポーネントの計算は、オペレータがワークステーション・ステータスを変更する際に入力したワークステーション事由コードの影響を受けます。

これらの機能のデモを次に示します:

有効化のステップ

この機能を有効にするには、オプトインUIを使用します。 手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。

オファリング: 製造およびサプライ・チェーン資材管理 オプションでなくなるバージョン: 更新25C

この機能を自動的に有効にするには、「生産監督時のワークステーション・パフォーマンスのモニター」機能(25A)をオプトインする必要があります。

この機能を使用するには、「作業実行」作業領域の「スマート工程構成」タスクで、次の詳細とともにワークステーション事由コードを設定する必要があります:

  • ワークステーション事由コード: ワークステーション事由コードを指定し、関連するステータスとその設備総合効率(OEE)計算への影響を詳細に説明します。

ヒントと考慮事項

  • 生産監督者は、「作業実行」作業領域の「スマート工程構成」タスクでワークステーション・ステータス変更事由および対応するワークステーション・ステータスを構成できます。
  • オペレータが実行時にワークステーションのステータスを「停止」に編集すると、作業オーダー工程の実行が停止され、ステータスが「アイドル」に変わるまでワークステーションは実行できなくなります。 実行が停止されると、停止した実行の作業オーダー工程リソース・トランザクションがレポートされます。
  • アプリケーションには、「設定」「是正保守」「シフトの休憩」および「中断」のステータス変更事由が事前定義されています。

主なリソース

  • ワークステーションのワークステーション可用性ステータスを事由コードとともに更新の機能デモを視聴してください。
  • ワークステーションのパフォーマンス・メトリックの構成および管理の機能デモを視聴してください。
  • Oracle Fusion Cloud SCM: Manufacturingの使用ガイドを参照してください(Oracle Help Centerからアクセスできます)。
  • Oracle Fusion Cloud SCM: 製造およびサプライ・チェーン資材管理の実装ガイドを参照してください(Oracle Help Centerからアクセスできます)。

アクセス要件

次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、ワークステーション・ステータスと事由を編集できます:

  • ワークステーションでの生産の実行(WIP_EXECUTE_WORKSTATION)
  • スマート工程パラメータの表示(WIP_VIEW_SMART_OP_PARAMETERS)