作業実行時のワークステーションでの廃棄数量のレポート

製造現場では、事前定義済の品質基準を満たす品目のみが次のステージに進行または品目を出荷できます。 これらの基準を満たさない部品は、修理のために拒否されるか、修理または再利用できない場合は廃棄されます。 この更新では、オペレータがワークステーションで生産の実行時に品目を廃棄として直接レポートし、対応する廃棄数量を更新できます。

さらに、オペレータはトランザクションに記録されている一連の事前定義済コードから廃棄の事由を選択できます。 オペレータが生産中に廃棄数量をレポートできるようにするには、ユーザー権限を有効にする必要があります。

実行時のワークステーションでの廃棄のレポート

実行時のワークステーションでの廃棄のレポート

製造業者は、廃棄レポート・プロセスを合理化できるため、遅延が削減され、生産廃棄物のリアルタイムでの追跡が可能になります。 廃棄事由を把握することで、問題を早期に特定し、データ主導型の意思決定を促進でき、材料の損失が削減され、プロセスの効率が向上します。

これらの機能のデモを次に示します:

有効化のステップ

この機能を有効にするために何もする必要はありません。

ヒントと考慮事項

  • 工程の準備完了ステータスの数量を廃棄できます。
  • オプションで、廃棄の事由を選択できます。 事由コードの値は、標準参照タイプORA_WIE_REASON_CODE (廃棄および拒否トランザクションの事由コード)に値を追加することで構成できます。

主なリソース

  • 作業実行時のワークステーションでの廃棄数量のレポートの機能デモを視聴してください。
  • ワークステーションでの拡張作業実行機能の使用の機能デモを視聴してください。
  • Oracle Fusion Cloud SCM: Manufacturingの使用ガイドを参照してください(Oracle Help Centerからアクセスできます)。
  • Oracle Fusion Cloud SCM: 製造およびサプライ・チェーン資材管理の実装ガイドを参照してください(Oracle Help Centerからアクセスできます)。

アクセス要件

次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、実行時にワークステーションで廃棄数量をレポートできます:

  • ワークステーションでの生産の実行(WIP_EXECUTE_WORKSTATION)
  • 工程トランザクションのレポート(WIP_REPORT_OPERATION_TRANSACTIONS_PRIV)
  • 廃棄トランザクションのレポート(WIP_REPORT_SCRAP_TRANSACTIONS_PRIV)