Redwood: 在庫評価のレビュー

既存の「在庫評価のレビュー」ページでは、原価組織、在庫組織、保管場所、評価ユニットなどの様々なレベルでの在庫評価を分析および理解できます。 ドリルダウンして、品目レベルおよびレイヤー・レベルでの在庫評価を表示することもできます。 このページでは、現行期間と前期間の間における在庫評価のロール・フォワード・レポートがサポートされています。 在庫評価アクティビティと会計アクティビティの間の差異をすべてのレベルで迅速に特定し、原価計算済値と計上済金額の差異の事由を事前に特定して是正措置を講じることができます。

これらすべておよびその他の機能が、「在庫評価」という拡張Redwoodページで使用できるようになりました。

ロール・フォワード要約在庫評価レポートおよび自己証明

ロール・フォワード要約在庫評価レポートおよび自己証明

在庫価額または原価計算済値および計上済金額の内訳を表示します。

在庫価額または原価計算済値および計上済金額の内訳を表示します。

在庫価額を品目別に表示し、上位の品目または不一致に対するネイティブのフィルタを使用します。

在庫価額を品目別に表示し、上位の品目または不一致に対するネイティブのフィルタを使用します。

この新しいページには、次のような主な利点があります:

  • 期間クローズの時間を短縮: 在庫価額および不一致の可視性が強化されているため、適時に調整および期間クローズを行うことができます。
  • 意思決定のための実用的なインサイト: リアルタイムの在庫価額、ドリルダウン機能および詳細なレポートによって財務管理が向上します。
  • ユーザー経験の向上: 直感的な検索、フィルタおよびナビゲーションにより、手作業が減り、生産性が向上します。
  • 他のページからのシームレスなナビゲーション: このページには関連する原価管理のページから簡単にアクセスできるため、ワークフローがスムーズになり、画面間の切り替えにかかる時間が短縮されます。

有効化のステップ

  1. 「設定および保守」作業領域で、「管理者プロファイル値の管理」タスクを検索して選択します。
  2. 「管理者プロファイル値の管理」ページで、ORA_CST_REVIEW_INVENTORY_VALUATIONS_REDWOOD_ENABLEDプロファイル・オプション・コードを検索して選択します。
  3. 「プロファイル値」セクションで、「サイト」レベルを「はい」に設定します。 デフォルト値は、Noです。
  • はい = 機能を有効にします
  • いいえ = 機能を無効にします
  1. 「保存して閉じる」をクリックします プロファイル値の変更は、次回サインインしたときに反映されます。

ヒントおよび考慮事項

  • ガイド付きジャーニ・タスクを使用して、在庫評価のコンテキストにおけるチュートリアル、会社ポリシーおよびベスト・プラクティスなどのガイダンスを提供できます。
  • 在庫価額をほぼリアルタイムで把握できます。 すべてのトランザクションが正常に原価計算および計上されるようになるため、不一致が最小限に抑えられます。
  • 在庫 - GL調整:
    • 期間のクローズ後に定期的に調整を実行します。 このようにすると、毎月、立証と調整が必要になるのは増分データと残高に限定されるため、ロード・バランシングに役立ちます。
    • すべてのレポートおよびUIで、「期間アクティビティ」を「期間原価計算済値」および「期間計上済金額」と一致させて金額を認証できるようになりました。
      • 「期間アクティビティ」が「期間原価計算済値」と一致しない場合は、品目評価ユニット・レベルでマイナス在庫をすべて解決し、評価内ユニット移動中振替を解決し、すべてのトランザクションが原価計算済であることを確認します。
      • 「期間アクティビティ」が「期間原価計算済値」と一致しない「在庫評価」ページから正確な品目を特定して(ある場合)、是正措置を講じることができます。
      • 「期間原価計算済値」が「期間計上済金額」と一致しない場合は、すべてのトランザクションが計上済であることを確認します。 「在庫評価」ページに、未計上のトランザクションまたは複数の期間にわたって原価計算済かつ計上済のトランザクションも表示されるようになりました。
      • 「期間原価計算済値」が「期間計上済金額」と一致するが、「期間計上済金額」が総勘定元帳の残高と一致しない場合は、次を確認してください:
        • 補助元帳会計設定で、在庫評価勘定科目の使用が在庫品目に限定されていて、受入イベントと出庫イベントのみが在庫評価勘定科目に到達するよう構成されていること。
        • 在庫評価勘定科目に文書および承認なしの手動仕訳が作成されていないこと。 そのような手動仕訳は調整項目として処理する必要があります。
        • 在庫評価勘定は原価計算補助元帳からの入力にのみ使用し、複雑な調整を回避していること。
        • 勘定科目分析レポートなどの一般会計ツールを使用して、原価会計仕訳ソースから発生していないアクティビティにフラグを付け、訂正処理を実行します。
    • 評価ユニットが在庫組織レベルで、在庫会計を保管場所レベルで実施している場合は、品目の原価プロファイルの「評価内ユニット振替の計上」オプションを使用不可にしないでください。
    • 期間を定時にクローズして、異なる期間でのトランザクションの原価計算および計上を回避し、調整の問題を回避します。 前の期間が完全にクローズされていることを確認してから、次の期間の原価処理を開始してください。

主なリソース

  • Oracle Fusion Cloud SCM: 製造およびサプライ・チェーン資材管理の実装ガイド(Oracle Help Centerからアクセスできます)。
  • Oracle Fusion Cloud SCM: 原価管理の使用ガイド(Oracle Help Centerからアクセスできます)。

アクセス要件

次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。

  • 在庫評価のレビュー(CST_RUN_INVENTORY_VALUATION_REPORT)
  • Webサービスによる在庫評価レポートの実行(CST_RUN_INVENTORY_VALUATION_REPORT_WEB_SERVICE_PRIV)