Redwood: 標準購買原価差異のレビュー

新しいRedwoodページの「標準購買原価差異要約」を使用して、標準原価計算品目に関連付けられた差異詳細をレビューします。 より良い原価管理と差異分析のために、有利な差異および不利な差異および詳細な内訳を分析できるようになりました。 このページには、デフォルトで過去30日間のすべての差異が原価組織、原価台帳および差異タイプ別に表示されます。 キーワード検索を使用して差異および対応するトランザクションを検索し、結果をさらにフィルタできます。

標準購買原価差異を差異タイプとともに、フラットな構造で表示できるようになりました。 関連する差異詳細ページには、ページ下部のナビゲーション・リンクを使用して簡単にアクセスできます。リンク先のページには、要約に表示されている差異の内訳が品目およびトランザクション別に表示されます。

図1: 標準購買原価差異要約

標準購買原価差異要約

標準購買原価差異詳細

任意の原価組織と原価台帳の組合せおよび差異タイプに対する合計差異をクリックして、品目と評価ユニットの組合せ別のその差異の詳細にドリルダウンします。 原価組織および差異タイプは、要約ページからナビゲートしたときにすでに選択されています。 下部にある「差異詳細」タブをクリックして、フィルタを何も適用せずにこのページを表示することもできます。

図2: 標準購買原価差異詳細

標準購買原価差異詳細

標準購買原価差異トランザクション

品目と評価ユニットの組合せに対する合計トランザクションをクリックして、トランザクション・タイプおよびトランザクション番号別のその品目の差異にドリルダウンします。 原価組織、差異タイプ、品目および評価ユニットは、詳細ページからナビゲートしたときにすでに選択されています。 下部にある「差異トランザクション」タブをクリックして、フィルタを何も適用せずにこのページを表示することもできます。


図3: 標準購買原価差異トランザクション

標準購買原価差異トランザクション

この機能には、次のような利点があります:

  • キーワード検索およびフィルタで速度と正確さが向上します。
  • 特定のニーズにあわせて列をカスタマイズできます。
  • コンテキストを変更することなく、関連する設定ページ間を簡単にナビゲーションできます。
  • 原価組織または品目を検索することなく、迅速に差異を簡単に表示します。
  • UIは読み取りやすく、ツリー階層ではなくフラット・ビューを使用して差異タイプを理解できます。

有効化のステップ

  1. 「サプライ・チェーン実行」でルート・メニューを選択し、「原価会計」を選択します。
  2. 「管理者プロファイル値の管理」ページで、ORA_CST_ANALYZE_STD_COST_PURCHASE_VARIANCES_REDWOOD_ENABLEDプロファイル・オプション・コードを検索して選択します。
  3. 「プロファイル値」セクションで、「サイト」レベルを「はい」に設定します。 デフォルト値は、Noです。 
  • はい = この機能を使用可能にする
  • いいえ = この機能を使用不可にする
  1. 「保存して閉じる」をクリックします プロファイル値の変更は、次回サインインしたときに反映されます。 

プロファイル値を正しく設定すると、「原価会計」の下のタスク・ペインに「標準購買原価差異要約」としてタスク・メニュー・リンクが表示されます。 このリンクを使用して、Redwoodページにアクセスできます。

ヒントおよび考慮事項

  • ガイド付きジャーニ・タスクを使用して、標準購買原価差異のコンテキストにおけるチュートリアル、会社ポリシーおよびベスト・プラクティスなどのガイダンスを提供できます。
  • レビューが必要な標準原価に優先できるように、差異を定期的にモニタリングしてください。

主なリソース

  • Oracle Fusion Cloud SCM: 製造およびサプライ・チェーン資材管理の実装ガイド(Oracle Help Centerからアクセスできます)。
  • Oracle Fusion Cloud SCM: 原価管理の使用ガイド(Oracle Help Centerからアクセスできます)。

アクセス要件

次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。

  • 標準原価差異のレビュー(CST_REVIEW_STANDARD_COST_VARIANCES)
  • Webサービスによる標準原価差異のレビュー(CST_REVIEW_STANDARD_COST_VARIANCES_WEB_SERVICE)