通知ディスパッチャの再試行を許可

挿入前を使用して通知トリガーを定義すると、オブジェクトがすぐに識別できず、通知が失敗する場合があります。 この新しいプロファイル・オプションを使用すると、通知が失敗した場合に、多数の再試行を定義できます。 これにより、通知フレームワークの信頼性が向上します。

現在、イベントのデキュー後、通知ディスパッチャ・スレッドは、ビジネス・オブジェクト・レコードのすべての詳細を使用してイベントをエンリッチしようとします。 ただし、大規模なカスタマイズおよびトリガーを使用するシナリオでは、このプロセスはレコードが作成される前に発生し、レコードの永続性が遅延する可能性があります。 その結果、通知ディスパッチャがレコードの永続化前にレコードの問合せを試行すると、「レコードが見つかりません」という例外が発生する可能性があります。 このプロファイル・オプションを使用すると、システムは割当イベントの作成を再試行できるため、この問題は発生しません。

有効化のステップ

この問題に対処するために使用できるプロファイル・オプションは2つあります:

ORA_SVC_NOTIFICATION_RETRY_COUNT

  • 未処理通知の送信の再試行回数

  • デフォルト値は3です。 このプロファイル・オプションは、再試行回数に対して選択できる値リストを提供

ORA_SVC_NOTIFICATION_RETRY_DELAY

  • 未処理の通知が再試行されるまでの遅延(秒)。

  • デフォルト値は0です。 このプロファイル・オプションは、秒数に対して選択できる値リストを提供します。

プロファイル・オプションを設定するには、次のステップを実行します:

  • 管理者権限を持つユーザーとしてログイン
  • 「設定および構成」にナビゲート
  • 「管理者プロファイル値の管理」を検索します
  • プロファイル・オプション名を検索
  • 目的の値を選択