Account Reconciliationに拡張されたデータ統合パイプライン

データ統合のパイプラインは、Account Reconciliation環境で使用できるようになりました。 パイプラインは、Cloud EPM Platform内の一連の日常的なタスクを単一のプロセスとして編成するために使用されます。

Account Reconciliationに固有の新しいパイプライン・ジョブ・タイプは次のとおりです:

  • 照合の作成: (照合コンプライアンス)選択したすべてのプロファイルを期間にコピーし、成功または失敗のステータスを返します。
  • Account Reconciliationのレポートの生成: 単一の事前定義済照合コンプライアンス・レポート、事前定義済トランザクション照合レポートまたはカスタム・レポートを生成します。
  • 属性値のインポート: 既存のリスト属性またはグループ属性に属性値をインポートします。 トランザクション照合では、グループ属性のみをインポートできます。
  • 残高のインポート: (照合コンプライアンス)以前に作成した統合定義からデータ統合を使用して残高データをインポートし、成功または失敗のステータスを返します。
  • 事前マップ済残高のインポート: (照合コンプライアンス)事前マップ済残高をインポートし、成功または失敗ステータスを返します。
  • 事前マップ済トランザクションのインポート: (トランザクション照合)事前マップ済トランザクションのファイルをトランザクション照合にインポートし、成功または失敗ステータスを返します。
  • レートのインポート: (照合コンプライアンス)特定の期間およびレート・タイプのレートをインポートし、成功または失敗のステータスを返します。
  • 自動照合の実行: (トランザクション照合)トランザクション照合で自動照合プロセスを実行します。
  • 自動アラートの実行: (トランザクション照合)トランザクション照合で指定した照合タイプに対して自動アラート・プロセスを実行します。 このジョブは、照合タイプに定義されたアラート・ルールを処理してから、未照合トランザクションのアラートを自動的に作成します。 自動アラート・ジョブのステータスは、Account Reconciliationの「ジョブ履歴」タブで監視できます。
  • 期間ステータスの設定:(照合コンプライアンス)期間のステータス(オープン、クローズ済、保留中、ロック済)を変更し、成功または失敗のステータスを返します。 期間のステータスが「オープン」に変更されると、返されたジョブは、指定した期間の照合のオープンに対応します。 この変更は即時に行われるため、ジョブの成功または失敗は期間のステータスに影響しません。 再オープン、消込中に障害が発生しても、期間ステータスは「オープン」のままです。

    期間ステータスが「クローズ済」または「ロック済」に設定されている場合、ジョブは返されません。

ビジネス上のメリット: パイプライン機能を使用すると、ユーザーは、残高のインポート、事前マップ済残高とトランザクション、レートなどの一連のAccount Reconciliation重点操作を実行でき、1つのロケーションで合理化され、シリアル・モードまたはパラレル・モードで実行されます。

主なリソース