本書は、既存の項の変更と、新規情報の追加に伴って、今後も引き続き更新されます。これまでの更新内容は次の表のとおりです。
日付 | モジュール | 機能 | ノート |
---|---|---|---|
2023年1月13日 | 請求および収益管理 |
売掛管理による会計日のより効率的な処理 | 文書の更新。オプト・イン情報の改訂。 |
2022年6月13日 | 請求および収益管理 |
売掛管理による会計日のより効率的な処理 | 文書の更新。オプト・イン情報の改訂。 |
2022年6月13日 | プランニング、スケジューリングおよび予測 |
予測明細日の変更時における予測明細のユーザー分割の保持 | 文書の更新。機能情報の改訂。 |
2022年4月13日 | 請求および収益管理 |
売掛管理による会計日のより効率的な処理 | 文書の更新。機能情報の改訂。 |
2022年4月8日 | プランニング、スケジューリングおよび予測 |
文書の更新。オプト・イン情報の改訂。 |
|
2022年2月7日 | プランニング、スケジューリングおよび予測 | プロジェクト管理作業領域の拡張プロジェクト・アクセス構成 | 文書の更新。機能情報の改訂。 |
2021年10月12日 | 請求および収益管理 | 文書の更新。オプト・イン失効が22Bから22Aへと改訂されました。 | |
2021年9月17日 | 初版作成。 |
お客様のアイデアをお聞かせください
ご意見をお待ちしています。クラウド・サービスをさらに改善する方法について提案がございましたらどうぞお教えください。アイデアを送信するにはいくつかの方法があります。たとえば、Oracle Customer ConnectのIdeas Labを使用します。機能名の後にこのアイコンが表示されている箇所は、お客様のアイデアを実現した機能です。
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免責事項
この文書に記載された情報には、オラクルの製品開発プランに関する説明文が含まれていることがあります。オラクルの製品開発プランと、今後の製品リリースの本質および時期に対し、様々な要因が大きく影響を及ぼします。したがって、この情報はあくまで情報として提供されるものであり、マテリアルやコード、機能を提供することのコミットメント(確約)ではないため、購買決定を行う際の判断材料になさらないでください。記載されている機能の開発、リリースおよび時期については、オラクルの単独の裁量により決定されます。
この情報は、オラクルおよびその子会社や関連会社との契約を構成するものではありません。特にこの情報についてオラクルは一切の責任を負いかねます。詳細は、法律上の注意点および使用条件を参照してください。
Oracle Cloud Applicationsは、四半期ごとに新しい更新を提供します。つまり、ビジネスの効率的かつ効果的な管理に役立つ新しい機能を3か月ごとに受け取ります。一部の機能は使用可能な状態でされ、エンド・ユーザーが即時に使用できます。その他の機能はすぐ使用できない状態で提供され、使用可能にするために処理を実行する必要があります。無効化されている機能は、次の権限を使用して、次のステップでエンド・ユーザーに対してアクティブ化できます。
- アプリケーション・オファリングのレビュー(ASM_REVIEW_APPLICATIONS_OFFERINGS_PRIV)
- Oracle Fusion Applicationsオファリングの構成(ASM_CONFIGURE_OFFERING_PRIV)
新機能をオプトインする方法を次に示します。
- 「ナビゲータ」→「自分の企業」→「新機能」をクリックします。
- 「機能の概要」ページで、オファリングを選択し、それに固有の新機能をレビューします。または、デフォルトの選択肢であるすべての使用可能なオファリングをそのまま使用して、すべてのオファリングの新機能を確認できます。
- 「新機能」タブで新機能を確認し、「使用可能」列で機能のオプトイン・ステータスを確認します。機能がすでに有効化されている場合は、チェック・マークが表示されます。それ以外の場合は、機能を使用可能にするアイコンが表示されます。
- 「使用可能」列にあるアイコンをクリックし、機能を使用可能にするステップを完了します。
「新機能」作業領域に表示されない機能のオプトインが必要になる場合があります。オプトインする方法を次に示します。
- 「ナビゲータ」→「自分の企業」→「オファリング」をクリックします。
- 「オファリング」ページでオファリングを選択し、「オプトイン機能」をクリックします。
- 「オプトイン」ページで、オファリングまたは機能が含まれている機能領域の「機能の編集」(鉛筆)アイコンをクリックします。
- 「機能の編集」ページで、ステップを完了して機能を使用可能にします。
オファリングの新機能をオプトインする方法の詳細および詳細な手順は、オファリングの構成に関する項を参照してください。
オプト・イン失効
オプトインを介して無効化された状態で提供される機能は、将来の更新で自動的に有効化される場合があります。これはオプト・イン失効と呼ばれます。クラウド・サービスにオプト・イン失効がある場合、このドキュメントに関連タブが表示されます。このタブをクリックすると、最初に機能が無効状態で提供されたのはいつか、そしてこの機能のオプト・インがいつ失効し、自動で使用可能となる見込みかが表示されます。ここをクリックして、すべてのOracle Cloud Applicationsにわたる「オプト・イン失効」がある機能を確認することもできます。
列の定義:
レポート = 新規または変更済の、オラクル社から提供されたすぐに実行可能なレポートです。
UIまたはプロセスベース: 小規模 = これらのUIまたはプロセスベースの機能は、通常、フィールド、検証またはプログラムの軽微な変更で構成されます。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は最小になります。
UIまたはプロセスベース: 大規模* = これらのUIまたはプロセスベースの機能の設計は、より複雑になります。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は高くなります。
使用不可の状態で提供される機能 = 処理を実行するまで、エンド・ユーザーはこれらの機能を使用できません。これらの機能は無効化されており、有効にするかどうかとその時期は自分で選択します。たとえば、a)新規または拡張BIサブジェクト領域は、レポートにまず組み込む必要があり、b)新規Webサービスは使用する前に統合する必要があり、c)ユーザー・ロールに機能を割り当てないと機能にアクセスできません。
エンド・ユーザーがすぐに使用可能 レポートと小規模UIまたはプロセスベースの新機能が更新後にユーザーに与える影響は最小限です。したがって、顧客受入テストでは、大規模UIまたはプロセスベース*の新機能に焦点を当てる必要があります。 |
エンド・ユーザーが使用する前に顧客による処理が必要 これらの機能を使用可能にするために処理が必要になるため、中断されません。利用することを選択する際には、テストと展開のタイミングを設定します。 |
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機能 |
レポート |
UIまたは |
UIまたは |
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新しいプロジェクト・プランニング・ユーザー・エクスペリエンスを使用した財務以外のプロジェクトにおけるタスクのコピー・アンド・ペースト |
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この更新では、次の領域が改善されました。
コスト管理および制御
- トランザクション番号によるグループ化時の個別明細間接費トランザクションの消込
- 間接費トランザクションを個別のトランザクションとして作成し、トランザクション番号でグループ化する場合に、間接費トランザクションをソース・トランザクションに消し込みます。このオプションを構成するには、間接費グループ化プロセス・コンフィギュレータを使用します。ソース・トランザクション番号は、間接費トランザクションの「ソース・トランザクション参照」属性に保存され、プロジェクト原価計算 - 実績コスト・リアルタイム・サブジェクト領域を使用してレビューできます。
助成金管理
- 一般的な使いやすさ
- 「スポンサの管理」には、使用タイプが「顧客」または「外部法的エンティティ」の顧客のみ表示されます。
- 交付に資金提供するのに使用するまで、スポンサを削除します。
- 交付および交付予算の監査: 交付および交付予算期間の詳細に対する変更を追跡します。監査人は、変更の日時および変更を加えたユーザーを含めて、監査情報を表示して変更を監視できます。
- 監査対象の属性は次のとおりです。
- 交付間接費スケジュール
- 交付間接費スケジュール確定日
- クローズ日
- 交付前日付
- 交付所有組織
- 機関
- スポンサ交付番号
- 予算期間名
- 予算期間開始日
- 予算期間終了日
- 交付および交付予算期間の詳細に対する監査の有効化については、https://docs.oracle.com/en/cloud/saas/applications-common/21c/facia/audit-policies.htmlを参照してください。
- 監査レポートの表示の詳細は、https://docs.oracle.com/en/cloud/saas/applications-common/21c/oacpr/audit.htmlを参照してください
- 監査対象の属性は次のとおりです。
プランニング、スケジューリングおよび予測
- 予算編成、予測および財務プランニングにおけるプロジェクト通貨での複数通貨プランニング
- プロジェクト通貨がプロジェクト元帳通貨と異なる場合は、任意のプロジェクト・プラン・タイプまたは財務プラン・タイプを使用します。以前は、プロジェクト・マネージャは複数通貨対応のプラン・タイプのみを選択できました。
- プロジェクト予算と交付予算
- 添付REST APIを使用して、新規添付の追加および変更の実行を含めて、プロジェクト予算と交付予算の添付を管理します。このAPIは、プロジェクト予算および交付予算REST APIの子エンドポイントとして使用できます。
- プロジェクト予算とプロジェクト予測OTBI
- プロジェクト・コントロール - 予測リアルタイムおよびプロジェクト・コントロール - 予算リアルタイム・サブジェクト領域に追加された新しいメジャーを使用して、OTBIのすべての予算および予測バージョンについてレポートおよび分析します。
- プロジェクト・コントロール - 予算リアルタイム・サブジェクト領域の予算ステータス名メジャーには、追加の詳細が表示されます。たとえば、以前はメジャーにはステータス名として単に「現行」と表示されていましたが、現在は、「現在作業中」、「現行および当初ベースライン」などの詳細ステータスが表示されます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
収益会計担当は、プロジェクト契約収益配分の補助元帳会計を設定する際に、追加の会計ソースを使用できます。
次のソースを使用して、プロジェクト収益および請求オフセット・イベント区分の勘定科目および摘要ルールを定義できます。
- 請求プラン請求先サイト使用
- 請求先パーティ属性カテゴリおよびフレックスフィールド属性
- 請求先サイト使用精算勘定
- 請求先サイト使用運送費勘定
- 請求先サイト使用売掛金勘定
- 請求先サイト使用収益勘定
- 請求先サイト使用税金勘定
- 請求先サイト使用未請求売掛金勘定
- 請求先サイト使用前受収益勘定
- 契約明細在庫品目番号
- 契約明細出荷先顧客名
- 契約明細出荷先顧客番号
- 資金ソース名
- 資金ソース番号
- 資金ソース・タイプ
- 販売先顧客名
- 販売先顧客番号
- 販売先パーティ属性カテゴリおよびフレックスフィールド属性
- 倉庫BU名
- 倉庫品目番号
- 倉庫品目販売アカウント
- 交付プロジェクト属性カテゴリおよびフレックスフィールド属性*
* これらのソースは、プロジェクト・コスト・イベント区分に追加されました。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントと考慮事項
使用可能なソースの完全なリストは、プロジェクト・原価計算の設定および保守タスク「補助元帳アプリケーション・トランザクション・オブジェクトの管理」で確認できます。各イベント区分で使用可能なソースの完全なリストについては、「イベント区分」および「ソース割当の表示」ボタンを選択してください。
主なリソース
- 関連ヘルプ:
- Oracle Project Management Cloudプロジェクト原価計算の使用ガイドの「プロジェクト・トランザクションの会計」。
- 補助元帳会計実装ガイド
ロールおよび権限
この機能を使用するには、次のいずれかの権限が必要です。
- 権限名およびコード:
- アプリケーション実装コンサルタント(ORA_ASM_APPLICATION_IMPLEMENTATION_CONSULTANT_JOB)
- プロジェクト・アプリケーション管理者(ORA_PJF_PROJECTS_APPLICATION_ADMINISTRATOR_JOB)
請求書データの転送がなくなり、売掛管理で自動的により効率的な導出が行われます。
これは一般会計会計日で構成されます。かわりに、請求日がトランザクション日と出荷実績日の両方に渡され、売掛管理でトランザクションの会計日を導出する際に最初の優先度として使用されます。プロジェクト契約請求書が売掛管理に正常にインポートされたら、完了に設定される前に、必要に応じて売掛管理のトランザクション日と会計日を上書きできます。売掛管理でトランザクションを完了に設定すると、「売掛管理での請求書受入ステータスの確認」プロセスにより、プロジェクト契約請求書の請求日と会計日が売掛管理のトランザクションのトランザクション日と会計日に設定されます。次に、プロジェクト契約請求書のプロジェクト会計日が会計日から導出されます。
この機能の利点は次のとおりです。
- 売掛管理への請求書の転送と、売掛管理への請求書のインポートの間の期間ステータス変更による、売掛管理での請求書棄却を削減します。
- 売掛管理とプロジェクト契約請求書の間で請求日と請求書会計日を同期します。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: プロジェクト財務管理 オプションでなくなるバージョン: 更新23D
また、「トランザクション・ソースの編集」ページの「情報のインポート」セクションの「会計」サブセクションで、プロジェクト契約請求書の売掛管理への転送で使用する、作成済のすべての売掛/未収金トランザクション・ソースの「導出日付」オプションを有効にします。このオプションが有効になっていないと、売掛管理の請求書の会計日が、「自動インボイスのインポート」プロセスの「デフォルト日付」パラメータに設定されます。CONTRACT INVOICESおよびCONTRACT INTERNAL INVOICESのシード済トランザクション・ソースに対しては、「導出日付」オプションがすでに有効になっています。
最後に、プロジェクト契約標準請求書およびクレジット・メモの売掛管理への転送で使用する、すべての売掛/未収金トランザクション・ソースについて、「トランザクション・ソースの編集」ページの「自動インボイス・オプション」セクションで、「クローズ期間の会計日」オプションを「修正」に設定します。このオプションが使用不可で、クローズ済会計期間内の会計日が売掛管理によって導出される場合、売掛管理では標準請求書やクレジット・メモは拒否されます。売掛管理のクレジット・メモの会計日が、「自動インボイスのインポート」プロセスの「デフォルト日付」パラメータに常に設定されます。
ヒントと考慮事項
売掛管理でトランザクション日と会計日を変更する場合は注意が必要です。売掛管理からプロジェクト契約請求書に渡される会計日は、それ以上の検証は行われず、期間ステータスに関係なくそのまま受け入れられます。請求書会計日が含まれる会計期間は、OTBIレポート、請求オフセット残高の組替、様々なページに表示されるユーザー指定期間への開始来累計請求額および請求書集計で使用されます。次に、請求書集計は、「請求書の生成」プロセス内からアクセスされて、請求拡張およびプロセス・コンフィギュレータで使用されます。また、プロジェクト契約請求書の会計日は、収益方法が「請求時」の場合、プロジェクト契約収益の会計日の導出に使用されます。
有効なプロジェクト会計期間の導出に問題がある場合、プロジェクト契約請求書は受入済に設定されますが、請求書例外が発生します。プロジェクト会計カレンダの問題を修正し、「売掛管理での請求書受入ステータスの確認」プロセスを再度実行します。
ロールおよび権限
この機能を使用するには、次のロールまたは権限が必要です。
- プロジェクト請求スペシャリスト(ORA_PJF_PROJECT_BILLING_SPECIALIST_JOB)
「請求書の生成」および「収益の生成」プロセス出力レポートの「不適格契約」セクションからクローズ済契約を除外します。これにより顧客は、オープン契約に対する請求および収益認識のための適切な訂正処理をより容易に確認して実行できます。
クローズ済契約明細もレポートの「不適格契約明細」セクションから除外されます。
この機能のビジネス上の利点は次のとおりです。
- 「請求書の生成」および「収益の生成」プロセスの結果をレビューする際、最も関連性の高い情報に集中できます。
- レポート・ファイルのサイズを縮小できます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントと考慮事項
Enterprise Contracts - 契約リアルタイム・サブジェクト領域を使用して、クローズ済契約および契約明細のリストをオンデマンドで作成できます。
ロールおよび権限
この機能を使用するには、次の権限またはロールが必要です。
- ジョブ・ロール名およびコード:
- プロジェクト請求スペシャリスト(ORA_PJF_PROJECT_BILLING_SPECIALIST)
- プロジェクト会計担当(ORA_PJF_PROJECT_ACCOUNTANT_JOB)
- 助成金会計担当(ORA_PJF_GRANTS_ACCOUNTANT_JOB)
契約明細を修正して関連プロジェクトを非アクティブ化する際に、契約管理者に警告メッセージを表示します。
メッセージにはこのような処理の影響が表示され、これが本当に意図する動作であることを確認できます。 次のイメージは、「関連プロジェクト」タブの「アクティブ」インジケータ、および「アクティブ」が無効になっているときに表示されるメッセージを示しています。
この機能の利点は次のとおりです。
- 簡単に元に戻すことができない不必要な処理を避けることができます。
- 関連プロジェクトを非アクティブ化する影響を通知します。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: プロジェクト財務管理 オプションでなくなるバージョン: 更新22A
ヒントと考慮事項
契約を修正して関連プロジェクトを非アクティブ化すると、現在修正中および以前にアクティブだった契約バージョンの両方で同じ関連プロジェクトが非アクティブ化されます。これは、タスク階層の同じ分岐の異なるレベルを、現在修正中の同じ契約バージョンの同じ契約行に関連付けることができるためです。たとえば、関連プロジェクト番号P123とタスク番号T1を非アクティブ化し、新しい関連プロジェクト番号P123とタスク番号T1.1を追加するように契約を修正するとします。このような修正を元に戻すと、現在修正中のバージョンが削除され、以前にアクティブだった契約バージョンが現在アクティブなバージョンになるため、契約を再度修正して元の関連プロジェクトをアクティブ化する必要があります。修正を元に戻す前に、タスク階層の同じ分岐の異なるレベルを同じ契約または別の契約内の別の契約明細に関連付けた場合は、元の関連プロジェクトを再アクティブ化する前に、最初にこれらの新しい関連付けを非アクティブ化する必要があります。
ロールおよび権限
この機能を使用するには、次のいずれかのロールが必要です。
- ジョブ・ロール名およびコード:
- 顧客契約管理者(ORA_OKC_CUSTOMER_CONTRACT_ADMINISTRATOR_JOB)
- 顧客契約マネージャ(ORA_OKC_CUSTOMER_CONTRACT_MANAGER_JOB)
Business Intelligence Cloud Connectorでの企業契約の使用
Oracle Business Intelligence (BI) Cloud Connectorを使用して、企業契約からBIデータを抽出できます。BI Cloud Connectorで使用できる契約オブジェクトは、次のとおりです。
- 契約
- 契約翻訳
- 契約カスタム拡張
- 契約承認履歴
- 契約署名履歴
- 契約ステータス履歴
- 関連契約
- 契約パーティ
- 契約パーティ担当者
- 契約販売実績
- 契約履行
- 契約履行通知
- 契約履行翻訳
- 契約リスク
- 契約明細
- 契約明細翻訳
BI Cloud Connector Consoleで抽出するオブジェクトを検索できます。
オブジェクトごとに、問合せを編集し、列を選択して、抽出するデータを分離できます。
この機能を使用すると、分析用に契約データをエクスポートできます。
有効化のステップ
権限またはジョブ・ロール(あるいはその両方)の割当または更新を行うことで、機能にアクセスできるようにします。詳細は、下のロールの項を参照してください。
主なリソース
- Oracle BI Cloud Connector Consoleのドキュメントを参照してください。
ロールおよび権限
BI Cloud Connector (BICC)へのアクセスが必要なユーザーのセキュリティ権限を更新します。アクセスのプロビジョニングを参照してください。
契約を検証すると、わかりやすい内容の検証エラーおよび警告の詳細が「検証結果」ページに表示されて、契約検証の問題を解決しやすくなりました。たとえば、問題の原因、および契約の検証を続行できるようにするために問題を修正する方法や場所が追加情報に含まれる場合があります。契約ウィザードから契約を検証する際にも、これらの検証詳細を表示できます。
この機能は、契約の検証エラーをより効果的に修正するのに役立ちます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
交付から契約を発行する際に、コスト払戻可能収益方法を指定します。
コスト払戻可能収益方法は、ユーザー・インタフェース、RESTおよびファイルベース・データ・インポート(FBDI)からすべての交付作成方法で使用できます。「助成金管理ビジネス・ユニット実装オプションの管理」設定タスクの「デフォルトの請求属性」セクションでデフォルト値を設定できます。
次のスクリーンショットは、交付作成およびビジネス・ユニット実装オプション・タスクでの収益方法の選択を示しています。
交付の作成時に収益方法をコスト払戻可能と指定する機能により、契約の修正および再発行の追加ステップがなくなるため、交付の設定の効率が向上します。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントと考慮事項
「助成金管理ビジネス・ユニット実装オプション」を利用して、交付作成の合理化に使用される最も一般的な値を、これらの新しい属性のデフォルトとして設定します。
主なリソース
- 関連ヘルプ:
- プロジェクト財務管理および助成金管理の実装ガイドの助成金管理構成の概要のトピック
- 助成金管理の使用ガイドの交付管理の章
ロールおよび権限
この機能を使用するには、次の権限またはロールが必要です。
- 権限
- 交付の作成(GMS_CREATE_AWARD_PRIV)
- ジョブ・ロール名およびコード
- 助成金管理者(ORA_PJF_GRANTS_ADMINISTRATOR_JOB)
- 助成金部門管理者(ORA_PJF_GRANTS_DEPARTMENT_ADMINISTRATOR_JOB)
- 主要調査員(ORA_PJF_PRINCIPAL_INVESTIGATOR_JOB)
レートが含まれるかどうか、またはいつ含まれるかを決定するなどのMicrosoft Project統合の追加統合オプションです。
この機能により、Microsoft Projectを使用してプロジェクトの同期にコストを含めるかどうかを柔軟に管理できます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントと考慮事項
- 「プロジェクトの同期」ページで「レートおよびコストの除外」オプションが選択されている場合は、Microsoft Projectファイルで指定されたコスト・レートおよび金額をOracle Project Management Cloudにエクスポートしたり同期できません。
- 「レートおよびコストの除外」オプションを有効にすると、Microsoft Projectファイルはプロジェクトのスケジュール情報のみで構成されます。
主なリソース
- 関連ヘルプ: プロジェクト財務管理および助成金管理の実装ガイドの「Microsoft Projectとプロジェクト財務管理の連携方法」
ロールおよび権限
この機能を使用するには、次のロールが必要です。
- プロジェクト・マネージャ(ORA_PJF_PROJECT_MANAGER_JOB)
プロジェクト・パフォーマンス・ダッシュボードの編集可能なレポート期間
プロジェクト・パフォーマンス・ダッシュボードでレポート期間を変更して過去または将来の期間を選択し、選択した期間のコンテキストでプロジェクトの財務メジャーを表示します。プロジェクト・マネージャは、この機能を使用して、前週比または前月比の比較を実行することで、プロジェクトのパフォーマンスを継続的に追跡できます。
プロジェクト・パフォーマンス・ダッシュボードの「プロジェクト概要」セクションで、過去または将来のレポート期間を選択します。
この機能により、ダッシュボードで過去のレポート期間のプロジェクト・パフォーマンスを追跡できるため、月単位の財務プロジェクト・メトリックの比較が容易になります。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ロールおよび権限
この機能を使用するには、次の権限およびロールが必要です。
- 権限名およびコード:
- プロジェクト・パフォーマンスの管理(PJS_MANAGE_PROJECT_PERFORMANCE_PRIV)
- 職務ロール名およびコード:
- プロジェクト管理職務(ORA_PJF_PROJECT_MANAGEMENT_DUTY_ABSTRACT)
- ジョブ・ロール名およびコード:
- プロジェクト・マネージャ(ORA_PJF_PROJECT_MANAGER_JOB)
プロジェクト・セキュリティ構成を使用して、プロジェクト管理作業領域のプロジェクト・アクセスを管理します。アプリケーション管理者は、データ・セキュリティ・ポリシーを定義し、それらをプロジェクト・ロールに割り当てて、ビジネス・ニーズに基づいてプロジェクト・アクセスを構成できます。たとえば、プロジェクトについてジュニアおよびシニア・プロジェクト・マネージャ用のポリシーおよびロールを作成し、プロジェクト・ステータスに基づいてアクセス権を付与します。同様に、新規プロジェクト管理オフィス管理者ロールを作成し、プロジェクトへの直接ロールがなくてもプロジェクト管理作業領域のすべてのプロジェクトへのアクセスを許可します。このロールがプロジェクトで実行できる処理を管理します。
このリリースより前は、アクセスはユーザーがプロジェクトに対して持つロールに基づいていました。この新機能を使用すると、データ・セキュリティを設定することにより、ユーザーがプロジェクト管理作業領域でアクセスできるプロジェクトのリストを構成できます。
初期状態では、以前の動作も実行できます。
プロジェクトのリストを構成する場合は、次のステップを実行する必要があります。
- セキュリティ構成を伴う拡張プロジェクト・アクセス機能をオプト・インします。
この機能をオプト・インすると、プロジェクト・リスト・アクセスはセキュリティ・ロール構成によって制御されます。セキュリティ・ロールには、「プロジェクト作業プラン・データの管理」権限へのデータ・セキュリティ・アクセス権が必要です。 シードされたプロジェクト・マネージャ・ロールには、すでにこのデータ権限が含まれています。
- ユーザーにプロジェクトに対するロールを付与せずにすべてのプロジェクトへのアクセス権を付与します。たとえば、プロジェクト管理オフィス管理者はすべてのプロジェクトへのアクセス権が必要です。
- シードされたプロジェクト・マネージャ・ジョブ・ロールをコピーして、カスタム・ロールを作成します。ロールのコピー時に、最上位ロールからコピーするためのオプションを選択します。
- カスタム・ロールを、「プロジェクト作業プラン・データの管理」権限および「データ・セット」が「すべての値」である新しいデータ・セキュリティ・ポリシーに関連付けます
- プロジェクト管理機能にアクセスするために、ステップ2で作成したポリシーにデータ・セキュリティ権限を追加します。
「プロジェクト管理」作業領域のすべての処理にアクセスするために選択する必要がある処理の推奨リストを次に示します。
- プロジェクト作業プラン・ベースライン・データの管理
- プロジェクト・データへのプロジェクト・リソースの割当
- プロジェクト・タスク体系の管理
- プロジェクト予算の管理
- プロジェクト作業プラン・リソース割当データの管理
- プロジェクト進捗の管理
- プロジェクト予測の管理
- プロジェクト支出項目データの管理
- プロジェクト・パフォーマンス・データのレビュー
- プロジェクト・パフォーマンス健全性データのレビュー
セキュリティ・コンソールUIから新しいセキュリティ・ジョブ・ロールを任意のユーザーに割り当てます。これで、ユーザーはプロジェクト管理作業領域にログインしてアクセスでき、データ・セキュリティ設定に基づいてすべてのプロジェクトおよびパネル・ドロワー機能にアクセスできます。
- プロジェクトに対する直接ロールを使用して、ユーザーにアクティブな今後のプロジェクトへのアクセス権を付与します。たとえば、プランニングおよび予算編成の目的で、今後のプロジェクトへの早期アクセス権をシニア・プロジェクト・マネージャに提供します。
シードされたプロジェクト・マネージャ・ジョブ・ロールからカスタム・ロールを作成します。
- シードされたプロジェクト・マネージャ・ジョブ・ロールをコピーして、カスタム・ロールを作成します。ロールのコピー時に、最上位ロールからコピーするためのオプションを選択します。新しいロールをシニア・プロジェクト・マネージャとします
- カスタム・ロールを次のデータ・セキュリティ権限および条件を備えた新しいデータ・セキュリティ・ポリシーに関連付けます。
権限: プロジェクト作業プラン・データの管理
条件: ユーザーに権限がある表PJF_PROJECTS_ALL_VLの現行および今後のプロジェクトにアクセスします。
- プロジェクト管理機能にアクセスするために、ステップ2で作成したポリシーにデータ・セキュリティ権限を追加します。
「プロジェクト管理」作業領域のすべての処理にアクセスするために選択する必要がある処理の推奨リストを次に示します。
- プロジェクト作業プラン・ベースライン・データの管理
- プロジェクト・データへのプロジェクト・リソースの割当
- プロジェクト・タスク体系の管理
- プロジェクト予算の管理
- プロジェクト作業プラン・リソース割当データの管理
- プロジェクト進捗の管理
- プロジェクト予測の管理
- プロジェクト支出項目データの管理
- プロジェクト・パフォーマンス・データのレビュー
- プロジェクト・パフォーマンス健全性データのレビュー
- 「プロジェクト・ロールの管理」設定ページから新しいプロジェクト・ロールのシニア・プロジェクト・マネージャを作成し、それを新しいカスタム・ロールに関連付けます
ノート: シードされたプロジェクト・マネージャ・ロールが、アクティブなプロジェクトに加えて今後のプロジェクトにもアクセスできるようにするには、「プロジェクト・ロールの管理」設定ページからプロジェクト・マネージャ・プロジェクト・ロールを新しいカスタム・ロールに関連付けます。
- プロジェクトのリソースにプロジェクト・ロールを割り当てます。ユーザーはプロジェクト管理作業領域にログインしてアクセスでき、データ・セキュリティ設定に基づいて今後のプロジェクトおよびパネル・ドロワー機能にアクセスできます。
この機能を使用して、プロジェクト管理作業領域からのプロジェクト・アクセスは、プロジェクト・セキュリティ構成を介して管理できます。
ビジネス上の利点は次のとおりです。
- プロジェクトに対する直接ロールを持たないユーザーのプロジェクト・アクセスを設定します。
- プロジェクト・マネージャは、プロジェクトが実際に開始する前に、今後のプロジェクトにアクセスしてプランニングおよび予算編成を開始できます。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: プロジェクト実行管理 オプションでなくなるバージョン: 更新23D
プロジェクト管理作業領域からプロジェクトへのアクセスを管理するカスタム・ロールを設定する場合のみ、追加設定が必要です。 これについては、前述の機能の説明で説明しています。
ヒントと考慮事項
- シードされたロールにはすべての必須設定が含まれ、プロジェクト・リスト内のプロジェクトにアクセスするためにこれらのロールを変更する必要はありません。カスタム・ロールを設定した場合は、この機能を有効にした後で、カスタム・ロールをレビューして必要な変更を行います。
- 新しいデータ・セキュリティ・ポリシーをカスタム・ロールに追加する場合は、ポリシーがロールに直接関連付けられていることを確認してください。データ・セキュリティ・ポリシーは、継承されたロールとは関連付けられません。
- 「プロジェクト・チーム・メンバーおよび労務リソースに関する真の単一ソースの保守」機能を有効にすることをお薦めします。
主なリソース
- 関連ヘルプ: Oracle Project Management Cloudリファレンス・ガイドの「セキュリティ・リファレンス」
リストされた承認者からの最終承認を受け取った際に、プロジェクト・ゲートを「オープン」ステータスに自動設定します。このアプローチによりステップが1つなくなるため、プロジェクト・マネージャはゲート・ステータスを手動で変更する必要はありません。さらに、ゲートが「オープン」ステータスに到達した後で削除されることを防ぎます。
ゲートは、すべての承認者から承認を受け取るとオープンし、承認者が1人でも否認した場合はクローズします。
ビジネス上の利点
ゲートのオープンまたはクローズに必要な手動ステップのかわりに、承認者の応答に基づいてステータスが自動的に変更されます。この自動化により、ゲートのオープンまたはクローズを追跡する時間と手作業を削減できます。ゲートが承認されてオープンすると、ゲートは完了して最終承認履歴が保持されるため、ゲートを削除できません。
自動ステータス変更
処理 | ステータス変更 | ユース・ケース |
---|---|---|
自動オープン |
レビュー中からオープン |
ゲートは、すべての承認者が承認するとオープンします。たとえば、Laura、MilleおよびSamはゲートに割り当てられた承認者です。3人の承認者が全員承認すると、ステータスが「レビュー中」から「オープン」に自動的に変更されます。 |
自動クローズ |
レビュー中からクローズ |
ゲートは、承認者が1人でも否認した場合はクローズします。否認により、承認プロセスを新たに開始する必要があります。つまり、ゲートは「クローズ済」ステータスに戻ることを意味します。たとえば、Laura、MilleおよびSamはゲートに割り当てられた承認者です。Samが否認すると、ステータスは「レビュー中」から「クローズ済」に自動的に変更されます。この段階では、他の承認者からの承認も取り下げられます。 |
次のフロー図は、ゲート・ステータスの自動変更の機能フローを示しています。
有効化のステップ
追加の機能設定では、「プロジェクト管理実装オプションの管理」ページで「プロジェクト・ゲート自動ステータス変更」オプションを選択する必要があります。これらの選択により、承認者の応答に基づいてゲートの自動オープンおよび自動クローズが可能になります。これらのオプションのデフォルト値は選択されていません。
ノート: この機能は、更新20Aの親機能「新規ユーザー・エクスペリエンスによるプロジェクト・プランニングの迅速化」に依存しています。
ヒントと考慮事項
- すべての承認者が承認した場合のみ、ゲートが自動オープンします。ステータスの変更は、最後の承認で実行されます。
- いずれかの承認者が否認した場合に、ゲートは自動クローズされます。ステータスの変更は、最初の否認で実行されます。承認待ちがある他の承認者に対する承認通知は取り下げられます。
- 承認は、プロジェクト・マネージャによる手動更新、または承認者の通知承認(委任、ワークフローの再割当を含む)によって実行できます。プロジェクト・マネージャが承認者のステータスを手動で更新すると、「タスク詳細」ダイアログの「ゲート詳細」タブの「保存してクローズ」処理でゲート・ステータスの変更が発生します。
- 自動クローズ時に、「コメント」、「更新者」および「更新日」属性が監査履歴用に保持されます。これらの属性は、クローズされたゲートが再度「レビュー中」に移行した場合にのみリセットされます。
- ゲートがオープンしているとき、コンテキスト・メニュー、ツールバーおよびガントでは削除オプションが無効になります。
主なリソース
- 関連ヘルプ: プロジェクト実行管理の使用ガイドのプロジェクト・プラン・タスクとスケジュールに関する章。
ロールおよび権限
- ジョブ・ロール名およびコード:
- プロジェクト・マネージャ(ORA_PJF_PROJECT_MANAGER_JOB)
プロジェクト・マネージャによる今後のプロジェクトへのアクセス
プランニングおよびレポートのために開始しようとしているプロジェクトにおいて、プロジェクト・マネージャにプロジェクト早期アクセス権を提供します。たとえば、プロジェクト・マネージャは、開始日より前に詳細作業プランを作成し、今後のプロジェクトに依存関係、成果物およびリソースを追加できます。この機能では、「プロジェクト管理作業領域の拡張プロジェクト・アクセス構成」機能をオプト・インする必要があります。
詳細は、「プロジェクト管理作業領域の拡張プロジェクト・アクセス構成」機能の説明を参照してください。これは、プロジェクト・セキュリティ構成にも関連しています。
この機能を使用すると、プロジェクト・マネージャは、プロジェクトのプランニングおよび予算編成プロセスが開始されるプロジェクトの開始日まで待つ必要がなくなります。
有効化のステップ
この機能に必要な設定は、「プロジェクト管理作業領域の拡張プロジェクト・アクセス構成」機能の説明で説明しています。
主なリソース
- 関連ヘルプ: Oracle Project Management Cloudリファレンス・ガイドの「セキュリティ・リファレンス」
ロールおよび権限
カスタム・セキュリティ・ロールを設定し、既存のロールに変更を加えるには、次のロールが必要です。
- ロール名およびコード:
- アプリケーション実装コンサルタント(ORA_ASM_APPLICATION_IMPLEMENTATION_CONSULTANT_JOB)
別のプロジェクト・ロールを追加するには、次のロールが必要です。
- ロール名およびコード:
- プロジェクト・アプリケーション管理者(ORA_PJF_PROJECTS_APPLICATON_ADMINISTRATOR_JOB)
レート・スケジュールおよびレートに対する変更を追跡するには、これらのビジネス・オブジェクトの更新内容、更新時期および更新者に関する詳細を提供する監査メカニズムを活用します。監査人は、変更の性質、時間および変更を加えたユーザーをリストした監査レポートを表示して、レート・スケジュールおよびレートを監視できます。
レート・スケジュールおよびレートの監査レポートを表示するには、次のステップを実行します。
- 「ナビゲータ」→「ツール」→「監査レポート」をクリックします。
- 「監査レポート」ページで、日付を入力し、製品として「プロジェクト・ファウンデーション」を選択します。
- 必要に応じて、ビジネス・オブジェクト・タイプとして「レート・スケジュール」または「レート」を選択します。
- ビジネス・オブジェクト・タイプとして「レート・スケジュール」を選択した場合は、必要に応じて子オブジェクトを含めるオプションを有効にします。
- 「検索」をクリックします。
監査レポートに選択した属性の古い値および新しい値を表示するには、属性詳細の表示オプションを有効にし、必要に応じてすべてまたは特定の属性を選択します。
この機能は、次の方法で監査要件に準拠するのに役立ちます。
- ビジネス・プロセスに既存の値の更新が含まれる場合は、これらの値を終了して新しいレートや値入れを作成するかわりに、レートおよび値入れ率の古い値と新しい値を比較します。さらに、既存のレートおよび値入れ率の期間がいつ、誰によって延長または短縮されるかを追跡できます。
- 既存のレートおよび値入れ率がいつ、誰によって削除されるかを表示し、必要に応じて適切な処理を行います。
有効化のステップ
レート・スケジュールおよびレートの監査を有効にするには、次のステップを実行します。
- 「設定および保守」作業領域に移動し、「監査ポリシーの管理」設定タスクを検索します。
- 「監査ポリシーの管理」ページで、監査レベルが「監査」に設定されていることを確認し、「Oracle Fusion Applications」セクションのビジネス・オブジェクト属性の構成をクリックします。
- ビジネス・オブジェクト属性の構成ページで、製品「プロジェクト・ファウンデーション」を選択します。
- 「オブジェクト」表で、必要に応じて「レート・スケジュール」または「レート」あるいはその両方について監査を有効にします。
- デフォルトで監査が有効になっている属性は、監査済属性セクションに表示されます。
- 「作成」をクリックして監査属性の選択および追加ウィンドウを表示し、必要に応じて属性の監査を有効または無効にします。
- 「OK」をクリックしてウィンドウを閉じます。
- 「保存してクローズ」をクリックします。
ヒントと考慮事項
- 付加フレックスフィールドの属性(ATTRIBUTE1からATTRIBUTE50、ATTRIBUTE1_NUMBERからATTRIBUTE15_NUMBER、ATTRIBUTE1_DATEからATTRIBUTE15_DATEなど)は、監査に直接使用できません。ただし、これらの属性を使用してレート・スケジュール付加フレックスフィールド(PJF_RATE_SCH_DESC_FLEX)用に構成された付加フレックスフィールド・セグメントは監査対象となります。これらを「監査ポリシーの管理」ページの監査属性の選択および追加ウィンドウにある監査属性リストに表示するには、フレックスフィールド(追加属性)オプションを有効にします。次に、必要に応じて、個々の付加フレックスフィールド属性を監査対象として有効にできます。
- 「レート・スケジュール付加フレックスフィールド」設定で新しい付加フレックスフィールド・セグメントを構成する場合は、監査レポートに表示する前に、「監査ポリシーの管理」ページで監査対象として有効にする必要があります。
主なリソース
- 関連ヘルプ: 共通機能の使用ガイドの「監査」
ロールおよび権限
ビジネス・オブジェクトの監査ポリシーを構成するには、次の権限またはロールが必要です。
- 権限名およびコード:
- 監査ポリシーの管理(FND_MANAGE_AUDIT_POLICIES_PRIV)
- 職務ロール名およびコード:
- 監査管理(FND_AUDIT_MANAGEMENT_DUTY)
- ジョブ・ロール名およびコード:
- アプリケーション実装コンサルタント(ASM_APPLICATION_IMPLEMENTATION_CONSULTANT_JOB)
- アプリケーション管理者(FND_APPLICATION_ADMINISTRATOR_JOB)
ビジネス・オブジェクトの監査レポートを表示するには、次の権限またはロールが必要です。
- 権限名およびコード:
- 監査履歴の表示(FND_VIEW_AUDIT_HISTORY_PRIV)
- 職務ロール名およびコード:
- 監査レポート(FND_AUDIT_REPORTING_DUTY)
- ジョブ・ロール名およびコード:
- 内部監査者(FND_INTERNAL_AUDITOR_JOB)
新しいプロジェクト・プランニング・ユーザー・エクスペリエンスを使用した財務以外のプロジェクトにおけるタスクのコピー・アンド・ペースト
財務以外のプロジェクトでタスクをコピー・アンド・ペーストし、プロジェクト・プランに新規作業を素早く追加できます。
ツールバー・アイコンまたはコンテキスト処理を使用して、「プロジェクト・プランの管理」ページでタスクをコピー・アンド・ペーストします。 または、次のキーボード・ショートカットを使用して、タスクをコピー・アンド・ペーストします。
- タスクをコピーするためのキーボード・ショートカット - [Ctrl]+[C]
- タスクをペーストするためのキーボード・ショートカット - [Ctrl]+[V]
次のタスク情報は、ソース・タスクから新規作成されたタスクにコピーされます。
- タスク名および摘要
- 工数および期間
- 依存関係および制約
- 労務および経費リソース割当
- 成果物
- ゲートのゲート承認者
- 優先度
- スケジュール・モードおよびスケジュール・タイプ
- 期日
- 追加タスク情報
この機能は、プロジェクト・マネージャがプロジェクト・プランを迅速に構築する時間と労力を節約するのに役立ちます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントと考慮事項
- 単一タスクの選択のみサポートされています。 複数のタスクを選択してコピー・アンド・ペーストすることはできません。
- 最下位レベルのタスクを選択して、タスクをコピー・アンド・ペーストします。
- 展開されていない要約タスクを選択して、要約タスクとそのすべての子をコピー・アンド・ペーストします。
- 展開された要約タスクを選択して、そのタスクのみ(子は含まない)コピー・アンド・ペーストします。
- この機能により、財務以外のプロジェクトにおいてのみタスクをコピー・アンド・ペーストできます。財務プロジェクトのタスクのコピー・アンド・ペーストは、将来のリリースで予定されています。
ロールおよび権限
- この機能を使用するには、次のロールが必要です。
- プロジェクト・マネージャ(ORA_PJF_PROJECT_MANAGER_JOB)
スコープの変更により予測明細期間が変更された場合でも、予測明細の定期的な手動分割を保持します。
数量および金額が定期レベルで更新され、デフォルトのシステム分割が上書きされた場合、予測明細日により数量および金額は分割されません。
サンプル図:
スコープが変更されると、予測明細日の変更時に、定期的な手動分割および期間の追加を柔軟に実行できます。
デモをご覧ください。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントと考慮事項
- 作業のスコープが増加し、予測明細日がプッシュ・アウトされて期間が延長される場合、日付変更前の手動分割は保持され、作業の新しいスコープに対応するために空白期間が追加されます。
- タスクに遅延開始があり、初期プラン終了日より前に完了する必要がある場合は、そのタスクに手動分割が存在します。日付変更時に失われた期間により、初期プランが削減されます。
- 日付変更時の手動分割を保守するオプションは、非定期のカレンダ予測バージョンには適用されません。
主なリソース
- 「予測明細日の変更時における予測明細のユーザー分割の保持」ユース・ケース・デモの視聴
- 関連ヘルプ: プロジェクト財務管理および助成金管理の実装ガイドの「財務プラン・タイプの作成」
ロールおよび権限
この機能を使用するには、次のいずれかのロールが必要です。
- ジョブ・ロール名およびコード
- プロジェクト・アプリケーション管理者(ORA_PJF_PROJECTS_APPLICATION_ADMINISTRATOR_JOB)
- プロジェクト・マネージャ(ORA_PJF_PROJECT_MANAGER_JOB)
- プロジェクト管理者(ORA_PJF_PROJECT_ADMINISTRATOR_JOB)
「割当の作成」および「要求の作成」ダイアログ・ウィンドウのアプリケーション・コンポーザ構成
アプリケーション・コンポーザを使用して「割当の作成」および「要求の作成」ダイアログ・ウィンドウを構成します。この機能により、作成時にビジネス固有情報を取得するように、割当および要求の既存のアプリケーション・コンポーザ機能が拡張されます。
アプリケーション・コンポーザには、次のような機能があります。
- 既存のオブジェクト用に新規属性を作成し、事前定義済の標準属性とともにユーザー・インタフェースにフィールドとして属性を追加できます。
- オブジェクトのカスタム属性のトリガーや検証ルールなど、追加のアプリケーション・ロジックがサポートされます。
ビジネス上の利点
オブジェクトのデータを追跡するために、属性を追加します。次に、新規フィールドを追加して、要求および割当の作成に関する追加情報をダイアログ・ウィンドウで取得できます。たとえば、要求を履行する必要があるときに期日を設定する希望入手日属性を取得したり、割当に特定の出張要件があるかどうかを取得します。
次の表に、構成可能なオブジェクト、ページおよびリージョンを要約します。ここにリストされているオブジェクトは、アプリケーション・コンポーザで構成に使用できます。
標準オブジェクト |
対応するページまたはリージョン |
作業領域 |
---|---|---|
プロジェクト・リソース割当 |
単一割当の作成ダイアログ |
リソース管理作業領域 |
プロジェクト・リソース要求 |
「要求の作成」ダイアログ |
プロジェクト管理作業領域 |
これら両方の標準オブジェクトに新しいカスタム・フィールドを追加して、アプリケーションを拡張できます。カスタム・フィールドを作成するとき、アプリケーション・コンポーザには、選択できるフィールド・タイプ・セットが用意されています。チェック・ボックス・フィールドまたは長いテキスト・フィールドを作成できます。たとえば、優先度や希望するリソースなどビジネス固有のニーズを追跡するために、プロジェクト・リソース要求にフィールドを追加します。
以前のリリースから変更なし:
以前の更新で提供された既存のページレイアウトに変更はありません。
標準オブジェクト |
ページ/リージョン |
使用可能な更新 |
---|---|---|
プロジェクト・リソース割当 |
|
20C |
プロジェクト・リソース要求 |
|
18A |
有効化のステップ
アプリケーション・コンポーザを利用してページ・レイアウトおよび属性を表示および調整します。アプリケーション・コンポーザの使用によるアプリケーションの拡張についてさらに学習するには、Oracle Help Center→関心のあるアプリケーション・サービス領域→「Books」→「Configuration and Extension」を参照してください。
標準オブジェクトにフィールドを追加する手順の概要は次のとおりです。
- サンドボックスの作成とアクティブ化: サンドボックスでは、他のユーザーに影響を与えずに変更を実装してテストできます。たとえば、ページにフィールドを追加する場合は、すべてのフィールドを追加するまでは、作業が他のユーザーに表示されないようにする必要があります。サンドボックスで作業するには、サンドボックスを作成してアクティブにします。サンドボックスを公開すると、変更されたページとフィールドを表示する権限があるすべてのユーザーに変更が表示されます。 アプリケーション・コンポーザがツールとして含まれていることを確認してください。
- 実装: アプリケーション・コンポーザを使用して、オブジェクトにカスタム属性を追加し、オブジェクトのビジネス・ルールを追加します。
- 「構成」→「アプリケーション・コンポーザ」に移動します。
- 「アプリケーション」ドロップダウンから、「ERPおよびSCMクラウド」を選択します。オブジェクト・タグをPPMとして選択します。
- 「標準オブジェクト」およびページ・レイアウトを展開して変更し、オブジェクトの「フィールド」ノードを選択します。
- 「カスタム・フィールド」タブで、「新規」をクリックします。アプリケーション・コンポーザには、新規フィールドを作成する際に、そこから選択できるフィールド・タイプ・セットが用意されています。
- フィールド・タイプおよび必須フィールド属性を選択して、カスタム属性を作成します。
- カスタム・フィールドを作成した後、エンド・ユーザーがそのフィールドを表示する前に、該当するダイアログにそれらのフィールドを公開します。
- 標準レイアウトを複製しますカスタム・フィールドを編集して新しいレイアウトに追加します。 新しいレイアウトをデフォルト・レイアウトにします。
- テスト: すべての変更をサンドボックス内で十分にテストします。
- 公開: サンドボックス内のテストが完了した後、変更を公開して、アプリケーションで使用できるようにします。
ヒントと考慮事項
- 「構成」からアプリケーション・コンポーザに移動し、「アプリケーション」フィールドで「ERPおよびSCMクラウド」を選択します。「標準オブジェクト」メニューの「プロジェクト・リソース割当」および「プロジェクト・リソース要求」のオブジェクトを表示できます。
- アプリケーション・コンポーザには、オブジェクトの新規フィールドを作成する際に、そこから選択できる標準フィールド・タイプ・セットが用意されています。これらのフィールド・タイプには、チェック・ボックス、通貨、日付、日時、動的選択リスト、固定選択リスト、算式、長いテキスト、数値、パーセント、レコード・タイプおよびテキストが含まれます。
- オブジェクト(プロジェクト・リソース割当およびリソース要求)当たりに作成できる新規フィールドの数は次のとおりです。
標準オブジェクト |
許可される最大カスタム属性 |
---|---|
プロジェクト・リソース割当 |
200の数値フィールド(数値、パーセント、通貨、動的選択リストの任意の組合せ) 350の可変文字フィールド(テキスト、チェック・ボックス、固定選択リストの任意の組合せ) 50のタイムスタンプ(日付、日時の任意の組合せ) 25のClob (任意の長いテキスト) |
プロジェクト・リソース要求 |
50の数値フィールド(数値、パーセント、通貨、動的選択リストの任意の組合せ) 100の可変文字フィールド(テキスト、チェック・ボックス、固定選択リストの任意の組合せ) 20のタイムスタンプ(日付、日時の任意の組合せ) |
-
追加属性は、「コメントおよび追加情報」セクションにある割当作成ダイアログ・ウィンドウでのみ取得されます。
主なリソース
- 関連ヘルプ・トピック:
- プロジェクト実行管理の実装ガイドのプロジェクト実行管理アプリケーションの構成: 説明
- アプリケーション・コンポーザを使用したアプリケーションの構成ガイド
- 更新20Cの新機能: プロジェクト・リソース割当のアプリケーション・コンポーザ
- 更新18Aの新機能: プロジェクト実行管理のためのアプリケーション・コンポーザ
ロールおよび権限
- ジョブ・ロール名およびコード:
- プロジェクト・アプリケーション管理者(ORA_PJF_PROJECTS_APPLICATION_ADMINISTRATOR_JOB)
- 権限名およびコード:
- 拡張可能オブジェクトの管理(ZCX_MANAGE_EXTENSIBLE_OBJECT_PRIV)
REST APIを使用したリソースの空きキャパシティおよびHCM割当詳細
プロジェクト・エンタープライズ労務リソースREST APIを使用して、リソースの空きキャパシティ・スコアおよび関連HCM割当詳細を表示します。リソース・マネージャはリソース・スケジュールを使用して、リソースにスケジューリングの矛盾があるかどうかを判別します。空きキャパシティ・スコアによって、リソースがプロジェクト・リソース要求において要求された時間を履行できるかどうかを評価できます。
ビジネス上の利点
プロジェクト・エンタープライズ労務リソースREST APIリソースにより、空きキャパシティ・スコア、日次空きキャパシティおよび関連HCM割当詳細を表示して、複数のプロジェクトのエンタープライズ・リソースの可用性と割当を管理する手段が提供されます。リソースが現在どの程度の作業を行うことができるか、および新しいタスクに割当て可能な時間はいつかが表示できるため、必要なリソースが使用可能になることを確認できます。
プロジェクト・エンタープライズ労務リソースREST APIの下に用意されている追加の子リソースおよびカスタム処理は、次のとおりです。
- 個人割当詳細
構成 |
メソッド |
---|---|
子REST API |
GET |
パス - /fscmRestApi/resources/11.13.18.05/projectEnterpriseLaborResources/{ResourceId}/child/PersonAssignmentDetails
ノート: ResourceIdパス・パラメータは、ResourceIdとPoolAssignmentIdで構成されるハッシュ・キーです。
- 空きキャパシティ・スコア
構成 |
メソッド |
入力パラメータ |
---|---|---|
カスタム操作 |
POST |
|
パス - /fscmRestApi/resources/11.13.18.05/projectEnterpriseLaborResources/action/getAvailableCapacityScore
メディア・タイプ - application/vnd.oracle.adf.action+json
- 日次空きキャパシティ
構成 |
メソッド |
入力パラメータ |
---|---|---|
カスタム操作 |
POST |
|
パス - /fscmRestApi/resources/11.13.18.05/projectEnterpriseLaborResources/action/getDailyAvailableCapacity
メディア・タイプ - application/vnd.oracle.adf.action+json
有効化のステップ
REST APIガイドのRESTサービス定義(「Oracle Help Center」→関心のあるアプリケーション・サービス領域 →「REST API」から使用可能)を参照してください。OracleのRESTサービスを初めて利用する場合は、「クイック・スタート」セクションから始めることができます。
ヒントと考慮事項
- 個人割当詳細APIを使用して、割当日、ビジネス・ユニット、部門、ジョブ、割当ステータスなどのHCM割当属性を表示します。
- 「ユーザー個人タイプ」属性では、リソースが従業員か派遣就業者かに関係なく、雇用タイプが識別されます。
- 「割当ステータス・タイプ」は、HCM個人割当のHRステータス(アクティブ、非アクティブ、一時停止済など)です。
- リソース空きキャパシティ・スコアAPIを使用して合計空きキャパシティ・スコアを取得し、リソース日次空きキャパシティAPIを使用して毎日のリソースの空きキャパシティを取得します。空きキャパシティ・スコアおよび日次空きキャパシティは、すべての割当または請求可能割当のみに基づいて、開始日から終了日までの期間に対して計算されます。
- リソースの空きキャパシティ・スコアおよび日次空きキャパシティは、割当タイプに基づいて評価されます。割当タイプは、空きキャパシティがリソースのすべての割当を考慮するか、または請求可能割当のみを考慮するかを示します。有効な値は、「請求可能」、「すべて」または空白です。指定されていない場合、デフォルト値は「すべて」です。
- 空きキャパシティはパーセントで返されます。
- 日次空きキャパシティは時間数で返されます。
主なリソース
- 関連ヘルプ: Oracle Help Centerの『Oracle Project Portfolio Management Cloud REST API』ガイド。
ロールおよび権限
この機能を使用するには、次のいずれかの権限およびロールが必要です。
- ジョブ・ロール名およびコード:
- プロジェクト・マネージャ(ORA_PJF_PROJECT_MANAGER_JOB)
- プロジェクト管理者(ORA_PJF_PROJECT_ADMINISTRATOR_JOB)
- 権限名およびコード
- プロジェクト・エンタープライズ・リソース・サービスの管理(PJT_MANAGE_PROJECT_ENTERPRISE_RESOURCE_SERVICE_PRIV)
新規割当または指名と矛盾する割当、指名および非プロジェクト・イベントに関する詳細情報を提供します。提供される情報には、矛盾タイプ(プロジェクト割当、指名、またはPTOなどの非プロジェクト・イベント)、割当名または要求名、プロジェクトおよびスケジュール時間が含まれます。この情報で提供される詳細により、リソース・マネージャはリソースの指名または割当の作成時に、リソースのスケジュールに関して十分な情報を得た上で意思決定を下すことが可能になります。また、プロジェクト・リソース要求およびリソース割当には、プロジェクト・カレンダ時間数、要求または割当の合計要求時間数または合計割当時間数などの詳細情報が含まれます。
リソース・マネージャは、稼働率を最大化し、休暇や研修などのイベントを考慮するために、リソースのスケジュールを調整する必要があります。要求指名および割当作成時に、リソースのスケジュールをビジュアルに表示することで、リソース・マネージャは、割当日およびオーバーブックに関してより十分な情報を得た上で意思決定を下すことが可能になります。
たとえば、リソース・マネージャはプロジェクトの緊急ニーズを満たす必要があります。新しい直接割当の作成時に、リソース・マネージャは新しい割当の日付範囲についてリソースのスケジュールを素早くチェックし、矛盾があるかどうかを確認します。リソース・マネージャは、この割当と矛盾するスケジュール済研修に通知します。新しい作業の緊急性を考慮して、リソース・マネージャは割当作成を完了し、リソースと連携して後日の研修を再スケジュールします。
別の状況では、リソース・マネージャがプロジェクト・リソース要求に対して複数のリソースを評価しています。すべてのリソースが完全に適格ですが、リソース・マネージャは、一部のリソースが時間の一部を他の要求にすでに指名されていることを確認します。リソース・マネージャは、他の要求に指名されていない適格なリソースのみ指名することを決定します。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: プロジェクト実行管理 オプションでなくなるバージョン: 更新22B
ヒントと考慮事項
- ガントでは、指名は灰色のバーとして表示されます
- 「リソースの推薦」、「プロジェクト・リソース割当の作成」(単一割当および複数割当の両方)で提供されるガント・スケジュールは表示専用です
- これらのページからアクセスするガント・タイムラインには、開始日の1か月前から表示され、要求または割当の終了日から3か月後までスクロールできます
ロールおよび権限
- この機能を使用するには、次のロールが必要です。
- リソース・マネージャ(ORA_PJF_RESOURCE_MANAGER_JOB)
リソース・イベントREST APIを使用して、リソースの非プロジェクト・イベントを作成します。特定のリソースに関連付けられたイベントを作成します。たとえば、リソースのオフサイト研修会議または休暇などです。
ビジネス上の利点には、プロジェクト・マネージャおよびリソース・マネージャが、研修やその他の会議など、リソースの部分日または全日の非プロジェクト・アクティビティを作成できる機能が含まれます。チーム・メンバーは、終日休暇や時間単位のエンゲージメントなどのカレンダ・イベントを追加で作成できます。これらのリソース・カレンダ・イベントを追跡することにより、プロジェクト・マネージャおよびリソース・マネージャはリソースを計画、配置およびスケジュールできます。これらのイベントは、プロジェクト管理作業領域の「プロジェクト・カレンダの管理」ページ、リソース管理作業領域の「リソースの管理」ページおよびチーム・メンバー・ダッシュボードにチーム・メンバー・イベントとして表示されます。
これらのイベントは、次の方法でアプリケーション内でアクセスできます。
ロール |
アプリケーション・ページ |
---|---|
プロジェクト・マネージャ |
「プロジェクト・カレンダの管理」ページ |
リソース・マネージャ |
リソース詳細の管理ページ
|
チーム・メンバー | チーム・メンバー・ダッシュボード |
有効化のステップ
REST APIガイドのRESTサービス定義(「Oracle Help Center」→関心のあるアプリケーション・サービス領域 →「REST API」から使用可能)を参照してください。OracleのRESTサービスを初めて利用する場合は、「クイック・スタート」セクションから始めることができます。
ヒントと考慮事項
- イベントは、有効なプロジェクト・エンタープライズ・リソースに対してのみ作成されます。
- 期間時間数を設定すると、部分日イベント(研修8時間など)が作成されます。全日イベントでは、期間時間数は無視されます。
- 同じ日の同じカテゴリの複数の全日イベントなど、重複するイベントは許可されません。ただし、同じ日の同じ種類の時間単位イベントは許容されます。
- 同じ日に異なるカテゴリの全日イベント、部分日イベント、または部分日と全日を組み合せたイベントは許可されます。
- チーム・メンバーは、プロジェクト・マネージャやリソース・マネージャとは異なり、自分のイベントのみ作成でき、他のメンバーのイベントは作成できません。
- リソース・プールのセキュリティは、「プロジェクト・リソース管理実装オプションの管理」の「プロジェクト・リソース・プール内リソースの保護」オプションが有効な場合に考慮されます。このような場合、リソース・マネージャの処理は、リソース・マネージャのプールに属するリソースに制限されます。
主なリソース
- 関連ヘルプ: Oracle Help Centerで入手できるOracle Project Management Cloud REST APIガイド。
固定資産ですでに追跡されている既存の資産を資産プロジェクトに関連付けます。プロジェクトから発生していないこれらの資産の追加コストを追跡します。
プロジェクト資産
プロジェクト資産を作成して既存の固定資産(FA)資産に関連付けることができるようになりました。この関係が確立されると、追加のプロジェクト資産コストを取得したり、資産計上したり、固定資産にインタフェースできます。プロジェクト資産とFA資産の関係の定義は、資産および割当のインポート・プロセスのファイルベース・データ・インポート(FBDI)スプレッドシートまたはプロジェクト資産REST APIによって管理されます。
固定資産元帳を更新せずにプロジェクト資産明細を資産計上
プロジェクト資産明細は、固定資産にインポートせずに、生成したり「転送済」とマークできるようになりました。 これは、プロジェクトと固定資産の両方の資産コストが各補助元帳に個別に導入される場合に、これらのコストを消し込むときに役立ちます。 これは、未割当資産明細のインポートのFBDIスプレッドシートによって管理されます。属性を使用して、転送されていない資産明細の転送ステータスおよびFA期間名を指定できます。
FA期間名を指定することにより、資産が固定資産に当初追加された期間にプロジェクト資産コストを消し込むことができます。
ビジネス上の利点
- この機能により、FA資産および資本プロジェクト資産を独立または並行して移行し、FA資産をプロジェクト資産に関連付けることができるため、移行に利点があります。
- 複数のプロジェクト資産を同じFA資産に関連付けることができます。これは、個別のプロジェクト資産の保守コストを記録し、同じFA資産に関連付ける場合に役立ちます。
- 資産明細を「転送済」としてマークし、FA期間名を更新できるようになりました。 これは、プロジェクト資産をFA資産に消し込む機能を失うことなく、ビジネス要件に応じて資産明細を抽出およびグループ化する場合に役立ちます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントと考慮事項
プロジェクト資産
- 既存の資産および割当のインポート・プロセスFBDIの更新された詳細な手順をレビューします。
- プロジェクト資産REST APIを使用して、プロジェクト資産とFA資産の関連を作成または更新することもできます。
プロジェクト資産明細
- 既存の未割当資産明細のインポートFBDIの更新された詳細な手順をレビューします。
主なリソース
- 関連ヘルプ:
- Oracle Project Management Cloud実装ガイドの「PPMのファイルベース・データ・インポート」。
- プロジェクト原価計算の使用ガイドの「資産および割当のインポート・プロセス」。
- プロジェクト原価計算の使用ガイドの「資産のインポート」。
- アプリケーションの実装の「Oracle Cloudの外部データ統合サービスの概要」
- Oracle Help Centerの『Oracle Project Portfolio Management Cloud REST API』ガイド。
ロールおよび権限
この機能を使用するには、次のいずれかの権限が必要です。
- FBDI: 「資産および割当のインポート・プロセス」および「未割当資産明細のインポート」
- プロジェクト・アプリケーション管理者(ORA_PJF_PROJECTS_APPLICATION_ADMINISTRATOR_JOB)
- プロジェクト統合スペシャリスト(ORA_PJF_INTEGRATION_SPECIALIST_JOB)
- RESTサービス:
- 助成金会計担当(ORA_PJF_GRANTS_ACCOUNTANT_JOB)
- 助成金管理者(ORA_PJF_GRANTS_ADMINISTRATOR_JOB)
- 助成金部門管理者(ORA_PJF_GRANTS_DEPARTMENT_ADMINISTRATOR_JOB)
- プロジェクト会計担当(ORA_PJF_GRANTS_ACCOUNTANT_JOB)
- プロジェクト管理者(ORA_PJF_PROJECTS_ADMINISTRATOR_JOB)
- プロジェクト・アプリケーション管理者(ORA_PJF_PROJECTS_APPLICATION_ADMINISTRATOR_JOB)
- プロジェクト統合スペシャリスト(ORA_PJF_INTEGRATION_SPECIALIST_JOB)