本書は、既存の項の変更と、新規情報の追加に伴って、今後も引き続き更新されます。これまでの更新内容は次の表のとおりです。
日付 | モジュール | 機能 | ノート |
---|---|---|---|
2022年11月22日 | プログラム管理およびレポート | プログラム管理通知 | 文書の更新。機能情報の改訂。 |
2022年11月22日 | 助成金管理 | 連邦財務レポート拡張 | 文書の更新。機能情報の改訂。 |
2022年9月2日 | 初版作成。 |
お客様のアイデアをお聞かせください
ご意見をお待ちしています。クラウド・サービスをさらに改善する方法について提案がございましたらどうぞお教えください。アイデアを送信するにはいくつかの方法があります。たとえば、Oracle Customer ConnectのIdeas Labを使用します。機能名の後にこのアイコンが表示されている箇所は、お客様のアイデアを実現した機能です。
フィードバックをお寄せください
本書の内容改善のため、ご意見やご提案をお待ちしております。フィードバックは、oracle_fusion_applications_help_ww_grp@oracle.comまでお送りください。
免責事項
この文書に記載された情報には、オラクルの製品開発プランに関する説明文が含まれていることがあります。オラクルの製品開発プランと、今後の製品リリースの本質および時期に対し、様々な要因が大きく影響を及ぼします。したがって、この情報はあくまで情報として提供されるものであり、マテリアルやコード、機能を提供することのコミットメント(確約)ではないため、購買決定を行う際の判断材料になさらないでください。記載されている機能の開発、リリースおよび時期については、オラクルの単独の裁量により決定されます。
この情報は、オラクルおよびその子会社や関連会社との契約を構成するものではありません。特にこの情報についてオラクルは一切の責任を負いかねます。詳細は、法律上の注意点および使用条件を参照してください。
Oracle Cloud Applicationsは、四半期ごとに新しい更新を提供します。つまり、ビジネスの効率的かつ効果的な管理に役立つ新しい機能を3か月ごとに受け取ります。一部の機能は使用可能な状態でされ、エンド・ユーザーが即時に使用できます。その他の機能はすぐ使用できない状態で提供され、使用可能にするために処理を実行する必要があります。無効化されている機能は、次の権限を使用して、次のステップでエンド・ユーザーに対してアクティブ化できます。
- アプリケーション・オファリングのレビュー(ASM_REVIEW_APPLICATIONS_OFFERINGS_PRIV)
- Oracle Fusion Applicationsオファリングの構成(ASM_CONFIGURE_OFFERING_PRIV)
新機能をオプトインする方法を次に示します。
- 「ナビゲータ」→「自分の企業」→「新機能」をクリックします。
- 「機能の概要」ページで、オファリングを選択し、それに固有の新機能をレビューします。または、デフォルトの選択肢であるすべての使用可能なオファリングをそのまま使用して、すべてのオファリングの新機能を確認できます。
- 「新機能」タブで新機能を確認し、「使用可能」列で機能のオプトイン・ステータスを確認します。機能がすでに有効化されている場合は、チェック・マークが表示されます。それ以外の場合は、機能を使用可能にするアイコンが表示されます。
- 「使用可能」列にあるアイコンをクリックし、機能を使用可能にするステップを完了します。
「新機能」作業領域に表示されない機能のオプトインが必要になる場合があります。オプトインする方法を次に示します。
- 「ナビゲータ」→「自分の企業」→「オファリング」をクリックします。
- 「オファリング」ページでオファリングを選択し、「オプトイン機能」をクリックします。
- 「オプトイン」ページで、オファリングまたは機能が含まれている機能領域の「機能の編集」(鉛筆)アイコンをクリックします。
- 「機能の編集」ページで、ステップを完了して機能を使用可能にします。
オファリングの新機能をオプトインする方法の詳細および詳細な手順は、オファリングの構成に関する項を参照してください。
オプト・イン失効
オプトインを介して無効化された状態で提供される機能は、将来の更新で自動的に有効化される場合があります。これはオプト・イン失効と呼ばれます。クラウド・サービスにオプト・イン失効がある場合、このドキュメントに関連タブが表示されます。このタブをクリックすると、最初に機能が無効状態で提供されたのはいつか、そしてこの機能のオプト・インがいつ失効し、自動で使用可能となる見込みかが表示されます。ここをクリックして、すべてのOracle Cloud Applicationsにわたる「オプト・イン失効」がある機能を確認することもできます。
列の定義:
レポート = 新規または変更済の、オラクル社から提供されたすぐに実行可能なレポートです。
UIまたはプロセスベース: 小規模 = これらのUIまたはプロセスベースの機能は、通常、フィールド、検証またはプログラムの軽微な変更で構成されます。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は最小になります。
UIまたはプロセスベース: 大規模* = これらのUIまたはプロセスベースの機能の設計は、より複雑になります。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は高くなります。
使用不可の状態で提供される機能 = 処理を実行するまで、エンド・ユーザーはこれらの機能を使用できません。これらの機能は無効化されており、有効にするかどうかとその時期は自分で選択します。たとえば、a)新規または拡張BIサブジェクト領域は、レポートにまず組み込む必要があり、b)新規Webサービスは使用する前に統合する必要があり、c)ユーザー・ロールに機能を割り当てないと機能にアクセスできません。
エンド・ユーザーがすぐに使用可能 レポートと小規模UIまたはプロセスベースの新機能が更新後にユーザーに与える影響は最小限です。したがって、顧客受入テストでは、大規模UIまたはプロセスベース*の新機能に焦点を当てる必要があります。 |
エンド・ユーザーが使用する前に顧客による処理が必要 これらの機能を使用可能にするために処理が必要になるため、中断されません。利用することを選択する際には、テストと展開のタイミングを設定します。 |
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機能 |
レポート |
UIまたは |
UIまたは |
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この更新では、次の領域が改善されました。
プロジェクト管理共通
- OTBIでEnterprise Performance Management (EPM)と統合するためのプロジェクト属性: 「プロジェクト管理」サブジェクト領域の「プロジェクト」フォルダに次の属性が追加されました。
- 統合アプリケーション・コード: プロジェクトがすでにEPM Planningと統合されている場合、値は"ORA_EPM"です。
- 統合プロジェクト参照: EPM Planningで使用されるプロジェクト番号を示します。
コスト管理および制御
- サプライ・チェーン受入トランザクションの支出項目日: 在庫管理の機能である「購買オーダーの支出項目日としてトランザクション日を使用」をオプト・インすると、新規プロジェクト・コスト・トランザクションの支出項目日が次のように設定されます。
- プロジェクトベースの購買オーダーの受入日(在庫搬送先および費用宛先)
- 在庫搬送先のあるプロジェクトベースの転送オーダーの受入日
- 費用宛先あり、受入ありのプロジェクトベースの転送オーダーの受入日
- 費用宛先あり、受入なしのプロジェクトベースの転送オーダーの出荷日
詳細は、「購買オーダー受入の支出項目日としてのトランザクション日の使用」機能を参照してください。
Oracle Cloud Customer ConnectのProject Managementアイデア・ラボのアイデア595643に基づいています。
- 配分済労務費の管理の改善: 次の追加機能を使用して、労務スケジュールにより配分された労務費を効率的に管理します。
- 支払要素別に労務費を検索することで、支払要素ベースの労務スケジュールの配分結果を管理します。
- 合計件数および選択件数の情報をページに簡単に表示することで、検索結果の量および選択したコストに対して実行する処理を理解できます。
- 簡略化されたCSVダウンロード・アイコンにより、ページでのビジュアルな相互作用が向上します。
助成金管理
- OTBIの内部資金ソースのコスト共有属性: 3つの属性が追加されました。次のコスト共有属性が、「交付」ディメンションの「交付金ソース」フォルダのすべての内部資金ソースで使用できます。
- 承認日
- 承認者
- スポンサによる要求
これらの属性は、「交付」ディメンションの「コスト共有詳細」フォルダにも存在しますが、これは複数の内部資金ソースがサポートされる前の事前定義済内部資金ソースに対してのみです。
ノート: 内部資金ソースおよびコスト共有詳細をすべて表示するには、「交付金ソース・メジャー」に「交付合計資金額」ファクトまたは「資金ソース数」メトリックを追加します。
- 交付プロジェクトのエクスポート: 標準の「Excelにエクスポート」アイコンを使用して、「交付プロジェクトの管理」ページから交付プロジェクトをエクスポートします。
Oracle Cloud Customer ConnectのProject Managementアイデア・ラボのアイデア581414に基づいています。
プランニング、スケジューリングおよび予測
- 予測生成時に考慮される通貨換算差異: 予測生成時に金額があるすべての期間を修正予測ロジックの一部として考慮します。この機能強化により、純額ゼロ金額の期間であっても予測生成時に考慮されるため、見積から完了までの値が正確であることが保証され、より適切なプランニングが可能になります。
Oracle Cloud Customer ConnectのProject Managementアイデア・ラボのアイデア615193に基づいています。
- 「プロジェクト・プランの管理」ページのロードのパフォーマンスの最適化: 「プロジェクト・プランの管理」ページを開くのにかかる時間が前よりも大幅に短縮されました。また、プロジェクトの作業プラン・テンプレートからタスクを作成する場合もパフォーマンスが目に見えて向上しています。
- REST APIを使用したタスク財務実績の取得: プロジェクト・プランREST APIのタスク財務実績リソースを使用して、プロジェクト・タスクの財務実績工数および実績コストを表示します。
リソース管理
- プロジェクト・リソース要求検索のパフォーマンスの向上: プロジェクト・リソース要求検索のパフォーマンスの向上のために、追加検索基準に要求開始日範囲が含められています。
- 要求開始日範囲は最大で1年まで設定できます。
- 「要求ステータス」のみを指定する既存の保存済検索は、少なくとも1つの追加検索基準を含めるように更新する必要があります。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
プロジェクト契約請求書REST APIを使用して、ドラフト・ステータスの標準請求書を削除します。この機能により、一度に1つ以上の標準請求書を削除する際の柔軟性が提供されます。
ドラフト・ステータスの標準プロジェクト契約請求書がREST APIを使用して削除されると、基礎となるトランザクションは未請求としてマークされます。また、消費済資金は、契約ヘッダーおよび明細レベルで請求管理に戻されます。
この機能のビジネス上の利点は次のとおりです。
-
システム・インテグレータ、管理者および開発者は、プロジェクト契約請求書の削除のために、新しい統合および自動化ソリューションを作成したり、既存の統合および自動化ソリューションを拡張できます。
-
Oracle Visual Builder Add-in for Excelなどの補完的な製品を利用し、わかりやすいワークブックを作成して、プロジェクト契約請求書の削除を実行することもできます。
有効化のステップ
REST APIガイドのRESTサービス定義(「Oracle Help Center」→関心のあるアプリケーション・サービス領域 →「REST API」から使用可能)を参照してください。OracleのRESTサービスを初めて利用する場合は、「クイック・スタート」セクションから始めることができます。
ヒントと考慮事項
- 契約に削除する下書き請求書が複数含まれている場合は、Oracle Visual Builder Excelワークブックのレイアウト・デザイナで並行要求を1に設定します。
主なリソース
- 関連ヘルプ:
- Oracle Help CenterのOracle Fusion Cloud Project Management REST APIガイド。
- Oracle Visual Builder Add-in for Excelを使用した統合スプレッドシートの開発についてはこちらで説明されています。
- Oracle Visual Builder Excelワークブックでの並行要求の構成方法についてはこちらで説明されています。
-
Oracle Cloud Customer ConnectのProject Managementアイデア・ラボのアイデア613944に基づいています。
ロールおよび権限
この機能を使用するには、次のいずれかのロールが必要です。
- ジョブ・ロール名およびコード:
- プロジェクト統合スペシャリスト(ORA_PJF_PROJECT_INTEGRATION_SPECIALIST_JOB)
- プロジェクト請求スペシャリスト(ORA_PJF_PROJECT_BILLING_SPECIALIST_JOB)
REST APIを使用したプロジェクト契約請求書一括リリース
プロジェクト契約請求書リリースREST APIを使用して、承認済ステータスの複数のプロジェクト契約請求書をリリースします。単一の承認済請求書のリリースREST APIにおけるビジネス・ルールおよび検証は、一括リリースREST APIで考慮されます。
この機能のビジネス上の利点は次のとおりです。
-
システム・インテグレータ、管理者および開発者は、プロジェクト契約請求書の一括リリースのために、新しい統合および自動化ソリューションを作成したり、既存の統合および自動化ソリューションを拡張できます。
-
Oracle Visual Builder Add-in for Excelなどの補完的な製品を利用し、わかりやすいワークブックを作成して、プロジェクト契約請求書の一括リリースを実行することもできます。
有効化のステップ
REST APIガイドのRESTサービス定義(「Oracle Help Center」→関心のあるアプリケーション・サービス領域 →「REST API」から使用可能)を参照してください。OracleのRESTサービスを初めて利用する場合は、「クイック・スタート」セクションから始めることができます。
主なリソース
- 関連ヘルプ:
- Oracle Help CenterのOracle Fusion Cloud Project Management REST APIガイド。
- Oracle Visual Builder Add-in for Excelを使用した統合スプレッドシートの開発についてはこちらで説明されています。
ロールおよび権限
この機能を使用するには、次のいずれかのロールが必要です。
- ジョブ・ロール名およびコード:
- プロジェクト統合スペシャリスト(ORA_PJF_PROJECT_INTEGRATION_SPECIALIST_JOB)
- プロジェクト請求スペシャリスト(ORA_PJF_PROJECT_BILLING_SPECIALIST_JOB)
サポート・ドキュメントが不注意で削除されないように保護します。新しい権限の契約ステータス別サポート文書の削除を必要なロールに追加すると、「ドラフト」および「修正中」以外のすべての契約ステータスの、ステータスのサポート文書の削除を制限できます。すべての契約ステータスのサポート文書の削除を制限するには、特定のロールに対する既存の権限「サポート文書の削除」を取り消します。
サポート文書の削除権限 |
契約ステータス別サポート文書の削除権限 |
結果 |
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はい | はい | ユーザーはすべての契約ステータスのサポート文書を削除できます |
はい | いいえ | ユーザーはすべての契約ステータスのサポート文書を削除できます |
いいえ | いいえ | ユーザーはどの契約ステータスのサポート文書も削除できません |
いいえ | はい | ユーザーは「ドラフト」および「修正中」契約ステータスのサポート文書のみを削除できます |
この機能を使用すると、契約のサポート文書が削除されないように権限を使用して保護できます。
有効化のステップ
権限またはジョブ・ロール(あるいはその両方)の割当または更新を行うことで、機能にアクセスできるようにします。詳細は、下のロールの項を参照してください。
主なリソース
- ユーザー・ロールに対して権限を追加および削除する方法の詳細は、CX SalesおよびB2Bサービスの保護ガイドのジョブ・ロールまたは抽象ロールの編集トピックを参照してください。
- 新しい権限の詳細は、エンタープライズ契約のセキュリティ・リファレンス・ガイドの新しい権限トピックを参照してください。
- 契約の使用の詳細は、顧客契約の使用ガイドの顧客契約の作成の章を参照してください。
ロールおよび権限
用意されたこの契約ステータス別サポート文書の削除権限は、どのロールにも割り当てられていません。必要なロールにこの権限を追加し、既存の権限「サポート文書の削除」を取り消します。
Oracle Enterprise Contractsで条項テキストを編集する場合に、最新のビルトイン・リッチ・テキスト・エディタを使用します。
以前のバージョンのエディタで使用可能だった同じ機能を、よりシンプルかつ最新のインタフェースで使用できます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントと考慮事項
更新されたエディタは、有効にするための追加ステップなしで使用できます。オプト・インUIを使用してこの機能を無効にすると、前のエディタに戻せます。更新23Aからはこの機能はオプションではなくなり、更新されたエディタを使用することになります。
更新された組込みテキスト・エディタは、Firefox 78.0esr以降のバージョンのFirefoxブラウザと互換性があります。
ツールバー表示は簡略化されており、以前と同じように機能を使用できますが、次の点に注意してください。
- コピー、切取りおよびペーストを行うツールバー・アイコンはありませんが、キーボード・ショートカットを使用してこれらの機能を実行できます。
- より少ないクリック数で箇条書きまたは番号付きリストを選択できます。ただし、先頭にゼロが付いた番号付きリストはサポートされていません。
- SCAYT(スペル・チェック)機能はありません。
- ブロック表示機能はありません。
主なリソース
- 顧客契約の使用ガイドの「契約条件の作成」の章の「条項」タブでの契約条件の編集のトピックを参照してください。
REST APIを使用したプロジェクトにおける相互賦課ビジネス・ユニット例外
プロジェクトREST APIを使用して、プロジェクトレベルの相互賦課送り側ビジネス・ユニットに対する例外を管理します。プロジェクトにおいてすべての送り側ビジネス・ユニットからの賦課が許可されない場合、プロジェクトREST APIを使用して、相互賦課が許可されているビジネス・ユニットを管理します。反対に、プロジェクトにおいてすべての送り側ビジネス・ユニットからの賦課が許可されている場合は、プロジェクトREST APIを使用して、相互賦課が許可されていないビジネス・ユニットを管理します。
この機能のビジネス上の利点は次のとおりです。
- アプリケーションにアクセスせずに、複数のプロジェクトの相互賦課送り側ビジネス・ユニット・ルールに対して例外をすばやく追加および削除できるようになりました。
- スプレッドシートをOracle Visual Builder Add- In for Excelとともに使用して、多数のプロジェクトおよび対応する送り側ビジネス・ユニットを更新できます。
- この機能はプロジェクト・テンプレートに対して使用できます。
有効化のステップ
REST APIガイドのRESTサービス定義(「Oracle Help Center」→関心のあるアプリケーション・サービス領域 →「REST API」から使用可能)を参照してください。OracleのRESTサービスを初めて利用する場合は、「クイック・スタート」セクションから始めることができます。
ヒントと考慮事項
- 「すべての送り側ビジネス・ユニットからの賦課の許可」を「はい」から「いいえ」、または「いいえ」から「はい」に更新する場合、「相互賦課の許可オプションを変更したため、例外ビジネス・ユニットの使用が戻し処理されます。」という警告メッセージによく注意してください。それで、リストされた送り側ビジネス・ユニットが正しいことを確認してください。
- このREST APIを使用して既存の送り側ビジネス・ユニットを更新することはできません。新規の送り側ビジネス・ユニットの追加、または既存の送り側ビジネス・ユニットの削除のみが可能です。
- ExcelからREST APIを呼び出すには、Oracle Visual Builder Add-in for Excelの使用を検討してください。これは、複数のプロジェクトの送り側ビジネス・ユニットの一括での追加または削除を実行する場合に便利です。
主なリソース
- 関連ヘルプ:
- Oracle Help Centerの『Oracle Project Portfolio Management Cloud REST API』ガイド。
- Oracle Visual Builder Add-in for Excelを使用した統合スプレッドシートの開発。
- Oracle Visual Builder Add-in for Excelを使用して統合ワークブックを作成する方法の例が、Oracle Customer Connectにあります。「Did you know?」というテキストで始まる「Project Management」カテゴリの投稿を検索してください。
- Oracle Cloud Customer ConnectのProject Managementアイデア・ラボのアイデア543088に基づいています。
ロールおよび権限
REST APIを使用してプロジェクトとプロジェクト・テンプレートの両方に送り側ビジネス・ユニットを追加および削除するには、それぞれ次の権限が必要です。
プロジェクト
- プロジェクト・サービスの管理(PJF_MANAGE_PROJECT_SERVICE_PRIV)
- プロジェクト・サービスの表示(PJF_VIEW_PROJECT_SERVICE_PRIV)
プロジェクト・テンプレート
- プロジェクト・テンプレートの管理(PPJF_MANAGE_PROJECT_TEMPLATE_PRIV)
前述の権限は、どちらも次の職務ロールに含まれています。
- 前述の職務ロールは次のジョブ・ロールに割り当てられます。
- プロジェクト・アプリケーション管理者(ORA_PJF_PROJECTS_APPLICATION_ADMINISTRATOR_JOB)
- プロジェクト統合スペシャリスト(ORA_PJF_PROJECT_INTEGRATION_SPECIALIST_JOB)
初期インポート時、または新規労務スケジュールを使用した修正時に労務スケジュールを使用した配分に失敗した給与原価をすべて削除します。これによって、不注意でインポートまたは修正したことにより削除が必要な給与原価をクリーン・アップできます。追加された「支払要素」フィルタ属性、標準の[Shift]キーとマウス・クリックの組合せの使用による複数の行の選択、およびアクティブな合計および選択件数データを使用して、「労務費の管理」ページの検索結果をより効率的に使用できます。
大規模またはより詳細なデータ・セットの場合、労務スケジュール・コストとその複数のパラメータに対してREST APIカスタム処理を使用して、ステータスが「エラー」であるコストを検索および削除できます。
デモをご覧ください。
「エラー」ステータスのコストを削除できるため、コスト配分を成功させるための新しい労務スケジュールを作成することなく、エラーを削除できます。「エラー」ステータスのコストが減ると、プロジェクトが正しく賦課されるように、更新が必要なコストを見つけて分析するために必要な時間が削減されます。新しいRESTカスタム処理を使用して大規模なデータのセットを削除すると、特定のコスト・グループを検索して選択するのにかかる管理時間が不要になります。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
主なリソース
- 関連ヘルプ: Oracle Help Centerで入手できるOracle Project Management Cloud REST APIガイド。
- Oracle Cloud Customer ConnectのProject Managementアイデア・ラボのアイデア591788に基づいています。
ロールおよび権限
この機能を使用するには、次の権限が必要です。
- プロジェクト労務配分の管理(PJC_MANAGE_PROJECT_LABOR_DISTRIBUTIONS_PRIV)
プロジェクト・コストREST APIを使用して、プロジェクト・コスト修正を管理します。このリリースでは、すでに使用可能である修正タイプのリストに、待ち状態の修正の取消および支出コメントの編集が追加されます。この機能により、Oracle Visual Builder Add-in for Excelを使用したワークブックの作成など、プロジェクト・コストを管理するための包括的な統合ソリューションを構築する機能が拡張されます。
たとえば、プロジェクト・コストの支出コメントを編集する場合、REST APIリクエスト本文は次のようになります。
{
"name":"adjustProjectCosts",
"parameters":
[
{"AdjustmentType": "Edit comment"},
{"Comment": "This is the new comment for my project cost transaction."}
]
}
同様に、「待ち状態」または「棄却済」ステータスの調整を含むプロジェクト・コスト・トランザクションのすべての待ち状態の修正を取り消す場合、REST APIリクエスト本文は次のようになります。
{
"name":"adjustProjectCosts",
"parameters":
[
{"AdjustmentType": "Cancel"}
]
}
これは、「プロジェクト・コストの管理」ページでユーザーがトランザクションの「修正履歴」タブの「修正の取消」ボタンをクリックするのに似ています。
この機能のビジネス上の利点は次のとおりです。
-
余分な待ち状態の修正をプログラムで一括で取り消すことで、期間をより迅速にクローズできます。
- システム・インテグレータ、管理者および開発者は、プロジェクト・コストを管理するために、新しい統合および自動化ソリューションを作成したり、既存の統合および自動化ソリューションを拡張できます。
- お客様は、Oracle Visual Builder Add-in for Excelなどの補完的な製品を利用し、わかりやすいワークブックを作成して、これらの操作を実行することもできます。
有効化のステップ
REST APIガイドのRESTサービス定義(「Oracle Help Center」→関心のあるアプリケーション・サービス領域 →「REST API」から使用可能)を参照してください。OracleのRESTサービスを初めて利用する場合は、「クイック・スタート」セクションから始めることができます。
この機能を有効化するうえで必要な追加のステップはありません。
ヒントと考慮事項
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REST APIを使用した支出コメントの編集は明示的な処理であるため、「コメント」パラメータは、「コメントの編集」修正タイプが使用されている場合にのみ適用されます。逆に、「コメントの編集」修正タイプの使用時に他のパラメータが指定されている場合、それらは無視されます。
-
REST APIを使用して待ち状態の修正を取り消すと、指定したプロジェクト・コスト・トランザクションのすべての待ち状態の修正が取り消されます。修正タイプ・パラメータのみが必要です。「取消」修正タイプの使用時に他のパラメータが含められている場合、それらは無視されます。取り消される待ち状態の修正がワークフロー承認の対象である場合は、関連するワークフロー・タスクが取り下げられます。
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予算管理検証ステータスが「警告ありで引当」、「割当済」または「一部引当済」のいずれかである場合、修正の取消は許可されません。待ち状態の修正に対して下書き会計イベントがすでに作成されている場合、修正が取り消されると(孤立しないように)イベントは削除されます。
- REST APIを使用した支出コメントの編集および修正の取消は、必要な権限を持つユーザーが対象になります(次の「ロールおよび権限」の項を参照してください)。処理がRESTまたはアプリケーションUIのどちらを使用して開始されたかに関係なく、現在この2つの修正タイプはワークフロー承認の対象ではありません。
- ExcelからREST APIを呼び出すには、Oracle Visual Builder Add-in for Excelの使用を検討してください。これは、支出コメントの変更やプロジェクト・コスト・トランザクションの範囲に対する待ち状態の修正の取消など、一括処理を実行する場合に便利です。
主なリソース
- 関連ヘルプ:
- Oracle Help Centerの『Oracle Project Portfolio Management Cloud REST API』ガイド。
- Oracle Visual Builder Add-in for Excelを使用した統合スプレッドシートの開発。
- Oracle Visual Builder Add-in for Excelを使用して統合ワークブックを作成する方法の例が、Oracle Customer Connectにあります。「Did you know?」というテキストで始まる「Project Management」カテゴリの投稿を検索してください。
- Oracle Cloud Customer ConnectのProject Managementアイデア・ラボのアイデア621795に基づいています。
ロールおよび権限
REST APIを使用して支出コメントを編集したり修正を取り消すには、それぞれ次の権限が必要です。
- コメントの編集(PJC_UPDATE_PROJECT_EXPENDITURE_ITEM_COMMENT_PRIV)
- 修正の取消(PJC_CANCEL_PROJECT_EXPENDITURE_ITEM_ADJUSTMENT_PRIV)
前述の権限は、どちらも次の職務ロールに含まれています。
- プロジェクト・コスト・トランザクション処理(ORA_PJC_PROJECT_COST_TRANSACTION_PROCESSING_DUTY)
- 前述の職務ロールは次のジョブ・ロールに割り当てられます。
- プロジェクト会計担当(ORA_PJF_PROJECT_ACCOUNTANT_JOB)
- 助成金会計担当(ORA_PJF_GRANTS_ACCOUNTANT_JOB)
個人割当変更後のプロジェクト・コスト・トランザクション逆仕訳
個人のHCM割当の現在のステータスに関係なく、タイム・カードなど、個人関連のコスト・トランザクションの逆仕訳をインポートします。以前は、個人の関連する割当がアクティブである場合のみ、逆仕訳のインポートが可能でした。
この機能により、個人の現在のHCM割当ステータスに依存せずに個人関連の一致するコストの逆仕訳を作成できるため、逆仕訳を処理するための割当関連の例外および不要なHCM割当の更新を回避できます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントと考慮事項
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Oracle Fusion Time and LaborやOracle Fusion Payablesなどの事前定義済ソースからの既存の棄却済未処理コスト・トランザクションは、この機能によって影響を受けたり解決されることはありません。これらの機能の更新は、これらの事前定義済ソースの新しい逆仕訳トランザクションにのみ影響します。
-
取消済雇用関係がある個人の「未処理コストの管理」ページまたは「コストの取得」Excelテンプレートに逆仕訳を手動で入力することはできません。未処理プロジェクト・コストREST APIまたはプロジェクト・コストのインポートFBDIテンプレートの1つを使用して、取消済の雇用関係がある個人の逆仕訳を個人IDを使用して作成できます。
-
未処理プロジェクト・コストREST APIを使用して逆仕訳を作成する場合、元のトランザクションからの割当情報が逆仕訳トランザクションにコピーされるため、要求で割当関連属性を指定する必要はありません。要求で個人の割当を指定する場合は、割当IDを使用します。割当名または割当番号が使用されている場合、アクティブなHCM割当がない個人についてはエラーが返されます。
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コストのインポートFBDIテンプレートの1つを使用して個人関連のトランザクションの逆仕訳を作成する場合、インポートに成功すると元のトランザクションからの割当情報が逆仕訳トランザクションにコピーされるため、ファイルで割当関連属性を指定する必要はありません。テンプレート内の割当関連のいずれかの列を移入した場合、その値はインポート処理時に無視されます。
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未処理プロジェクト・コストREST APIを使用して、取消済または終了済の雇用関係がある個人の逆仕訳を作成する場合は、要求で個人IDを使用して個人を識別します。個人IDのかわりに個人名や個人番号を使用すると、エラーが返されます。
ロールおよび権限
この機能を使用するには、プロジェクト・コスト・トランザクションを作成する権限が必要です。
- 権限名およびコード:
- プロジェクト未処理支出項目の入力(PJC_ENTER_PROJECT_UNPROCESSED_EXPENDITURE_ITEM_PRIV)
- 職務ロール名およびコード:
- プロジェクト・コスト・トランザクション処理(ORA_PJC_PROJECT_COST_TRANSACTION_PROCESSING_DUTY)
- ジョブ・ロール名およびコード:
- プロジェクト会計担当(ORA_PJF_PROJECT_ACCOUNTANT_JOB)
- 助成金会計担当(ORA_PJF_GRANTS_ACCOUNTANT_JOB)
「コスト」作業領域で、OTBI分析から未処理コストにドリルダウンします。未処理トランザクション識別子に処理リンクを追加し、ディープ・リンクを使用したドリルダウンを有効にします。ディープ・リンクは、アプリケーション・メニュー構造をナビゲートせずにページを開くURLです。プロジェクト会計担当は分析とアプリケーション間を簡単にナビゲートして、詳細を確認できます。
トランザクションが編集可能な場合は「トランザクションの編集」ページが表示され、編集できない場合は表示専用モードでトランザクションが表示されます。ディープ・リンクを有効にする手順を次に示します。
- 未処理トランザクション番号を分析の列として追加し、プロジェクト原価計算 - 未処理トランザクション・リアルタイム・サブジェクト領域を使用して未処理コストにディープ・リンクします。
-
分析の個別の行にある未処理トランザクション番号に処理リンクを追加します。
- 属性の横にある構成アイコンを選択し、列のプロパティ処理を選択します。
- 「相互作用」タブを選択し、「値」、「プライマリ相互作用」の「アクション・リンク」を選択します。
- 「アクション・リンクの追加」アイコンを選択します。リンク・テキストの名前を入力し、「Webページにナビゲート」アクションを選択します。
- オプションで、「実行時に使用可能なアクション・リンクが1つのみの場合はポップアップに表示しない」オプションを選択できます。
- ディープ・リンクURLをアクション・リンクに追加します。
- 次のURLを入力し、hostnameは自分のホスト名に置き換えます: https://<hostname>/fscmUI/faces/deeplink?objType=@{1}&action=@{3}&objKey=TxnInterfaceId=@{2};sourceOfNavigation=@{4}
- objType、objKey、actionおよびsourceOfNavigationの4つのパラメータの値を入力します。
- objTypeの値はUNPROCESSEDTXNDETAILSです。
- objKeyの値タイプを列値に変更し、"未処理トランザクション詳細"."トランザクション・インタフェースID"を選択します。
- actionの値はnoneです。
- sourceOfNavigationの値はdeeplinkです。
- すべてのパラメータに対して「固定」および「非表示」を選択します。
- オプションで、ページを新規ブラウザ・ウィンドウでオープンするように、「オプション」を選択して「新規ウィンドウに開く」を設定できます。
未処理コストのディープ・リンクを有効化することのビジネス上の利点は、プロジェクト会計担当が未処理コスト・エラーをレビューして修正するために迅速かつ簡単にアクセスできることです。
有効化のステップ
既存のレポートに追加するか、新規レポートで使用して、新規サブジェクト領域を利用します。レポートの作成および編集の詳細は、分析およびレポートの作成および管理のブック (「Oracle Help Center」 > 目的のアプリケーション・サービス領域 > 「Books」 > 「Administration」)を参照してください。
主なリソース
- プロジェクト管理の分析とレポートの作成および管理ガイド(Oracle Help Centerからアクセスできます)。
- Oracle Cloud Customer ConnectのProject Managementアイデア・ラボのアイデア585775に基づいています。
ロールおよび権限
この機能を使用するには、次のいずれかのジョブまたは職務ロールが必要です。
- ロール名およびコード:
- プロジェクト会計担当(ORA_PJF_PROJECT_ACCOUNTANT_JOB)
- 助成金会計担当(ORA_PJF_GRANTS_ACCOUNTANT_JOB)
- プロジェクト原価計算トランザクション分析職務(FBI_PROJECT_COSTING_TRANSACTION_ANALYSIS_DUTY)
購買オーダー受入の支出項目日としてのトランザクション日の使用
プロジェクト駆動サプライ・チェーンを使用する場合、支出項目日はプロジェクト会計フローで重要な役割を果たします。たとえば、支出項目日は予算管理およびコスト見越計上の日付として使用されます。プロジェクトベースのオーダーではこのように重要な役割を果たすため、支出項目日が正確にトランザクションに反映される必要があります。この更新より前は、購買オーダー受入では購買オーダーで取得された日付が支出項目日として使用されていました。一部のアイテムのリード・タイムが長い場合、このような商品が受領されたときに会計処理状況が不正確になる可能性があります。現在は、購買オーダー受入において、ユーザーが入力したトランザクション日がプロジェクトベースの供給の支出項目日として使用されます。
この機能拡張により、購買オーダーの支出項目日は、棚入およびその他の受入トランザクション中にOracle Receivingにおいて考慮されなくなります。かわりに、プロジェクト駆動サプライ・チェーン・トランザクションの支出項目日としてトランザクション日がOracle Cost AccountingおよびOracle Receipt Accountingに渡されます。受入の返品および訂正トランザクションでは、支出項目日にトランザクション日も考慮されます。
次に例を示します。
この購買オーダーは、プロジェクト関連情報により、在庫搬送先の「支出項目日」が7/20/22で作成されています。
この受入棚入トランザクションは、トランザクション日(「受入日」)を6/27/22として実行されています。
受入のトランザクション日は次のラベルで使用でき、プロジェクト関連トランザクションの支出項目日に考慮されるようになりました。
- 「受入明細」ページの「受入日」
- 「棚入明細」ページの「トランザクション日」
- 「返品明細」ページの「返品日」
- 「明細の訂正」ページの「トランザクション日」
- セルフサービス受入ページの「トランザクション日」
- 受入RESTおよびSOAPサービスのトランザクション日
- 受入FBDIのトランザクション日
在庫搬送先購買オーダーの場合、Oracle Fusion Cloud Inventory Managementの「完了トランザクションのレビュー」ページを使用して、トランザクション日が移入された支出項目日を表示できます。
「完了トランザクションのレビュー」ページで、「支出項目日」に購買オーダー明細の棚入時に受入から渡された6/27/22が表示されています。
この機能により、プロジェクト駆動サプライ・チェーン・プロセスの購買オーダー受入に正確な支出項目日が使用されるようになります。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: 製造およびサプライ・チェーン資材管理 オプションでなくなる開始バージョン: 更新23B
ヒントと考慮事項
- 在庫搬送先および費用宛先がある購買オーダーでは、両方ともトランザクション日が支出項目日とみなされます。
- 受入が日付Xおよび棚入が日付Yに発生した標準ルーティング受入の場合、受入会計では支出項目日として受入トランザクションではX、搬送トランザクションではYが取得され、プロジェクト駆動サプライ・チェーン・トランザクションの支出項目日として原価会計ではYが取得されます。
- このオプトイン機能は2リリース後、つまり23Bから常に有効になります。
- 支出項目日のトランザクション日は、「完了トランザクションのレビュー」、「受入会計配分のレビュー」、「原価会計配分のレビュー」および「プロジェクト・コストの管理」ページで表示できます。
主なリソース
- Oracle Fusion Cloud SCM: 受入の使用ガイド(Oracle Help Centerからアクセスできます)。
ロールおよび権限
ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールに割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールに割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。
- 次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
- 受入エージェント(ORA_RCV_RECEIVING_AGENT_JOB)
- 倉庫オペレータ(ORA_INV_WAREHOUSE_OPERATOR_JOB)
- 倉庫マネージャ(ORA_INV_WAREHOUSE_MANAGER_JOB)
- 調達要求者(ORA_POR_PROCUREMENT_REQUESTER_ABSTRACT)
- 調達作成者(ORA_POR_PROCUREMENT_PREPARER_ABSTRACT)
- 調達アプリケーション管理者(ORA_PO_PROCUREMENT_APPLICATION_ADMIN_JOB)
- これらの権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、次の機能にアクセスできます。
- セルフサービス受入の作成(RCV_CREATE_RECEIVING_RECEIPT_SELF_SERVICE_PRIV)
- 受入出荷明細の受入(RCV_RECEIVING_SHIPMENT_LINE_PRIV)
- 受入の棚入(RCV_PUT_AWAY_RECEIVING_RECEIPT_PRIV)
- 受入の修正(RCV_CORRECT_RECEIVING_RECEIPT_PRIV)
- 受入返品の管理(RCV_MANAGE_RECEIVING_RECEIPT_RETURNS)
- セルフサービス受入の修正(RCV_CORRECT_RECEIVING_RECEIPT_SELF_SERVICE_PRIV)
- セルフサービス受入返品の管理(RCV_MANAGE_RECEIVING_RECEIPT_RETURN_SELF_SERVICE_PRIV)
REST APIを使用したプロジェクト予測プランニング・オプションの管理
プロジェクト予測REST APIを使用して、プロジェクト予測のプランニング・オプションを管理します。プロジェクト予測を作成しながら、財務プラン・タイプから定義されたデフォルトのプランニング・オプションを上書きします。この上書き機能により、ユーザー・インタフェースでユーザーが使用できるユーザー・エクスペリエンスにさらに近づきます。
このビジネス上の利点は、システム・インテグレータや管理者、開発者が、プロジェクト予測バージョンの作成時にプランニング・オプションを上書きしたり、既存のプロジェクト予測バージョンの計画オプションを管理できることです。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントと考慮事項
「予測作成方法」が「別のソースからコピー」に設定されている場合、プランニング・オプションは変更できません。
主なリソース
- Oracle Help CenterのOracle Fusion Cloud Project Management REST APIガイド。
ロールおよび権限
この機能を使用するには、次のいずれかの権限およびロールが必要です。
- 権限名およびコード:
- プロジェクト予測作業中バージョンの管理(PJO_MANAGE_PROJECT_FORECAST_WORKING_VERSION_PRIV)
- プロジェクト予測の管理(PJO_MANAGE_PROJECT_FORECAST_PRIV)
- ジョブ・ロール名およびコード:
- プロジェクト統合スペシャリスト(ORA_PJF_PROJECT_INTEGRATION_SPECIALIST_JOB)
- プロジェクト・アプリケーション管理者(ORA_PJF_PROJECTS_APPLICATION_ADMINISTRATOR_JOB)
- プロジェクト管理者(ORA_PJF_PROJECT_ADMINISTRATOR_JOB)
- プロジェクト・マネージャ(ORA_PJF_PROJECT_MANAGER_JOB)
REST APIを使用した追加属性のプロジェクト・テンプレート管理
プロジェクト・テンプレートREST APIを使用して追加のテンプレート属性を管理します。たとえば、財務間接費スケジュールおよび通貨換算の値を管理します。プロジェクトがタスクおよびリソースのスケジュールに使用されるプランニング・プロジェクトとして使用可能になるかどうかを示します。プロジェクト・テンプレートREST APIの子リソースを使用して、相互賦課ルールに対する例外であるビジネス・ユニットを追加または削除し、プロジェクト・タスクを更新および削除します。資産計上、間接費および相互賦課オプションを含むタスクの追加属性を管理します。
ビジネス上の利点は次のとおりです。
- システム・インテグレータ、管理者および開発者は、プロジェクト・テンプレートを保守するために、新しい統合および自動化ソリューションを作成したり、既存の統合および自動化ソリューションを拡張できます。
- プロジェクト・アプリケーション管理者などのユーザーは、プロジェクト・タスクを効率的に更新または削除できます。多数のプロジェクト・テンプレートが定義されている場合、この機能により、UIでの行単位の更新にかかる時間と工数を節約できます。
- Oracle Visual Builder Add-in for Excelなどの補完的な製品を利用し、わかりやすいワークブックを作成して、これらの操作を実行することもできます。
有効化のステップ
REST APIガイドのRESTサービス定義(「Oracle Help Center」→関心のあるアプリケーション・サービス領域 →「REST API」から使用可能)を参照してください。OracleのRESTサービスを初めて利用する場合は、「クイック・スタート」セクションから始めることができます。
この機能を有効化するうえで必要な追加のステップはありません。
ヒントと考慮事項
ExcelからREST APIを呼び出すには、Oracle Visual Builder Add-in for Excelの使用を検討してください。
主なリソース
- Oracle Help CenterのOracle Fusion Cloud Project Management REST APIガイド。
- Oracle Visual Builder Add-in for Excelを使用した統合スプレッドシートの開発。
- Oracle Visual Builder Add-in for Excelを使用して統合ワークブックを作成する方法の例が、Oracle Customer Connectにあります。「Did you know?」というテキストで始まる「Project Management」カテゴリの投稿を検索してください。
-
Oracle Cloud Customer ConnectのProject Managementアイデア・ラボのアイデア539501に基づいています。
ロールおよび権限
この機能を使用するには、次の権限およびロールが必要です。
- 権限:
- プロジェクト・テンプレートの管理(PJF_MANAGE_PROJECT_TEMPLATE_PRIV)
- ジョブ・ロール:
- プロジェクト・アプリケーション管理者(ORA_PJF_PROJECTS_APPLICATION_ADMINISTRATOR_JOB)
- プロジェクト統合スペシャリスト(ORA_PJF_PROJECT_INTEGRATION_SPECIALIST_JOB)
財務プロジェクト・プランの簡易リソース割当ユーザー・エクスペリエンス
財務プロジェクト・プランで簡易ユーザー・インタフェースを使用してリソース割当を迅速化します。ユーザー・インタフェースの変更により、プロファイル・イメージを使用したリソースの選択が容易になり、複数トランザクション通貨でリソースを柔軟に割り当てることができ、クイック検索が提供されます。
「選択したタスクへのプランニング・リソースの割当」ページを使用して、財務プロジェクト・プランのタスクにリソースを割り当てます。次の手順に従って、「選択したタスクへのプランニング・リソースの割当」ページにナビゲートします。
- 「財務プロジェクト・プランの管理」ページでリソースを割り当てるタスクを選択します。
- 「処理」メニューから、「リソース割当の管理」、「選択したタスクへのプランニング・リソースの割当」の順に選択します。
ビジネス上の利点は、次のことができることで生産性が向上します。
- 検索を使用してリソースをすばやく検索します。
- 複数のタスクに同時にリソースを割り当てます。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: プロジェクト財務管理 オプションでなくなるバージョン: 更新23B
ヒントと考慮事項
- 「前の割当の非表示」オプションを使用して、リソース割当を最近追加されたものに限定します。
- 「選択したタスクへのプランニング・リソースの割当」ページを使用してリソース割当を削除することはできません。リソース割当を削除するには「リソースの管理」ダイアログ・ボックスを使用します。タスクを右クリックし、「リソース割当の管理」、「選択したタスクのリソースの管理」の順に選択して、「リソースの管理」ダイアログ・ボックスを起動します。
ロールおよび権限
この機能を使用するには、次のいずれかのロールが必要です。
- プロジェクト・マネージャ(ORA_PJF_PROJECT MANAGER_JOB)
- プロジェクト管理者(ORA_PJF_PROJECT_ADMINISTRATOR_JOB)
プロジェクト・プランニング・リソース割当のトランザクション分析レポート
新しい「プロジェクト・プランニング・リソース割当のトランザクション分析レポート」を使用して、財務プロジェクト・プラン、プロジェクト予算およびプロジェクト予測におけるリソース割当のためにコスト・レートがどのように計算されたかを把握します。たとえば、このレポートを使用して、コスト計算ルールからの組織の欠落、またはレート・スケジュールからの入力の欠落など、コスト・レート導出エラーの原因を素早く判別できます。反対に、コスト・レート値が導出されているものの予想と異なる場合は、このレポートを使用して、プロジェクト・コスト・レート上書きが使用された場合など、導出された値の裏にあるロジックを理解できます。
このリリースで、22Cで提供されている2つのレポートに追加されます。
- プロジェクト・プランニング・リソース割当のトランザクション分析レポート(このリリースで新規)
- 未処理プロジェクト・コストのトランザクション分析レポート(22Cでリリース)
- プロジェクト・コストのトランザクション分析レポート(22Cでリリース)
新しいプロジェクト・トランザクション分析レポートを使用して、次のことを行えます。
- 次のような、計画および実績トランザクションのプロジェクト原価計算エラーの根本原因をより簡単に識別できます。
- 個人のレートが見つかりませんでした。
- 個人のジョブにレートが見つかりませんでした。
- 非労務トランザクションのレートが見つかりませんでした。
- アプリケーションで、労務トランザクションのコスト計算ルールを見つけられません。
- ジョブがジョブ・セットに存在しないか、ジョブ・セットの別のジョブにマップされていないため、ジョブXのレートが見つかりませんでした。
- 計画および実績トランザクションに対して直接費レートがどのように導出されたかをより簡単に理解できます。たとえば:
- 労務費計算上書きが使用されましたか?
- プロジェクト・コスト・レート上書きが使用されましたか?
- 正しい有効日レート・スケジュール入力が使用されましたか?
- 支出組織に正しい組織コスト計算ルールが使用されましたか?
- 計画トランザクションで、実績コスト・レートまたはプランニング・コスト・レートが使用されましたか?
例
次の作業例は、プロジェクト・アプリケーション管理者が「プロジェクト・プランニング・リソース割当のトランザクション分析レポート」を使用して、プロジェクト予測の原価計算エラーのトラブルシューティングでプロジェクト・マネージャをどのように支援できるかを示しています。
- プロジェクト・マネージャがプロジェクト・コスト予測の作成中にコスト計算エラーに遭遇しました。このエラーは、承認のために予測を送信する前に解決する必要があります。プロジェクト・マネージャは、最初に取り組むためにエラーの1つである「プランニング・トランザクションの直接費レートが見つかりませんでした。」を選択します。エラー・メッセージのスクリーンショットを撮り、プロジェクト名、財務プラン・タイプ、プラン・バージョン、タスク、プランニング・リソースおよびプランニング期間が含まれていることを確認します。その後、プロジェクト・マネージャはプロジェクト・アプリケーション管理者に連絡して支援を求めます。
- プロジェクト・アプリケーション管理者はOracle Transactional Business Intelligence (OTBI)にナビゲートし、プロジェクト・プランニング・リソース割当のトランザクション分析レポートをカタログから開きます。カタログの場所は、「共有フォルダ」→「プロジェクト」→「プロジェクト保守」です。
- プロジェクト・アプリケーション管理者は、プロジェクト・マネージャから提供された情報に基づいてパラメータ値を入力し、レポートを実行します。その後、プロジェクト・アプリケーション管理者はダウンロードしたレポートをExcelで開きます。
- レポートには4つのシートがあります。
- レポートの詳細: レポート・パラメータ値、およびレポートが実行された日付やレポートを実行したユーザーIDなどのランタイム詳細が表示されます。
- トランザクション詳細: 分析を支援する主要なトランザクション属性の要約が表示されます。
- トランザクション・エラー: トランザクションに関連する既存のエラーまたは警告の要約が表示されます。
- コスト計算: コスト処理および関連設定の詳細な内訳が表示されます。
-
プロジェクト・アプリケーション管理者が「トランザクション詳細」シートをオープンします。割当のキー属性を参照し、リソース書式が「個人」ではなく「ジョブ」であることを確認します。
- プロジェクト・アプリケーション管理者がここで「コスト計算」シートを開きます。このシートは複数のセクションに編成され、それぞれのシート内に詳細なガイダンスがあります。要約:
- コスト処理 - トランザクションがすでにコスト計算により処理されている場合、そのコスト計算イベントの結果がこのセクションに表示されます。
- シミュレートされたコスト処理 - レポートを実行すると、トランザクションがシミュレーション・モードでコスト計算されて再処理されます。これは次の2つの目的に役立ちます。
- アプリケーションでレポートされたコスト計算エラーがまだ存在するかどうかをチェックします。たとえば、エラーが発生した後、別のユーザーがコスト計算設定を修正したのに、「コストのインポート」プロセスをまだ再実行していない可能性があります。
- トランザクションですでにコストが計算されている場合、たとえば、シミュレートされた結果を既存のコスト結果と比較して、トランザクションの処理後にコスト計算設定が変更された場所を特定できます。このユース・ケースは、処理済のプロジェクト・コストを調べる次の作業例に当てはまります。
- シミュレートされたコスト処理のエラー - 前述のシミュレートされたコスト処理の結果発生したすべてのエラーの詳細が表示されます。
- コスト処理設定 - 直接費の計算時に考慮される各コスト計算方法に関連するすべてのアプリケーション設定がリストされます。
- プロジェクト・アプリケーション管理者は、シート内の条件付き書式設定を使用して、有効日などの設定とトランザクションが一致または一部一致している場所を簡単に確認できます。プロジェクト・アプリケーション管理者は、次を表示できます。
- 割当は「組織コスト計算ルール」のコスト計算方法で処理されたため、プランニング・オプションはプランニング・レートではなく実績コスト・レートを使用するように構成されているはずです。
- シミュレートされたコスト処理で、プロジェクト・マネージャが遭遇したものと同じエラーが発生しています。これにより、これが依然として現在の設定に基づくアクティブな問題であることが確認されます。
- プロジェクト・アプリケーション管理者が下にスクロールして、組織コスト計算ルール方法に関連する設定を確認します。プラン・トランザクションのビジネス・ユニットに照合ルールがあることがわかります。しかし、そのルールが個人レート・スケジュールに関連付けられていることもわかります(プランニング・リソースは個人ではなくジョブに基づいていることを思い出してください)。
- プロジェクト・アプリケーション管理者がプロジェクト・マネージャと話をしたところ、プロジェクト・マネージャが望んでいるのは、このジョブではプロジェクト・コスト・レート上書きを使用することであり、予測において指定個人レベルで計画することではありません。プロジェクト・マネージャは、プロジェクトへの上書きの追加をプロジェクト管理者に依頼します。
- 予測をレビューする前に、プロジェクト・アプリケーション管理者は分析レポートのシミュレーション・モードを利用して、結果が期待どおりになるかどうかを確認できます。プロジェクト・アプリケーション管理者は、同じパラメータ・セットを使用して分析レポートを再実行します。「コスト計算」シートでは、次のことがわかります。
- 「シミュレートされたコスト処理」セクションに、プロジェクト・コスト・レート上書きが使用され、割当の直接費の計算に正しい直接費レートが使用されたことが示されます。
- これを確認するために、一致する行が「プロジェクト・コスト・レート上書き」設定表に表示されます。
- プロジェクト・マネージャが、予測でこの割当のレートをリフレッシュできるようになりました。レートがリフレッシュされる前の状態は次のとおりです。
- これは後の状態です。エラー数が減少し、直接費レートおよび金額が正常に導出されています。
この機能のビジネス上の利点は次のとおりです。
- これにより、プロジェクト・アプリケーション管理者およびアプリケーション実装コンサルタントが、「コスト」および「プロジェクト財務管理」作業領域のユーザーに対するサポートをより適切に提供できるようになります。プロジェクト・トランザクション分析レポートにより、計画トランザクションおよび実績トランザクションのコスト計算の問題を解決するために必要な労力とスキルが軽減されます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントと考慮事項
- これらのレポートは、プロジェクト・アプリケーション管理者やアプリケーション実装コンサルタントを対象としており、機能権限のみで保護されています(次の「ロールおよび権限」の項を参照してください)。ユーザーのロールと権限に関係なく、これらのレポートにはデータ・セキュリティが適用されません。プロジェクト会計担当などのエンド・ユーザーがこれらのレポートを使用できるようにする場合は、エンド・ユーザーが標準のアプリケーション・ページではアクセスできないデータがレポートに表示される可能性があることに注意してください。
- レポートを簡単にナビゲートできるように、表、フィルタ、行の表示/非表示などのExcel機能の使用を検討してください。
- レポート内の「コスト計算」シートでは、コスト計算方法ごとに10,000行の制限があります。
- コスト計算エラーに関連するサービス要求をOracle Supportで発行する場合は、「プロジェクト・トランザクション分析レポート」の出力を添付するよう求められる場合があります。これは、コスト処理の問題の迅速な解決に役立ちます。
主なリソース
- 「PPM向け分析とレポートの作成および管理」ガイドの「分析、レポートおよびダッシュボードの表示」のトピック。
ロールおよび権限
プロジェクト・トランザクション分析レポートは、次の権限によって保護されています。
- プロジェクト・トランザクション分析レポートの表示(PJF_VIEW_PROJECT_TRANSACTION_ANALYSIS_REPORT_PRIV_OBI)
上にリストされている権限は、次のシード済ジョブ・ロールで使用できます。
- プロジェクト・アプリケーション管理者(ORA_PJF_PROJECTS_APPLICATION_ADMINISTRATOR_JOB)
- アプリケーション実装コンサルタント(ORA_ASM_APPLICATION_IMPLEMENTATION_CONSULTANT_JOB)
プログラム連絡を定期的に公開することで、利害関係者に最新情報を提供します。プログラム・マネージャは、プログラムの健全性ステータスをステークホルダーと共有でき、ステークホルダーは共有レポートについて表示およびコラボレーションが可能です。
テンプレートを調整して頻度を選択することにより、プログラムのビジネス・ニーズに最適なレポートを管理できます。レポート・コンテンツにはプログラム・パフォーマンスとテキストが含まれているので、利害関係者に必要な情報を提供できます。各プログラム連絡レポートには、作業中バージョンと以前に公開済のバージョンがあり、プログラムのモニタリングおよび分析用にパフォーマンス・データが収集されると、作業中バージョンが自動的に更新されます。公開されたレポートは利害関係者がすぐに使用でき、アプリケーション内から利害関係者のコメントをレビューして応答することで継続的に会話できます。
利害関係者は、新しい「プログラム・ステークホルダー」ナビゲーションを使用して、公開済レポートを表示できます。自分にアクセス権があるプログラムの現在および以前に公開されたレポートをレビューします。各レポート・バージョンに入力できるコメントを使用して、プログラム・マネージャや仲間の利害関係者とインサイトを共有し、指針を与え、コラボレーションします。
プログラム・マネージャは、レポート頻度、公開オプションおよびコンテンツ・レイアウトを定義することで、自分のプログラムの連絡レポート・プランを作成できます。既存のレイアウト・テンプレートを使用するか、テンプレートをコピーおよび編集して新しいテンプレートを作成するか、レイアウトを最初から設計できます。このコンテンツ・インタフェースでは、事前定義済カタログから追加するコンテンツをクリックすれば追加できます。属性のグループ(レポート・ヘッダーやプログラム詳細など)を選択すれば、複数の属性を一度に追加できます。マージン、収益、アーンド・バリューの差異などのプログラム・メトリックを含めることで、現在のプログラム・パフォーマンスをレポートします。テンプレート・メトリックを編集して、値またはスコアカードとして表示すれば、2つ前のレポートからのトレンドも表示できます。見出し、行セパレータ、入力可能段落を使用して、レポートのセクションとテキストを追加します。関連するアーンド・バリューのチャートや表とともに、スケジュールの前倒しや遅延が発生している上位5件のプロジェクトをリストします。追加されたすべてのコンテンツは、名前変更、上下移動および削除が可能です。準備ができたら、テンプレート・レイアウトを公開して、プログラムの利害関係者レポートを定義および生成します。
プログラム連絡では、次のREST APIを使用できます。
- プロジェクト・プログラム連絡: テンプレート、レポートおよびレポート受信者を管理します。レポートのコメントを管理します。
- プロジェクト・プログラム連絡フィードバック: レポートのコメントを管理します。
- プロジェクト・プログラム連絡カタログ: レポート・コンテンツ・カタログ・オブジェクトを管理します。
ビジネス上の利点
- プログラムのパフォーマンスを定期的に連絡することで、利害関係者のエンゲージメントを促進します。プログラム・マネージャが一貫したフォーマットで追加テキストを入力すると、プログラムに対する利害関係者のインサイトと関心を高めることができます。レポートのコメントにより、インサイト、ガイダンス、質問および回答のタイムリな交換を促せます。
- プログラム・ステータス・レポートが合理化されたので、プログラムのレポート・ニーズに最適なレイアウト・テンプレートの定義、配布頻度の設定、公開オプションの管理およびコンテンツの作成をプログラム・マネージャが簡単に行えます。レポートの作成にかかる時間が短くなり、作業中バージョンには、プログラムのパフォーマンス・データから直接取得されたパフォーマンス値で自動的に生成されます。アプリケーション内のプログラム・レポートの場所が集中管理されて、すべての利害関係者がそこからレポートを簡単に利用できます。
有効化のステップ
- プログラム・オプション(必須)
「プロジェクト財務管理」オファリングの「プログラム・オプションの管理」タスクを使用して、プログラム・カレンダ、計算方法および通貨を選択します。
- カレンダ: カレンダはプログラム分析の期間を定義します。これは通常、財務プロジェクト会計カレンダと同じカレンダです。プロジェクトの会計カレンダ期間とプログラム・カレンダが異なる場合は、マッピング方法によって、それらがどのようにマップされるかが決まります。
- 通貨: 最大5つの通貨をプログラムに追加します。「プログラム・パフォーマンス・データの更新」プロセスでは、指定された換算レート・タイプおよび日付を使用して、通貨額をプロジェクトの通貨から各プログラム通貨に換算します。プログラム分析ユーザー・インタフェースでは、最初は金額がデフォルト通貨で表示されます。プログラム・マネージャが通貨を変更すると、その選択が個人のデフォルト値になります。
- 計算方法: 実質完了率を計算する方法を選択します。「プログラム・パフォーマンス・データの更新」プロセスでは、プロジェクトの値が存在しない場合に実質完了率が計算されます。ソースとして財務プランまたは予算を選択し、アーンド・バリュー・メジャーを計算します。
- パフォーマンス・メジャー(オプション)
- プログラムでは約145個のパフォーマンス・メジャーが使用可能です。メジャーのリストを減らすには、「プロジェクト財務管理」オファリングの「パフォーマンス・メジャーの管理」タスクを使用して不要なメジャーを無効にします。同じタスクを使用して、メジャー名とデフォルトの表示値を変更できます。
- 換算レート(条件付きで必須)
- プログラム・オプションで定義された換算レート・タイプおよび通貨について、プロジェクト通貨と各プログラム通貨の間のレートを定義します。このステップを完了するには、「プロジェクト財務管理」オファリングの換算レート・タイプの管理タスクを使用します。
ヒントと考慮事項
- 連絡テンプレートは共有されて、すべてのプログラム・マネージャが選択してレポートを作成できます。テンプレートの作成方法には2つあります。「連絡」ページで「テンプレートの作成」処理を選択すると、テンプレートを直接作成して名前を付けることができます。レポートの内容を最初から追加したり、既存のテンプレートを変更したりする際にも、レポートからテンプレートが作成されます。この場合、テンプレートはレポート名を継承します。
- レポートの頻度と開始日によって、レポートの期日が決まります。開始日に含まれる数字の日付は、月次、四半期次、年次の頻度に使用されます。月末にレポート期日を設定するには、本日より前の任意の月の31日を選択します。短い月に対しては、期日が自動的に調整されます。週次および隔週の頻度を使用する場合は、開始日の曜日によって期日が決まります。自動公開をオンに切り替えると、レポートが期日に自動的に公開されます。自動公開は、必要に応じて一時停止および再開できます。
- レポートの最初の作業バージョンは、最初にリフレッシュするまで空です。プログラムに関連付けられているプロジェクトのプロジェクト・マネージャが「プロジェクト・パフォーマンス・データの更新」プロセスを発行すると、最新のメジャー値でレポートがリフレッシュされます。最新のリフレッシュ日がレポートに記入されます。必要に応じて、「レポートのリフレッシュ」ボタンを選択して、リフレッシュを強制的に実行できます。これにより、「プログラム・パフォーマンス・データの更新」プロセスが発行されますが、完了するまでに数分かかる場合があります。
- レポートのプレビュー・アイコンを選択することで、作業中バージョンおよび公開済バージョンを「連絡」ページから参照できます。
- 不要になったレポートやテンプレートはアーカイブできます。
主なリソース
- 関連ヘルプ:
- プロジェクト・パフォーマンス・レポートの使用ガイドの「プロジェクト・プログラム」の章
- プロジェクト財務管理および助成金管理の実装ガイドの「プロジェクト・パフォーマンス・レポート構成」の章
- PPMにおけるTransactional Business Intelligenceのサブジェクト領域ガイドの「プロジェクト - プログラム・パフォーマンス・レポート」サブジェクト領域
- PPMの分析とレポートの作成と管理ガイド
- Oracle Project Portfolio Management CloudのREST APIガイド
- PPMのセキュリティ・リファレンスガイドの「プログラム・マネージャ」、「プロジェクト・エグゼクティブ」および「プロジェクト・アプリケーション管理者」
- ERPの保護ガイド
-
更新22Bの新機能: プログラム管理
ロールおよび権限
この機能を使用するには、次の権限およびロールが必要です。
- 権限名およびコード:
- プロジェクト・プログラムの管理(PJS_MANAGE_PROJECT_PROGRAM)
- プロジェクト・プログラムの表示(PJS_VIEW_PROJECT_PROGRAM)
- プログラム・パフォーマンスの更新の実行(PJS_RUN_UPDATE_PROGRAM_PERFORMANCE_PROCESS)
- 職務ロール名およびコード:
- プロジェクト財務アプリケーション管理職務(ORA_PJF_PROJECT_FINANCIAL_APPLICATION_ADMINISTRATION_DUTY)
- ジョブ・ロール名およびコード:
- プログラム・マネージャ(ORA_PJF_PROGRAM_MANAGER)
- プロジェクト・エグゼクティブ(ORA_PJF_PROJECT_EXECUTIVE)
- プロジェクト・アプリケーション管理者(ORA_PJF_PROJECTS_APPLICATION_ADMINISTRATOR)
- 従業員(ORA_PER_EMPLOYEE_ABSTRACT)
連邦財務レポートが拡張され、D-U-N-S番号のかわりに新しい一意エンティティ識別子が表示されます。このレポートは、Grants.govにより投稿された最新の要件に準拠するようになりました。
「機関の管理」ページで機関の一意エンティティ識別子(UEI)を入力します。
連邦財務レポートを作成すると、交付の機関からUEIが選択されます。
ここに示されている新しいパラメータが「連邦財務レポートの生成」プロセスに追加されています。
「会計の基準」に「見越」または「現金」を選択できます。このプロセス・パラメータのデフォルト値は、プライマリ元帳の会計処理基準です。
連邦財務レポートにUEIを含めるビジネス上の利点は、レポートがGrants.gov要件に準拠するようになることです。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ロールおよび権限
この機能を使用するには、次のいずれかのロールが必要です。
- 助成金管理者(ORA_PJF_GRANTS_ADMINISTRATOR_JOB)
- 助成金部門管理者(ORA_PJF_GRANTS_DEPARTMENT_ADMINISTRATOR_JOB)
- 主要調査員(ORA_PJF_PRINCIPAL_INVESTIGATOR_JOB)
Oracleは時々、既存のクラウド・サービスの機能を新しい機能で置き換えるか、既存の機能を削除します。古いバージョンは、機能が置き換えられた直後に削除されることも、将来削除されることもあります。新しいバージョンが使用可能になり次第、置き換えられた機能の新しいバージョンを使用することがベスト・プラクティスとなります。
製品 | 削除される機能 | 削除予定 | 置換後の機能 | 置換時期 | 追加情報 |
---|---|---|---|---|---|
Project Management Cloud | PPMモバイル・アプリケーション(AndroidおよびiOS) |
23B | 21B | モバイル・アプリケーションは移行中も引き続き機能しますが、機能が今後強化される予定はありません。 今後のリリースでは、プロジェクト時間およびプロジェクト管理のデジタル・アシスタントのスキルが強化される予定です。 |
|
プロジェクト管理 | プロジェクト・プランの管理 - 古いユーザー・エクスペリエンス(リリース8) |
22D | 20A | ||
プロジェクト管理 | エンタープライズ・プロジェクト体系(EPS) | 未定 | 22B | レポート作成のニーズを満たすには、プログラム管理に移行することをお薦めします。 EPSを現在利用しているプロジェクトにアクセスするための関連セキュリティ要件については、次の2つのセキュリティ強化を考慮してください。 |
|
Project Management Cloud | プロジェクト財務タスク・サービスの表示権限を使用したプロジェクトREST APIアクセス |
22D | プロジェクト・サービスの表示権限を使用したプロジェクトREST APIアクセス |
リリース11 | プロジェクト・サービスの表示権限を使用した読取りアクセスに移行します。 |
オプト・イン失効セクションで、今後予定されているすべてのオプト・イン変更を確認してください。
既知の問題/メンテナンス・パック・スプレッドシート
オラクル社は、各更新の既知の問題に関するドキュメントを公開して、発生する可能性のある問題を周知し、回避策がある場合には提供しています。
また、月次パッチまたは法定パッチで修正されたバグのメンテナンス・パックおよび法定メンテナンス・パックのドキュメントも公開しています。
これらのドキュメントをレビューするには、My Oracle Supportにアクセスできる必要があります。
Oracle Fusion Cloud Project Managementの既知の問題およびメンテナンス・パック(ドキュメントID 1545504.1)
古いバージョンのデジタル・アシスタント・スキルの廃止
デジタル・アシスタントとそのスキルは、よりスマートになりかつ会話エクスペリエンスが強化されるにつれて、継続的に更新されています。リリースのたびにスキル・ストアで更新バージョンを確認してください。リリースから最長で2年後、基礎となるプラットフォーム・バージョンが非アクティブになると、バージョンは動作しなくなります。6か月以内に非推奨となり削除される次のODAプラットフォーム・バージョン: 21.04。
次の22Bバージョンのスキルには、更新またはパッチは含まれません。
- プロジェクト管理: 22.04.02
- プロジェクト時間入力: 22.04.04
最新の状態を保ち、最新のスキルを使用することをお薦めします。