T10000 ドライブの最小レベルのソフトウェア要件を次に示します。
ノート:
最新の利用可能なソフトウェアレベルを使用するように努めてください。T10000D
ACSLS 8.2
ELS
7.2: PTF L1H17HF plus VTCS PTF L1H17TC
7.1: PTF L1H17HE plus VTCS PTF L1H17TB
7.0: PTF L1H17HD plus VTCS PTF L1H17TA
SAM-QFS 5.3-01 パッチ
VTSS
VSM6: 6.0.7.xx
VSM4/5: D 02.18
VM Client
7.2: 初期リリース
7.1: PTF SM00019
T10000C
ACSLS:
8.0 (Solaris/SPARC および Solaris/x86)
7.3.1 (Solaris/SPARC、Solaris/x86、および AIX))
NCS/VTCS バージョン 6.2
PTF L1A00SW - SMC
PTF L1C10AZ - MVS/CSC 6.2
PTF L1H15T2 - MVS/HSC
PTF L1H15T1 - VM/HSC
VTCS:
PTF: (非 StorageTek Tape Tiering Accelerator (TTA) および非 StorageTek In-Drive Reclaim (IDR))
L1H15I6
L1H15I4
ELS バージョン 7.0
PTF:
VTCS 7.0: L1H15I7 (非 StorageTek Tape Tiering Accelerator (TTA) および非 StorageTek In-Drive Reclaim (IDR))
MVS/CSC: L1C10B0
HSC/SMC: L1H15T3
ELS バージョン 7.1
T10000C および T10000 T2 クリーニングカートリッジ (CC) のサポート
VTCS のサポートは非 StorageTek Tape Tiering Accelerator (TTA) です
PTF:
L1H15UX T10000 T2 クリーニングカートリッジ (CL) のサポート
VTSS (VSM4/5)
D02.11.xxx (非 StorageTek Tape Tiering Accelerator (TTA) および非 StorageTek In-Drive Reclaim (IDR))
D02.12.xxx (StorageTek Tape Tiering Accelerator (TTA) および StorageTek In-Drive Reclaim (IDR))
T10000B
ACSLS - 7.2 (PUT0702)
NCS/VTCS:
NCS/VTCS 6.2
PTF L1H14EP - HSC 6.2 (MVS)
PTF L1A00OT - SMC 6.2
PTF L1H142C - VTCS 6.2
PTF L1C109N - MVS/CSC 6.2
PTF L1H14EO - HSC 6.2 (VM)
NCS/VTCS 6.1
PTF L1H14EN - HSC 6.1 (MVS)
PTF L1A00OS - SMC 6.1
PTF L1H1429 - VTCS 6.1
PTF L1C109M - MVS/CSC 6.1
PTF L1H14EM - HSC 6.1 (VM)
VTSS
VSM4/5 (D02.03.00.00 以降のリリース)
T10000A
ACSLS
7.1 - PUT0601 または PUT0502
NCS/VTCS:
NCS/VTCS 6.0:
PTF L1H12E3 - HSC 6.0 (MVS)
PTF L1A00D7 - SMC 6.0
PTF L1H12E1 - VTCS 6.0
PTF L1S1054 - LibraryStation 6.0
PTF L1C1074 - MVS/CSC 6.0
PTF L1H12E2 - HSC 6.0 (VM)
NCS/VTCS 6.1:
PTF L1H12FC - HSC 6.1 (MVS)
PTF L1A00DV - SMC 6.1
PTF L1H12FA - VTCS 6.1
PTF L1S1059 - LibraryStation 6.1
PTF L1C1075 - MVS/CSC 6.1
PTF L1H12FB - HSC 6.1 (VM)
StorageTek テープライブラリの 1 台に T10000 テープドライブを取り付ける場合、そのライブラリの次の情報と要件を確認します。
ノート:
T10000 ドライブをサポートするには、ライブラリ固有の T10000 ドライブトレーおよび適切なライブラリファームウェアが必要です。SL3000 は 200 個から 6,000 個のカートリッジと最大 56 台のテープドライブを保持します。
ドライブモデルをサポートするにはライブラリマイクロコードレベル (最小) が必要です。
T10000D:
FRS_4.0 (SLC 6.00) 以降
ノート:
TS カートリッジはサポートされていません。FRS_3.62 は 3590 モードをサポートしていません
ノート:
16G ビットリンクの 4.0 SLC ポートの速度表示に無効と表示されます。これは表示のみの問題です。T10000C: FRS_2.81 以降
FRS_2.81 は CL クリーニングカートリッジ (T10000C) をサポートしますが、期限切れのクリーニングカートリッジは HLI ホストに報告されません。Compat 22 は、T10000C の休止機能をサポートしていません。
T10000A または B: FRS_2.00
Oracle 従業員は StorageTek Tape Library Site Survey Form を「Systems」Web サイトの「StorageTek Tape Storage」セクションから使用できます。
ノート:
アンケートフォームは、特定のライブラリモデル (「Tape Libraries」タブ) の「FAQs and Tools」リンクにあります。SL8500 ライブラリは 1,448 個から 10,000 個のカートリッジと最大 64 台のテープドライブを保持します。ライブラリコンプレックスは、複数のライブラリから構成され、最大 640 台のテープドライブで最大 100,000 個のテープカートリッジを格納できます。
ドライブモデルをサポートするにはライブラリマイクロコードレベル (最小) が必要です。
T10000D
FRS_8.30 以降 (フルドライブサポート)
FRS_8.07 (SLC 6.50) 以降
ノート:
TS カートリッジはサポートされていません。FRS_8.05
FRS_7.70 (3590 モードをサポートしていません)
T10000C: FRS_6.02 以降
ノート:
FRS_6.02 は CL クリーニングカートリッジ (T10000C) をサポートしますが、期限切れのクリーニングカートリッジは HLI ホストに報告されません。Compat 22 は、T10000C の休止機能をサポートしていません。T10000B: FRS_3.98 以降
T10000A: FRS_3.00 以降
Oracle 従業員は StorageTek Tape Library Site Survey Form を「Systems」Web サイトの「StorageTek Tape Storage」セクションから使用できます。
ノート:
アンケートフォームは、特定のライブラリモデル (「Tape Libraries」タブ) の「FAQs and Tools」リンクにあります。ノート:
T10000C および T10000D テープドライブは、L シリーズライブラリではサポートされません。L180 ライブラリは 84 から 174 個のカートリッジと最大 6 台の T10000A/B ドライブを保持します。
L700 ライブラリは 216 から 678 個のカートリッジを保持し、L700e は 300 から 1,344 個のカートリッジを保持します。ライブラリは最大 12 台の T10000A/B ドライブ (シングルフレーム) または 2 台のライブラリがパススルーポート (PTP) で接続されている場合に、最大 24 台の T10000 ドライブを保持します。
L1400M シングルフレームライブラリは最大 678 個のカートリッジを保持し、L1400M デュアルフレームは最大 1,344 個のカートリッジを保持します。ライブラリは最大 12 台の T10000A/B ドライブ (シングルフレーム) または最大 24 台の T10000 ドライブ (デュアルフレーム) を保持します。
ライブラリマイクロコードレベル (最小) は 3.11.02 以降 (T10000A) または 3.17.03 以降 (T10000B) です。
42U ラックは最大 6 台のドライブトレーを保持できます (図2-1を参照)。ドライブトレーには 1 台または 2 台のテープドライブを格納できます。ドライブトレーはラックユニット U11 と U34 の間に設置します。
各ドライブトレーはスイッチおよびインジケータ、カートリッジのロードおよびアンロードスロット、および 10 文字のディスプレイパネルを含むコントロールパネルを備えています。上部の操作パネルは、左側のドライブで機能し、下部のパネルは右側のドライブで機能します。
2 台のテープドライブがあるドライブトレーの入力電力要件:
T10000D: 240 ワット (約 819 Btu/時)
T10000C: 229 ワット (約 782 Btu/時)
T10000A/B: 172 ワット (約 587 Btu/時)
ノート:
キャビネットの前面垂直レールと背面垂直レールの許容可能な間隔は、701 mm (28 インチ) から 730 mm (28.75 インチ) です。前面または背面の垂直レールのセット間の水平方向の間隔は、438 mm (17.25 インチ) 以上で、442 mm (17.4 インチ) 以下である必要があります。次のセクションでは、テープドライブの構成の計画に役立つ情報を提供します。ドライブには、製造プロセス中に設定された構成パラメータが設定されています。Virtual Operator Panel (VOP) を使用すると、パラメータを変更できます。
「Configure Drive Parameters」ダイアログボックスには、各パラメータの現在の設定が表示され、ほかのパラメータのオプションまたはリストが表示されます。ダイアログボックスには一連のタブ (「Encrypt」、「Fibre」、「Network」など) があります。構成パラメータのリストは、ドライブインタフェースおよびドライブモデルによって異なります。
次のリストに、ファイバチャネルインタフェースを持つドライブの一般的なパラメータの概要を示します。
ドライブエミュレーションオプション (ドライブインタフェースによって異なる)
データ圧縮 (No、Yes、または Off)
データのセキュリティー消去 (No または Yes)
標準ラベル保護 (No または Yes)
テープ終了表示 (No または Yes)
システムメッセージの言語 (英語がデフォルトですが、ほかの 4 つのオプションを使用できます)
ハードアドレスまたは速度ネゴシエーションの定義などのインタフェースポート属性。
ノート:
SL3000 および SL8500 ライブラリでは、調停ループアドレスをサポートしていません。T10000C/D の追加のパラメータ:
File Sync Accelerator
Tape App Accelerator
ダイアログボックスの「Power」タブ
自動休止を有効または無効にし、自動休止遅延時間を指定するために使用します。
「Encrypt」タブを使用して、テープドライブの暗号化を有効にし、「Network」タブを使用して、各種パラメータ (IPv4 アドレス、IPv6 アドレス、およびネットワークノード名) を設定します。
図2-2に VOP の Sys Admin バージョンの「Fibre」タブの代表的な例を示します。実際のパラメータ定義やパラメータ値は、ドライブモデルによって異なります (詳細は VOP のドキュメントを参照)。
ネットワークタブは、次を設定するためのパラメータを提供します。
図2-3に VOP の「Network」タブの代表的な例を示します。詳細は、VOP のドキュメントを参照してください。
ファイバ接続 (FICON) は、独自の IBM チャネルです。FICON チャネルの利点には、広い帯域幅、論理パス数の多さ、チャネルあたりのデバイス数の多さ、長い距離などがあります。
合計 512 個の論理パスが可能です。デュアルポートテープドライブでは、合計 512 個の論理パスをポート A とポート B 間で不均等に分割できます。
大きい (64K バイト) ブロックを同時読み取りおよび書き込みする約 6 台の T シリーズ FICON テープドライブを単一のチャネルに接続できます。
ノート:
8G ビット FICON チャネルは最大 3 台の T10000D ドライブの接続をサポートしています。小さい (16K バイト) ブロックを同時読み取りおよび書き込みする約 16 台の T シリーズ FICON テープドライブを単一のチャネルに接続できます。
FICON ドライブの設置後、各ドライブのハードウェア構成定義 (HCD) を設定する必要があります。
Oracle 従業員は「Systems」Web サイトの「SE Support Tools」セクションから StorageTek T10000 テープドライブの FICON HCD 構成に関するホワイトペーパーを入手できます。
標準ファイバチャネルインフラストラクチャーおよびケーブルを使用した T10000 FICON テープドライブの構成オプションは、1) シングルポート (短波または長波)、2) デュアルポート (短波または長波)、または 3) 混合ポート (1 つの短波ポートと 1 つの長波ポート) です。
短波ポートに接続する場合はマルチモードケーブルを使用します。
長波ポートに接続する場合はシングルモードケーブルを使用します。
100M バイト/秒チャネル上の 50 ミクロンのマルチモードケーブルを使用した短波 850 nm スモールフォームファクタプラガブル (SFP) の非反復 (non-repeated) チャネルの最大合計距離は 500 m (1640 フィート) です。
200M バイト/秒チャネル上の 50 ミクロンのマルチモードケーブルを使用した 850 nm SFP の非反復 (non-repeated) チャネルの最大合計距離は 300 m (984 フィート) です。
400M バイト/秒チャネル上の 50 ミクロンのマルチモードケーブルを使用した 850 nm SFP の非反復 (non-repeated) チャネルの最大合計距離は 150 m (492 フィート) です。
T10000D では 20 km (12.4 マイル) の長波長 SFP を使用しています。8G ビット FICON チャネルは最大 3 台の T10000D ドライブの接続をサポートしています。
シングルモードケーブルを使用した T10000A、B、または C の長波 1310 nm SFP の非反復 (non-repeated) チャネルの最大合計距離は 10 km (6.21 マイル) です。
シングルモードケーブルの最大距離は、光増幅中継ユニットによって、100M バイト/秒チャネルの場合に 20 km (12.4 マイル) または 200M バイト/秒チャネルの場合に 12 km (7.46 マイル) まで拡大できます。
光ファイバケーブルの要件は何ですか。次に、必要なものを判断するのに役立つ考慮事項を示します。
お客様のサイトに既存の光ファイバケーブルがありますか。
新しいケーブルを取り付けるより、これらのケーブルを再利用することを考慮すべきですか。
これらのケーブルは使用できる正しいタイプですか。
ケーブルコネクタは使用できる正しいタイプですか。
お客様が LC コネクタと SFP モジュールをサポートするためにシステムをアップグレードする場合、ほかの変更が必要です。
リンクの距離の制約はありますか。
ストレージエリアネットワークのケーブル計画にキットやアダプタ (LC-SC) が含まれますか。
距離を拡大するために、カスケード接続されたディレクターまたは Inter-Switch Link (ISL) を使用していますか。
StorageTek Tape Analytics (STA) は、インテリジェントなモニタリングアプリケーションで、StorageTek モジュラーテープライブラリのみで使用できます (SL3000 および SL8500 を含む)。これはテープストレージ管理を簡略化し、顧客はテープストレージ環境の現在の健全性に基づき、将来のテープストレージ投資について情報を得たうえでの意思決定を行うことができます。
STA を使用することで、顧客はグローバルに分散したライブラリを単一でブラウザベースのユーザーインタフェースからモニターできます。顧客は、複数のライブラリプラットフォームにまたがるオープンシステムとメインフレームの混在媒体や混在ドライブ環境を管理できます。
顧客は STA を使用して詳細なパフォーマンス傾向分析を行うことにより、テープ投資の利用率およびパフォーマンスを向上させることができます。このような分析は、定期的に更新されるライブラリ操作データベースに基づきます。STA は、テープライブラリ環境からのデータを収集して保持し、このデータを使用して健全性のステータスやライブラリリソース (ドライブおよび媒体) を計算します。STA はさまざまな条件に従ってデータを集計し、テーブル形式やグラフ形式で表示するため、環境の活動、健全性、および容量をすばやく評価できます。
STA の最小 T10000 コードレベル:
T10000A:
1.44.110 (低品質データ、TTI 5.10)
1.46.109 (高品質データ、TTI 5.20)
RQ48.48.105 以上 (最高品質データ、TTI 5.30)
T10000B:
1.44.210 (低品質データ、TTI 5.10)
1.46.209 (高品質データ、TTI 5.20)
RQ48.48.205 以上 (最高品質データ、TTI 5.30)
T10000C:
1.51.320 (高品質データ、TTI 5.20)
1.53.316 以上 (最高品質データ、TTI 5.30)
T10000D:
4.06.xxx (FC インタフェース)
4.07.xxx (FICON)
STA 製品および専用 STA サーバーに関する詳細については、STA のドキュメントライブラリを参照してください。次の URL で「StorageTek Tape Analytics documentation」リンクを選択します。
ハードウェアとソフトウェアの問題解決を支援するためにサービス担当者を利用できます。初期の注文と設置計画時に、ローカルおよびリモートサポートオプションについてお客様に通知してください。
Service Delivery Platform (SDP) は、問題の解決、分析および傾向分析、改善された診断機能を提供するサポート拡張ソリューションです。SDP は、StorageTek テープドライブに接続する、お客様のサイトに配置されたスマートアプライアンスから構成されます。SDP はデバイスイベントを収集し、サポートアナリストに警告して、リモート診断および自動サービスリクエスト (ASR) を提供します。ASR の追加情報については、次を参照してください。
http://www.oracle.com/technetwork/systems/asr/overview/index.html