ソフトウェアのプロビジョニング この項の内容は次のとおりです。 • TuxedoおよびART (GA)のインストール • TuxedoおよびARTローリング・パッチ(RP)の適用 • ART Test Managerエージェントのインストール この機能には、ウィンドウ右上隅にあるART Test Managerのメイン・メニューからアクセスします。Tuxedo、ART Runtime、およびART Test Managerエージェントを複数のマシンに同時インストール、および複数のマシンで同時に更新する作業を支援します。テスト・マシンにTuxedoとART for CICS、ART for IMS、またはART for Batchがインストール済の場合は、再インストールの必要はありません。インストールに最新のローリング・パッチ(RP)が適用されていない場合は、この機能を使用してリモートで適用できます。ただし、必要なアクションはART Test Managerエージェントのプロビジョニングを、ART Test Managerでテストを実行する前にテスト環境ごとに1回実行することのみです。 プロビジョニング・ダイアログで、ホスト名、sshポート、ユーザー名、およびパスワードを指定し、ターゲット・マシンを追加できます。SSH接続のテスト・ボタンをクリックすると、接続および資格証明が有効かどうかが確認されます。「追加」ボタンをクリックして必要なマシンを追加すると、次の図のようにそれぞれが自身のタブに表示されます。「マシン」タブには、使用可能な3つの機能タブがあります。必要なソフトウェアのプロビジョニングのためのGAインストール、ローリング・パッチ適用のためのRPインストール、必須のART Test Managerエージェント・インストールのためのエージェント・インストールです。 TuxedoおよびART (GA)のインストール TuxedoおよびARTをインストールするには、GAインストール・タブをクリックし、必要な情報を入力してGAインストール・ボタンをクリックします。フォームで必要な入力パラメータを次に示します。 • Javaホーム: JDK 1.7以降の絶対パス • Oracleホーム: インストール・パス • Oracleホーム名: Oracleホームのエイリアスであり、Oracleホームのディレクトリ名がデフォルト値になります • COBOLコンパイラ・タイプ: 「COBOL-IT」を選択した場合は、COBOL-ITのインストール・パスを指定します。「Micro Focus COBOL」を選択した場合は、コンパイラのインストール・パスは不要です。 • ローカル・マシンまたはリモート・マシン上のTuxedoインストーラ・パッケージの場所です。ART Test Managerにアップロードされ、ターゲット・マシンに転送されます。 • ローカル・マシンまたはリモート・マシン上のART (CICS、IMS、およびバッチ用のランタイム)インストーラ・パッケージの場所です。ART Test Managerにアップロードされ、ターゲット・マシンに転送されます。 インストール時には、進捗状況インジケータが表示されます。インストールが終了すると、結果が表示されます。 ヒント: インストール時にはブラウザをリフレッシュしないでください。ART Test ManagerにWiFiで接続している場合は、アップロードおよびインストールのプロセスに時間がかかる可能性があります。 インストール後に、Oracleホーム名入力フィールドの右側にあるGAインストール表示をクリックして、ART Test Managerで検索できるかどうかをチェックします。 TuxedoおよびARTローリング・パッチ(RP)の適用 Oracleでは、リリース間のパッチおよび小規模な拡張をローリング・パッチ(RP)と呼ばれる更新パッケージで提供しています。RPインストール・タブをクリックし、Tuxedo/ARTのRPインストーラ・パッケージを選択し(複数選択可)、RPインストールをクリックします。GAインストール・タブで指定したOracleホームの場所を基準にして、ART Test Managerは現在インストールされているバージョンを特定し、Oracle Opatchツールを実行してRPパッケージを適用します。 インストール時には、進捗状況インジケータが表示されます。インストールが終了すると、結果が表示されます。 RPインストールのいずれかが失敗した場合は、赤色のリンク失敗したインストールをクリックして詳細をチェックします。 RPインストール表示ボタンをクリックして、RPインストール履歴を確認します、次の図を参照してください。 ART Test Managerエージェントのインストール ART Test Managerは、CICS、IMS、およびバッチの3つの各Tuxedoアプリケーション・ランタイムに対応するエージェントを提供しています。これらのエージェントがTuxedoサーバーとして実行され、実行中のトランザクション、プログラム、およびジョブについての情報をART Test Managerに返します。TuxedoドメインをART Test Managerから起動し、テスト・ケースを実行する前にこれらのエージェントをインストールする必要があります。 エージェントをインストールするには、プロビジョニング・ビューでエージェント・インストール・タブをクリックします。各ランタイムに対応するフォームの入力フィールドでインストールの場所を指定します。通常は共通のデプロイ場所の下の各ランタイムに固有のサブディレクトリになります。エージェントがインストールされたかどうかをチェックするには、入力フィールドの右側にあるエージェント・インストール表示ボタンをクリックします。インストールされていない場合は、3つのランタイムの場所を入力し、右下隅のエージェントのインストール・ボタンをクリックします。進捗状況ウィンドウに、各ランタイムのエージェントのインストール状況および最終ステータスが表示されます。 インストール後に、エージェント・インストール表示ボタンをクリックして、インストールを確認します。 エージェントのインストール後、関連するTuxedoドメインの起動時には、起動中のすべてのTuxedoサーバーがコンソール・ウィンドウに表示されます。ART Test Managerのエージェントを含むサーバーが正常に起動されていることを確認します。これらのサーバーは、CICSドメインではARTCICSAGENT、IMSドメインではARTIMSAGENT、バッチ・ドメインではARTJESAGENTになります。 これらのエージェントが提供する情報は、ART Test Managerユーザー・インタフェースでの各ドメインの実行状況の基本ビューを直接カバーするように設計されています。Tuxedo Systems and Application Monitor Plus (TSAM Plus)ではより大規模なモニタリング・オプションが用意されており、バッチ・ランタイムの場合は、ARTISPFパネルのTuxedo ART Batchをuni-SPFの拡張として使用可能です。
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