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• Oracle Tuxedo Application Runtime for Batchコンポーネントを使用して、結果シェル・スクリプトをコンパイルし、ソース・プラットフォームでの動作と同じようにターゲット・プラットフォームで実行できます。ただし、「動作範囲」の項に詳細が記載されている場合を除きます。
• カタロガにより生成されたPOBファイルに格納された、変換するJCLスクリプトの抽象構文ツリー(1つ以上)。
• (オプション)ファイルからRDBMSへの変換表などの、特定の構成サブファイル。「File-to-Oracleコンバータ」の「COBOLおよびJCL変換ガイド・ファイル」または「File-to-Db2/luw (udb)コンバータ」の「COBOLおよびJCL変換ガイド・ファイル」を参照してください。
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• JCLトランスレータおよび基礎となるOracle Tuxedo Application Runtime for Batchコンポーネントによりサポートされる、JCLカード、パラメータ、オプションおよびユーティリティ・プログラムの詳細は、『Oracle Tuxedo Application Runtime for Batchリファレンス・ガイド』のOracle Tuxedo Application Runtime Batch環境におけるZ/OS JCLに関する項を参照してください。入力コンポーネントは、カタロガによる解析が終了したアセット内のすべてのJCLスクリプト(メイン・ファイル)です。実際、JCLトランスレータはソース・ファイルではなくスクリプトのPOBファイルをロードします。カタロガによる制限(JCL当たり複数のジョブは不可など。「カタロガ」を参照)に加え、JCL変換を試行する前には次のルールに従う必要があります。システム記述ファイルには、処理するアセットの全ソース・ファイルの場所、タイプ、可能性のある依存関係が記述されます。このように、このファイルは、カタロガのみでなくJCLトランスレータも含めたすべてのTuxedo ART Workbenchツールがこれらのソース・ファイルや対応するコンポーネントにアクセスするために不可欠です。
カンマで区切られたペアvar-name = var-valueのリスト var-nameは記号(または記号として解釈される文字列)で、var-valueは文字列です。JCLスクリプトの解析時に、パーサーはJES2により実行されるJCL変数置換プロセスをシミュレートします。ここで指定されるname-valueペアは(パラメータなどとは対照的に)グローバル変数の置換に使用されます。パーサーは変数に適した値が見つからないとエラーをレポートします。 このオプションの存在は、JCLにより参照されるSYSIN/SYSTSINファイルがシステム全体で検索される方法に影響を与えます。「カタロガ」の章の「通常のサブファイル検索」の操作を参照してください。
表9-3 JCL変換構成ファイルの内容 これが設定されている場合、ユーティリティDSNUTILBのSYSINは変換されません。 これが設定されている場合、DB2 SYSTEM情報が保持および変換されます。表9-4では、データ・クラス・ファイル内の各フィールドについて詳細な説明を示しています。
表9-4 データ・クラス・ファイルの内容 レコード・フォーマット。NAMEフィールドで指定されたデータ・クラスを使用して作成されるファイルのレコード・フォーマットを指定するもので、指定できる値はDD文のRECFMパラメータと類似しています。RECFMは、RECORGとの組合せでは使用できません。 論理レコード長。作成されるファイルの論理レコード長を指定するもので、指定できる値はDD文のLRECLパラメータと類似しています。 レコード編成。VSAMファイルにのみ使用され、指定できる値はES (VSAM ESDS)、RR (VSAM RRDS)またはKS (VSAM KSDS)です。VSAM以外のファイルでは、このフィールドは空白のままにします。このフィールドは、RECFMフィールドとの組合せでは使用できません。 キー長。キーの長さをバイト単位で指定します。この属性を使用するには、Recorg属性にKSまたは空白のいずれかを指定する必要があります。Recorg値がKSの場合、Keylen属性はKSDSキー・フィールドの長さを表し、範囲は1-255ですが、空白のままにすることもできます。 各(メイン) JCLファイル(ジョブ)に対し、JCLトランスレータは同じベース名とsuffix-skeleton構成パラメータで指定した拡張子を持つ1つの(メイン) KSHファイル(スクリプト)を生成します(「JCL変換構成ファイルの内容」を参照)。このファイルはroot-skeleton構成パラメータで指定したディレクトリをルートとする階層の下で、システム・ルートの下のソース・ファイルと同じ相対サブディレクトリに配置されます。ターゲット・ファイルが変換前に存在する場合、上書きされます。メイン・ファイルがカタロガにより処理されるときに、いくつかのメイン・ファイルから参照されるサブファイルがソース・アセットにない場合、後者はロギングされ(「*Warning*: ZZZ file XXXXXX not found in JCL file YYYYYY」という形式のメッセージが表示されます。ZZZは、PROC、INCL、SYSIN、SYSTSINのいずれか)、例外が報告されます。この場合、JCLトランスレータは(不完全な)メイン・ファイルの処理を拒否するか、または動作しない不完全なKSHスクリプトを生成します。プロシージャはm_ProcInclude Oracle Tuxedo Application Runtime for Batch機能を使用して起動されます。ターゲット・サブファイルはこの機能以外、さらに一般的な場合としては、Oracle Tuxedo Application Runtime for Batchで生成されたKSHスクリプト以外では、実行可能ではありません。プロシージャの内容はジョブ処理の"変換"フェーズのスクリプト構成に挿入されます。『Oracle Tuxedo Application Runtime for Batchユーザー・ガイド』を参照してください。同様に、インクルード・ファイルはm_ShellInclude Oracle Tuxedo Application Runtime for Batch機能を使用して起動され、このコンテキスト以外では使用できません。ほとんどのインクルード・ファイルは個別のサブファイルに変換されます。ただし、インクルード・ファイルにEXECカードが含まれ、完全な手順(の順序)が定義されていない場合は、抽出を実行できず、元のサブファイルの内容がメイン・ファイルの内容であるかのように変換されることがあります。元のJCLで使用されるz/OS変数は、$[PARM]の形式の特別な記号に変換され、実行フェーズの直前の変換フェーズで、JES2の方式に静的に置換されます。詳細は、Oracle Tuxedo Application Runtime for Batchのユーザー・ガイドを参照してください。
• オプションuse-file-catalogがシステム記述ファイルに設定されていない場合は、ファイル・パスの接頭辞(${DATA}など)の環境変数
• オプションuse-file-catalogがシステム記述ファイルに設定されている場合、生成されたファイル名から接頭辞${DATA}が削除されます。ただし、これはユーティリティ・プログラムのSYSINとSYSTSINには適用されず、use-file-catalogが設定されているかどうかにかかわらず、変換後のファイル名は同じです。
• リターン・コードのシェル変数、ジャンプ先のステップ・ラベル($JUMP_LABEL)など。次のJCLカードまたは構成は、適切なOracle Tuxedo Application Runtime for Batch関数の起動に変換されます: JOB、JCLLIB、SET、DD、procオーバーライドDD、EXEC (プログラム)、EXEC (プロシージャ)、INCLUDE、元のJCLからのIF/THEN/ ELSE/ENDIF、IDCAMSコマンド・ファイルからのIFおよびCONDオプション。ジョブを終了する//カードはスクリプトの最後へのジャンプとして変換されます。前述のとおり、EXECプロシージャ・カードはm_ProcInclude Oracle Tuxedo Application Runtime for Batch関数の起動に変換され、INCLUDEカードはm_ShellInclude関数の起動に変換されます。SYSIN/SYSTSINファイルおよびリファレンス(DDカード)は2つの方法で処理されます。
• 通常の適用可能プログラム用SYSIN/SYSTSIN: 他のデータ・ファイルと同様に処理され、DDカードはm_FileAssign関数の起動に変換されます。リスト9-2 ログ・ファイルの例
5. JCLトランスレータは、汎用的なTuxedo ART Workbenchランチャである、調整コマンドを使用して実行するように設計されています。実行ログ管理および増分/繰返し操作といった、これらのツールの操作の様々な状況を処理します。「カタロガ」の章の「コマンド行構文」を参照してください。ランチャ・オプションは「カタロガ」の章の「コマンド行構文」で説明しています。必須オプションは次のとおりです。
2. Tuxedo ART Workbenchプロセスで消費されるメモリーは増加し続けます。定期的に、使用可能な物理メモリーがシステム記述ファイルのminimum-free-ram-percentオプションで指定したしきい値を下回っているかどうかをチェックします。IDCAMS ALTER NEWNAMEコマンドはm_FileRenameに正しく変換できますが、ワークベンチによってRDBファイルに変換されたファイルの名前をファイル・トランスレータによって変更すると、次の2つの問題が発生する可能性があります。
• 最初に考えられる問題は、後続のJCLで新しいファイル名に対して実行されるプログラムでは、JCLトランスレータによって-bオプションが追加されないことです。JCLトランスレータは、ソース・ファイルがRDBMSへのアクセスを必要している場合でも、新しいファイルが必要としているかどうかを判断できないからです。
• プロシージャは/Workspace/Master-Proc/PROCディレクトリに配置されます。