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分散アプリケーション用のネットワークを構築する作業は、主に構成フェーズまたはセットアップ・フェーズで行われます。ネットワークを定義し、アプリケーションを起動すると、ネットワークは自動的に構築されます。
• プロセス間通信(IPC)のキューを使用してメッセージが送信されるため、ローカル・データ圧縮を行うと、IPCリソースの消費を抑えることができます。
• データ圧縮を使用するには、構成ファイルのMACHINESセクションのCMPLIMITパラメータを次のように設定する必要があります。このパラメータの文字列値には、リモート・プロセス(string_value1)およびローカル・プロセス(string_value2)で処理されるメッセージのサイズのしきい値を指定します。最初の文字列のみが必須です。どちらの文字列も、デフォルトはMAXLONGパラメータの値です。TMCMPPRFMパラメータを設定して、圧縮とCPUのパフォーマンスとのバランスを調整することもできます。圧縮レベルを高くすると、圧縮速度は下がりますがネットワーク帯域幅を効率的に利用できます。圧縮レベルを低くすると、圧縮速度は上がり、CPU使用率を節約できます。
2. メッセージに対して圧縮のしきい値を指定できます。つまり、指定したしきい値を超えるメッセージは圧縮されます。圧縮のしきい値を指定するには、CMPLIMITパラメータを設定します。手順は、4-2ページの「圧縮レベルの設定」を参照してください。
• サイトでOracle Tuxedoリリース4.2.1以降を実行している場合は、リモート・データ圧縮の使用を検討してください。設定は、ネットワークの速度によって異なります。たとえば、イーサネット(高速ネットワーク)とX.25(低速ネットワーク)には、別の設定を割り当てます。
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• Oracle Tuxedoリリース4.2.1以降が稼働中のサイトでは、リリース4.2.1以前のサイトと相互運用している場合も、ローカル・データ圧縮の使用を検討してください。これにより、少ないIPCリソースで処理を実行できます。また、この設定により多くのファイル転送が不要になり、ファイル転送が必要な場合もファイルのサイズを大幅に縮小できます。詳細は、『Oracle Tuxedoシステムのインストール』のメッセージ・キューとメッセージに関する項を参照してください。
• 『ファイル形式、データ記述、MIBおよびシステム・プロセス・リファレンス』のDMCONFIG(5)に関する項
• 『ファイル形式、データ記述、MIBおよびシステム・プロセス・リファレンス』のtuxenv(5)に関する項
• ロード・バランシングがオンになっている場合、つまりアプリケーション構成ファイルのRESOURCESセクションでLDBALがYに設定されている場合、Oracle Tuxedoシステムは、リクエストをネットワーク全体に均衡化します。ロード情報はグローバルには更新されないため、各サイトにはリモート・サイトにおけるロードの独自のビューを持ちます。構成ファイルのMACHINESセクションのNETLOADパラメータ、またはTMNETLOAD環境変数を使用すると、より多くのリクエストをローカル・キューに送るよう強制できます。このパラメータの値はリモート・キューのロードに追加されるため、リモート・キューに実際より多くの作業があるように見えます。そのため、ロード・バランシングがオンになっていても、ローカル・リクエストはリモート・キューよりもローカル・キューに頻繁に送られます。たとえば、サーバーAとサーバーBがロード・ファクタ50のサービスを提供するとします。サーバーAは呼出し側クライアントと同じマシン上で稼働しており(ローカル)、サーバーBは別のマシン上で稼働しています(リモート)。NETLOADを100に設定すると、1つのリクエストがサーバーBに送られるたびに約3つのリクエストがサーバーAに送られます。
注意: 分散型Oracle Tuxedo CORBAアプリケーションのファクトリ・ベース・ルーティングの詳細は、『CORBAアプリケーションのスケーリング、配布およびチューニング』を参照してください。図4-1に、このプロセスを示します。図4-2に、このプロセスを示します。
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• アプリケーションの稼働中に構成パラメータを変更するには、tmconfig(1)コマンドを実行します。このコマンドは、Oracle Tuxedoシステム管理情報ベース(MIB)へのシェル・レベルのインタフェースです。tmconfigを使用すると、システムを停止せずにTUXCONFIGファイルの表示や変更を行うことができます。たとえば、アプリケーションの起動中にマシンやサーバーなどの新しいコンポーネントを追加することができます。
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• 『ファイル形式、データ記述、MIBおよびシステム・プロセス・リファレンス』のMIB(5)に関する項
• 『ファイル形式、データ記述、MIBおよびシステム・プロセス・リファレンス』のTM_MIB(5)に関する項
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