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• Tuxedoは、12c (12.1.1)リリースからECID伝播サポートが強化されています。図19-1が示すように、様々なTuxedo境界にまたがるECID伝播がサポートされています。図19-1 ECID伝播
• WebサービスをSALTゲートウェイ(GWWS)を通してSOAPまたはRESTのいずれかのモードで使用している場合も、呼出しの方向(TuxedoからのWLSの呼出しか、WLSからのTuxedoの呼出しか)を問わず、ECIDをTuxedoとWLS*の間で伝播できます。WLS*で他のOracle製品と一緒にECIDコンテキストを伝播するときと同様に、このモードでは、ECIDがHTTPヘッダーに含められます。
注意: * WLSは、WLS 12c (12.1.3)以上のリリースである必要があります。Tuxedo内のECID伝播(ドメイン内およびドメイン間の両方)では、メッセージ内のMETA_TCMフィールドが活用されます。Tuxedoクライアント、サーバーおよびドメイン・ゲートウェイではすべて、メッセージのMETA_TCMセクション内でECIDを取得または設定するサポートが強化されています。
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• DOM1、DOM2およびDOM3という3つのドメインがあるとします。DOM1およびDOM3はOracle Tuxedo 12c内に、DOM2はTux11gR1内にあります。DOM1ではECID_USERLOGおよびECID_CREATEが両方とも有効化されていますが、DOM3ではECID_USERLOGのみが有効化されています。オプションECID_CREATE: ECID作成機能が有効化されます。境界ノード(ネイティブ/WS/Joltクライアントおよびドメイン・ゲートウェイ)は、ECIDを生成できます。オプションECID_USERLOG: このオプションを指定すると、文字列がnullでないかぎり、ECIDがユーザー・ログに付加されます。前述のいずれのオプションも設定しない場合、Tuxedo全体へのECID伝播はデフォルトで有効化されますが、このドメインのULOGでECIDを作成したり出力することはできません。この場合、tmadmin > psr -vを使用してECIDを取得できます。また、これら2つのオプションは、MIB操作によっても更新できます。OCIコールバック関数によりOracle DBへのECID伝播を実行するには、-Lオプションで関連サーバーを指定する必要があります。例:-LDまたは-L defaultサーバーが実行中の場合にECIDを出力するよう、tmadmin printserver (psr -v)コマンドが拡張されています。例: