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• CRMは、メインフレーム上で動作していない場合、SNAスタックと同じプラットフォーム上で動作している必要がありますが、ATMIシステムおよびOracleTuxedo Mainframe Adapter for SNA Gatewayとは別のプラットフォーム上で動作していてもかまいません。サポートされているオペレーティング・システムの完全なリストは、『Oracle Tuxedo Mainframe Adapter for SNAリリース・ノート』を参照してください。OracleTuxedo Mainframe Adapter for SNAシステムは、ローカル構成か、UNIX、Windowsまたはメインフレーム・オペレーティング・システムのうち、2つのオペレーティング・システムの組合せで動作している分散構成のいずれかとして構成できます。オペレーティング・システムの完全なリストは、『Oracle Tuxedo Mainframe Adapter for SNAリリース・ノート』を参照してください。CRMは、メインフレーム上で動作していない場合、SNAスタックと同じプラットフォームで動作している必要があります。このバージョンのOracleTuxedo Mainframe Adapter for SNAについては、CRMが使用可能な非メインフレーム・プラットフォームはPA-RISC上のHP-UX 11.23のみです。分散構成の1つのタイプでは、CRMをメインフレーム上にインストールします。CRMがメインフレーム上にインストールされている場合、サードパーティのSNAスタックをインストールする必要はありません。ただし、OracleTuxedo Mainframe Adapter for SNA Gateway構成ファイル内でVirtual Telecommunications Access Method (VTAM)を指定する必要があります。図2-2に、この分散構成アーキテクチャを示します。CRMがUNIXプラットフォーム上で動作している場合、サードパーティのSNAスタックもこのプラットフォーム上にインストールし、CRMとターゲット・メインフレーム間のSNA接続を確立する必要があります。サードパーティ・スタック構成は、スタック特定の構成ユーティリティを使用するか、または任意のテキスト・エディタを使用して構成ファイルを手動で作成して設定できます。リスト2-1は、SNAノード構成ファイルの例です。この構成ファイルは、構成の様々なコンポーネント別のセクションに分かれています。各セクションでは、パラメータ(またはキーワード)および値を使用してコンポーネントが定義されています。これらのキーワードおよび値の一部は、ご使用のOracleTuxedo Mainframe Adapter for SNA構成の定義方法に影響します。リスト2-1 SNAノード構成ファイル
• この定義を設定することで、APPNネットワーク・ノード間の接続に、エミュレートされたIBM 3172相互接続コントローラを使用できるようにします。この定義はイーサネットLAN用であり、指定されるSAPADDRはローカル・リンク・ステーション用に指定されるLSapと同一である必要があります。リスト2-2 XCAメジャー・ノードこの項のスイッチド・ネットワーク定義の例(リスト2-3)では、ホスト・マシンに接続されるローカル・リンク・ステーションを表すVTAM PUが指定されています。IDBLKおよびIDNUM定義は3270トラフィックをサポートするように指定されています。これらは一意であり、ローカル・リンク定義で指定される値と一致している必要があります。リスト2-3 SWNETメジャー・ノードリスト2-4で示しているAPPLID定義は、z/OS上でCRMを実行するためのVTAMスタック構成の例です。リスト2-4 APPLID定義(z/OS)ACCESSMETHOD(VTAM)を使用するシステムに対しては、AUTOCONNECT(YES)または(ALL)を使用して、確立される(つまり、BINDが実行される)セッションを指定します。そのようなセッションはCICS初期化中に設定されるか、CEMTまたはEXEC CICS SET VTAM OPENコマンドを使用してVTAMとの通信を開始するときに設定されます。リモート・システムが使用できないために接続が確立できなかった場合は、リモート・システムが使用可能になり、通信を開始した場合を除き、CEMTまたはEXEC CICS SET CONNECTION(sysid) INSERVICE ACQUIREDコマンドを使用して、後からリンクを取得する必要があります。
SINGLESESS(NO)が指定されたAPPC接続の場合は、CICSはシステム起動時に、モード・グループSNASVCMG内でLUサービス・マネージャ・セッションをバインドしようとします。AUTOCONNECT(NO)を指定した場合、CICSは、接続が確立されるときにセッションをバインドしません。リモート・システムを識別するネットワーク名を指定します。名前の最大長は8文字です。名前は、アセンブラ言語のルールに従います。最初の文字は英字である必要があります。ここで、NETNAMEはCRMのAPPLIDです。SMSNA100などのCICS/ESA提供のモード名、またはユーザー定義のモード名のいずれかを指定します。BEA接続に別のセッション定義セットが存在する場合は、このモード名は接続に定義されているすべてのセット間で一意である必要があります。このモード名はVTAM LOGMODE名に対応します。モード名は、ペーシング・レベルやサービス・クラスなどの特性を定義します。トランザクション・プログラムが会話をリクエストする際、通常は会話に使用するセッションを指定しませんが、セッションのモード名を指定することはできます。各モード名は、セッション・パラメータが記述されているログオン・モード表で定義されます。セット内のセッションの合計数、および勝者セッションの合計数を定義します。勝者セッションの合計数には、ホストおよびリモート・スタックの勝者セッションの合計数が含まれる必要があります。WINNER数とリモート・セッション数の合計はSESSNBRと等しい必要があります。リソース定義をインストールするには、リソース定義を別のグループのホスト上に置きます。CEDA INSTALLコマンドを使用します。OracleTuxedo Mainframe Adapter for SNAソフトウェアをインストールする前に、表2-1内のWindowsまたはUNIXクロスプラットフォーム定義の例を確認してください。VTAMシステム管理者に連絡し、名前列内の値を取得し、必要な場所列内で対応するエントリを指定します。
注意: 表2-1に示されているDCLベースのスタックは、HP-UX SNAplus2スタックです。リスト2-5は、対応するOracleTuxedo Mainframe Adapter for SNA Gateway構成ファイルを示すものです。このゲートウェイ構成の設定に関する詳細は、Oracle OracleTuxedo Mainframe Adapter for SNAユーザー・ガイドを参照してください。
表2-1 DCL定義のサマリー モード名
(例: SNA62) 制御ポイント名
CPNAME
(例: SPARC1) ローカルLU名
(例: L0F0024A) CICS LU名
(例: CICSSYN) 端末識別子
(例: 05DF0024) DCLベースのスタック構成:
例:
Sna_tps
<404040...64 EBCDICスペースの16進数表記...404040>
TYPE=QUEUED
TIMEOUT=-1
USERID=authorized_user_here
GROUP=authorized_group_here
LUALIAS=LOF0024A リスト2-5 対応するDMCONFIGファイルOracleTuxedo Mainframe Adapter for SNAソフトウェアをインストールする前に、表2-2で、CRMがz/OSプラットフォーム上で動作する場合のSNA定義の例を確認してください。システム管理者に連絡し、名前列内の値を取得し、必要な場所列内で対応するエントリを指定します。リスト2-6は、対応するOracleTuxedo Mainframe Adapter for SNA構成ファイルを示すものです。このゲートウェイ構成の設定に関する詳細は、Oracle OracleTuxedo Mainframe Adapter for SNAユーザー・ガイドを参照してください。
表2-2 z/OS SNA定義のサマリー ローカルLU名
(例: BEAAPPL1) CICS CONNECTION定義:
例:
NETNAME(BEAAPPL1)
VTAM構成:
例:
BEASNA VBUILD TYPE=APPL
BEAAPPL1 APPL ACB=BEAAPPL1,
APPC=YES,
PARSESS=YES
GWSNAX構成:
例:
DM_SNASTACKS
LOCALLU="BEAAPPL1" モード名
(例: SNA62) CICSセッション定義:
例:
MODENAME(SNA62)
GWSNAX構成:
例:
DM_SNALINKS
MODENAME="SNA62"
VTAM構成(必須ではありません):
例:
MODEENT=SNA62 CICS LU名
(例: CICSSYN) リスト2-6 対応するDMCONFIGファイル