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• UNIXの場合は、コマンド行でCRMコマンドを入力します。
• z/OS MVSシステムの場合は、明示的に記述されているJCLを使用してCRMジョブを実行します。
• ローカル構成がある場合は、Tuxedo起動コマンドのtmbootを使用します。
3. コマンド行でCRMコマンドを入力します。CRMコマンドによりCommunications Resource Managerが起動します。UNIXコマンド行からCRMを起動すると、CRM Command Line Consoleのウィンドウにプロンプトが表示され、これを終了すると、すべてのアクティブ・リンクがシャット・ダウンされます。CRMには、RSTRTLOGとBLOBLOGという2種類のログ・ファイルがあり、これらは$APPDIR内に格納されます。RSTRTLOGはリカバリ・プロセス中に使用されるトランザクション状態のログであるのに対し、BLOBLOGログにはセッションおよびリンク情報が格納されます。ログ・ファイルを削除する場合は、関係するリンクごとにコールド・スタートが必要です。CRMLOGSコマンドを使用して、CRMログ・ファイルのコンテンツおよび状態を表示できます。CRM [ -t 0|1|2|3 ] [-p<nbr>] [-s] [-n <type>:#:#] [-u <keyfile>] <addr> <group>次の表で、CRMコマンドに有効なオプションについて説明します。
表3-1 CRMコマンド・オプション FFFFはプロトコル・ファミリの16進値で、INETファミリの場合は常に0x0002です。PPPPは、未使用のTCP/IPポートの16進値です。AAAAAAAAは、CRMを実行しているマシンのIPアドレスの16進値です。 UNIXコマンド行からCRMを起動するには、次のようなコマンドを使用します。UNIXコマンド行からCRMを起動すると、次のCRM Command Line Consoleが表示されます。バックグラウンドで動作しているコンソールによってCRMを起動するには次のようなコマンドを使用します。ホスト/ポート・アドレスを使用してコマンド行から詳細トレーシングおよびAPPC Stack APIトレーシングを有効にしてCRMを起動するには、次のようなコマンドを使用します。CRMは正しく完了すると、戻りコード0で終了します。
2. ご使用のシステム用に記述されているJCLを使用してCRMジョブを実行します。
注意: CRMがz/OS MVSプラットフォームにインストールされている場合は、Oracle Tuxedo Mainframe Adapter for SNA Gatewayが異常終了してもCRMを再起動する必要はありません。tmshutdownでは、CRMはシャットダウンされません。CRMをシャットダウンするにはcrmdownユーティリティを実行する必要があります。この永続機能があるのは、z/OS MVSバージョンおよびz/OS UNIXバージョンのCRMのみです。この項では、CRMコマンドを実行する際に使用可能なSETコマンドの説明およびJCLの例を示します。CRMの環境変数を含むPDSメンバーの名前を指定します。サンプル・メンバーのENVは、ご使用の製品に付属しています。LEランタイム・ライブラリ用の高度な修飾子を指定します。CEEはIBM Language Environmentデータセットの接頭辞に設定する必要があります。Language EnvironmentはCRMの実行に必要です。
注意: リスト3-1 CRMコマンド用のサンプルcrmstart.jcl具体的には、TMAではDM_SNASTACKSがDMCONFIGで構成されているかどうかが自動的に確認されます。構成されている場合、TMAはDMCONFIGのDM_SNASTACKSおよびDM_SNALINKS構成を使用します。そうでない場合、TMAはメインフレーム上のCRM構成を使用します。メインフレーム上にCRM構成がない場合、TMAはシャットダウンし、ULOGにエラーが記録されます。
• CRM側およびTMA SNA側両方ですべての構成を行ったら、まずCRMを起動し、次にTMA SNA Gatewayを起動します。ULOGを使用して、TMA SNA Gatewayが正常にCRMに接続しているかどうかを確認できます。CFGはDDカードで、メインフレーム上の個別のCRM構成を指定します。
2. CRMごとにデータセット・メンバー(CFG)を作成し、LINKおよびSTACKパラメータを設定します。表3-2に、CRM構成で使用可能なすべてのパラメータを示します。リスト3-2は、CRM構成のサンプルです。
表3-2 CRM構成のパラメータ リスト3-2 CRM構成のサンプルこちら側では「Oracle Tuxedo Mainframe Adapter for SNA Gatewayの構成」に従って、TMA SNA Gatewayを構成します(「オプションA: DMCONFIGファイルの編集」の「*DM_SNASTACKSセクションを追加します」および「*DM_SNALINKSセクションを追加します」を除く)。
• 「スタート」メニューから、「プログラム」→「BEA Weblogic E-Business Platform」→「Oracle Tuxedo Mainframe Adapter for SNA 10g R3」→「CRM Monitor」の順に選択します。図3-1に、CRM Monitorの表示例を示します。図3-1 CRM Monitorの表示
1. CRMをモニターするには、「CRMアドレスを入力」テキスト・ボックスにCRMアドレスを次の形式で入力します。//host:port
• CRMトレースを停止: CRMトレーシングを無効化し、トレース・ファイルが存在する場合はそれを閉じます。CRMコマンドの「トレース・オプション」の項で説明しているように、このオプションは、トレース・レベル0です。
• 最小限のCRMトレースを設定: 主要イベントのみのトレーシングを設定します。このレベルはアプリケーションの会話のシーケンスを決定するだけには十分です。CRMコマンドの「トレース・オプション」の項で説明しているように、このオプションは、トレース・レベル1です。
• 中レベルのCRMトレースを設定: 主要イベントおよびすべてのI/Oバッファのトレーシングを設定します。CRMコマンドの「トレース・オプション」の項で説明しているように、このオプションは、トレース・レベル2です。
• 最大のCRMトレースを設定: 主要イベント、すべてのI/OバッファおよびすべてのAPPC動詞のトレーシングを設定します。CRMコマンドの「トレース・オプション」の項で説明しているように、このオプションは、トレース・レベル3です。
注意: CRM Monitorではトレース・データは表示されません。このデータは、CRMサーバーのAPPDIRディレクトリ下のファイル内に格納されます(APPDIRはCRMディレクトリと関連付けられている変数の名前です)。トレース・ファイルの場所および解釈方法のご質問は、オラクル社カスタマー・サポートにお問い合せください。
• APPCスタック・トレースの開始: APPCスタックのトレーシングを設定します。このオプションは一般に、すべてのAPIコールのパラメータおよび結果を表示します。使用されるスタックによっては、ベンダー指定の環境変数など、他のオプションをアクティブ化する必要がある場合があります。このオプションは、前述のどのトレース・オプションとも同時に選択できます。このオプションは、「CRM」の項で説明している-sオプションに対応します。
• APPCスタック・トレースを停止: APPCスタック・トレースが設定されている場合は、これを無効化します。
コマンド行からいずれかのリンク・コマンドを1つ実行して、DMCONFIGファイルのDM_SNALINKSセクションで定義されているCRMリンクをアクティブ化および非アクティブ化できます。リンクのアクティブ化および非アクティブ化に使用されるコマンドには次の2つがあります。crmlkonは、コマンド行で指定されるすべてのCRMリンクを起動します。このコマンドは、CRMサーバーの起動時に個別のリンクが1つ以上起動しない場合に便利です。このコマンドはCRMサーバーを実行しているマシンと同じTCP/IPネットワーク内の任意のマシンから使用できます。スクリプト内で使用でき、コマンドがターゲットCRMに送信されると0を戻します。コマンドがターゲットCRMに送信されなかった場合は1を戻します。次に、crmlkonコマンド行の例を示します。次の表で、crmlkonコマンドに有効なオプションについて説明します。
表3-3 crmlkonコマンド・オプション エラーを無視します。複数のリンクを指定した場合、CRMコマンドの発行時にエラーが発生すると、crmlkonはリンクの処理を停止し、戻ります。エラーはリンクごとに無視でき、続けて次の指定リンクを処理できます。 -u<keyfile> crmlkonはコマンドの構文のみをチェックします。CRM Monitorを使用してリンクが実際にアクティブ化されたかどうかを確認します。詳細は、「CRM Monitorオプションの設定」を参照してください。コマンドがCRMに送信されなかった場合は、crmlkonは、冗長モードのときはエラー・メッセージをプリントし、エラー・コード1で終了します。正常に完了した場合は、crmlkonは終了コード0で終了します。この項では、crmlkonコマンドを実行する際に使用可能なSETコマンドの説明およびJCLの例を示します。サンプルのSETコマンドは、ご使用のシステムの構成を反映していない場合があります。ご使用の環境に合わせてSETコマンドをカスタマイズする必要があります。特定の設定に関する詳細は、システム管理者に問い合せてください。LEランタイム・ライブラリ用の高度な修飾子を指定します。CEEはIBM Language Environmentデータセットの接頭辞に設定する必要があります。Language Environmentは、crmlkonを実行するために必要です。C/C++ランタイム・ライブラリ用の高度な修飾子を指定します。CBCはIBM C++データセットの接頭辞に設定する必要があります。
注意: リスト3-4 crmlkonコマンド用サンプルJCLcrmlkoffは、コマンド行で指定されるすべてのCRMリンクを停止します。このコマンドは、CRMサーバーの起動時に個別のリンクを1つ以上停止する必要がある場合に便利です。このコマンドはCRMサーバーを実行しているマシンと同じTCP/IPネットワーク内の任意のマシンから使用できます。スクリプト内で使用でき、コマンドがターゲットCRMに送信されると0を戻します。コマンドがターゲットCRMに送信されなかった場合は1を戻します。次に、crmlkoffコマンド行の例を示します。次の表で、crmlkoffコマンドに有効なオプションについて説明します。
表3-4 crmlkoffコマンド・オプション エラーを無視します。複数のリンクを指定した場合、CRMコマンドの発行時にエラーが発生すると、crmlkonはリンクの処理を停止し、戻ります。エラーはリンクごとに無視でき、続けて次の指定リンクを処理できます。 crmlkoffはコマンドの構文のみをチェックします。CRM Monitorを使用してリンクが実際にアクティブ化されたかどうかを確認します。詳細は、「CRM Monitorオプションの設定」を参照してください。コマンドがCRMに送信されなかった場合は、crmlkoffは、冗長モードのときはエラー・メッセージをプリントし、エラー・コード1で終了します。正常に完了した場合は、crmlkoffはコード0で終了します。この項では、crmlkoffコマンドを実行する際に使用可能なSETコマンドの説明およびJCLの例を示します。サンプルのSETコマンドは、ご使用のシステムの構成を反映していない場合があります。ご使用の環境に合わせてSETコマンドをカスタマイズする必要があります。特定の設定に関する詳細は、システム管理者に問い合せてください。Language Environment (LE)ランタイム・ライブラリ用の高度な修飾子を指定します。CEEはIBM LEデータセットの接頭辞に設定する必要があります。Language Environmentは、crmlkoffを実行するために必要です。リスト3-5 crmlkoffコマンド用サンプルJCLCRMLOGSコマンドを使用して2つのCRMログ・ファイルのコンテンツおよび状態を表示します。RSTRTLOGはリカバリ・プロセス中に使用されるトランザクション状態のログで、BLOBLOGログにはセッションおよびリンク情報が格納されます。ログ・ファイルを削除する場合は、関係するリンクごとにコールド・スタートが必要です。次の表で、CRMLOGSコマンドに有効なオプションについて説明します。
表3-5 CRMLOGSコマンド・オプション CRMLOGSは正しく完了すると、戻りコード0で終了します。次の項では、CRMLOGSコマンドを実行する際に使用可能なSETコマンドの説明およびJCLの例を示します。LEランタイム・ライブラリ用の高度な修飾子を指定します。CEEはIBM Language Environmentデータセットの接頭辞に設定する必要があります。Language Environmentは、CRMLOGSを実行するために必要です。リスト3-6 CRMLOGSコマンド用サンプルJCLz/OS CRMは、Gatewayが異常終了またはtmshutdownコマンドで終了されても起動し続けます。
• UNIXの場合は、コマンド行でcrmdownコマンドを入力します。
• z/OS MVSシステムの場合は、明示的に記述されているJCLを使用してCRMDOWNジョブを実行します。crmdownは、CRMサーバーを実行しているマシンと同じTCP/IPネットワーク内の任意のマシンから使用できます。スクリプト内で使用した場合、コマンドがターゲットCRMに送信されると0を戻します。コマンドがターゲットCRMに送信されなかった場合は1を戻します。次に、crmdownコマンド行の例を示します。次の表で、crmdownコマンドに有効なオプションについて説明します。
表3-6 crmdownコマンド・オプション エラーを無視します。複数のリンクを指定した場合、CRMコマンドの発行時にエラーが発生すると、crmlkonはリンクの処理を停止し、戻ります。エラーはリンクごとに無視でき、続けて次の指定リンクを処理できます。 ポート5000のmach1で動作しているCRMを停止するには、次のコマンドを使用します。crmdownはコマンドの構文のみをチェックします。コマンドがCRMに送信されなかった場合は、crmdownは、冗長モードのときはエラー・メッセージをプリントし、エラー・コード1で終了します。正常に完了した場合は、crmdownはコード0で終了します。この項では、crmdownコマンドを実行する際に使用可能なSETコマンドの説明およびJCLの例を示します。LEランタイム・ライブラリ用の高度な修飾子を指定します。CEEはIBM Language Environmentデータセットの接頭辞に設定する必要があります。Language Environmentは、crmdownを実行するために必要です。
注意: リスト3-7 crmdownコマンド用サンプルJCL