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Oracle® Mobile Application Framework Oracle Mobile Application Frameworkのインストール
2.3.0
E77211-01
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1 JDeveloperとのモバイル・アプリケーション・フレームワークのインストール

この章では、アプリケーション開発用にJDeveloperとモバイル・アプリケーション・フレームワーク(MAF)拡張機能をインストールする方法について説明します。

この章の内容は次のとおりです。

1.1 JDeveloperとのMAF拡張機能のインストールの概要

MAFアプリケーション開発を開始する最初の手順は、Oracle JDeveloperとMAF拡張機能のインストールです。

JDeveloperをインストールしてから、JDeveloperにMAF拡張機能をインストールします。

JDeveloperにMAF拡張機能をインストールしたら、MAFアプリケーションをデプロイするプラットフォーム用の他の開発ツールを構成します。詳細は、「開発環境の設定」を参照してください。

JDeveloperでMAF拡張機能を使用してMAFアプリケーションを作成する前に、MAFアプリケーションをデプロイするプラットフォーム用のアプリケーションの開発に必要なサード・パーティ・ソフトウェアがあることを確認します。

注意:

MAFアプリケーションは、コードを変更せずに、サポート対象のすべてのプラットフォームにデプロイできます。ターゲット・プラットフォーム上でMAFアプリケーションをテスト、デバッグおよびデプロイするにはサード・パーティ製ソフトウェアが必要です。

1.2 MAFアプリケーションをiOSプラットフォームにデプロイするためのインストール要件

iOSプラットフォームにデプロイするMAFアプリケーションを開発するには、次のものが必要です。

開発環境にアプリケーションをデプロイする前に、『Oracle Mobile Application Frameworkのインストール』の「モバイル・アプリケーション開発の開始」の章を参照してください。モバイル・デバイスまたはそのシミュレータのいずれにデプロイするかを選択します。シミュレータを使用する場合は、「iPhoneまたはiPadシミュレータの設定方法」を参照してください。モバイル・デバイスを使用する場合は、前述のリストに含まれているコンポーネントに加えて、次のものがあることを確認してください。

  • 各種ログイン資格証明。詳細は、『Oracle Mobile Application Frameworkのインストール』の「モバイル・アプリケーションのデプロイ」の章を参照してください。

  • iOSデバイス。詳細は、「iPhoneまたはiPadの設定方法」を参照してください。

1.3 MAFアプリケーションをAndroidプラットフォームにデプロイするためのインストール要件

AndroidプラットフォームにデプロイできるようにMAFアプリケーションを開発するには、次のものが必要です。

開発環境にアプリケーションをデプロイする前に、『Oracle Mobile Application Frameworkのインストール』の「モバイル・アプリケーション開発の開始」の章を参照してください。モバイル・デバイスまたはそのエミュレータのいずれにデプロイするかを選択します。エミュレータを使用する場合は、「Androidプラットフォーム用の開発ツールの設定」を参照してください。モバイル・デバイスを使用する場合は、前述のリストに含まれているコンポーネントに加えて、次のものがあることを確認してください。

  • 各種ログイン資格証明。詳細は、『Oracle Mobile Application Frameworkでのモバイル・アプリケーションの開発』の「モバイル・アプリケーションのデプロイ」の章を参照してください。

  • Androidデバイス。詳細は、「Androidプラットフォーム用の開発ツールの設定」を参照してください。

1.4 MAFアプリケーションをユニバーサルWindowsプラットフォームにデプロイするためのインストール要件

ユニバーサルWindowsプラットフォーム(UWP)にデプロイできるようにMAFを開発するには、次のものが必要です。

  • x86アーキテクチャを備えており、Windows 10オペレーティング・システムが動作しているコンピュータ

  • Microsoft Visual Studio 2015 (Enterprise、ProfessionalまたはCommunityエディション)

    • MSBuild 14.0 (Visual Studio 2015とともに自動的にインストールされます)

    • ユニバーサルWindowsアプリケーション用のVisual Studioツール(Visual Studio 2015をインストールするときのオプション・コンポーネント)

      Visual Studio 2015は、https://www.visualstudio.com/products/vs-2015-product-editionsで入手できます。

  • JDeveloper 12.2.1.0.0

  • JDK 1.8

  • Oracle JDeveloperのMAF拡張機能

JDeveloperおよびMAF拡張機能のインストールが完了したら、「ユニバーサルWindowsプラットフォーム用の開発ツールの設定」に示されているタスクを実行します。

1.5 JDeveloperの設定

MAFアプリケーションを開発するためのIDEである、JDeveloperのインストール手順を示します。

モバイル・アプリケーション・フレームワーク(MAF)アプリケーションを開発するには、Oracle JDeveloperおよびそのMAF拡張機能をインストールする必要があります。

Windowsプラットフォームが動作しているコンピュータにCLIからJDeveloperをインストールするには:

  1. インストール・フォルダを作成します。

  2. インストール・フォルダ内に、JDeveloper jarファイルを含むフォルダとJDK 1.8を含むフォルダを配置します。

  3. JDeveloper jarファイルが含まれているフォルダを右クリックし、コマンド・プロンプトを管理者として開くをクリックします。

    コマンド・ライン・インタフェース(CLI)が開きます。

  4. 次のコマンドで、JDeveloperインストーラを起動します。

    \PathtoJDK8\bin\java.exe -jar jdev_suite_xxxxxx.jar

    例: D:\jdevInstall\jdk1.8.0_51\bin\java.exe -jar jdev_suite_122100.jar

    JDeveloperのインストール・ウィザードが起動します。

詳細は、『Oracle JDeveloperのインストール』を参照してください。

Mac OS Xプラットフォームが動作しているコンピュータにJDeveloperをインストールする手順:

  1. 端末ウィンドウを開きます。

  2. 次のコマンドを実行して、JAVA_HOMEをJava 1.8に設定します。

    export JAVA_HOME=$(/Library/Java/JavaVirtualMachines/jdk1.8.x_x.jdk/Contents/Home)

  3. 次のコマンドを実行して、Java 1.8が使用されていることを確認します。

    java -version

  4. 同じ端末ウィンドウで、次を実行してJDeveloperをインストールします。

    java -jar <JDEV_12.2.1_jar>

Mac OS XプラットフォームでのOracle JDeveloperの使用の詳細は、『Oracle JDeveloperのインストール』を参照してください。

JDeveloperのインストールを確認する手順:

  1. <JDEV_HOME>\jdev\bin\jdev.confファイルを調べ、SetJavaHomeプロパティがJDK 1.8を指していることを確認します。
  2. JDeveloperを起動し、要求されたら、「Studio開発者(すべての機能)」ロールを選択します。
  3. 「ヘルプ」「バージョン情報」「バージョン」をクリックして、インストールされているJDeveloperおよびJDKのバージョンを表示します。

1.6 JDeveloperへのMAF拡張機能のインストール

MAF拡張機能は、JDeveloperの「更新の確認」メニューを使用してダウンロードします。

MAF拡張機能をインストールしたら、MAFアプリケーションをデプロイするプラットフォーム用の他の開発ツールを構成する必要があります。詳細は、「開発環境の設定」を参照してください。

MAF拡張機能をダウンロードしてインストールするには:

  1. JDeveloperで、「ヘルプ」「更新のチェック」を選択します。

    注意:

    開発コンピュータにプロキシ設定を構成する必要がある場合があります。Windowsの場合は、メイン・メニューから「ツール」「プリファレンス」を選択し、「プリファレンス」ダイアログの左側にあるツリーから「Webブラウザとプロキシ」を選択します。Mac OS Xの場合は、このオプションには「JDeveloper」「プリファレンス」からアクセスします。

  2. 図1-1に示す「更新ソースの選択」ページで、「更新センターの検索」公式のOracle拡張機能と更新を選択して、「次へ」をクリックします。

    図1-1 JDeveloperでの更新のチェック

    この図は周囲のテキストで説明しています

    ネットワークにアクセスできない場合は、「ローカル・ファイルからインストール」オプションを選択できます。この場合、開発用コンピュータ上のディレクトリにすでにダウンロードされているMAF拡張機能ファイルを指定する必要があります。

  3. 「インストールする更新の選択」ダイアログで、「モバイル・アプリケーション・フレームワーク」の更新を選択します。
  4. 「ライセンス契約」ページで、Oracleモバイルに関するOracle Technology Networkライセンス条項を確認し、「同意する」をクリックします。

    注意:

    Oracle Mobile Application Framework Programに関するすべてのライセンス条項および条件(http://www.oracle.com/technetwork/indexes/downloads/index.html)に従う必要があります。

  5. 「次へ」をクリックして、「完了」をクリックします。
  6. JDeveloperを再起動します。
  7. JDeveloperにMAFが正しく追加されているかどうかを確認します。
    • メイン・メニューから「ファイル」「新規」「ギャラリから」を選択し、「新規ギャラリ」ダイアログを開きます。

    • 左側の「カテゴリ」ツリーで、「クライアント層」ノードを展開し、「モバイル・アプリケーション・フレームワーク」が存在することを確認します(図1-2を参照)。

    図1-2 MAFのインストールの確認

    この図は周囲のテキストで説明しています

    正しいバージョンのMAFをインストールしているかどうかを確認するには、Oracle JDeveloperについてで、「ヘルプ」「バージョン情報」をクリックします。「拡張機能」をクリックし、拡張機能リストのエントリで「モバイル・アプリケーション・フレームワーク」を検索します。表に含めるために「バージョン」列を選択し、表にMAF拡張機能のバージョン番号が表示されるようにします。

前述の手順に加え、開発環境をターゲット・プラットフォームおよびフォーム・ファクタに応じて構成する必要があります。詳細は、「開発環境の設定」を参照してください。