この章では、Oracle API Managerの管理タスクについて説明します。
内容は次のとおりです。
ユーザーおよびAPIについてサブスクリプション統計を表示できます。ユーザーのサブスクリプション統計には、各ユーザーの作成されたアプリケーションと、そのアプリケーションにサブスクライブされているAPIが表示されます。
この項では、サブスクリプション詳細の表示方法について説明します。ここで説明されているタスクは、APIApplicationAdministrator
ロールを持つユーザーがAPI Manager Portalを使用して実行します。
各ユーザーの作成されたアプリケーションと、そのアプリケーションにサブスクライブされているAPIを表示できます。
ユーザーのサブスクリプションを表示するには:
APIにサブスクライブしているユーザーおよびアプリケーションを表示できます。
APIのサブスクリプション詳細を表示するには:
API Manager Portalでは、使用状況およびパフォーマンス分析統計を表示できます。
ここで説明されているタスクは、APIApplicationAdministrator
ロールを持つユーザーが実行します。
注意:
分析データをAPI Managerに移入する場合、「API分析の有効化」で説明されているAPI分析の有効化が必要になることがあります。
API Managerで分析情報を有効にするには、Fusion Middleware Controlでプロキシ・サービスのモニタリング操作設定を有効にする必要があります。
注意:
分析はモニタリング操作設定が選択されているサービスでのみ使用可能です。分析情報へのアクセスが困難な場合、API分析が必要な各サービスに対し、モニタリングが有効なことを確認します。
API分析を有効にするには:
「分析」ページを使用してAPIの単純な分析を表示できます。選択したAPIについて、合計メッセージ数を表すグラフ、集約間隔で受信したエラー・メッセージ数、平均レスポンス時間(ミリ秒)が表示されます。
APIの分析を表示するには、次の図に示すように、「分析」ページで単純な分析データを表示するAPIの「詳細」アイコンをクリックします。
次の図に示すように、データはページの右側にあるペインに表示されます。
表示される分析は、「統計の表示」リストで選択したオプションによって決まります。「現在の集約間隔」を選択して現在の集約間隔(詳細ページに表示される「期間」)のみの分析を表示するか、「最後のリセット以降」を選択して最後のリセット以降の分析統計を表示します。
詳細ページでAPIのさらに詳細な統計を表示できます。API詳細ページのデータの説明は、「API詳細ページに表示される分析データ」を参照してください。
APIの詳細な分析を表示するには:
API詳細ページにはAPIについて次のステータスが表示されます。
管理対象ステータス: APIが管理対象か管理対象外かを示します。
非推奨ステータス: APIが非推奨か非推奨以外かを示します。
次の図に、サンプルのAPI詳細ページを示します。
API詳細ページには、次の分析が表示されます。
現在のAPIステータス: APIが稼働しているか停止しているかを示します。
エラー数: このAPIの起動時に受信したエラーの数が表示されます。
メッセージ数: APIから受信したメッセージの数が表示されます。
時間間隔: 表示されたデータが集計された時間を表示します。
平均レスポンス時間: 平均メッセージ・レスポンス時間(ミリ秒)が表示されます。集約間隔の変更の詳細は、『Oracle Service Busの管理』の「操作設定とグローバル設定の構成」を参照してください。
表示される分析は、「統計の表示」リストで選択したオプションによって決まります。「現在の集約間隔」を選択して現在の集約間隔(詳細ページに表示される「期間」)のみの分析を表示するか、「最後のリセット以降」を選択して最後のリセット以降の分析統計を表示します。
API詳細ページには、次のメタデータも表示されます。
要素 | 説明 |
---|---|
APIプロファイル |
APIに関連付けられている基本的なメタデータが表示されます。 |
API URL |
APIのURLへのリンク。 |
バージョン |
APIのバージョン情報が表示されます。 |
説明 |
APIの機能の詳細説明が表示されます。 |
タグ |
APIに関連付けるタグのリストが表示されます。 |
管理 |
APIが管理対象か管理対象外かを示します。 |
SOAP |
関連付けられたWSDLファイルのリンクが表示されます。 注意: このリージョンは、WSDLベースのSOAP APIの場合のみ表示されます。 |
WSDL |
WSDLファイルへのリンクが表示されます。 |
OraWSDL |
該当する場合、OraWSDLファイルへのリンクが表示されます。 |
REST |
WADLファイルへのリンクが表示されます。 注意: このリージョンは、REST APIの場合のみ表示されます。 |
参照 |
APIの外部ドキュメント参照などの情報ソースが表示されます。 |
API詳細 |
APIの追加の詳細が表示されます。 |
セキュリティ概要 |
このAPIにアタッチするグローバル・セキュリティ・ポリシーの概要が表示されます。 |
セキュリティ・ポリシー |
このAPIにアタッチされたセキュリティ・ポリシーが表示されます。ポリシーにカーソルを合せて「詳細」アイコンをクリックすると、ポリシーの説明が表示されます。 |
非推奨 |
APIが非推奨か非推奨以外かを示します。 |
テスト中 |
APIのテストURLが表示されます。 |
この項では、インポート機能とエクスポート機能の使用方法について説明し、テスト環境から本番環境にAPIとAPIメタデータを移行する際に使用するサンプルのWLSTスクリプトを示します。ここで説明されているタスクは、Deployer
ロールまたはIntegrationAdministrator
ロールを持つユーザーが実行します。
次の例は、変更可能で、Service Busコンソールからキュレーション・メタデータをエクスポートするために使用される、サンプルのexportCuration.py
スクリプトを表します。
例 - キュレーション・メタデータをエクスポートするためのサンプルのexportCuration.pyスクリプト
from oracle.apimanager.importexport import CatalogExportPlan hostname = sys.argv[1] port = sys.argv[2] username = sys.argv[3] password = sys.argv[4] connect(username, password,'t3://'+hostname+':'+port) domainRuntime() cd('DomainServices/AdminService') print '*********Exporting curation metadata...' #export curation metadata for all projects explan=CatalogExportPlan() filename='<file_path>/<file_name>' print '*********Exporting curation metadata to' + str(filename) exportedjar=cmo.exportCatalog(explan) exportfile=open(filename, 'wb') exportedjar.tofile(exportfile) exportfile.close() print '*********Export curation metadata finished...' print '*********Exiting...' exit()
次の例は、変更可能で、Service Busコンソールにキュレーション・メタデータをインポートするために使用される、サンプルのimportCuration.py
スクリプトを表します。
例 - キュレーション・メタデータをインポートするためのサンプルのimportCuration.pyスクリプト
from oracle.apimanager.importexport import CatalogImportPlan from java.util import HashSet hostname = sys.argv[1] port = sys.argv[2] username = sys.argv[3] password = sys.argv[4] connect(username, password,'t3://'+hostname+':'+port) domainRuntime() cd('DomainServices/AdminService') print 'Importing curation metadata...' implan=CatalogImportPlan() #select projects to be imported #if project set is empty, all projects will be included projects=HashSet() projects.add('SOAPProject') implan.setProjects(projects) print 'import plan: ' getproj=implan.getProjects() for gp in getproj: print str(gp) jar=open('<file_path>/<file_name>', "rb").read() result=cmo.importCatalog(jar,implan) jar.close() print 'Import curation metadata finished...' print '*********Printing All entries in archive...' content=result.getContent() for ct in content: print ct.getFullName() print '*********Printing imported entries...' importset=result.getImported() for ref in importset: print ref.getFullName() print '*********Printing skipped entries...' skipset=result.getSkipped() for skref in skipset: print skref.getFullName() print '*********Exiting...' exit()