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Oracle® Fusion Middleware Oracle B2Bユーザーズ・ガイド
12c (12.2.1.1.0)
E79339-01
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J リモートJNDIキューを使用したB2B通信の設定

この付録では、リモートJNDIキューを使用したB2B通信の設定のプロセスを説明します。

Oracle B2Bでは、サード・パーティのJMSプロバイダでメッセージを交換するように構成できます。そのために、B2Bがリモート・サーバー上のキューまたはトピック、あるいはサード・パーティのJMSサーバー上のキューまたはトピックにメッセージをパブリッシュできるように、リモートJNDIキューを構成できます。

この付録では、次のトピックについて説明します。

J.1 外部JNDIを使用したB2B通信の構成

Weblogic Serverコンソールの「外部JNDIプロバイダ」オプションを使用すると、任意のリモート・サーバーのJNDIコンテキストをWeblogic Serverにバインドできます。

この処理は次の2つの手順で行います。

  1. ターゲットJMSサーバー、モジュールおよびキューを作成します。
  2. B2BがJMSキューに書き込めるように環境を設定します。

J.1.1 ターゲットJMSサーバー、モジュールおよびキューの作成

コンピュータ(Host1など)でターゲットJMSサーバー、モジュールおよびキューを設定するには

  1. Weblogic Serverをインストールします。
  2. 管理サーバーとSOAサーバーをインストールします。
  3. 図J-1に示すように、SOAサーバーをターゲットとして選択して、テストJMSサーバーを作成します。

    図J-1 テストJMSサーバーの作成

    図J-1の説明が続きます
    「図J-1 テストJMSサーバーの作成」の説明
  4. 図J-2に示すように、テストJMSモジュールを作成します。

    図J-2 テストJMSモジュールの作成

    図J-2の説明が続きます
    「図J-2 テストJMSモジュールの作成」の説明
  5. 作成したテストJMSモジュールを起動し、SOAサーバーをターゲットとしたコネクション・ファクトリを作成します。JMSキューを作成し、図J-3に示すように、作成したテストJMSサーバーをターゲットとして指定します。

    図J-3 テストJMSキューの作成

    図J-3の説明が続きます
    「図J-3 テストJMSキューの作成」の説明

J.1.2 JMSキューへの接続環境の設定

Host1でテストJMSサーバー、モジュールおよびキューを作成した後、別のコンピュータ(仮にHost2とします)上のB2BがHost1上のJMSキューに書込みできるように、Host2を設定します。

Host2を設定する手順は、次のとおりです。

  1. Weblogic ServerとSOAサーバーをインストールします。

    注意:

    Host1に指定したものと同じサーバー名やドメイン名をHost2に絶対に指定しないようにしてください。

  2. Weblogic Serverコンソールにログオンします。
  3. 左側のナビゲーション・パネルの「サービス」の下にある「外部JNDIプロバイダ」に移動します。
  4. 「外部JNDIプロバイダ」ページで、「新規」をクリックして、TestJNDIProviderというテストJNDIプロバイダを追加します。
  5. 新たに追加したJNDIプロバイダの名前をクリックし、「全般」タブで、Host1のWeblogic Server資格証明に対応する値を入力します。

    たとえば、図J-4に示すように、初期コンテキスト・ファクトリ名としてweblogic.jndi.WLInitialContextFactoryを指定し、プロバイダURLとしてt3://<host:port>を指定します。

    図J-4 リモート・サーバーへの接続の構成

    図J-4の説明が続きます
    「図J-4 リモート・サーバーへの接続の構成」の説明
  6. 変更を保存して、リモート・サーバーへの接続設定を完了します。
  7. 「リンク」タブをクリックします。
  8. 次のように指定して、Host1のJMSサーバー上のコネクション・ファクトリおよびキューを参照するリンクを作成します。
    • 名前: 任意のユーザー定義名

    • ローカルJNDI名: 任意のユーザー定義JNDI名

    • リモートJNDI名: Host1のJMSサーバー上のコネクション・ファクトリおよびキューのJNDI名

      図J-5に、「外部JNDIリンク」表を示します。この表には、外部JNDIリンクのリストが表示されます。

  9. 図J-6に示すように、B2Bユーザー・インタフェースで、「接続先名」フィールドと「接続ファクトリ」フィールドにローカルJNDI名(リモートJNDIキューおよびリモート接続ファクトリを指すように作成)を指定することで、JMSチャネルを作成します。

    図J-6 B2Bユーザー・インタフェースでのJMSチャネルの作成

    図J-6の説明が続きます
    「図J-6 B2Bユーザー・インタフェースでのJMSチャネルの作成」の説明