Oracle® Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Editionメタデータ・リポジトリ作成者ガイド 12c (12.2.1.1.0) E77227-02 |
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Oracle BI管理ツールは、リポジトリの作成と編集で使用できるWindowsアプリケーションです。
この項では、管理ツールのメイン・ウィンドウ、プリファレンスの設定方法、メニューおよびその他の関連情報について説明します。
この項では、次の項目について説明します。
Oracle BI管理ツールを開く方法について学習します。
管理ツールを開くには、「スタート」→「プログラム」→「Oracle Business Intelligence」→「BI Administration」を選択します。
注意:
リポジトリ・ファイルをダブルクリックして管理ツールを開かないでください。開いた管理ツールのウィンドウがOracleのインスタンスに初期化されず、エラーが発生します。
admintool
ユーティリティから管理ツールを起動することもできます。admintool
ユーティリティの場所は、次のとおりです。
ORACLE_HOME/bitools/bin
リポジトリでオブジェクトを編集する方法について学習します。
この項では、オブジェクトの編集、削除および並替えについて説明します。
オブジェクトを編集するには、オブジェクトをダブルクリックするか、オブジェクトを右クリックして「プロパティ」を選択します。表示されたダイアログのフィールドに必要な情報を入力します。ダイアログによっては、「編集」をクリックして該当のダイアログを開くことができます。
オブジェクトを削除するには、オブジェクトを1つ以上選択し、「削除」をクリックするか[Delete]キーを押します。オブジェクトを右クリックして「削除」を選択することでも、同様の操作が可能です。
オブジェクトを並べ替えるには、オブジェクトを新しい場所にドラッグ・アンド・ドロップします。次の点に注意してください。
並替えは、特定のダイアログで特定のオブジェクトについてのみ可能です。
ダイアログによっては、上矢印または下矢印を使用してオブジェクトを別の場所に移動できます。
Oracle BI管理ツールのメイン・ウィンドウでは、オブジェクトをドラッグして、そのオブジェクトの親にドロップすることでオブジェクトを複製できます。ビジネス・モデルやサブジェクト・エリアなどの最上位オブジェクトは、空白の領域にドラッグ・アンド・ドロップすることで複製できます。
リポジトリ・オブジェクトのネーミング要件について学習できます。
すべてのリポジトリ・オブジェクトの名前は次の要件に従う必要があります。
128文字以下の名前
先頭または末尾に空白を含まない名前
一重引用符、ハッシュ・マーク、疑問符またはアスタリスクなどの文字を含まない名前
注意:
リポジトリ・オブジェクトの名前には、マルチバイト・キャラクタを使用できます。
「参照」ダイアログを使用し、オブジェクトを見つけて選択します。
「参照」ダイアログは、管理ツールに多くの状況で表示されます。
「参照」ダイアログには、既存のオブジェクトからの選択を実行するいくつかのダイアログからアクセスできます。
「参照」ダイアログの左ペインでは、特定のオブジェクトのツリー・ビューを参照できます。ここには次の要素があります。
リポジトリのプレゼンテーション・レイヤー、ビジネス・モデルとマッピング・レイヤーまたは物理レイヤーにあるすべてのオブジェクトのツリー表示
左ペインの下部にある、レイヤーを選択できるタブ。実行しているタスクに不適切なオブジェクトが存在するレイヤーのタブは表示されないことがあります。
「参照」ダイアログの右ペインでは、目的のオブジェクトを検索できます。ここには次の要素があります。
「問合せ」では、リポジトリにあるオブジェクトを名前とタイプで問い合せできます。「名前」フィールドではワイルドカード文字としてアスタリスク(*)を使用できるので、部分一致による問合せが可能です。
「修飾名の表示」オプションを使用すると、オブジェクトの親がどのオブジェクトであるかを確認できます。
「表示」では、選択したオブジェクトのプロパティを読取り専用モードで表示できます。
「コンテンツの同期」機能はこの例外で、ここでは問合せ結果リストにあるオブジェクトをツリー・ビューと同期化できます。この機能は、ツリー・ビューにある特定のオブジェクトを探し出す便利なコンテキスト・ツールです。
タスク | 説明 |
---|---|
オブジェクトの問合せ |
オブジェクトを問い合せるには、次の手順に従います。
|
オブジェクトの選択 |
左ペインのツリー・ビューまたは右ペインのフィルタ・ビューで目的のオブジェクトを探し出し、ダブルクリックします。 「参照」ダイアログが閉じ、その前から開いているダイアログに目的のオブジェクトが表示されます。 |
問合せ結果リストにあるオブジェクトとツリー・ビューの同期 |
「問合せ」リストでオブジェクトを選択し、「コンテンツの同期」ボタンをクリックします。 選択したオブジェクトが左ペインのツリー・ビューで強調表示されます。 |
ツリー・ビューの複数箇所に存在するオブジェクトの検索 |
論理列などのオブジェクトをツリー・ビューで選択し、下向き矢印ボタンをクリックします。 ツリー・ビューの中で別の場所にある同じオブジェクトが強調表示されます。 |
Oracle BI管理ツールでは、リポジトリにある特定のオブジェクトを表すアイコンを変更できます。
特定のオブジェクトのアイコンを変更しても機能面の変化はなく、アンサーやその他のクライアントからはアイコンの変更は認識できません。アイコンの変更は、リポジトリ開発者の便宜のためにオブジェクトを視覚的に区別しやすくする便利な方法です。
たとえば、次の操作が可能です。
リポジトリの管理を容易にするために、専用のアイコンは「ビジネス・モデルとマッピング」レイヤーのオブジェクトに使用して、「プレゼンテーション」レイヤーでは使用しないでください。
論理計算であるオブジェクトには、別のアイコンでマークを付けます。
アンサーでは、ネストしたフォルダとして表示される表に対して、「プレゼンテーション」レイヤーで視覚的に区別するアイコンを選択します。
特定の機能領域に関係するオブジェクトや特定の論理表ソースからデータを取得するオブジェクトを表すアイコンを論理表で使用します。
変更できるアイコンは、個々のオブジェクトのもののみです。特定タイプのすべてのオブジェクトでグローバルにアイコンを変更することはできません。
特定のリポジトリ・オブジェクトのアイコンを変更するには:
管理ツールにはオブジェクトのリストを表示するダイアログが多数あります。たとえば、物理列のリストを表示する「物理表」ダイアログ、優先ドリル・パスの論理レベルのリストを表示する「論理レベル」ダイアログ、プレゼンテーション階層のリストを表示する「プレゼンテーション表」ダイアログがあります。
ヘッダーをクリックすると、オブジェクトを昇順または降順でソートできます。ヘッダー名の横には、現在のソート順を表す上向き矢印または下向き矢印のアイコンが表示されます。
各リストには、セッションが異なっても変化しないデフォルトの順序もあります。各セッションでダイアログに初めてリストを表示するときは、このデフォルトの順序で表示されます。昇順または降順を表す矢印アイコンがヘッダーにないときは、デフォルトの順序で表示されています。ヘッダーをクリックするたびにソート順が昇順、降順、デフォルトの順序に循環して切り替わります。昇順または降順がデフォルトの順序になっていることもあります。
リストの中で項目を上下に移動できる機能を持つダイアログもあります。このようなダイアログでは、リストを昇順または降順でソートした状態で「上へ」または「下へ」をクリックすると、 選択した項目が移動し、それによって得られた順序が新しいデフォルトの順序になります。ヘッダーをクリックすると、手動で指定した順序はすべて解除されます。