Oracle® Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Editionメタデータ・リポジトリ作成者ガイド 12c (12.2.1.1.0) E77227-02 |
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これらのトピックでは、Oracle Business Intelligenceで使用するようにADFビジネス・コンポーネントを構成する方法について説明します。
サポートされるバージョンは、システム要件と動作要件を参照してください。
この項では、次の項目について説明します。
Oracle Business Intelligenceとともに使用するADFビジネス・コンポーネントを構成するには、WebLogic Server、Oracleアプリケーション・コア(Webapp)およびOracle JRFをサポートするADFビジネス・コンポーネントのWebLogicドメインを作成する必要があります。
必要なコンポーネントをサポートするWebLogicドメインを作成するには:
MW_HOME\wlserver\common\bin\config.cmd
を実行します。ドメイン・ディレクトリのコマンドライン・スクリプトを使用して、そのドメインのOracle WebLogic Serverを起動および停止できます。たとえば、Windowsの場合は次のコマンドを使用します。
BI_DOMAIN\bin\startWebLogic.cmd
BI_DOMAIN\bin\stopWebLogic.cmd
Business Intelligenceとともに使用するADFビジネス・コンポーネントを構成するには、OBIEEBrokerをインストールし、その物理ファイルまたはディレクトリをOracle WebLogic Serverに認識させ、起動する必要があります。
このプロセスは、OBIEEBrokerライブラリをOracle WebLogic Serverの共有ライブラリとしてデプロイします。
ライブラリをインストールして起動すると、デプロイされた他のモジュールはライブラリを参照できます。OBIEEBroker共有ライブラリは、Oracle Business Intelligenceのインストールの一部としてインストールされます。
OBIEEBrokerをOracle WebLogic Serverの共有ライブラリとしてデプロイするには:
Oracle Business Intelligenceとともに使用するADFビジネス・コンポーネントを構成するには、アプリケーションEARファイルをJDeveloperからOracle WebLogic Serverにデプロイする必要があります。
この手順を開始する前に、次の条件を満たしていることを確認してください。
Oracle Business Intelligenceに公開するApplicationModulesとビュー・オブジェクトを含むADFモデル・プロジェクトを作成しています。
OBIEEBrokerをOracle WebLogic Serverの共有ライブラリとしてデプロイしています。詳細は、共有ライブラリとしてのOBIEEBrokerのデプロイを参照してください。
Oracle WebLogic Serverが実行中です。
JDeveloperからOracle WebLogic ServerにアプリケーションEARファイルをデプロイするには:
JDeveloperを起動します。たとえば、Windowsの場合は、MW_HOME\jdeveloper\jdev\bin\jdev.exe
を実行します。
「ファイル」を選択し、「開く」を選択して、ADFビジネス・コンポーネントが格納されたプロジェクトをJDeveloperで開きます。メッセージが表示されたら、最新バージョンへのプロジェクトの移行を許可します。
次の手順に従って、アプリケーション・モジュールの構成を新しく作成します。
モデル・プロジェクトで、アプリケーション・モジュールをダブルクリックし、そのアプリケーション・モジュールの「構成」タブをクリックします。
次の特性を持つ構成を新しく作成します。
「接続タイプ」として「JDBCデータソース」を選択します。
デフォルトのデータ・ソース名(例: java:comp/env/jdbc/ApplicationDBDS
)をそのまま使用します。
この後の手順でOracle WebLogic ServerでJDBCデータ・ソースを設定する際に、Oracle WebLogic Serverで必要なJNDI名としてこのデータ・ソース名の一部を使用します。JNDI名は、java:comp/env
コンテキスト接頭辞を含まないデータ・ソース名(例: jdbc/ApplicationDBDS
)です。
次の手順に従って、ビジネス・コンポーネント・アーカイブ・デプロイメント・プロファイルを作成します。
「プロジェクト」ウィンドウで、モデル・プロジェクトを右クリックし、「新規」を選択します。
左ペインで「一般」の下の「デプロイメント・プロファイル」を選択し、右ペインで「ビジネス・コンポーネント・アーカイブ」を選択して、「OK」をクリックします。
デプロイメント・プロファイルの名前(例: MyApplication_Archive)を入力し、「OK」をクリックします。
「デプロイメント」ページで、「OK」をクリックします。
「プロジェクト」ウィンドウでモデル・プロジェクトを右クリックし、「デプロイ」→デプロイメント・プロファイル名→「デプロイ」を選択するか、「ファイルにデプロイ」を選択してデプロイメント・ウィザードを使用します。
プロジェクトがデプロイされると、モデル・プロジェクトのデプロイ・ディレクトリに2つのjarファイルが作成されます(例: MyApplication_Archive_Common.jar
およびMyApplication_Archive_MiddleTier.jar
)。
次の手順に従って、アプリケーションのWebプロジェクトを新しく作成します。
グローバル・アプリケーションを右クリックし、「新規プロジェクト」を選択します。
左ペインで「プロジェクト」を選択し、右ペインで「Webプロジェクト」を選択します。
プロジェクト名(例: OBIEEBroker)を入力します。
「Webプロジェクト・プロファイル」ページが表示されるまで、「次へ」をクリックします。
「Java EEコンテキスト・ルート」を、アプリケーションを適切に表す名前(例: MyApplication)に変更します。
この値によって、Oracle Business Intelligenceからアプリケーションに接続する際に使用するURL(例: http://localhost:7001/MyApplication/obieebroker
)が決まります。
次の手順に従って、WARデプロイメントのプロファイルの依存性を編集します。
作成したWebプロジェクト(例: OBIEEBroker)を右クリックし、「プロジェクト・プロパティ」を選択します。
左ペインで「デプロイメント」を選択します。次に、右ペインでWARファイルのデプロイメント・プロファイルを開きます。
左ペインで「プロファイルの依存性」を選択します。次に、右ペインで、モデル・プロジェクトの共通および中間層デプロイメント・プロファイルを選択します。
この手順を実行すると、モデル・プロジェクトのビジネス・コンポーネント・アーカイブがWARファイルに含まれるようになります。
Webプロジェクトを開き、web.xml
を開きます。次に、ファイルのソース・ビューに移動します。
web.xml
のソースで、<web-app>
要素内の内容を次の内容に置き換えます。
<context-param>
<description>This holds the Principals (CSV) that a valid end user should
have (at least one) in order to query the ADF layer from BI.</description>
<param-name>oracle.bi.integration.approle.whitelist</param-name>
<param-value>Application_Roles_List</param-value>
</context-param>
<filter>
<filter-name>ServletADFFilter</filter-name>
<filter-class>oracle.adf.share.http.ServletADFFilter</filter-class>
</filter>
<filter-mapping>
<filter-name>ServletADFFilter</filter-name>
<servlet-name>OBIEEBroker</servlet-name>
<dispatcher>FORWARD</dispatcher>
<dispatcher>REQUEST</dispatcher>
</filter-mapping>
<servlet>
<servlet-name>OBIEEBroker</servlet-name>
<servlet-class>oracle.bi.integration.adf.v11g.obieebroker.OBIEEBroker
</servlet-class>
</servlet>
<servlet-mapping>
<servlet-name>OBIEEBroker</servlet-name>
<url-pattern>/obieebroker</url-pattern>
</servlet-mapping>
この手順を実行すると、Oracle Business IntelligenceからアプリケーションへのアクセスにOBIEEBrokerサーブレットが使用されるようになります
application_roles_list
については、CSV形式でアプリケーション・ロールのリストを指定します。次に例を示します。
<param-value>FBI_TRANSACTION_ANALYSIS_GENERIC_DUTY, OBIA_ANALYSIS_GENERIC_DUTY, OBIA_EXTRACT_TRANSFORM_LOAD_DUTY, FUSION_APPS_BI_APPID</param-value>
アプリケーション・ロールのリストを指定した場合は、アプリケーションへのアクセスが許可される前に、ユーザーのアプリケーション・ロールが確認されます。この実行時の確認には、そのWebLogicドメインのdomain_name/config/fmwconfig/system-jazn-data.xmlファイルに次の権限付与が存在している必要があります。
<grant> <grantee> <codesource> <url>file:${domain.home}/servers/${weblogic.Name}/tmp/ _WL_user/oracle.bi.integration.adf/-</url> </codesource> </grantee> <permissions> <permission> <class>oracle.security.jps.JpsPermission</class> <name>IdentityAssertion</name> <actions>execute</actions> </permission> <permission> <class>oracle.security.jps.JpsPermission</class> <name>AppSecurityContext.setApplicationID.obi</name> </permission> </permissions> </grant>
OBIEEBrokerサーブレットによるアプリケーション・ロールの確認を実行しない場合は、web.xmlの<context-param>の値としてDISABLE_WHITELIST_ROLE_CHECKを使用します。次に例を示します。
<param-value>DISABLE_BI_WHITELIST_ROLE_CHECK</param-value>
次の手順に従って、アプリケーションのEARデプロイメント・プロファイルを作成します。
グローバル・アプリケーションを右クリックし、「アプリケーションのプロパティ」を選択します。
左ペインで「デプロイメント」を選択し、右ペインで「新規」をクリックして、新しいデプロイメント・プロファイルを作成します。
「アーカイブ・タイプ」として「EARファイル」を選択します。次に、デプロイメント・プロファイルの名前(例: MyApplication)を入力します。
このデプロイメント・プロファイル名は、Oracle WebLogic Serverのデプロイメントのリストに表示される名前として使用されます。
左ペインで「アプリケーション・アセンブリ」を選択します。次に、右ペインで、Webプロジェクトのwebappデプロイメント・プロファイルを選択します。
この手順を実行すると、WebプロジェクトのWarファイルがEARファイルに含まれるようになります。
「アプリケーション・リソース」で、「ディスクリプタ」→「META-INF」→「weblogic-application.xml」を選択します。
左側で、「ライブラリ」タブを選択します。
次の手順に従って、新しい共有ライブラリ参照を2つ作成します。
次の特性を持つ、1つ目の共有ライブラリ参照を作成します。
ライブラリ名: oracle.bi.integration.adf
実装バージョン: 11.1.1.2.0
次の特性を持つ、2つ目の共有ライブラリ参照を作成します。
ライブラリ名: oracle.applcore.model
実装バージョン: 11.1.1.0.0
この2つの共有ライブラリ参照によって、アプリケーションのweblogic-application.xml
ファイルに次のエントリが作成されます。
<library-ref> <library-name>oracle.bi.integration.adf</library-name> <implementation-version>11.1.1.2.0</implementation-version> </library-ref> <library-ref> <library-name>oracle.applcore.model</library-name> <implementation-version>11.1.1.0.0</implementation-version> </library-ref>
グローバル・アプリケーションを右クリックし、「デプロイ」→EARデプロイメント・プロファイル名を選択して、EARファイルをOracle WebLogic Serverにデプロイします。表示されるダイアログで「アプリケーション・サーバーへのデプロイ」を選択し、ウィザードの指示に従います。
アプリケーションがデプロイされていることを確認するには、WebLogic Server管理コンソールにログインし、デプロイされたリソースの下の「デプロイメント」をクリックします。リストにアプリケーション(例: app__name)が表示されていることを確認します
Oracle Business Intelligenceで使用する予定のADFビジネス・コンポーネントを構成する必要があります。
Oracle Business Intelligenceとともに使用するADFビジネス・コンポーネントを構成するには、アプリケーションに対してOracle WebLogic ServerでJDBCデータ・ソースを設定する必要があります。
Oracle WebLogic ServerでJDBCデータ・ソースを設定するには:
BI_DOMAIN\bin\startWebLogic.cmd
を実行します。http://localhost:7001/console
に移動します。java:comp/env
コンテキスト接頭辞は付けません(例: jdbc/ApplicationDBDS
)。また、ウィザードを終了する前に、データ・ソースをデプロイするターゲットを必ず選択してください。