Oracle® Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Editionシステム管理者ガイド 12c (12.2.1.1.0) E77226-02 |
|
前へ |
次へ |
マップ・ビューをダッシュボードに追加するには、いくつかのコンポーネントを構成する必要があります。
ダッシュボードにマップ・ビューを表示するには、システムに次のコンポーネントが必要です。
Oracle MapViewer。Oracle Spatialが管理する空間データを使用してマップをレンダリングするエンジンとして機能するJ2EEサービスです。MapViewerはOracle BI EEと密接に統合されています。MapViewerは、Oracle BI EEの一部としてインストールされ、Webアプリケーション・サーバー上のOracle BI EEと同じドメインにデプロイされます。
MapViewerには、空間データの問合せおよび地図レンダリングの複雑さを意識させず、より上級のユーザーに対してはカスタマイズ可能なオプションを提供するサービスとツールが備わっています。MapViewerはロケーション・ベースのサービスおよびアプリケーションと統合することを目的として設計されています。
詳細は、「マップ・ビューをサポートするためのMapViewerの構成」を参照してください。
空間境界データ。このデータはNAVTEQなどにより提供され、Oracleカスタマは、Oracle Technology Networkからデータをダウンロードできます。この空間データ、およびテーマやスタイルを含むその他の空間メタデータは、Oracle MapViewerがマップ・ビューで表示する際にアクセスできるよう、Oracle Databaseに格納する必要があります。
ホスト・マップ。Oracle BI EEでは、ユーザーはOracle eLocationサービスからホスト・マップにアクセスできます。使用に関する条項および条件は、次のURLに記載されています。
Oracle Database 10g以降。空間データを格納します。
Oracle Locator。ほとんどのカスタマ・アプリケーションが必要とするコア・ロケーション機能を提供するOracle Database(すべてのエディション)の機能です。
Oracle Databaseをリポジトリ作成ユーティリティ(RCU)データベースとして使用する場合は、その同じOracle Databaseを空間データにも使用できます。詳細は、Oracle Business Intelligenceのインストールと構成を参照してください。
(オプション)Oracle Spatial。Oracle Database Enterprise Editionのオプションで、ハイエンドの地理情報システム(GIS)ソリューションおよびロケーションベース・サービス(LBS)ソリューションをサポートする高度な空間機能を提供します。このオプションは、Locatorオプションでは使用できない高度な空間機能を必要とするマップまたは機能を使用する場合のみ必要になります。その他、Oracle Spatialには、ラスター・データや3Dデータの管理、空間Webサービス、トポロジ、ネットワーク・データ・モデリング、Resource Description Framework(RDF)、およびセマンティクWebなどの機能があります。
Oracle BI EEデータと空間データをマッピングするメタデータ。Oracle BIプレゼンテーション・カタログのファイル・システムに格納できます。
図は、Oracle BI EEをインストールしたときのマップ・ビューのデフォルトのアーキテクチャを示しています。Oracle Database、またはOracle BI EEがサポートするその他のデータベースにデータを格納できます。マップ・ビューの推奨されるアーキテクチャ図については、MapViewerでのマップ・ビューのサポートの構成を参照してください。
これらが配置されている場合は、「マップの管理」の説明に従い、「Oracle BIプレゼンテーション・サービス管理」ページを使用してマップを管理します。