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Oracle® Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Editionシステム管理者ガイド
12c (12.2.1.1.0)
E77226-02
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プレゼンテーション設定の手動による変更

ダッシュボードとプレゼンテーションの表示設定を構成できます。

詳細は、次の項を参照してください。

プレゼンテーション設定のデフォルトの手動変更

Fusion Middleware Controlで変更できるプレゼンテーション設定に加えて、他の設定を手動で変更できます。これらの設定を変更するには、instanceconfig.xmlファイルの様々な要素を使用します。

その他のデフォルトのプレゼンテーション設定を手動で変更するには:

  1. 次のinstanceconfig.xmlファイルを開いて編集します。

    BI_DOMAIN/config/fmwconfig/biconfig/OBIPS

  2. 次の表で説明している要素を追加する必要があるセクションを見つけます。
  3. 次の例に示すように、必要な要素とその祖先要素を追加します。
    <ServerInstance>
      <AnalysisEditorStartTab>answerResults</AnalysisEditorStartTab>
      <Enable508>false</Enable508>
      <Dashboard>
        <DefaultName>Templates</DefaultName>
        <EnableDelayExecution>true</EnableDelayExecution>
      </Dashboard>
      <BriefingBook>
          <MaxFollowLinks>6</MaxFollowLinks>
      </BriefingBook>
      <Formatters>
      <NumericFormatter maxSignificantDigits="16"/>
      <Formatters>
    </ServerInstance>
    

    注意:

    ファイルに含まれていても、Fusion Middleware Controlによって集中管理され、手動による変更はできない要素については、この例では除外されていますので注意してください。
  4. 変更内容を保存し、ファイルを閉じます。
  5. Oracle Business Intelligenceを再起動します。
要素 説明 デフォルト値

AnalysisEditorStartTab

「基準」タブまたは「結果」タブにデフォルトで分析エディタを開くかどうかを指定します。この設定は、ダッシュボード、ホーム・ページまたは「カタログ」ページから、分析の「編集」リンクをクリックすると適用されます。

有効な値は次のとおりです。

  • answerResults

  • answerCriteria

このデフォルト設定は、「マイ・アカウント」ダイアログで「フル・エディタ」オプションを設定するとオーバーライドできます。

answerResults

Enable508

スクリーン・リーダーの使用を容易にする方法で、Oracle BI EEのコンテンツをブラウザでレンダリングするかどうかを指定します。

trueに設定すると、「分析エディタ」コンポーネントの設定に関係なく、アクセシビリティ・モードのBIコンポーザ・ウィザードが分析エディタとして使用されます。

falseに設定すると、「分析エディタ」コンポーネントの設定が「ウィザード(制限付き機能)」の場合は、標準モードのBIコンポーザ・ウィザードが分析エディタとして使用されます。

このデフォルト設定は、「サインイン」ページまたは「マイ・アカウント」ダイアログで「アクセシビリティ・モード」オプションを設定するとオーバーライドできます。

false

DefaultName

ダッシュボード・テンプレート・ページを格納するダッシュボードに使用する名前を指定します。ここで指定した名前によって、Oracle BI EEによるダッシュボード・テンプレート・ページの検索場所のパスがオーバーライドされます。デフォルトでは、Oracle BI EEによるダッシュボード・テンプレート・ページの検索は、「/共有フォルダ」にあるdefaultという名前のダッシュボードで行われます。

default

EnableDelayExecution

コンテンツ・デザイナがダッシュボード・ページの実行を遅延できるかどうかを指定します。trueに設定すると、「ダッシュボードのプロパティ」ダイアログに「開く前に プロンプト」オプションが表示されます。Oracle Business Intelligence Enterprise Editionユーザーズ・ガイドのダッシュボード・ページの実行の遅延に関する項を参照してください。

true

MaxFollowLinks

ブリーフィング・ブックでたどるナビゲーション・リンクの最大数のデフォルト値を指定します。ブリーフィング・ブックのナビゲーション・リンクは、ダッシュボード・ビルダーを使用してダッシュボードに追加できるリンク・タイプです。

この要素のデフォルト値は5、最小値は1、最大値は10です。

ブリーフィング・ブックをPDF形式でダウンロードすることを予定している場合は、目次のリンク数が9個までに制限されているため、この要素の値を9以下に設定します。目次の詳細は、「ブリーフィング・ブックのPDFバージョンの目次の変更」を参照してください。

ブリーフィング・ブックの使用の詳細は、Oracle Business Intelligence Enterprise Editionユーザーズ・ガイドを参照してください。

5

NumericFormatter

固定桁数で一貫した出力を行うために使用する値を指定します。一定の有効桁数を超えると、数字が適切に表示されない場合があります。Linuxプラットフォームの16のように、最大有効桁数を指定する場合はこの設定を使用します。

デフォルト値なし

注意:

Bookmarks、MaxAgeMinutes、EnableBookmarkURLおよびEnablePromptedURL要素のデフォルト値の詳細は、「ダッシュボード・ページへのリンク作成機能の有効化」を参照してください。ReportingToolbarMode要素のデフォルト値の詳細は、「Oracle BI Publisherの代替ツールバーの構成」を参照してください。

プレゼンテーション・サービスにおけるカスタム・リンクの提供

Oracle BI EEのグローバル・ヘッダーには、デフォルトで、機能間の移動を容易にするメニューおよびオプションが含まれています。特定のリンクを無効にしたり固有のリンクを含めたりすることで、グローバル・ヘッダーおよびホーム・ページの「はじめに」セクションをカスタマイズできます。これにより、ユーザーのニーズにより適切に対応することが可能になります。

「はじめに」セクションを変更しても、グローバル・ヘッダーの「ヘルプ」メニューには影響しません。カスタム・リンクには、次のような属性を指定できます。

  • リンクのテキスト(静的文字列またはローカライゼーション用に使用するメッセージ名)。

  • アクセスするURL。

  • URLから開くページで現在のページを置き換えるかどうか、またはそのページを名前を指定した新しいタブやウィンドウで開くかどうか。

  • ヘッダー内のリンクの相対的な順序付け。

  • リンクとともに使用するオプションのアイコン。

グローバル・ヘッダーをカスタマイズするには、次の各項で説明しているタスクを実行します。

customlinks.xmlファイルの更新

次の各項の説明に従ってcustomlinks.xmlファイルを更新し、グローバル・ヘッダーに対してカスタマイズを指定します。

ファイルのデフォルトの場所

このファイルはデフォルトで、プレゼンテーション・サービスの次のデータ・ディレクトリにあります。

BI_DOMAIN/config/fmwconfig/biconfig/OBIPS

ファイル内の要素

次の表は、customlinks.xmlファイルで指定できる要素と属性について説明しています。デフォルトで表示される既存のリンクを非表示にするには、それらのエントリをファイルでコメント・アウトできます。「お気に入り」や「ダッシュボード」などのデフォルトのリンクの順序は変更できません。

要素または属性 オプションかどうか データ型 説明

locations

オプション

該当なし

追加するリンクの場所を指定するための親要素として使用します。場所を指定しない場合はデフォルトで、グローバル・ヘッダーの「ヘルプ」リンクの前、「はじめに」セクションの終わりにリンクが配置されます。

location: name

必須

String

locations親要素を指定する場合は、この属性を使用します。値は次のとおりです。

header: グローバル・ヘッダーにリンクを配置するように指定します。

getstarted: ホーム・ページの「はじめに」セクションにリンクを配置するように指定します。

location: insertBefore

オプション

String

その前にこのリンクを挿入する、既存のリンクのIDを指定します。指定したIDが無効な場合、リンクはデフォルトの場所に挿入されます。

有効な値の詳細は、「insertBefore属性の指定」を参照してください。

link: id

必須

String

リンクの位置を指定する一意のIDとして使用します。カスタム・リンクのIDを指定し、それらをデフォルト・リンクに対して相対的な場所に配置できます。

link: name

必須

String

翻訳されないリンクの名前を指定します。

link: localizedName

オプション

String

翻訳されるリンクのメッセージIDを指定します。これは、翻訳されない名前に優先します。

link: iconSmall

オプション

String

グローバル・ヘッダーにリンクとともに表示するアイコンのファイル名を指定します。アイコンの表示はfmap構文によって制御されます。

fmap構文の詳細は、Oracle Business Intelligence Enterprise Editionユーザーズ・ガイドを参照してください。

link: iconLarge

オプション

String

「はじめに」セクションにリンクとともに表示するアイコンのファイル名を指定します。アイコンの表示はfmap構文によって制御されます。

link: privilege

オプション

String

リンクを表示するためにユーザーへの付与が必要な権限の名前を指定します。次の例に示すように、この権限は式として表されます。

privileges.Access['Global Answers']&amp;&amp; privileges.Access['Global Delivers']

link: accessibility

オプション

Boolean

アクセシビリティ・モードで、accessibility属性がtrueに設定されている場合にのみリンクが使用可能になるように指定します。値は、trueおよびfalseで、falseがデフォルトです。

以前のリリースでは、vpat属性はaccessibility属性と同じ目的を果たしていました。vpat属性は非推奨となりました。

link: src

必須

String

リンクのURLを指定します。

link: target

オプション

String

リンクを開くブラウザ・ウィンドウを指定します。値は次のとおりです。

self: プレゼンテーション・サービスが実行されているウィンドウと同じウィンドウで開きます。

blank: 新しいウィンドウで開きます。

any-name: 指定された名前のウィンドウで開きます。

link: description

オプション

String

翻訳されないリンクの説明を指定します。

link: localizedDesc

オプション

String

翻訳されるリンクのメッセージIDを指定します。これは、翻訳されない説明に優先します。

「Oracle Business Intelligenceプロセスの管理」で説明されているように、customlinks.xmlファイルの更新後、このファイルは次回プレゼンテーション・サービスを再起動する際にリロードされます。

insertBefore属性の指定

前述の表で説明しているinsertBefore属性を含めると、その前に別のリンクを挿入する、既存のリンクのIDを指定できます。次のリストは、グローバル・ヘッダーの有効なIDを示しています。

  • Navigation Bar
  • catalog
  • dashboard
  • favorites
  • home
  • new
  • open
  • user
  • Search Bar
  • admin
  • advanced
  • help
  • logout

そのコンテンツをカスタマイズできるよう、「はじめに」セクションには固定されたIDは含まれません。

ファイルと出力の例

次のコード例は、リンクをグローバル・ヘッダーと「はじめに」セクションに配置するよう編集した、customlinks.xmlファイルの一部を示しています。

<link id="l1" name="OTN" description="OTN open in new window" src="http://www.oracle.com" target="blank" >
   <locations>
      <location name="header" />
   </locations>
</link>

<link id="l2" name="Google Search" description="Google open in named window" src="http://www.google.com/" target="google" iconSmall="common/info_ena.png" >
   <locations>
      <location name="header" insertBefore="advanced" />
   </locations>
</link>

<link id="l3" name="Yahoo" description="Yahoo" src="http://www.yahoo.com" target="yahoo" iconLarge="common/helptopics_lg_qualifier.png">
   <locations>
      <location name="getstarted" />
   </locations>
</link>

<link id="l5" name="Gmail" description="gmail" src="http://www.gmail.com" target="blank" iconLarge="common/gmail.png" >
   <locations>
      <location name="getstarted" /> 
      <location name="header" insertBefore="catalog" />
   </locations>
</link>

このファイルは、次のように「ホーム」ページを変更します。ホーム・ページに対する次の変更に注意してください。

  • 次を含むようにグローバル・ヘッダーが変更されます。

    • Google Search: カスタム・アイコンを使用するGoogleホーム・ページへのリンク。「詳細」リンクの前に配置されます。

    • OTN: Oracle Technology Networkページへのリンク。「ヘルプ」リンクの前に配置されます。

    • Gmail: Gmailホーム・ページへのリンク。「カタログ」リンクの前に配置されます。

  • 「はじめに」セクションが変更され、カスタム・アイコンを使用するYahoo!およびGmailのホーム・ページへのリンクが含まれます。

CustomLinks要素の追加

カスタム・リンクをホーム・ページに表示する前に、instanceconfig.xmlファイルを編集して、その中にCustomLinks要素とEnabled要素を含める必要があります(このデフォルトはtrueになります)。CustomLinks要素を省略することはEnabled要素をfalseに設定することと同じです。カスタム・リンクは表示されません。

customlinks.xmlファイルはデフォルト以外の場所にも格納できます。デフォルト以外の場所に格納し、customlinks.xmlファイルで指定した変更をホーム・ページ上に表示するには、filePath要素をこのファイルに追加する必要があります。customlinks.xmlファイルをそのままデフォルトの場所に置く場合は、instanceconfig.xmlファイルにfilePath要素を含める必要はありません。場所については、ファイルのデフォルトの場所を参照してください。

CustomLinks要素を追加するには:

  1. 次のinstanceconfig.xmlファイルを開いて編集します。

    BI_DOMAIN/config/fmwconfig/biconfig/OBIPS

  2. ServerInstanceセクションを探し、ここにCustomLinks要素を追加する必要があります。
  3. 次の例に示すように、必要な要素とその祖先要素を追加します。
    <ServerInstance>
       <CustomLinks>
          <Enabled>true</Enabled>
          <filePath>c:/mydir/mysubdir/customlinks.xml</filePath>
       </CustomLinks>
    </ServerInstance>
    
  4. 変更内容を保存し、ファイルを閉じます。
  5. Oracle Business Intelligenceを再起動します。

カスタム・リンク権限の設定

カスタマイズをユーザーに表示するには、ソフトウェアを適切に構成する必要があります。

実行したカスタマイズをユーザーが表示できるようにするには、カスタム・リンク権限がBI Consumerロールに割り当てられていることを確認する必要があります。この割当てはデフォルトで行われます。この権限は、BI Consumer以外の個人ユーザー、グループまたはロールに割り当てることはできません。

この権限のロールを確認するには、プレゼンテーション・サービスの「管理」ページにある「権限の管理」ページを使用します。詳細は、Oracle Business Intelligence Enterprise Editionセキュリティ・ガイドプレゼンテーション・サービスの権限の管理に関する項を参照してください。

ダッシュボード・ページへのリンクの作成機能の有効化

ユーザーは、ダッシュボード・ページへのリンク(ブックマーク・リンクとプロンプト・リンクの両方)を作成できます。

それによって、たとえば、リンクをブックマークとして保存したり、リンクをコピーして電子メールで他のユーザーに送信したりできます。ブックマークは、ダッシュボード・ページの状態を取得する非表示オブジェクトであり、Oracle BIプレゼンテーション・カタログの/system/bookmarksフォルダに格納されます。ユーザーがページのブックマーク・リンクを作成すると、ブックマークが作成されます。システム管理者は、ダッシュボード・ページへのこれらのリンクの作成機能を有効または無効にできます。また、ユーザーがこれらのリンクを作成できるようにするには、この機能に関連付けられた「ブックマーク・リンクの作成」権限と「プロンプト・リンクの作成」権限を付与する必要があります。

これらのリンクの詳細は、Oracle Business Intelligence Enterprise Editionユーザーズ・ガイドのダッシュボード・ページへのリンクの作成に関する項を参照してください。権限の詳細は、Oracle Business Intelligence Enterprise Editionセキュリティ・ガイドのプレゼンテーション・サービス権限の管理に関する項を参照してください。

ダッシュボード・ページへのリンク作成機能を有効にするには:

  1. 次のinstanceconfig.xmlファイルを開いて編集します。

    BI_DOMAIN/config/fmwconfig/biconfig/OBIPS

  2. Server Instanceセクションを見つけます。
  3. 必要に応じて、次の要素とその祖先要素を含めます。
    • EnableBookmarkURL: ダッシュボード・ページへのブックマーク・リンクの作成機能を有効にするには、この要素を使用します。

      • true: ブックマーク・リンク作成機能を有効にします(デフォルト)

      • false: ブックマーク・リンク作成機能を無効にします。

    • EnablePromptedURL: ダッシュボード・ページへのプロンプト・リンクの作成機能を有効にするには、この要素を使用します。

      • true: プロンプト・リンク作成機能を有効にします(デフォルト)

      • false: プロンプト・リンク作成機能を無効にします。

    • MaxAgeMinutes: Bookmarks要素内でこの要素を使用することによって、指定した分数より前のブックマークを削除することを指定できます。デフォルトは43200分(=30日)です。

      ブックマークにアクセスするたびに、そのブックマークの有効期限のタイマがリセットされる点に注意してください。つまり、ブックマークへのアクセスが頻繁に行われる場合、そのブックマークはいつになっても削除されない可能性があります。この値を0に設定した場合、ブックマークの保存期間が0分であることを意味します(有効期限なしを意味するわけではありません)。ブックマークを有効期限なしとして設定することはできません。ブックマークが長期間維持されるようにするには、この分数の値を大きくするとともに、割り当てた分数が経過する前にブックマークにアクセスします。

    この設定の入力例を次に示します。

    <ServerInstance>
      <Dashboard>
        <EnableBookmarkURL>true</EnableBookmarkURL>
        <EnablePromptedURL>true</EnablePromptedURL>
      </Dashboard>
      <Cache>
          <Bookmarks>
              <MaxAgeMinutes>43200</MaxAgeMinutes>
          </Bookmarks>
      </Cache>
    </ServerInstance>
    
  4. 変更内容を保存し、ファイルを閉じます。
  5. Oracle Business Intelligenceを再起動します。

Oracle BI Publisherの代替ツールバーの構成

BI Publisherレポートをダッシュボードに含める場合は通常、コア・ダッシュボード・プロンプトを使用してそのレポートにダッシュボードのコンテキストを渡すことにより、そのレポートをダッシュボードの状態の受信者として加えることができます。

ダッシュボードベースの大きなAnalyticsアプリケーションとBI Publisherレポートとの間においてコンテキストの授受が必要でない場合、デフォルトのBI Publisherツールバーが一部変更されたツールバーを表示できます。そのツールバーには、BI Publisherレポートで基礎となるパラメータ・プロンプトが表示されます。そのフレーム内において、ユーザーはパラメータを単一のBI Publisherレポートに渡すことができます。

このアプローチの場合、ページ上の他のダッシュボード・プロンプトがBI Publisherレポートに作用せず、またアプリケーションの他の部分へのコンテキストの受渡しにも関与しないため、ユーザーを混乱させる可能性があります。さらに、BI Publisherツールバーの変更は、BI Publisherインスタンス全体でダッシュボードに埋め込まれているすべてのBI Publisherレポートにグローバルに適用されます。

Oracle BI EEへのBI Publisherレポートの埋込み方法に作用するには、ReportingToolbarMode要素を使用します。BI Publisherの代替ツールバーを構成するには、この要素の値を6に設定します。ツールバーのデフォルトの動作に戻すには、ReportingToolbarMode要素を削除するか、またはこの要素の値をデフォルトの1に設定します。

Oracle BI Publisherの代替ツールバーを手動で構成するには:

  1. 次のinstanceconfig.xmlファイルを開いて編集します。

    BI_DOMAIN/config/fmwconfig/biconfig/OBIPS

  2. ReportingToolbarMode要素を追加する必要があるAdvancedReportingセクションを見つけます。
  3. 次の例に示すように、必要な要素とその祖先要素を追加します。
    <ServerInstance>
      <AdvancedReporting>
          <ReportingToolbarMode>6</ReportingToolbarMode>
      </AdvancedReporting>
    </ServerInstance>
    

    この要素の値は次のとおりです。

    • 1 = ツールバーを表示しません。

    • 2 = ロゴ、ツールバー、タブおよびナビゲーション・パスなしでレポートのURLを表示します。

    • 3 = ヘッダーおよびパラメータ選択なしでレポートのURLを表示します。「テンプレート選択」、「表示」、「エクスポート」、「送信」などのコントロールは、引き続き使用できます。

    • 4 = レポートのURLのみを表示します。他のページ情報やオプションはいずれも表示しません。

    • 6 = BI Publisherレポートのパラメータ・プロンプトを表示するBI Publisherツールバーを表示します。

  4. 変更内容を保存し、ファイルを閉じます。
  5. Oracle Business Intelligenceを再起動します。

Oracle BI Publisherへのダッシュボード・ページのエクスポート機能の有効化

コンテンツ・デザイナは、ダッシュボード・ページを印刷およびエクスポートするためのカスタム・レイアウトを作成します。

コンテンツ・デザイナがダッシュボード・ページのカスタム・レイアウトを作成すると、ダッシュボード・ページがOracle BI Publisherにエクスポートされます。システム管理者は、EnableDashPageExport要素を設定することによって、Oracle BI Publisherへのダッシュボード・ページのエクスポート機能を有効または無効にできます。

カスタム・レイアウトの詳細は、Oracle Business Intelligence Enterprise Editionユーザーズ・ガイドのダッシュボード・ページを印刷およびエクスポートするためのカスタム・レイアウトの作成に関する項を参照してください。

Oracle BI Publisherへのダッシュボード・ページのエクスポート機能を有効にするには:

  1. 次のinstanceconfig.xmlファイルを開いて編集します。

    BI_DOMAIN/config/fmwconfig/biconfig/OBIPS

  2. EnableDashPageExport要素を追加する必要があるAdvancedReportingセクションを見つけます。
  3. 次の例に示すように、必要な要素とその祖先要素を追加します。
    <ServerInstance>
      <AdvancedReporting>
          <EnableDashPageExport>true</EnableDashPageExport>
      </AdvancedReporting>
    </ServerInstance>
    

    要素の値は次のとおりです。

    • true: 「印刷とエクスポートのオプション」ダイアログの「印刷とエクスポートのカスタム・レイアウト」コンポーネントを表示することによって、Oracle BI Publisherへのダッシュボード・ページのエクスポート機能を有効にします。(デフォルト)

    • false: 「印刷とエクスポートのオプション」ダイアログの「印刷とエクスポートのカスタム・レイアウト」コンポーネントを非表示にすることによって、Oracle BI Publisherへのダッシュボード・ページのエクスポート機能を無効にします。

  4. 変更内容を保存し、ファイルを閉じます。
  5. Oracle Business Intelligenceを再起動します。

ブリーフィング・ブックのPDFバージョンの目次の変更

PDF版のブリーフィング・ブックには、自動生成された目次が含まれます。ブリーフィング・ブック内の各ダッシュボード・ページ、分析およびレポートに対するエントリが含まれます。

目次の詳細は、Oracle Business Intelligence Enterprise Editionユーザーズ・ガイドのブリーフィング・ブックの使用に関する項を参照してください。

目次のデフォルトのテンプレートtoc-template.rtfは、ORACLE_INSTANCE\config\OracleBIPresentationServicesComponent\coreapplication_obisnディレクトリにあります。組織のニーズにわせて、このテンプレートを変更できます。

Smart Viewインストーラ用のカスタム・ダウンロード・リンクの構成

Oracle Business Intelligenceに同梱されているSmart Viewのバージョンは、Oracle Business Intelligenceサーバーまたは入手可能な最新バージョンのSmart Viewと一致していないことがあります。

Oracle Business Intelligenceホーム・ページの「BIデスクトップ・ツールのダウンロード」リストに表示される「Smart View for MS Office」リンクを、Smart Viewインストーラ用のカスタム・ダウンロード・リンクを指すように構成できます。そうすることで、環境に適したバージョンのSmart Viewを常にユーザーが使用できるようになります。そのためには、instanceconfig.xmlにSmartViewInstallerURL要素を追加します。

次のようなsmartview.exeが存在する場所を指すようにダウンロード・リンクを構成できます。

  • 最新バージョンのSmart Viewを常に入手できる、Oracle Technology NetworkのSmart Viewのダウンロード・ページなどの外部URL

  • インストールを即時開始できる内部Webページやイントラネット・サイトなどの内部URL

  • インストールを即時開始できるローカル・サーバーのフォルダ

Smart Viewインストーラ用のカスタム・ダウンロード・リンクを構成するには:

  1. 次のinstanceconfig.xmlファイルを開いて編集します。

    BI_DOMAIN/config/fmwconfig/biconfig/OBIPS

  2. <CatalogPath>および<DSN>AnalyticsWeb</DSN>要素を見つけ、それらの要素の後にSmartViewInstallerURL要素を追加します。
  3. 次の例の構文を使用して、SmartViewInstallerURL要素を追加します。

    Oracle Technology Networkからのダウンロードの11gの例:

    <CatalogPath>/example/path/work/abc/instances/instance1/bifoundation/OracleBIPresentationServicesComponent/coreapplication_obips1/catalog/SampleApp</CatalogPath>
    <DSN>AnalyticsWeb</DSN>
    <SmartViewInstallerURL>http://www.oracle.com/technetwork/middleware/epm/downloads/smart-view-1112x-1939038.html</SmartViewInstallerURL>
    

    イントラネット・サイトからのダウンロードの11gの例:

    <CatalogPath>/example/path/work/abc/instances/instance1/bifoundation/OracleBIPresentationServicesComponent/coreapplication_obips1/catalog/SampleApp</CatalogPath>
    <DSN>AnalyticsWeb</DSN>
    <SmartViewInstallerURL>http://myserver:8080/downloads/smartview.exe</SmartViewInstallerURL>
    

    内部サーバーからのダウンロードの11gの例

    <CatalogPath>/example/path/work/abc/instances/instance1/bifoundation/OracleBIPresentationServicesComponent/coreapplication_obips1/catalog/SampleApp</CatalogPath>
    <DSN>AnalyticsWeb</DSN>
    <SmartViewInstallerURL>\\myserver\downloads\smartview.exe</SmartViewInstallerURL>
  4. 変更内容を保存し、ファイルを閉じます。
  5. Oracle Business Intelligenceを再起動します。